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#674 藤原道綱母と『蜻蛉日記』‐大河『光る君へ』を楽しむ為に
『光る君へ』で兼家にとにかく道綱をとお願いし、石山詣ででまひろらと交流した藤原道綱母(大河では藤原寧子)とその作品の『蜻蛉日記』ついてです。本朝第一の美人の寧…
#626 花山天皇の出家 from『大鏡』~『光る君へ』を楽しむため
3月10日放映の『光る君へ』の第10回「月夜の陰謀」で出家退位した花山天皇について歴史書の『大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。「…
#665 兼家、その放埓を極めた生涯 from『大鏡』 ~『光る君へ』を楽しむため
『大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)』での藤原兼家について見ていきたいと思います。兼家の人生は、その放埓を極めたと評価されている。(NHK大河ドラマ『光る君…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜いよいよ時代が変わるか?ってことで第14話の感想ぉ!まひろは道長と偶然、会いました。まぁ、道長の妻、倫子に会い…
【光る君へ】#14 兼家没、遠ざかったまひろと道長は各自もどかしい空回り
前回ブログについての反省 NHK大河ドラマ「光る君へ」第14回「星落ちてなお」が4/7に放送され、オープニングのトリを飾っていた藤原兼家(演・段田安則)が没した。ここまで公の硬派的な物語を引っ張ってきた功労者、まだまだ居てほしかったが・・・そんなことを言ったら、いとに叱られるか。 まずはあらすじを公式サイトから引用しよう。 (14)星落ちてなお 初回放送日: 2024年4月7日 仕え先を探すまひろ(吉高由里子)は、土御門殿からの帰りに道長(柄本佑)と鉢合わせてしまう。久しぶりの再会だったが・・・。ある日、兼家(段田安則)は道長らを呼び、道隆(井浦新)を後継者にすると告げる。道兼(玉置玲央)は納…
#656 『大鏡』からみる藤原遵子について ~『光る君へ』を楽しむため
『光る君へ』で関白で登場した藤原頼忠の娘の藤原遵子について『大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。たいそうよい慣例をさまざま制定され…
#655 第14回「星落ちてなお」感想~大河ドラマ『光る君へ』
兼家亡くなり、次の世代闘争にまずは道隆が、一方のまひろはききょうとの交流で道が開けてくるような思いをする大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第14回「星落ち…
そーいえば,耄碌した兼家パパのお見舞いに夫婦揃って行った時,道長クン,奥さんのことを「明子女王」と紹介してたよね? 明子サンの父上は臣籍降下した源高明で,明子サンが生まれた時には既に「源」だったから,明子サンも当然「女王」ではないわけで・・・。 叔父の盛明親王の養女になってる(詮子サンとこに引き取られる前のことね)ので,ご機嫌取りの意味も込めて道長クンが女王付けしたのかしらん? それとも,「あの高明の娘」であ...
藤原道綱母の書いた『蜻蛉日記』には、夫である藤原兼家との結婚生活や、兼家のもうひとりの妻である時姫(藤原道長の母)との競争、夫に次々とできる妻妾について書き、また唐崎祓・石山詣・長谷詣などの旅先での出来事、上流貴族との交際、さらに母の死による孤独、息子藤原道綱の成長や結婚、兼家の旧妻である源兼忠女の娘を引き取った養女の結婚話とその破談についてのの記事がある。藤原道綱母の没年より約20年前、39歳の大晦...
京都市東山区にある大将軍神社は、素盞嗚尊を主神とし、相殿に関白藤原兼家を祀る神社です。この辺りに、藤原兼家の東三条殿はこの周辺にあったといわれています。藤原兼家平安中期の公卿。右大臣師輔の三男。母は武蔵守藤原経邦の女盛子。968年(安和1)兄兼通を越えて従三位に昇り,翌年蔵人頭を兼ねたまま中納言に進んだ。左大臣源高明が失脚した安和の変が起きたのはその1ヵ月後で,兼家もこれに重要な役割を果たしたものと思...
【光る君へ】#13 退場近い兼家、ここでのまひろ&道長の再会は何を意味するか
朝ドラ「虎に翼」も始まって NHK大河ドラマ「光る君へ」第13回「進むべき道」が3/31に放送された。今回は、悲劇のヒロイン定子様が少女らしく可憐にご登場、安倍晴明に寿命を見切られているらしい兼家はすっかり弱って道長を悲しませ、宣孝のまひろへの恋愛感情の覚醒も感じられた。 まひろは「より良き世の中を求め、あなたは上から政を改めてください。私は、民を一人でも二人でも救います」との道長への気持ちを胸に、読み書きできるよう庶民の子どもに字を教え始める。 道長は、民の声を黙殺しようとする兄道隆始め先輩公卿に対して「民なくば、我々の暮らしもありません!」と抵抗。賛同してくれる公卿は「黒光る君」の実資だけ…
朝廷ではついに兼家が政権の頂点に昇りつめる。その兼家一族によって悲劇を味あわされる為時とまひろ父子を描く『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第11回「まど…
#645 関係図から見る藤原兼家のしたたかさ~『光る君へ』を楽しむため
『光る君へ』で剛腕ぶりを見せつける藤原兼家を系図からいかにして藤原本流となり、政権の主犯的な損際にまで昇りつめていったのかを見ていきたいと思います。剛腕に加え…
#647 第13回「進むべき道」感想~大河ドラマ『光る君へ』
道長と別れを選び、進むべき道を模索し始めるまひろの姿と衰え往く兼家の次についての争いの兆しを描く『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第13回「進むべき道」…
奈良市春日野町に鎮座する春日大社の起源は、平城京に遷都された和銅3年(710年)、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の御蓋山(みかさやま)に遷して祀り、春日神と称したのに始まるとする説、768年(神護景雲2)左大臣藤原永手が、氏社として春日山の主峰御蓋(みかさ)山の山麓に創建したのが始まりとする説があるようです。藤原氏と共に当社も隆盛し、平安時代初期には官祭が行われるようになりました。...
前回,無事に道長クン を押し倒した と結ばれた倫子サマ。 よく考えたら,「無邪気の権化」道綱クンは倫子サマの同腹の妹君と既に結婚してるんだよねえ。何故に姉君が嫁き遅れたのか,やっぱ謎だわ。その辺もあって,こーゆー筋書きになったのかな? さてさて。 隆家クン,叔父上の道兼サンみたいに鬱屈するんじゃないよ〜? 似たような武闘派キャラクターだけに(笑) うーむ,まひろサン,識字教育で下々の者をお助けなさるのですね・・・...
#622 第10回「月夜の陰謀」感想~大河ドラマ『光る君へ』
ついに花山天皇をだまし討ちのように退位させる藤原兼家の右大臣家『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第10回「月夜の陰謀」について右大臣藤原兼家一族の陰謀で…
光る君へ 第10話「月夜の陰謀」 ~花山天皇の出家(寛和の変)~
久しぶりに大河ドラマのレビューです。第10話では花山天皇の出家事件が描かれましたね。寛和2年(968年)6月23日の丑剋(午前1時から3時)花山天皇が秘か...
京都市山科区北花山河原町にある元慶寺は、貞観10年(868年)に貞明親王(陽成天皇)を産んだ藤原高子の発願により、定額寺として建立されました。開山は六歌仙の一人である僧正遍昭。山門元慶元年(877年)に陽成天皇の勅願寺となり、元慶寺と改めたとされています。本堂寛和2年(986年)、花山天皇がこの寺で藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられ、兼家の外孫である懐仁親王(一条天皇)が帝位につくという寛和の変が起こ...
#599 第7回「おかしきことこそ」感想~大河ドラマ『光る君へ』
まひろと道長の恋の炎はどうなるのか?『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第7回「おかしきことこそ」についてまひろと道長の恋が始まりそうな第6回のラストから…
京都市中京区押小路通釜座西北角に「東三条院址」の碑があります。 東三条院とも。藤原良房の邸宅に始まり、忠平を経て藤原兼家へ伝えられました。入内した娘たちの里邸となり、親王の養育も行われ、里内裏としても用いられました。 兼家のあと藤原詮子(東三条院詮子)を経て藤原道長が所有し、道長から頼通へ伝えられました。 その後、焼失・再建を繰り返しながら藤原氏代々の氏長者に伝わり、立后・大饗などの儀式もここで行わ...
【光る君へ】#5 特別な絆=道長は仇の弟、重い鎖で結ばれたふたり
ずっと心にしまわれていた、あの日の事 NHK大河ドラマ「光る君へ」第5回「告白」が立春の日の2/4に放送された。公式サイトからあらすじを引用させていただく。 (5)告白 初回放送日: 2024年2月4日 道長(柄本佑)が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼(玉置玲央)の弟であることを知ったまひろ(吉高由里子)はショックを受けて寝込んでしまう。事態を重く見た、いと(信川清順)はおはらいを試みる。一方、まひろが倒れたことを聞いた道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためる。直秀(毎熊克哉)の導きでようやく再会することができたまひろと道長だったが…((5)…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜宮中は出世のことしか考えない輩ばかりだねってことで第5話の感想ぉ〜!今回は第1話でまひろの母が殺されたことをや…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜相変わらずドロドロ感、満載だね〜ってことで第4話の感想ぉ!ようやく会えたまひろと三郎(実は道長)。道長さんは散…
【光る君へ】#4 二重のショックに負けず五節舞をやり切ったまひろ。次回が待てない
まひろはまだ子どもだよね NHK大河ドラマ「光る君へ」第4回「五節の舞姫」が1/28に放送された。さっそくあらすじを公式サイトから引用する。 (4)五節の舞姫 初回放送日: 2024年1月28日 互いに身分を偽ってきたまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)だったが、まひろはついに素性を明かす。道長も真実を語ろうとするが…その頃、円融天皇(坂東巳之助)の譲位を知った詮子(吉田羊)は挨拶のために謁見するが、思いもよらぬ嫌疑をかけられる。ある日、まひろは倫子(黒木華)からの依頼で、即位した花山天皇(本郷奏多)の前で五節の舞を披露する舞姫に選ばれる。そこでまひろは驚愕(がく)の真実を知ることに…((4)…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜今回は登場人物の紹介的な回だったね…って第3話の感想ぉ!まひろが描いた三郎(実は藤原道長)がこれって…誰やねん…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜前回は最後がショッキングだったね今回はまひろ(後の紫式部)が成人の儀式から始まりました。大人のまひろ、演じてる…
【光る君へ】#1&2 滑り出し上々、京の町を走る(!)紫式部(まひろ)と道長のドラマを見守っていきたい
元日から発熱、コロナでした 2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が今月からスタートしている。以前、題材が発表された時に、喜びに満ちあふれたブログを書いていたのだけれど、元日からの発熱でまさかのコロナ。何とかパソコン前に座れるようになってみれば、2回目も既に終わって3回目も放送目前だ。完全に乗り遅れた。 ところで、以前書いたブログでは、私は完全に勘違いをしていた。「光る君へ」では、「源氏物語」そのものがもっとがっつり描かれるのかと思って、光源氏には誰が良いとか、紫の上は誰だとか、妄想を膨らませて「源氏物語」内で勝手にキャスティングしたりしていた。 toyamona.hatenablog.co…
裳着を済ませおとなとなったまひろ(紫式部)の恋の代筆業と藤原摂関家本流争いが繰り広げられる模様を描いた『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の第2回「めぐりあ…
第1話のヘビーな出来事から6年の歳月が流れましたね。永観2年(984年)とありましたから、天禄元年(970年)生まれ説なら15歳、天元元年(978年)生...
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「どうする家康」……ではなく!!「光る君へ」始まりましたね〜いきなり、決してぷっスマが始まったわけではありません。そんなこと、わかっとる…
大河ドラマ『光る君へ』が始まりましたね。年始でバタバタしていたこともあって、昨夜ようやく観ました。毎年当ブログにて大河ドラマ解説をしてきたわたしですが、...
藤原兼家とは?摂関政治の全盛期を築いた藤原道隆や藤原道長の父の生涯と人物像。
2024年NHK大河ドラマは「源氏物語」の作者である紫式部が主人公でそのパトロンでもあった藤原道長とのラブストーリーも含む「光る君へ」(主演・吉高由里子 作・大石 静)です。2020年の「麒麟がくる」、2021年の「青天を衝け」、2022年