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ドナルド・キーンさんが浄瑠璃奏者の上原誠己(うえはら せいき)さんと養子縁組をしたというニュースには大変驚いたことを、今でも覚えています。上原さんにとってキーンさんとは、浄瑠璃など日本の古典に造詣が深い「師」であり、キーンさんは上原さんの演奏を楽しんでいました。これは私の想像ですが、フランス語が大好きなキーンさんにとって、大学でフランス語を専攻した上原さんから学ぶこともあり、おふたりの楽しい会話は...
ドナルド・キーンさんの最初で最後の日記本、「東京下町日記」。私の年代で英会話を一生懸命学んだ人にとっては、おなじみの名前ではないでしょうか。English Journalでドナルド・キーンさんのインタビューを聞いたのが、キーンさんを知るきっかけでした。こんなにすごい米国人がいるんだ、と驚いたことを今でも覚えています。それ以来、私にとってキーンさんは私のアイドルでした。東京下町日記には、三島由紀夫、谷崎潤一郎、安...
三島由紀夫とドナルド・キーン ~ 素晴らしき出会いから70年
三島由紀夫とドナルド・キーンが知りあって70年、というテーマで展示会をやっていると聞き、さっそく行ってみました。学生の博物館展示の実習のようです。イベントで講演会やビブリオバトルも開催され、こちらの興味深かったのですが日時が合わず行けませんでした。そんなこんなで、やってきたのは学習院女子大学。学習院に女子大なんてあったっけ?聞いたことないな、、と思ったら、学習院短大が1998年に四年制に移行したんですね、知らなんだ。学短が学女になったんだ。女子大って、おっさんがのこのこ入っていっていいもんなの?と不安でしたが、守衛さんのところで受付して入館証をもらうと、特定エリアは自由に入れます。展示会があるのは2号館のギャラリー。展示室内は撮影禁止です。パンフレットもらいました。このパンフレットが、ほぼ展示内容をカバー...三島由紀夫とドナルド・キーン~素晴らしき出会いから70年
これの続きです。 ドナルド・キーンさん。 日本文学の研究者。 角地幸男さんが書いた「私説ドナルド・キーン」。 角地さんとドナルド・キーンさんがどういう知り合いかというと、ドナルド・キーンさんはエッセー等々はもちろん自分で日本語でお書きになるのだが、文学論に関しては英語。 英語で書いておいて、それを日本語に訳した人がこの本の著者、角地幸男さん。 それで日本語に訳したのをキーンさんにもう一回チェックしてもらう。 ドナルド・キーンの仕事の本質とは何か? 日本語がわからない外国人に英語で日本のことを伝えること。(194頁) 「西洋の人が読むんだ」ということを前提に書かないと..
*「生誕100年 ドナルド・キーン展ー日本文化へのひとすじの道」 Donald Keene 100th Anniversary Exhibition A life-long pursuit of Japanese Culture 横浜・山手 港の見える丘公園内にある県立...