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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 黄金世紀スペインに燦然と輝く劇詩人ロペ・デ・ベガ。本作は、「コメディア」を創出し二二〇〇編の作品を残した「才知の不死鳥」の屈指の名作。オルメードの騎士ドン・アロンソとドニャ・イネースの悲恋の物語は、不気味で妖しい美しさをたたえる。 スペインの国土は、八世紀から長い間、イスラムによって支配されていました。カルタゴ領ローマの属州であったスペインは、イスラムの支配から脱却しようというキリスト教の再征服運動「レコンキスタ」が活性化し、徐々に国土がカトリック化していきます。アラゴン国王子フェルデナントとカスティーリャ国王女イザベルの結婚がレコンキスタを…
「人生(じんせい)の選択(せんたく)」(2009/05/29) お洒落(しゃれ)なバーで、若(わか)い男女(だんじょ)が人生(じんせい)の大切(たいせつ)な場面(ばめん)をむかえていた。真理(まり)「ねえ、いつもの居酒屋(いざかや)でよかったのに。ここ、高(たか)いんじゃないの?」貢(みつぐ) 「あのさ、今日(きょう)は…。静(しず)かなところがいいかなと思(おも)って」真理(まり)「えっ? どうしたのよ。なんか、いつものみつぐじゃなぁい」貢(みつぐ) 「俺(おれ)たち、もう付(つ)き合(あ)い始(はじ)めて二年(にねん)だろ。そろそろ…」真理(まり)「もうそんなに。早(はや)いよね。私(わた…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ロシア世紀末社会の底辺にうごめく人間の生態を描破した名作。 将校の子でありながら家を出て叩き上げで家具職人となった父親と、一代で財を成した染物業者の一人娘である母親のもとに、マクシム・ゴーリキーは生まれました。安定した生活でしたが、ゴーリキーが僅か三歳のときに父親がコレラで亡くなったため、母親は実家へと戻ることになりました。しかし、その家の環境は劣悪で、女性や子供への暴力が当然のように繰り広げられ、ゴーリキーと母親も常にその被害に遭い続けました。罵詈雑言の飛び交う、憎悪や残忍さで充満した家庭環境は、彼の心に「重く澱んだ不快感」を与えます。八年…
皆様こんにちは、霜柱です。 ノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセン(Henrik Ibsen)が書いた戯曲『人形の家』
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 テューダー朝を継いで二十年余り。亡き兄の妻だったキャサリン妃との間に世継ぎがいないことに苦悩するヘンリー八世は、枢機卿主催の晩餐会で若く美しい侍女アンと出会う。一方、宮廷では奸計が渦巻いていた。政敵を追い落として昇りつめた者が、次に追い落とされる──。六度の結婚でも有名な稀代の王をめぐる、シェイクスピア晩年の壮麗な歴史劇。 本作『ヘンリー八世』は、ウィリアム・シェイクスピアとジョン・フレッチャーが共同で執筆しました。発表当時は『すべて真実(All is True)』と題されていた作品で、1623年のファースト・フォリオにて『ヘンリー八世』と改…
皆様こんにちは、霜柱です。 フランスの劇作家、ボオマルシェエ(Beaumarchais)の『フィガロの結婚』(辰野隆・訳
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『トロイラスとクレシダ』は、シェイクスピア絶頂期の後半にあたる1602年ごろに執筆された作品です。ホメロス『イリアッド』、ジェフリー・チョーサー『トゥローイラスとクリセイデ』などを材源としており、トロイ戦争が舞台として描かれています。 トロイとギリシャの戦争は七年目を迎え、両陣営が多数の被害者を出しながらも膠着状態にありました。戦争の発端は、トロイの王子パリスがスパルタ王メネレーアスの妻ヘレンを奪ったことにあります。ギリシャ軍はヘレンを奪還するため、全軍を挙げて攻め入りました。しかし、トロイの堅固な守りによって、七年経つ今も奪還は叶わない…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 偉大な父ヘンリー二世と勇猛な兄から王位を継いだ末子ジョン。フランスと戦うか、和陸か。王位継承者である甥を生かすか、殺すか。ローマ法王と対立か、和解か。悩み、考え抜いた決断はすべて裏目に出て、混乱は深まる。「イングランド史上最悪」と評される弱き王と、その強い母、歯に衣着せぬ「私生児」、兄の未亡人ら個性的な人物たちが織りなす、歴史劇。 イングランドをヘンリー二世が治めていた時代、ジョン王は末の子として生まれました。長子制度が取られていたイングランドでは末の子に土地財産が与えられることはなく、彼は「欠地王(Jean sans Terre/ノルマン・…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヴォルサイ人との戦いでローマを勝利に導いたコリオレイナスは市民に英雄と讃えられ、執政官に推薦される。しかし執政官になるために避けては通れない慣習を受け入れられず、市民を敵に回してしまう。愛国心と自尊心の強さゆえ、コリオレイナスがたどる運命とは……シェイクスピアの名悲劇の一作。 古代都市ローマでは、飢饉の余波を受けて穀物の供給価格が高まり、下層階級の群衆は貴族たちへ抗議するために蜂起し、充分な穀物の供給と価格を下げることを求めました。これを受けて、支配階級である貴族たちは群衆の代表者となる護民官を任命します。下層階級に対して軽侮の念を抱く誇り高…
「SINOBI(しのび)」(2009/05/24) ○ 夕方(ゆうがた)のとある商店街(しょうてんがい) 閑散(かんさん)として人通(ひとどお)りのない商店街(しょうてんがい)。店主(てんしゅ)たちが不安(ふあん)そうに通(とお)りを見(み)ていた。ナレーション「突然(とつぜん)現(あらわ)れたスーパーにお客(きゃく)を奪(うば)われ、存亡(そんぼう)の危機(きき)に瀕(ひん)した商店街(しょうてんがい)。だが、ここには人知(ひとし)れず暮(く)らす忍(しの)びの者(もの)たちがいた。これは現代(げんだい)に生(い)きる忍(しの)びの物語(ものがたり)である」○ 質屋(しちや)の藏(くら)の二…
皆様こんにちは、霜柱です。 ベルギーの作家、モーリス・メーテルリンク(Maurice Maeterlinck)の『青い鳥
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 外国生活の疲れと経済的行きづまりから、ラネーフスカヤ夫人は5年ぶりに南ロシアの「桜の園」に帰ってきたが、数々の思い出を秘めたこの園も、新しい所有者の手に委ねばならなかった。当時の社会的変動を一荘園の生活に縮写したこの戯曲には、滅びゆく時代への哀愁と新しい時代への憧れが微妙に交りあい、チェーホフの白鳥の歌ともいわれている。 1861年、ロシアのアレクサンドル二世が農奴解放令を制定しました。フランスで唱えられた自由の革命がロシアまで影響し、人権を剥奪した農奴という制度を、ロシアも打ち壊さなければならなくなりました。しかし、農奴解放令の実態は、農奴…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し──何度も上演され、映画化された、イギリスの劇作家プリーストリーの代表作。舞台は裕福な実業家の家庭、娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪れて、ある貧しい若い女性が自殺したことを告げ、全員がそのことに深く関わっていることを暴いてゆく……。 ジョン・ボイントン・プリーストリー(1894-1984)は、英国を代表する作家の一人です。120を超える彼の著作は、本国において絶版になった作品は無いと言われるほどに英国人の文化に根付いており、今なお思想や哲学の面で影響を与え続けています。自由な思想家…
アガサ・クリスティーの戯曲『招かれざる客』を、チャールズ・オズボーンが小説化!霧に包まれた邸宅を、車を脱輪させて立ち往生した男性が訪ねたところ、車椅子の男性が頭を打ち抜かれて死亡していた。同じ部屋には、男の妻が拳銃を持って立っていたが…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 百年戦争のアジンコートの戦い(1415年)前後に焦点を当て、イングランド王ヘンリー五世の生涯を描いた史劇。『リチャード二世」、『ヘンリー四世第一部・第二部』に続く四部作の最終作。ヘンリー五世は前作『ヘンリー四世」で、手に負えない少年・ハル王子として登場していた。その若き王子も『ヘンリー五世』では高貴で勇壮な王に成長し、フランスの征服に乗り出す。 シェイクスピアの「第二・四部作」を締め括る本作『ヘンリー五世』は、「第一・四部作」に繋がる時系列であり、英国の栄えある歴史のひとつ「アジンコートの戦い」(アジャンクールとも)が描かれています。 ヘンリ…
こんにちは。RIYOです。続いて第二部です。 第一部最終幕で描かれた作品全体の祝祭的な印象からは大きく変わり、第二部は悲劇的な空気に包まれて進行していきます。冒頭で全身に舌を纏った口上役の「噂」が登場し、人の噂がどれほど信憑性に乏しいかを語り、第一部での激戦「ハル王子とホットスパー」の結果を逆転させて流布しようと宣言します。幕が開き、ノーサンバランド伯に届けられた報せは噂であり、息子ホットスパーがハル王子を撃破したとする内容でした。しかし、間髪を入れずに真実を届けられたノーサンバランド伯は意気消沈し、反乱に向かう意思も弱まりました。ヨーク大司教、モーブレー、ヘイスティングズらはシュルーズベリー…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヘンリー四世の治世は貴族の叛乱と鎮圧に明け暮れた。そのかたわらで放蕩息子の王子ハルは、大酒飲みのほら吹き騎士フォルスタッフとつるんで遊び歩くが、父の忠告に一念発起し、宿敵ホットスパーを執念で討ちとる。父の死後、ハルはヘンリー五世として期待を背負って国王の座につく──。ハルとフォルスタッフの軽快な掛け合いが見どころの人気英国史劇。 『ヘンリー四世』第一部は、シェイクスピアによって1596年から1597年にかけて執筆されたと言われており、『リチャード二世』発表後に着手したと考えられています。本作の話の流れもこれに関連し、「第二・四部作」と呼ばれる…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 イングランド国王リチャードは、宿敵である従兄弟ボリングブルック(のちのヘンリー四世)を追放したあげく、その父ジョン・オヴ・ゴーントの財産を没収する。しかし、復権をねらって戻ってきたボリングブルックに王位を簒奪され、屈辱のうちに暗殺される。胎弱な国玉リチャード二世の悲痛な運命を辿る。 『リチャード二世』は、シェイクスピアによって1595年ごろに執筆されました。本作は「第二・四部作」と呼ばれる連作史劇の先頭に位置し、『ヘンリー四世』第一部、第二部、『ヘンリー五世』と続きます。1398年ごろの出来事を中心に描いたこの作品は、プランタジネット家最後の…
大学路カフェ&独立書店 『Inscript』 戯曲、演劇、映画、芸術にまつわる書籍なら 책방카페 인스크립트
よろぶん あにょはせよ〜大学路にある異色本屋さんへ行って来ました💕カフェ&独立書店 『Inscript』 책방카페 인스크립트場所は、孔益大アートセンターの交差点からイファ方面JTNアートセンターの裏연뮤덕のお友達に「いい本屋さんができた」と教えてもらって行ったんだ
こんにちは。RIYOです。続いて第三部です。 第二部最終幕で映し出されたイギリス内乱の様相は、ヨーク家とランカスター家の争いが次々に生み出す互いの憎悪を、どこまでも激しく連鎖させて血に塗れた戦闘を繰り広げていきます。 ヨークが強引に手に入れた玉座に腰を掛けると、ウォリックは王位を表明することを進言します。そこにマーガレットとランカスター側の貴族たちを率いたヘンリー六世が現れます。互いに王位を主張するなか、ヘンリー六世はヨーク公に対して、「自分の生命がある限りは王として統治させてほしい、そしてその後はヨーク公の思うようにして構わない」という身勝手な提案を出しました。これを受け入れたヨーク公とは反…
こんにちは。RIYOです。続いて第二部です。 第一部最終幕でのヘンリー六世とマーガレットの婚姻は、不安の影を落としながら宣言されました。本作はシェイクスピアが歴史的な人間の言動をもって普遍的な人間像を描こうとしたことからも、この展開は物語に非常に強い印象を持たせています。ヘンリー五世という強力な王権が消滅したことで生まれた国政の無秩序が、社会や国民の精神の奥深くまで蝕む様子が、この第二部でも明確に描かれています。ウィンチェスター司教の対抗相手という印象が強かったグロスターですが、第二部に入るとその愛国心と騎士道、そして清廉潔白な性質が浮かび上がります。ヘンリー六世が何かと頼りにする場面にも説得…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 百年戦争とそれに続く薔薇戦争により疲弊したイングランドで、歴史に翻弄される王へンリー六世と王を取り巻く人々を描く長編史劇三部作。敵国フランスを救う魔女ジャンヌ・ダルク、謀略に次ぐ謀略、幾度とない敵味方の寝返り、王妃の不貞──王位をめぐる戦いで、策略に満ちた人々は悪事のかぎりをつくし、王侯貴族から庶民までが血で血を洗う骨肉の争いを繰り広げる。 ノルマンディ公ウィリアムのイングランド征服より長く続いていたイギリスとフランスの領地問題は、王位継承問題を口実に、イギリス王エドワード三世が本格的な実戦闘を開戦させます。1339年の北フランス侵入に始まっ…
『鷹の井戸』(ウイリアム。バトラー・イェーツ、訳=松村みね子、青空文庫)
『At the Hawk’s Well』(William Butler Yeats)底本は「近代劇全集 第25巻愛蘭土編」(第一書房、1927)『鷹の井戸...
韓国音楽劇「ノヴェチェント」 映画『海の上のピアニスト』の原作戯曲を音楽劇に オマンソク배우님の一人劇 음악극 노베첸토
よろぶん あにょはせよ〜韓国音楽劇「ノヴェチェント」음악극 노베첸토 1回目に行ってきたよ。【シアター】音楽劇「ノヴェチェント」2025.03.19 ~ 2025.06.08YES 24ステージ2館YES 24ステージの春は、すごいラインナップ!1館「ラフヘスト」2館「ノベチェント」3館「イソ
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 心のうちの愛情を素直に表わせないならず者リリオムの悲劇を、作者ならではのユーモアをまじえて描いた名作戯曲。原典からの初訳。 モルナール・フェレンツ(1878-1952)は、ドナウ川を挟むハンガリーの首都ブダペストで、医者を営むドイツ系ユダヤ人のもとに生まれました。ブルジョワに位置する家庭環境で、その生活は裕福でしたが、病弱であった母親が亡くなり、社会に出る前に深い悲しみを抱えることになります。学生のあいだにジャーナリストとして活動することを心に決め、執筆や取材を独自で進めていましたが、父親の意向により法学を学ぶことを迫られた彼は、スイスのジュ…
3/3、クリスティー文庫より、アガサ・クリスティー、チャールズ・オズボーン『蜘蛛の巣〔小説版〕』が発売されました。アガサ・クリスティーの戯曲『蜘蛛の巣』を、オーストラリアの演劇、オペラ評論家で詩人、小説家でもあるチャールズ・オズボーンが小説化。
№2,104 洋画セレクション “ 8月の家族たち(原題:August: Osage County)"
⏱ この記事は、約7分で読めます は じ め に ご 挨 拶 本 編 8月の家族たち(原題:August: Osage County) 概 要 キャスト スタッフほか お わ り に ご 挨 拶 dAGU’s 掲 示 板 🆕お知らせ 主催サークルのご案内 趣味のブログを楽しむ会 映画バンザイ!! NO MUSIC NO LIFE 洋楽好きのためのサークル 関西サークル ビバ!海外生活 2016年にブログを創めた人のサークル ブログサークルコメント #ハッシュタグ(IN POINT) やる気✖100倍 ポパイのほうれん草 は じ め に ご 挨 拶 おばんです 🍺 _ _)) ペコリ 白石です…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 求婚しようとした王女とその父の近親相姦を見抜いてしまった時から、ペリクリーズの波瀾万丈の旅が始まった──。詩人ガワーの語りという仕掛けのなかで、次々と起こる不思議な出来事。過酷な運命を乗りこえ、長い歳月をへて喜びに包まれる、ペリクリーズと家族の物語。イギリスで人気の高い、シェイクスピア最初のロマンス劇を新訳で。 本作『ペリクリーズ』は1607年から1608年に掛けて執筆された作品で、「四大悲劇」と呼ばれる『ハムレット』、『マクベス』、『リア王』、『オセロー』が発表された後の、シェイクスピア晩年に生み出されたものです。晩年に開花したシェイクスピ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 公爵の代理に任命された貴族アンジェロは、世の風紀を正すべく法を厳格に適用し、結婚前に恋人を妊娠させた若者に淫行の罪で死刑を宣告する。しかし兄の助命嘆願に修道院から駆けつけた貞淑なイザベラに心奪われると……。性、倫理、欲望、信仰、偽善。矛盾だらけの脆い人間たちを描き、さまざまな解釈を生んできた、シェイクスピア異色のシリアス・コメディ。 本作『尺には尺を』は一般的に「喜劇」として扱われています。結末を婚姻の成就で締めくくり、道化的なやり取りを据えていることからも、「シェイクスピア喜劇」の枠内に収められる要素は多くあります。しかしながら本作は、作中…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 十六世紀後半、カトリック国のフランスではルターの思想を契機に勢いづいた新教派(カルヴァン派)が、フランスの商工業者層を中心に活動を強めて勢力を拡大していました。国教に背く行為であるとして、フランスは新教派に対して厳しい弾圧を与えましたが、商工業者たちが繋がっている各貴族たちをも取り込み、王権の強化に対する反発と相まって、カトリック(旧教派)との激しい対立の構図が生まれます。カトリックは新教徒を「ユグノー(乞食者)」と蔑み、反対にカルヴァン派はカトリック教徒を「パピスト(教皇の犬)」と読んで、対立は一触即発の緊張感を帯びていました。そのようなな…
≪観劇レビュー≫『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』@森ノ宮ピロティホール
今回の大阪の旅は、この舞台の大阪千秋楽のチケットが当選したから♪(前週の世田谷世田谷パブリックシアターの千秋楽にも応募していたのだけど、さすがに日曜日だったのでさっくり外れました、、、(^^;) と言う訳で、お初の森ノ宮ピロティホール。 ジ
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 革命時代のソ連を生き、小説『巨匠とマルガリータ』を遺したミハイル・ブルガーコフは死の前年、「モスクワ芸術座」の依頼で、独裁者スターリンの評伝劇を書き上げるも、上演禁止の告を受けた。この史実をもとに、文学者が独裁者の評伝劇を書き上げるまでの葛藤を、想像力豊かに描出した戯曲。 1917年の十月革命より、ロシアではレーニンが導くボリシェヴィキが独裁を実現させ、世界最大の社会主義政権であるソヴィエト連邦が発足しました。このときにレーニンの片腕であったヨシフ・スターリンが書記長となり、その後、レーニンから権力を継承する形でソ連の独裁的権力を握りました。…
『The Unexpected Guest』(Agatha Christie 1958)
『招かれざる客』(アガサ・クリスティ)ある邸宅で起こった殺人事件を扱った戯曲作品。まず邸宅の主が射殺死体で発見され、傍らにその妻が銃を手にしたまま呆然と立...
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 二〇世紀アメリカを代表する劇作家オニールの最高傑作。ギリシア悲劇の筋立てを南北戦争後のニュー・イングランドに移し、父母姉弟の錯雑した愛憎を描く迫真のドラマ。 ユージン・オニール(1888-1953)は、アイルランド系アメリカ人の舞台俳優ジェイムズ・オニールの子として生まれました。「モンテ・クリスト伯」で一世を風靡した父は、人気を保ちながらツアーを行い、実に六千回以上もの興行を成功させました。オニールはこの巡業に合わせて、各地をまわりながら幼少期を過ごします。カトリックの寄宿学校を経てプリンストン大学へと進学しましたが、勉学に熱は入らず、異性と…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 財産を気前よく友人や家来に与えることで有名なアテネの貴族タイモン。貯えが尽きることを恐れる執事の忠告も無視し贈与を続けるが、膨れ上がった借金の返済に追われることに。「友達を試す」と他の貴族らに援助を求めるものの、手の平を返したようにそっぽを向かれ、タイモンは森へと姿をくらましてしまい……。忘恩、裏切り、破滅。普遍的なテーマを鮮烈に描く。未完の戯曲として議論を呼ぶ問題作が、瑞々しい名訳で甦る。 アテネの繁栄に助力した資産家タイモンは寛大な心で人々に接し、毎日を盛大な晩餐で隣人を招き、多くの人々の望みを叶えて互いに満足していました。もてなすタイモ…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が──。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。 古代ブリテンの国王シンベリンには二人の王子と一人の美しい娘がいましたが、後妻を迎えたころに幼い王子たちは失踪して行方不明になりました。世継ぎの問題もあり、一人娘のイノジェン(イモージェン)の婚姻に関しては後妻の息子ク…
『ウィンザーの陽気な女房たち』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 1597年から1598年に執筆されたと言われる本作『ウィンザーの陽気な女房たち』は、題名どおりにシェイクスピア作品のなかでも頭抜けて陽気な感情で観る(読む)ことができる演劇です。諸説ありますが一説に、シェイクスピアの劇団を支援する宮内大臣であるジョージ・ケアリー男爵がガーター勲章を授かり、それを祝う騎士団の祝宴で喜劇を披露することになったため、シェイクスピアが約二週間で書き上げたものだと言われています。この説に付随して、『ヘンリー四世』を観劇したエリザベス女王が、登場人物フォールスタッフが色欲に溺れる姿を観たいと望んだため、このような題材とな…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 女性の繊細な恋愛心理と微妙な恋のかけ引きを得意とするマリヴォーの代表作。心おだやかで愛らしい登場人物たちが織りなす恋愛喜劇。 現代でも舞台で数多く演じられる作品を残した劇作家ピエール・ド・マリヴォー(1688-1763)は、モリエールの築き上げた古典としての喜劇に、細かな心理描写を埋め込んで新たな喜劇の基盤を構築しました。当時のフランスでは、ルイ十四世の弟であるオルレアン公フィリップ一世によるパレ・ロワイヤルでの豪奢な放蕩三昧に代表されるように、貴族たちは娯楽と遊蕩に溢れた生活に耽っていました。このような世にありながら、ランベール侯爵夫人は格…
三谷幸喜喜劇「笑の大学」 笑いを守る闘い 2024年-2回目 연극 웃음의 대학
よろぶん あにょはせよ〜三谷幸喜喜劇「笑の大学」연극 웃음의 대학2024年-2回目に行ってきました。【シアター】演劇「笑の大学」2024.05.11 ~ 2024.06.09 世宗文化会館Sセンター今回は、혜공放送記念割引「일찍 오셨네요할인」40%引きチケットのデザインが前回と違うの
韓国演劇 喜劇「笑の大学」ヒトにはなぜ笑いが必要なのか 연극 웃음의대학
よろぶん あにょはせよ〜三谷幸喜戯曲「笑の大学」연극 웃음의 대학2024年-1回目を見て来ました!【シアター】演劇「笑の大学」2024.05.11 ~ 2024.06.09 世宗文化会館Sシアター【作品紹介】みなさんご存知三谷幸喜さんの大ヒット戯曲世界中で数えきれないほど上演されてい
『終わりよければすべてよし』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 前伯爵の主治医の遺児ヘレンは現伯爵バートラムに恋をしている。フランス王の難病を治して夫を選ぶ権利を手にし、憧れのバートラムと結婚するが、彼は彼女を嫌って逃亡、他の娘を口説く始末。そこでヘレンがとった行動は──。善と悪とがより合わされた人物たちが、心に刺さる言葉を繰りだす問題劇。 この作品は1601年から1606年の間とされており、一般的にシェイクスピア作品のなかで「問題劇」と呼ばれる『トロイラスとクレシダ』及び『尺には尺を』などと共に括られています。三作どれもが、暗く苦い笑いと不愉快な人間関係を軸に描かれており、これはシェイクスピアの喜劇時代…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『ヴェローナの二紳士』は、シェイクスピアが執筆した最初の喜劇と言われています。劇中には、女性の男装や情欲の森など、彼が後の作品に活かす発想が随所に現れています。舞台となるイタリア北部にあるヴェローナは『ロミオとジュリエット』でも知られています。 ヴェローナの紳士であるヴァレンタインとプローテュースは、互いに固い友情を交わし、何事も隠し事のない強い絆で結ばれていました。しかし恋愛についての考え方は正反対で、ヴァレンタインはそのようなものに関心を持つことができず、見識を広めたいという思いからミラノ公爵のもとへと旅立ちます。反してプローテュース…
『タイタス・アンドロニカス』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ローマの帝位継承権を争う前皇帝の息子兄弟。そこにゴート人との戦いに勝利したタイタス・アンドロニカスが凱旋帰国し、市民の圧倒的支持により皇帝に推薦されるが……。男たちの野望に、愛情・復讐心・親子愛が入り乱れたとき、残虐のかぎりが尽くされる……。シェイクスピアの作品では異色の惨劇。 ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)は、劇作家として活躍する初期の1588年から1593年の間にこの劇を書いたと考えられています。『タイタス・アンドロニカス』は、彼の作品のなかで最も暴力的で血生臭い作品の一つであり、名誉の力と暴力の破壊的な性質を題材として…
『Pygmalion』(G.B.Shaw, Drawings=Feliks Topolski、PenguinBooks)
『ピグマリオン』(G.B.ショー)タイトルに続いて「A Romance in Five Acts」とあり、そのあとには作者名とフェリクス・トポルスキによる...
シェイクスピアは豊かで多様な作品を数多く遺しました。彼の戯曲は、さまざまな人間関係や文化を交えて、数多の解釈を生み出し、現代でも熱心に研究が進められています。さらには、現代の科学技術を用いて、新たな発見が次々に認められています。そして、彼の戯曲は現在の舞台や映画でも、色褪せない存在感と感動を放ち続けています。ここでは、シェイクスピア作品の感想をまとめました。ぜひ、お楽しみください。 「美しく、優しく、真実の」がわが主題のすべてであり、「美しく、優しく、真実の」をべつの言葉に変えて用いる。私の着想はこの変化を考えるのに使いはたされるのだ、三つの主題が一体となれば実に多様な世界がひらかれるから。美…
おはようございます! キャリアコンサルタントの江藤セツ子です。自分らしい生き方や働き方を見つけていきましょう。 先日、『欲望という名の電車』の観劇に新国立劇…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 サー・トマス・モア(1478-1535)は十六世紀に法律家として活躍した思想家です。ロンドンの法律家のもとで生まれ、裕福な環境のなかで育てられました。オックスフォード大学で古典の哲学や文学を学びましたが、家業に倣って法律家を目指すため、法律学校へと移ります。法学を修めると、その才覚はすぐに芽生え、多くの人々の支持を得ます。その後、二十代にして下院議員に当選し、政治家としてもその手腕が認められていきました。四十代に至ると国王ヘンリー八世の寵愛を受け、幾つもの外交政治における要職を任され、その活躍も認められて、官職の最高位である大法官の地位を与え…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『お気に召すまま』の種本は、トマス・ロッジ『ロザリンド』(1590)と、作者不詳の物語詩『ギャミリン物語』(1400)が用いられています。両作品に描かれる残虐な死の場面や、淫蕩で不幸な場面などはシェイクスピアによって姿を消され、おかしみや機知に富んだ会話に溢れた作品へと変化されています。シェイクスピア作品のなかで、最も甘美で、最も幸福な物語と言われています。 フレデリック公爵は兄である先代の公爵を策略によって追い出し、地位、名誉、財産の全てを簒奪しました。しかし、先代の娘ロザリンドは、自身の娘シーリアの願いにより、その側へ置くことになりま…
『アントニーとクレオパトラ』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『アントニーとクレオパトラ』は、『ジュリアス・シーザー』の後の舞台を描いており、これらを二部作と括る場合もあります。シェイクスピアは『ジュリアス・シーザー』を転換点として、その作風に強く深い悲劇性を帯びさせていき、『ハムレット』『オセロー』『マクベス』『リア王』の四大悲劇を生み出します。その後、『ジュリアス・シーザー』に呼応させるように、この悲劇時代の終わりを飾る最も光景な悲劇『アントニーとクレオパトラ』を執筆しました。実に四十二場面に及ぶ舞台の目紛しさ、それに伴う多くの使者や伝令の登場は、劇そのものの公的な慌ただしさと、当時の不安定な政…
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