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この人たちを見よ! 「ブラック職場」と言われるのに教職を選んだ新人教員たちの、希望に満ちた瑞々しい声が満ち溢れているぞ!!
(写真:フォトAC) 記事 「ブラック職場」と言われるのになぜ? 新人先生たちの動機から見えた、教員不足解消のヒント(2025.04.08南日本新聞デジタル) 373news.com あなたは、どうして先生に?。鹿児島県内の公立学校では今春、新規採用約540人が教職員としてスタートを切った。教員不足が深刻な中、どうすれば担い手を確保し続けられるのか。1日の辞令交付式に臨んだ新人たちに志望動機を聞くと、ヒントが見えてきた。 「恩師に憧れたから」。会場で多く聞かれた声だ。 高山中学校(肝付町)で保健体育を担う西丸知良さん(23)が教師を志す契機となったのは、柔道を続けるかどうか迷っていた中学時代、…
「器が小さくなったのに、同じ中身を入れれば苦しいに決まっているダロ」~学習指導要領に見る《学校が忙しくて当たり前》の話①
教師が多忙と言われても一般人には分からない。 納期も支払期限もない子ども相手の楽な仕事で、 長期休業はあっても倒産もリストラもない。 しかし学校の多忙には明らか理由があるのだ、という話。(写真:フォトAC) 【教師の多忙に関する科学的分析】 先週木曜日(2月20日)のネットニュースに『子どもグッタリ「学校の授業が多すぎ」カリキュラム・オーバーロード問題の行方~小学校は5時間、中学校は5.4時間を提案する訳』(東洋経済新聞)という記事があり、興味深く読ませていただきました。 カリキュラム・オーバーロードというのは「教科の内容が増えすぎて、子どもたちにも教員にも負担が大きくなっている状況」を言うの…
「通知票も修学旅行も、卒業式さえもやめられる――場合がある」~校長先生のお仕事④
さまざまにある学校制度を、いっしょくたに語ってはいけない。 残業代が出るようになっても、 仕事自体が減らなければ、時間外労働の抑制には繋がらない、 ――と思っていたが、そうない場合もあった、という話。(写真:フォトAC) 【ネットで検索したら自分のブログがヒットした】 文科省の諮問委員会である中央教育審議会の特別部会が正式に「教職調整額を10%以上に引き上げるべき」という建議をした5月13日、傍聴していた「(給特法のこれからを考える)有志の会」の代表者がすかさず記者会見を開いて「点数を付けるとすれば0点だ。審議を最初からやり直してほしい」と訴えたという話は再三確認しています。 このとき初めて「…
「校長は驚くべき権限を持っている!(?)」~校長先生のお仕事③
学校教育の要諦は教育基本法が定め、 学校教育法が背骨を通し、施行法が肉付けをする。 それだけでがんじがらめのようだが、 見方を変えれば、学校独自にできることは山ほどある。という話。(写真:フォトAC) 【クイズ:どれがなくせる仕事かな?】 クイズです。 次の中で、校長先生が独断で廃止できるものはどれか、すべて挙げよ。 運動会 通知票 小学校英語 家庭訪問 総合的な学習の時間 中学校文化祭 音楽会 修学旅行 教員評価 卒業式 実は答えは2セット用意できます。 1セット目の答えは「廃止できないもの3・5・9、廃止できるもの1・2・4・6・7・8・10)というもの。 2セット目は「どれも廃止できない…
(写真:フォトAC) 記事 教審が教員の働き方改革の答申――校務DXも含む改革を求める(2024.08.30 教育とICTonline) project.nikkeibp.co.jp 文部科学省は2024年8月27日、中央教育審議会(中教審)の総会を開き、盛山正仁文科大臣に『「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について』を答申した。これは、2023年5月に同省が中教審に諮問した3つの事項について、特別部会を設けて検討してきた結果だ。(中略) 教育委員会にDXの推進を求める まず「学校における働き方改革の更なる加速化」では、教員の時間外勤務を月80…
教師たちはなぜ、こんなにもつらい教頭職を経てまで、校長になりたがるのか。
(写真:フォトAC) 記事 日の出前に出勤、1日14時間労働も 長野県の50代教頭、つらい…でも耐えるのは、学校変えるため(2024.10.19 信濃毎日新聞デジタル) www.shinmai.co.jp ■「任せる先がない…」 日の出前、職員室はひっそりしている。「この時間は電話を受けなくていいので、仕事がはかどる」。東北信地方の公立小学校に勤める50代の男性教頭にとって、前日に終わらなかった業務や校内の見回りなどができる貴重な時間だ。 始業時間になると「水道水が出ない」といったトラブルがある。欠席した教員の授業を代行し、保護者の電話に出て、職員研修の準備をし、配布物を印刷、子どものもめ事に…
(写真:フォトAC) 記事 広島市の給食費未納額、2700万円に増加見通し 2023年度 再び教員を介して納付催促 www.chugoku-np.co.jp(2024.06.25 中國新聞デジタル) 広島市教委は25日、市立小や中学で2023年度の給食費の未納額が約2700万円に上るとの見通しを明らかにした。働き方改革の一環で徴収事務を学校から市教委に移し、前年度の32倍となった22年度を上回った。再び教員を介して納付を促す対応を余儀なくされている。(以下略) 評 【24万円だった滞納が2700万円まで膨れ上がる】 学級担任が給食費徴収業務を行っていた時期は全市で年に24万円~199万円だった…
「結局、教員を増やすしかない。ついては私に名案がある」~給食費徴収事務も部活顧問も、やがて戻ってくる気配を感じて
キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
(写真:フォトAC) 記事 教職調整額の引き上げは「適当ではない」 財政審が建議(2024.05.23 教育新聞) www.kyobun.co.jp 財務相の諮問機関である財政制度等審議会は5月21日、国の財政運営に関する建議を公表し、中教審の質の高い教師の確保特別部会が求めている教員の処遇改善に関連して、主任手当の引き上げなど、負担に応じたメリハリある給与体系とするのが基本とする考え方を示した。特別部会の「審議のまとめ」で盛り込まれた教職調整額の引き上げについても、適当ではないと結論付けた。 建議では、2025年度予算編成で行われる予定の教員の処遇見直しに関して、教職調整額の水準を引き上げる…
(写真:フォトAC) 記事 教員確保策、中教審案は「0点」 現職教員らに広がる失望と怒り(2024.05.13 毎日新聞) mainichi.jp 中央教育審議会の特別部会後、「教職調整額の引き上げでは問題は解消しない」と訴える現職教員らの記者会見=東京都千代田区の文部科学省で2024年5月13日午後4時46分、斎藤文太郎撮影 「点数を付けるとすれば0点だ。審議を最初からやり直してほしい」――。13日に教員確保策を取りまとめた文部科学相の諮問機関・中央教育審議会(中教審)の特別部会。審議を傍聴した現職教員、大学教授、弁護士らの3団体が同日夕、東京都千代田区の文科省内で合同記者会見を開き、教職調…
教員の仕事は、朝早くから授業準備や事務作業、生徒の送迎など、忙しく動き回ることが多いものです。そのため、朝起きるのが遅くなり、睡眠不足に陥ってしまう教員も少なくありません。しかし、早起きには、教員にとってさまざまなメリットがあります。 関連
「私だって専門家だ。やりたいこともやれることもある」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか⑤
教師の質が下がったわけではない。とにかく仕事を増やし過ぎた。 その仕事を減らさない以上、国としても人を増やさざるをえない。 部活も進路指導も子どもや家庭への支援も、専門家に任せるべきだ。 そんな専門家がいるかどうかは知らんけど――ってことでいいのかな? という話。(写真:フォトAC) 【道具は奪って、ロクでもない仕事を増やした】 古い人間は古いものごと・古い制度に固執したがるものです。したがって私がこれから申し上げることも、単なるノスタル爺のノスタルジーなのかもしれません。 しかし私には理解できないのです。 生活にメリハリをつけるための各種儀式や体育行事、修学旅行など旅行行事や文化祭などの文化…
「仕事を減らさず、人も増やさず、時数を減らせば首は締まる」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか④
どんな手段を使ってもいいから指導時数を削れ、 人間を育てる必要はない、知識・技能で十分だ。 そう言われて素直でいられる教師がどれほどいるのか? 働き方改革は下手をすると有能な教師の意志を挫く。 という話。(写真:フォトAC) 【文科省は教師に喧嘩を売るのか?】 8月28日に出された中教審部会の「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策」に関する記事を見て、真っ先に腹を立てたのは、 すべての学校の授業時数を点検し、特に標準授業時数を大幅に上回っている学校(年間1,086単位時間以上)は、見直すことを前提に点検を行い、指導体制に見合った計画に見直す。という部分に対してでした。中教審の…
「社会科はまったく面白くない教科になった」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか①
かつて社会科は、ドラマを見るように面白く、 ドラマを生きるように楽しかった(少なくとも教師にとっては)。 それが教科の役割を減らされ、時数も減ったら、 すっかりつまらないものになってしまった(少なくとも教師にとっては)。 という話。(写真:フォトAC) 【見てきたようなウソをつく教師たち】 江戸川柳に「講釈師、見てきたようなウソを言い」というのがありますが、学校の教師、特に社会科教師も平気で「見てきたようなウソ」を言います。 私の知る限り、近代以降の教師で、織田信長を直接見た人は一人もいませんし、長篠の戦いに立ちあった人も一人もいません。それなのに、あたかも見てきたかのよう滔々と語る社会科教師…
「中教審の緊急提言は教師を幸せにするのか」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか②
中教審の「質の高い教師の確保特別部会」から緊急提言が出された。 教員の働き方改革を思い切って進める大胆な提案だが、 実現の可能性があるかどうかということは別にしても、 うまくいった場合、これで教師は幸せになるだろうか。 という話。(写真:フォトAC) 【中教審:質の高い教師の確保特別部会緊急提言】 一昨日の2023年8月28日、中央教育審議会初等中等教育分科会「質の高い教師の確保特別部会」は、「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策」を発表しました。教師を取り巻く環境は危機的状況にあるとして、業務の適正化、授業時数の点検、支援スタッフの充実などを緊急提言しているそうです。 提言…
「官製働き方改革の、呆れたチグハグ」~今の働き方改革は教師を幸せにするのだろうか③
教員の働き方改革の中にひっそりと忍ばせた中間管理職支援。 必要なことだが今、言い出すべきことなのか――。 まだ端緒にさえついていない感のある部活の地域移行は、 熱意ある教師を愚か者にするところまでは進んだ。 という話。(写真:フォトAC) 中教審の分科会が、教員の働き方改革に関して具体的な方針を提出し、間もなく現場に下ろされてきます。しかし委員に現職教員や教育の専門家がほとんどおらず、調査も丁寧に行った様子のまったくない改革は危うく、「教育改革による教員の負担増」という、これまで繰り返された過ちがまた始まりそうな気がしています。 【この時期に管理職の支援を打ち出していいのか?】 昨日は小学校高…