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そろそろ熱燗、お湯割り、部屋を暖かくしてハイボール 暖淡堂の書籍一覧(20231118)
こんにちは、暖淡堂です。 秋から冬にかけて、日本酒にシフトします。時々は熱燗にしたりもしていますね。お正月ごろには濁酒も楽しんだり。芋焼酎のお湯割も捨てが…
中国の古典「十八史略」に描かれる中国の太古 人間を治めていた王が教えたのはどんなことか
こんにちは、暖淡堂です。 十八史略の原文データ整理を進めています。 中国の歴史(伝説も)が簡略な文章で書かれていて、とても面白い書物です。 以下のサイトになります。 ぜひお立ち寄りください。 sanboku.blogspot.com で、今回は、十八史略の冒頭の部分の内容を紹介します。 中国の太古の様子です。 原文は以下の通り。 〔天皇氏〕以木徳王。歳起摂提。無爲而化。兄弟十二人、各一萬八千歳。〔地皇氏〕以火徳王。兄弟十二人、各一萬八千歳。〔人皇氏〕兄弟九人、分長九州。凡一百五十世、合四萬五千六百年。人皇以後、有曰有巣氏、食木實。至燧人氏、始鑽燧、教人火食。在書契以前、年代・國都不可攷。 十八…
十八史略の原文データ整理中です 中国の太古から南宋の滅亡までの歴史書【十八史略:古典文学】
中国の歴史 こんにちは、暖淡堂です。 「十八史略」という書物をご存知でしょうか。 南宋末期から元の時代に生きた曾先之という人がまとめた歴史書です。 「史記」や「漢書」などの代表的な史書を基に、中国の太古から元によって南宋が滅ぼされるまでの長い期間をまとめた歴史書です。 日本では戦国時代の武将などに愛読者がいました。 現代でも多くの書籍が販売されていて、広く読まれている書物です。 一方で、中国ではなんとなくあまり読まれていません。 歴史書としては「史記」、「資治通鑑」などが好まれているようです。 「十八史略」は簡単な歴史の手引書、導入テキストくらいの位置付けのようですね。 それでも、これを通読す…
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略では炎帝神農氏の後は黄帝軒轅氏の時代になります。 十八史略の原文は以下のとおりです。 〔黄帝〕公孫姓、又曰姫姓。名軒轅、有熊國君少典子也。母見大電繞北斗樞星、感而生帝。炎帝世衰、諸侯相侵伐。軒轅乃習用干戈、以征不享。諸侯...
こんにちは、暖淡堂です。 日本人には広く読まれている中国の史書「十八史略」の原文の電子データ化を、個人プロジェクトとして始めました。終わりまで何年かかるかわか…
十八史略に書かれている中国古代の王たちの姿を紹介します。 リンクはGoogle Bloggerで運営している「散木の小屋」の記事になります。 天皇氏 ほぼ人の姿で描かれることが多いようですが、年齢が一万八千歳。 兄弟が十二人いて、みな同じ年齢だけ生きたようです。 人間離れしています。 sanboku.blogspot.com 伏羲氏 次の女媧氏とは夫婦であるとも、兄妹であるとも考えられています。 身体が蛇で首から上が人。 そんな姿です。 人々には狩猟や生贄を神にお供えすることを教えたようです。 また易の八卦を最初に考えた人ともいわれていますね。 sanboku.blogspot.com 女媧氏…
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略のデータ化を進めています。 中国の歴史書は、ちょっと変わった姿の王たちの記述から始まります。 伏羲や女媧は、身体が蛇でその上に人間の首がついているような姿。 それでも、伏羲は人々に結婚というしきたりを定着させたり、狩...
大地は亀の足で支えられている 伝説の鰲(ごう)という生き物 十八史略から
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略の原文データ化を進めています。 三皇の太昊伏羲氏の後に王となった女媧の箇所に、次のような文章があります。 (原文)断鰲足以立四極 (書き下し文)鰲の足を断ちて以って四極を立て 女媧の時代、共工氏が祝融氏と争...
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略の巻一は太古から始まります。 人々がまだ文化的な人としての生活を始める前から書き起こされます。 その頃、王だったのが 天皇 てんこう 氏。 木徳の王だったことなどは、以前当ブログで紹介しました。 中国太古は木徳の王から始まる 十八史...
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略原文のデータ化を進めています。 当サイトのリンク先のページでご確認ください。 前回は 伏犧 ふつぎ を紹介しました。今回は 女媧 じょか のことについて書こうと思います。 女媧は挿絵にあるように、身体が蛇、その上に女の人の頭が...
伏羲氏(庖犠氏)と易とのつながり 目次と本文を分けました 十八史略原文データ化PJ
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略の三皇の記述に 伏羲氏 ふくぎ (庖犠氏)が出てきます。 その姿は、とても不思議なものでした。 「蛇身人首」。十八史略にはそう書かれています。 蛇の身体に人間の頭(または上半身)が乗っていたようです。 ちなみに、この次に出...
こんにちは、 暖淡堂 です。 十八史略原文の電子データ化を進めています。 「太古」の部分が終わりました。この部分の内容について簡単に説明します。 「太古」は「 天皇 てんこう 氏」から始まります。 木徳 ぼくとく によって王となったとされています。 この木徳とは五行(木...
こんにちは、 暖淡堂 です。 現在、日本で入手が容易な「十八史略」の書籍はいずれも抄訳のものです。全文が通読できるものは高価になります。 東洋の古典を読み直すときに、この「十八史略」に書かれていることの大略を頭にいれるためであれば抄訳で十分です。 そうではありますが、日...
徳川家康も愛読した「十八史略」。これは中国の歴史書です。 この「十八史略」が書かれたのは元の初期。書いたのは 曾先之 そうせんし という人です。 中国ではこれが書かれた後、明の時代にかけて読まれた書物でした。 この曾先之という人物、南宋の時代の吉水の出身で、進士の登第者で...
「端倪すべからず」「端倪すべからざる」の語源にまつわる面白い話
1.「端倪(たんげい)すべからず」とはこの言葉は、「初めから終わりまでを安易に推し量るべきではない」「推測が及ばない」「計り知れない」という意味です。「彼は一見すると地味な男であるが、端倪すべからざる人物である」などと使います。これは、「表