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知られざるボンドの創造者:テレンス・ヤング監督の映画人生と007への貢献
映画史において、特に最も永続的な映画フランチャイズの一つであるジェームズ・ボンドの誕生において、テレンス・ヤングが果たした極めて重要でありながら、時に過小評価されがちな役割について語ることから始めよう。ヤング監督は、映画版ジェームズ・ボンド
【完全解説】ジョセフ・ワイズマンの二つの顔:007の冷酷な悪役と称賛された舞台俳優
ジョセフ・ワイズマンと聞けば、多くの映画ファンの脳裏には、ジェームズ・ボンドがスクリーン上で初めて対峙した大物悪役、ドクター・ジュリアス・ノオの冷徹な姿が浮かぶでしょう。しかし、この象徴的なイメージの裏には、もう一つの、あまり知られていない
ボンド映画の原点:007 ドクター・ノオのあらすじ・キャスト・名シーンを徹底解説
1962年に公開された映画「007 ドクター・ノオ」は、映画史上最も長く続き、最も成功したフランチャイズの一つとなるジェームズ・ボンドシリーズの記念すべき第一作として、その名を永遠に刻んでいます。 この作品は、現代的なスパイ映画のジャンルを
リバイバル上映されている「レッド・サン」を見てきました。三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンの三大スターが共演した作品です。物語は、開国後の江戸幕府が使節団をアメリカに派遣しますが、使節団が乗った汽車が強盗団に襲われ、天皇から米国大統領への贈り物である純金で装飾された日本刀が奪われてしまいます。使節団の一員が三船敏郎、強盗団の首領がチャールズ・ブロンソン、その相棒がアラン・ドロンですが、アラン・ドロンはチャールズ・ブロンソンを裏切り、金と日本刀を奪って逃げてしまいます。というわけで金と日本刀を奪い返すため、アメリカの西部を舞台に、サムライ姿の三船敏郎と西部劇姿のチャールズ・ブロンソ…
今回のお題は、ブロンソン、三船、ドロン共演の多国籍ウエスタン『レッド・サン』(71)。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/90d61a97146422f5119c0434a31ac7efビデオ通話で西部劇談議『レッド・サン』
シネマイクスピアリで「007 サンダーボール作戦」(4Kレストア版)を見てきました。先に感想を書いてしまうと、もう最高、本当に素晴らしいと思いました。ビデオで何回も見た作品ですが、映画館で見ると本当に印象が違います。とっても豪華でスケールが大きくて、これは面白い。私の中では「ロシアより愛を込めて」と1,2位を争う傑作になりました。あらすじは、原爆を搭載したNATOの軍用機が、国際的な犯罪組織であるスペクターに奪われます。スペクターは、一週間以内に一億ポンドを支払わなければ欧米の主要都市を原爆で攻撃すると英国政府を恐喝します。英国政府は奪われた原爆を探すため、00(ダブルオー)要員を軍用機の飛行…
映画館で「007 ロシアより愛をこめて」(4Kレストア版)を見てきました。あらすじは、英国政府が、イスタンブールのソ連領事館の女性職員タチアナから亡命の申し出を受ける。タチアナは亡命の見返りとしてソ連の最新の暗号解読器を盗み出すという。英国はソ連の罠と強く疑いつつ、タチアナの亡命を助けるためにジェームズ・ボンドをイスタンブールに送り込む・・。そんな話です。この作品は、007シリーズでは最もサスペンス要素が強く、最初から最後まで緊張感が張り詰めています。タチアナは、領事館の一職員に過ぎませんが、実は祖国(ソ連)のためと信じて英国を騙す特殊任務を果たそうとしています。ボンドもその魂胆は見抜きつつ、…
『暗くなるまで待って』(67)(1975.4.13.日曜洋画劇場)空港で謎の女性から人形を預かったサム(エフレム・ジンバリスト・Jr)は、目の不自由な妻スージー(オードリー・ヘプバーン)の待つアパートに持ち帰る。ところが人形には麻薬が隠されており、サムの留守中、人形を狙う3人の男(アラン・アーキン、リチャード・クレンナジャック・ウェストン)が、たった一人のスージーのもとへやってくる…。『ダイヤルMを廻せ!』(54)のフレデリック・ノットの舞台劇を映画化。閉ざされたアパートの部屋で繰り広げられる傑作サスペンス。『シャレード』(63)同様、本来ならヒッチコックが撮りそうな題材だが、暗闇では盲目の方が有利という、ハンデを逆手に取ったアイデアが秀逸。監督は『007』シリーズなどのテレンス・ヤング。彼はもっと評価さ...「BSシネマ」『暗くなるまで待って』
『バラキ』(72)(1974.4.6./13.土曜映画劇場)マフィアの準幹部ジョゼフ・バラキ(チャールズ・ブロンソン)は、組織に欺かれて殺されかけたことから、FBIに組織の内情を告白し始める。彼は、いかにニューヨーク5大ファミリーの抗争劇に関わっていったのか。コーザ・ノストラの血で血を洗う実情が明らかになる。ピーター・マーズのノンフィクションを原作に、ディノ・デ・ラウレンティスが製作、テレンス・ヤングが監督した。ブロンソンとリノ・バンチュラの渋さも見どころだが、『ゴッドファーザー』(72)のニーノ・ロータ同様、リズ・オルトラーニ作曲の哀愁漂う音楽と暴力シーンとのミスマッチが印象に残る。「午後のロードショー」『バラキ』
『レッド・サン』(71)ガンマンと侍の珍道中は何度見ても面白いhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/90d61a97146422f5119c0434a31ac7ef「午後のロードショー」『レッド・サン』