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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「必要な情報に近づけない」~ネット社会にずっぽりハマる情報弱者たち

    「EXPO 2025大阪・関西万博」、 閑古鳥が鳴くはずが実は大盛況。 大盛況にも関わらず目標に遠く及ばないという。 何が起きているのか、調べるほどに分からなくなる情報社会の不思議という話。(写真:フォトAC) 【大阪・関西万博は必ず失敗する】 「EXPO 2025大阪・関西万博」が始まって半月以上が経ちました。 事前の報道ではまったくの不人気で、入場券は半分も売れず、パビリオンも多くが未完成。大阪府は会場に閑古鳥が鳴くのを怖れて府内の小中学校に無料券を配りまくったものの、学校は何とか行かずに済ませる方法はないかとあの手この手の思案の結果、多くが土壇場キャンセルみたいなやり方で見送り。ほとんど…

  • 「“どうして昭和の日はあるのに平成の日はないの?”と訊かれたら」~昭和の日のウンチク付き

    知らないことを子どもに訊かれたら、 まず「知らない」と正直に言い。 「一緒に調べよう」または「調べて教えてくれる?」。 それが自ら学ぶ子の育て方。という話。(写真:フォトAC) 【知らないことを子どもに訊かれたら】 子どもというのはしばしば突拍子もないことを言い出したりしますが、その実、本質的な問いである場合も少なくありません。「昭和の日って何なの?」「そもそも昭和って何?」「昭和って何時頃のことなの?」 当然このあたりだと想像はつきますし、答えの用意もあります。しかし、「どうして昭和の日はあるのに平成の日はないの?」と訊かれると、“たぶんこんなふうじゃないのかな?”と思うところはあっても、迂…

  • 「令和の残酷」~2024年度東京都新任教員のうち100人弱が心を病んで教職を去った

    「キース・アウト」更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「創作のマグマは日本に偏在していた」~日本人の能力③

    初音ミクの成功の要因はさまざまに検討された。 しかし多くは結果論で、開発の動機ではなかった。 初めからわかっていたことは、ただひとつ、 この国に創作のマグマが充満していたことだ。という話。(写真:フォトAC) 【初音ミクはいかにして世界に広がったか】 NHKのふたつの番組*1が分析した初音ミクのヒットの要因は、次のようにまとめることができます。 初音ミクが無色透明で汗や匂いを感じさせない“空っぽの箱”だったので、リスナーは感情を投影しやすかったこと。 無機質な声、無機質な歌い方であるため、人間の歌い手だとアクが強すぎる「居場所がない」とか「声が出せない」とか「愛されたい」といった生々しく暗い感…

  • 「余白の文化:初音ミクはすべてを背負える」~日本人の能力②

    電子音の名残を残す平べったい声、 未来から来たアンドロイドという性格付け、 熱も匂いも感じられない初音ミクの存在が、 私たちの想いを鏡のようにはっきりと映す。という話。(写真:フォトAC) 【日本の曲が日本語のまま世界に出て行く】 先月(2025年3月)16日に放送され、今月17日にも再放送されたNHKスペシャル(以下、Nスペ)「新ジャポニズ 第2集 J-POP“ボカロ”が世界を満たす」では、冒頭、タイで開かれたYOASOBIのコンサートで、1万人近い観客が日本語で「夜に駆ける」の大合唱する場面から始まりました。タイは言うまでもなく英語圏ではありませんから、英語も日本語も同じ外国語。アメリカン…

  • 「ボーカロイド『初音ミク』の誕生」~日本人の能力①

    他の世界では常識のど真ん中にある話が、 私の世界ではまったく知られていないことがある。 別の島宇宙に住む者どうしだからだ。 あちらでは今、初音ミクが革命を起こしているらしいが――。という話。(写真:フォトAC) 【情熱の連鎖が生んだ音楽革命】 先週土曜日(4月19日)の新プロジェクトXは「情熱の連鎖が生んだ音楽革命~初音ミク 誕生秘話~」というタイトルでした。 初音ミクというのは二つの側面で説明しなくてはならないのですが、ひとつは未来から来たボーカロイド(ボーカルのできるアンドロイド)のひとり、青く長い髪をした少女というキャラクター。もうひとつは2007年に北海道のクリプトン・フューチャー・メ…

  • 「自分だけの体験・自分がつかんできた事実」~“ガンかもしれない”以降②

    結局ガンの話はなくてメデタシメデタシなのだが、 何となく釈然としない。 あれほど調べて、あれほど大きな体験をしたのに、 何でもないでは済まされない(?)という話。(写真:フォトAC) 【小賢しい子の話】 小学校の高学年になるとクラスには必ず一人くらい、「物知りくん」とあだ名されるような子が出てきます。どんな話にも首を突っ込んできて、「あ、ボク、それ、知ってる」という感じで中心に座ろうとする子です。本人に悪気はなく、主役になりたいわけでもなく、ただ自分がそれを知っていることが嬉しくてついつい割り込んでしまうのですが、周囲からは必ずしも歓迎されているわけではありません。ときどき「博士」だとか「教授…

  • 「9連休を画策する保護者に」~もうすぐゴールデン・ウィーク

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「前立腺の生検(生体組織検査)を受ける」~“ガンかもしれない”以降①

    前立腺の腫瘍マーカーが基準値を越え MRIでも小さく薄いながら影が見つかった。 ガンの疑いが消せない。 そこで生検(生体組織検査)を受けることにした、という話。(写真:フォトAC) 【「ガンかもしれない」の続き】 今月3日の『「夫の賞味期限、消費期限」~老後の夫婦の生き方②』という記事の中で、「ガンかもしれない」というお話をしました。1月に受けた人間ドックでPSAという前立腺ガンの可能性を示す腫瘍マーカー(ガン細胞が作り出すことの多いタンパク質)が基準値を超え、2月の末にMRIを撮影したところ薄く小さい影が2個見つかったという話です。ガンではないかもしれないが何かあることは確からしい――前回は…

  • 「アマゾン・アレクサが言うことをきかなくなった――」~妻とAIスピーカの難聴問題

    妻の耳が遠くなり、アレクサ(AIスピーカー)の耳も悪くなった。指示が通らない。言うことを聞かない。そこで調べると、意外な犯人が浮かび上がってきた。という話。(写真:フォトAC) 【妻もアレクサも老いた。耳が聞こえなくなる】 2年ほど前から妻の耳の聞こえが悪くなったようで、しばしば言葉が通じないことがあります。私も何度も同じことを言いますが、妻も何回も聞き返すようになり、そのうち互いに会話をすることが面倒くさくなって無言の時間が長くなります。 一般に難聴の人は認知症になり易いと言われますが、難聴だから会話が進まない、進まないから話さない、話さないから脳を使わなくなる、脳を使わないから認知症が進む…

  • 「紙の教科書とデジタル教科書、生き残るのは?」~紙の本の効能④

    教科書はそもそもデジタルに向かないバイキング。 しかしデジタルにはデジタルの凄さがある。 その両方が中身を棲み分けて生き残ればいいが、 さて、そんな贅沢が許されるかどうか。という話。(写真:フォトAC) 【教科書はバイキング書籍。通読して捨てることはない】 デジタル教科書に批判的な1月16日の読売新聞(『デジタル教科書への全面移行、多くの校長は「強い懸念」…海外では「脱デジタル」へ転換も』)は、「フリーズやページめくりの遅さなど通信トラブルが起きやすい」とか「学習用端末の紛失や破損時の対応」など具体的な内容を扱っていますが、私はもっと本質的なところに問題があると感じています。それは学校の教科書…

  • 「いずれ紙の教科書はなくなる?」~紙の本の効能③

    デジタル書籍にも紙の本にも、 それぞれメリット、デメリットがある。 しかしその双方が同時に、 教科書として子どもの前に提示されると――、という話。(写真:フォトAC) 【デジタル書籍のメリット、紙の書籍のメリット】 デジタル書籍のメリットについては一般に、「ひとつの端末に何百冊でも入れておくことができるために紙の書籍のように重く嵩張り、場所を取るということがない」とか、「キーワード検索や目次へのジャンプが便利である」「バックライトのおかげで暗い場所でも読める」などがあげられ、紙の書籍のメリットとしては、「目が疲れにくいので長時間でも読んでいられる」や、「書き込みや付箋がつけやすいので、記憶にも…

  • 「フルコースタイプの書籍とつまみ食いタイプの書籍」~紙の本の効能②

    もっぱらインターネットに頼り、 紙の本はほとんど読まなくなった。 しかしそれでも紙でなくてはならないことが、 山ほどある。という話。(写真:フォトAC) 【文字にはものすごく触れるが本は読まない】 本というものをほんとうに読まなくなりました。定期購読をしている月刊「文芸春秋」を除けば一冊の本も購入しないという月もしょっちゅうで、買った書籍も読み終わらないことがしばしばです。 それでは文字文化に全く触れていないかというとまるで逆で、これまでの人生の中で現在ほど読んで書いている時期はありません。私の一日は非常に単純で、全体の3割が寝て食べて入浴してという生存のための時間、3割が農事・家事、3割が読…

  • 「悔やみを言うということ、最後だと分かっていたらということ」~紙の本の効能①

    値段に見合わない薄っぺらな本を買った。 一期一会、その瞬間を大切にせよという。 こころに留めて、いつでも思い出そう。 そのために本を買ったのだから。という話。(写真:フォトAC) 【最後だとわかっていたなら】 Amazonで本を一冊買いました。 ノーマ コーネット マレック (著), 佐川 睦 (翻訳)「最後だとわかっていたなら」(2007/6/26 ? サンクチュアリ出版)です。 これはアメリカ人女性が亡くなった10歳の息子への気持ちを綴った詩で、9.11同時多発テロ追悼集会で朗読され大きな反響を呼び起こしたそうです。9・11の追悼集会での詩の朗読といえば「線の風になって」が有名で、そちらの…

  • 「面白ければ何でもやる」~メディアの宿業

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「保護者はネットを介して、様々な賛同の声を集めている」~学校と保護者の関係は変わった⑤

    昔の保護者は狭い地域の同質性に支えられていた。 だから学校はそれに合わせて行けば良かった。 しかし現在は、さまざまに特殊な意見が、 意外な人々に支えられてやってくるという話。(写真:フォトAC) 【老人カードと最先端技術】 何年振りかでガストに行ったら、注文の仕方がタッチパネル方式になっていました。それもメニューカードを見ながら番号を打ち込むという至極面倒くさいもので、大変そうです。頑張って扱い方を覚えたとて、今後、死ぬまでにスキルを活かす機会は1回もないのかもしれません。こうしたときに便利なのは「老人カード」を切るという方法です。「ワタシはIT弱者で、こういうものはさっぱりわからん。申し訳な…

  • 「バブルが崩壊して、教師がとつぜん勝ち組になる」~学校と保護者の関係は変わった③

    バブルの間じゅう、教職は忘れ去られた職業だった。 それがバブル崩壊とともに人気の職業となり、 人々から疎ねられるようになる。 私たちは二度と元に戻れない。という話。(写真:フォトAC) 【バブルを目前に、会社を辞めた】 当たったり外れたり、当たりと思ったものが外れだったり、外れのはずが当たりだったり、人生の選択はままならないものです。 昭和30年代の大学エリートは炭鉱に就職したのです。そこが一番儲かる世界だったからです。高度成長期が目前に迫っていました。あれこれ有望な職業は山ほどあって、その頂点が炭鉱だったわけですが、反対側には当時のベンチャー企業、海のものとも山のものともつかないテレビ局があ…

  • 「学校はサービス業、児童生徒・保護者は消費者になった」~学校と保護者の関係は変わった③

    かつて社会全体が不合理の中にあった。 なあなあ、ズブズブ、ドロドロ――。 それが今、合理的な世界に生まれ変わろうとしている。 人々はあらゆるところで賢い消費行動をとるようになった。という話。(写真:フォトAC) 【限りなく透明であることへのあこがれ】 昔、「限りなく透明に近いブルー」というタイトルの小説が芥川賞を取ったことがあります。受賞者の村上龍はそのとき弱冠24歳。私より一つ年上(学年ではふたつ)なだけで華々しいデビューを飾ったのでから、まだ何者でもなかった私は激しく動揺しました(今でも何者でもないけど)。ただその後しばらく経ってから作者の本名が芥川龍之介から採った「村上龍之介」であること…

  • 「あとは周囲と制度がどこまで支えて行けるかだ」~新人教員が希望をもって職場に向かう

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「誰が私たちを引き離したのか」~学校と保護者の関係は変わった②

    昔の教師だって暇だったわけではない。 しかし気持ちに余裕があった。 面倒くさく生臭い付き合いを通して、 それで何とか人間関係をつむいでいた。という話。(写真:フォトAC) 【誰が私たちを引き離したのか】 ほとんどの教師の一番の願いは児童生徒の健やかな成長であり、大部分の保護者の関心は我が子が健康で健やかに育つことだと思っています。その意味で教師と保護者の利害は完全に一致しているのに、なぜこうもうまくいかなくなったのか――。 教師は“もう部活の面倒は見切れん”と言い、保護者は“これ以上、学校にこき使われるのは敵わない”と言う、こうした乖離は、いつから、どんなふうに起き始めたのか――ずっと心を痛め…

  • 「近隣の中学校でPTAと部活が同時になくなる」~結果的には保護者と教師の労力の交換

    2025.04.07 町内会の朝清掃で、中学生の子どもを持つ保護者と話をした。 子どもの通う中学校で、部活とPTAが同時になくなるという。 保護者は放課後や休日の子どものあり方に悩んでいる。 私は学校の行く末が分からなくなり、ただ怯えている。という話。(写真:フォトAC) 【最寄りの学校でPTAと部活が同時になくなる】 昨日は新年度になって最初の日曜日。町内会の私の組では区域にある児童公園の草取りが行われました。 児童公園といっても猫の額ほど狭い場所で、高齢者4名と40歳前後のシングルマザーひとりが20分も働けばあっという間にきれいになってしまう、その程度の軽作業です。4月から10月までは毎月…

  • 「春休みの先生たちはけっこうヒマだ」~という元教師のイチャモンに応えて

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jpharuyasumino

  • 「新年度:子どもたちは生まれ変わる」~入学式のアラカルト

    早ければ今日から、入学式が行われる。 落ち着いた素直な式だが、校長はやりにくい。 担任発表も何かと話題になる。 しかし子どもたちは、意外と前向きにそこにいる。という話。(写真:フォトAC) 【入学式の話】 何時も参考にさせていただいている日本分家研究ブログによると今年度(2025年度)の入学式は最も早い長野市の小中学校と大阪市の中学校の今日、明日土曜日というのが岩手県盛岡市の中学校、他はすべて来週で、7日の月曜日が24の小中学校、以下8日24校、9日28校、10日10校、11日の金曜日が4校となっています。 来週末になってようやく実施する4校はすべて九州の小学校で、中学校の10日(木曜日)の4…

  • 「夫の賞味期限、消費期限」~老後の夫婦の生き方②

    人間ドックの小さな異常が見つかった。 そこで初めて気づいたのだが、 健康に生きられる年月が尽きようとしている。 まもなく人のお荷物になる時代が始まるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【ガンかもしれない話】 60歳を過ぎたあたりから人間ドックへ行っても誉められることはなく、「心電図の異常が消えませんねえ」とか「子どものころの中耳炎で聞こえが悪くなったという左耳に、右耳が追い付いてきました(!)」とか、「胆嚢にポリープがありますが大丈夫でしょう」「両腎が石灰化していますが問題ないでしょう」「血糖値に問題があります」「動脈硬化が進んでいます」――で、総合所見は、(もちろんそんなふうには書いてあり…

  • 「配偶者在宅ストレス症候群かもしれない」~初めて夫婦そろって在宅の4月1日

    昨日は朝からずっと奇妙な緊張感に包まれていた。 何かが違う、 何か今までにない特別なことが起ころうとしている、 ――そしてやがてあることに気づいた。という話。(写真:フォトAC) 【なぜか朝から緊張の一日】 一昨日(3月31日)に昨日の分のブログを書こうとして、4月1日の学校の様子を振り返った、そのせいもあるのかもしれませんが、昨日(4月1日)は朝から妙に緊張感の高い日でした。 朝6時のNHKニュース見ながら「もうみんな起きたかな」と心配し、7時のニュースが始まると、「電車に乗ったかな」「自転車の準備はできたかな」「必要なものは車に積んだかな」などと気になります。この場合の「みんな」はかなり漠…

  • 「4月1日が誕生日の子は3月31日生まれ!?」~エイプリル・フールだからではない。

    今日、4月1日生まれの子はひとつ上の学年に入れる。 まさかエイプリル・フールの悪ふざけではないだろう。 しかしどうしてそうなるのか。 そしてエイプリル・フールについて。という話。(写真:フォトAC) 【4月1日の学校の様子(以前の記事へ)】 4月当初の学校の殺人的忙しさと、ベテランの転入職員でさえ戸惑う新年度準備職員会議の膨大な内容、そして新規採用の教員がそれをどのように受け止めるか、どう凌ぐか――といった問題に関して、一度まとめておこうとあれこれ繰っていたら、わずか1年前の今日、4月1日にけっこう詳しく書いてあることが分かりました。(もう自分が何をやって何をしていないか分からなくなっています…

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