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『コーマン帝国』『殺人者はライフルを持っている』『宇宙の7人』『明日に処刑を…』
『コーマン帝国』(11)(2012.1.27.京橋テアトル)低予算のくだらない映画ばかり作るうさんくささに加えて、コーマン(逆から言うと…)という冗談のような名字も言い得て妙だと思っていた。ところが、ご本人は、とてもあんな映画を作るようには見えない紳士的な物腰の持ち主。そのギャップが面白い。この映画は、“B級映画の帝王”を“愛すべき映画ビジネスマン”として描いたところがミソ。関係者へのインタビューと、過去の映画を交差させながら、うまくまとめている。監督はアレックス・ステイプルトン。第24回東京国際映画祭特別招待作品『コーマン帝国』舞台あいさつ(2011.10.29.TOHOシネマズ六本木)意外や、奥さんの尻に敷かれる好々爺といった感じだった。『殺人者はライフルを持っている』https://blog.goo...『コーマン帝国』『殺人者はライフルを持っている』『宇宙の7人』『明日に処刑を…』
「蒲田パレス座」6『未来元年破壊都市』『宇宙の七人』『アルタード・ステイツ 未知への挑戦』
パレス座で3本立て。今回はSF特集(といえば、聞こえはいいが…)。『未来元年破壊都市』(79)(1981.11.2.)以前、『世界が燃えつきる日』(77)という映画を見た時に、核戦争後の地球の描き方の甘さに怒りを覚えた記憶がある。まるでアドベンチャー風のストーリーで、核の恐怖や、核戦争がもたらす悲惨さなどは全く伝わってこなかったからだ。残念ながら、この映画にも同様のことが当てはまる。復讐あり、撃ち合いありで、あたかも、SF風の西部劇のようで…。アメリカ人は楽観的といおうか、所詮は映画なのだから、ただ楽しめればいいと思っているようだ。核の恐怖が叫ばれてから、いろいろな映画が作られている。古くは『渚にて』(59)や日本の『世界大戦争』(61)、最近では、『猿の惑星』シリーズや前出の『世界が燃えつきる日』、そし...「蒲田パレス座」6『未来元年破壊都市』『宇宙の七人』『アルタード・ステイツ未知への挑戦』