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教員の仕事は、朝早くから授業準備や事務作業、生徒の送迎など、忙しく動き回ることが多いものです。そのため、朝起きるのが遅くなり、睡眠不足に陥ってしまう教員も少なくありません。しかし、早起きには、教員にとってさまざまなメリットがあります。 関連
「私だって専門家だ。やりたいこともやれることもある」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか⑤
教師の質が下がったわけではない。とにかく仕事を増やし過ぎた。 その仕事を減らさない以上、国としても人を増やさざるをえない。 部活も進路指導も子どもや家庭への支援も、専門家に任せるべきだ。 そんな専門家がいるかどうかは知らんけど――ってことでいいのかな? という話。(写真:フォトAC) 【道具は奪って、ロクでもない仕事を増やした】 古い人間は古いものごと・古い制度に固執したがるものです。したがって私がこれから申し上げることも、単なるノスタル爺のノスタルジーなのかもしれません。 しかし私には理解できないのです。 生活にメリハリをつけるための各種儀式や体育行事、修学旅行など旅行行事や文化祭などの文化…
「仕事を減らさず、人も増やさず、時数を減らせば首は締まる」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか④
どんな手段を使ってもいいから指導時数を削れ、 人間を育てる必要はない、知識・技能で十分だ。 そう言われて素直でいられる教師がどれほどいるのか? 働き方改革は下手をすると有能な教師の意志を挫く。 という話。(写真:フォトAC) 【文科省は教師に喧嘩を売るのか?】 8月28日に出された中教審部会の「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策」に関する記事を見て、真っ先に腹を立てたのは、 すべての学校の授業時数を点検し、特に標準授業時数を大幅に上回っている学校(年間1,086単位時間以上)は、見直すことを前提に点検を行い、指導体制に見合った計画に見直す。という部分に対してでした。中教審の…
「社会科はまったく面白くない教科になった」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか①
かつて社会科は、ドラマを見るように面白く、 ドラマを生きるように楽しかった(少なくとも教師にとっては)。 それが教科の役割を減らされ、時数も減ったら、 すっかりつまらないものになってしまった(少なくとも教師にとっては)。 という話。(写真:フォトAC) 【見てきたようなウソをつく教師たち】 江戸川柳に「講釈師、見てきたようなウソを言い」というのがありますが、学校の教師、特に社会科教師も平気で「見てきたようなウソ」を言います。 私の知る限り、近代以降の教師で、織田信長を直接見た人は一人もいませんし、長篠の戦いに立ちあった人も一人もいません。それなのに、あたかも見てきたかのよう滔々と語る社会科教師…
「中教審の緊急提言は教師を幸せにするのか」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか②
中教審の「質の高い教師の確保特別部会」から緊急提言が出された。 教員の働き方改革を思い切って進める大胆な提案だが、 実現の可能性があるかどうかということは別にしても、 うまくいった場合、これで教師は幸せになるだろうか。 という話。(写真:フォトAC) 【中教審:質の高い教師の確保特別部会緊急提言】 一昨日の2023年8月28日、中央教育審議会初等中等教育分科会「質の高い教師の確保特別部会」は、「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策」を発表しました。教師を取り巻く環境は危機的状況にあるとして、業務の適正化、授業時数の点検、支援スタッフの充実などを緊急提言しているそうです。 提言…
「官製働き方改革の、呆れたチグハグ」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか③
教員の働き方改革の中にひっそりと忍ばせた中間管理職支援。 必要なことだが今、言い出すべきことなのか――。 まだ端緒にさえついていない感のある部活の地域移行は、 熱意ある教師を愚か者にするところまでは進んだ。 という話。(写真:フォトAC) 中教審の分科会が、教員の働き方改革に関して具体的な方針を提出し、間もなく現場に下ろされてきます。しかし委員に現職教員や教育の専門家がほとんどおらず、調査も丁寧に行った様子のまったくない改革は危うく、「教育改革による教員の負担増」という、これまで繰り返された過ちがまた始まりそうな気がしています。 【この時期に管理職の支援を打ち出していいのか?】 昨日は小学校高…