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豊臣の秀吉が豪華絢爛たる聚楽第を建造した時、その柱に、「驕れるもの久しからず」と落書きされた。くだんの祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり・・・に掛けてであるが、さすが大物秀吉怒るどころか、「驕らなくても久しからず」と返歌を書いたという、嘘か本当かよくできた逸話がある。この話をなんとなく想い出して、二つ並べて書いてみた。久しからず。落首の妙
平家の栄華はひとえに熊野権現のおかげ。(まだ言うとるんか?)まだまだ源平熱は冷めていないので当分お付き合いください。^^(熊野本宮大社@和歌山県田辺市本宮町)清盛ファミリーもこぞって参詣した熊野本宮大社へ、先週行ってきました。本殿の写真はブログに載せられません。神社仏閣は宗教施設なわけで写真、ペットNGなどのルールがあります。狼藉を働くなど もってのほかや!対馬のある神社は「インバウンドは日本が大切に...
【芸能の在る処】 〜伝統芸能入門講座〜「旅する編」終わりました!
こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。15日土曜、時々小雨も降る中、木ノ下裕一さんが案内をされ、私が各所で…
さてさて…2月15日は入滅した日、涅槃会でした…平家物語は末法思想、滅びの美学に基づいている…と云われたりしますが… 釈尊が入滅してから千年間は正しく仏法の行…
歌は魂なり ~藤原定家と平家物語との意外な関係。そして彼を巡る怪奇伝説について
“さざ波や 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな” By 平忠度(1144-1184)from 千載和歌集 前回の投稿で藤原定家(1162-1241)の名前をチラリと出しましたが、今回は主役級の扱いで。 まず↑の画像は京都府京都市下京区にある新玉津島(にいたまつしま)神社。賑やかな五条エリアにあるこじんまりとした神社ですが、↓の説明板に書かれているようにもともとは藤原俊成(としなり/しゅんぜい。1114-1204)の邸宅内にあった神社です。 祭神の衣通姫は歴史上の人物で近親婚がらみの妖しい伝説を持っている人物です。この人だけでもネタになりそうな面白さを持った人物ですが、ここでは↓のWi…
光る君へがきっかけで平家物語の面白さに気付きこの目で壇ノ浦を見てみたい!と車で7時間もかけて行った。なのに、せっかちな夫のせいで、現地5分。(山口県下関市 向こう岸は九州)私ひとりなら、半時間ほどぼーっと海を見つめて平家の最期に思いを馳せ涙の一粒でも流していたでしょう。突然の通り雨にあいました。これも平家の涙にちがいない。^^義経と平知盛の銅像をチャチャッと撮って関門海峡の地下トンネルを歩きました。...
「光る君へ」が終わりました。これほど真面目に大河ドラマを見たのは初めてです。これがきっかけで平安時代に興味を持ち源氏物語、枕草子に触れてみて…色々YouTubeで勉強しているうちに平家物語にハマり、ゆかりの地・兵庫の 一の谷 を訪れ そしてついに!先日 山口県下関市壇ノ浦まで行ってきました(笑)今更、平家物語にハマるなんて変な主婦ですよね。どうぞ笑ってください。旅行のことは、追々アップしようと思います。今日の写...
私が住んでいるところはモミジで有名な観光地です。それで毎年この時期には観光客が大勢押し寄せます。特に勤労感謝の日あたりが、モミジの見ごろとなり、観光客も多い…
【面白い!】歴史を彩る物語の達人 - 今村翔吾の世界「平家物語」
ヒット連発のNetflixでドラマ化決定! 直木賞作家・今村翔吾が仕掛ける「明治時代×デスゲーム」の究極エンタメ小説 #京都が舞台の物語【書評】 明治時代を舞台にデスゲームが展開するエンタメ小説「イ
建礼門院徳子の歌から平家物語と中世日本の世界観を覗き見る ~京都大原・寂光院その他
“思ひきや 深山の奥に 住居(すまい)して 雲居(くもゐ)の月を よそに見むとは” --建礼門院徳子(1155-1213?)作として平家物語に登場 日本史を代表する「悲劇のヒロイン」ともいえる建礼門院徳子、源平合戦の最終章たる壇ノ浦の合戦において息子の安徳天皇、母の平徳子など平家一門とともに入水するも源氏方に(髪の毛を熊手で引っ掛けて引き上げるというかなり荒っぽいやり方で)救助され、その後京都大原の寂光院にて亡き一族の菩提を弔いながら余生を送ったと言われています。 ただし彼女の生涯や人となりに関してはよくわかっていないことが多く、没年も「歴代皇紀」をはじめとした各種文献に記された内容から121…
古代から昭和までの古典作品の解説が展開される古典マンダラシリーズの2作目『田辺聖子の古典まんだら(下)【電子書籍】[ 田辺聖子 』について 鎌倉時代から江戸…
令和6年10月10日(木)雲が多いけれど晴れていた朝隣町のウジジ浜には車が2台人影もちらほらきっと朝日を見に来られた方々でしょう私たちは鳥「アカハラダカ」のこ…
2024年9月 渋谷ヒカリエ8F(渋谷区の博物館) 川本喜八郎人形ギャラリーにて 以前掲載した作品の続きです。 NHK人形劇、前回...
アニメ平家物語(2022冬季),iPad Z会中受.読書,音楽,絵画,運動系習事漬けの中学生活。2025医学部目指すはずがまさかの文転。親子英語 CTP絵本 キンダーガーテン ピアノ ヴァイオリンを辞めて小3で三国志にハマって歴史一直線。元気男子の読了記録を中心に出産前からの英語かけ流し推奨 絵本音読 積み木考察の育児ももう終わる
『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する歴史上の人物を訪ねる旅。尾崎放哉さんにゆかりのある、須磨寺にやってきました。 事件のない花隈町と、晴れてる新開地を…
平家物語は誰が何の目的で書いたのか?また、どのようにして流布したのか?
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色。盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ。ひとへに風の前の塵に同じ。・・・」で始まる「平家物語」は、高校の古文で習いますのでご存
#7245 埋れ木の花さく事もなかりしに身のなる果ぞ悲しかりける
令和6年6月20日(木) 【旧 五月一五日 先勝】・芒種 梅子黄(うめのみきばむ)埋れ木の花さく事もなかりしに身のなる果ぞ悲しかりける ~源三位頼政(1104-1180) 『平家物語』 巻4埋れ木のように花の咲くこともなかったわが身が、このようなことになり果てるとは悲しいこ
こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。(ご紹介させていただきましたリンクが、ご覧いただけないので再掲します…
筆者はとんと知らなかったことですが、英語には「3R's」(スリーアールズ)という 用語・概念があるそうです。 でもなんですかぁその「3R's」って? ひょっとして、近年大きな関心を集めている「3R」、つまり、 /recycle(リサイクル)再資源化/reuse(リユース)...
『平家物語』を読むに当たり、アニメ『平家物語』 TVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語…
アニメ『平家物語』 第四話「無文の沙汰」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語…
アニメ『平家物語』 第五話「橋合戦」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語』。…
アニメ『平家物語』 第六話「都遷り」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語』。…
アニメ『平家物語』 第七話「清盛、死す」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語…
アニメ『平家物語』 第八話「都落ち」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語』。…
アニメ『平家物語』 第九話「平家流るる」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語…
アニメ『平家物語』 第十話「壇ノ浦」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語』。…
アニメ『平家物語』 最終の第十一話「諸行無常」についてTVアニメ「平家物語」公式サイト琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平…
平清盛が奈良の都を焼き討ち。東大寺の大仏も被害にあってしまう
年代語呂合わせで最も有名なものはおそらく「鳴くよ(794年)うぐいす平安京」だと思う。その次に有名なのは「いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府」、そしてさらにその次に有名なのが「なんと(710年)素敵な平城京」ではないだろうか。そしてこの語呂合わせは非常に優れた語呂合わせだと思う。なぜならば南都とは平安京の南にある都、つまり平城京のことを意味している言葉だからである。これが、もし、納豆ネバネバ平城京だと、南都の意味が失われ、後ろの都の名前が平城京でない他の都の名前でも成立するため、単なる年代を覚えるだけの語呂合わせとなってしまい、かなり質が落ちる。 さて、この南都、奈良の都に東大寺の大仏(東大寺…
#242 読了:『大人が読みたい 平家物語 』 ~日本の古典『平家物語』を読むために
アニメ平家物語を楽しんだので、私の世代にとってはやはり人形劇『平家物語』かなと思い読了 私の平家物語像は、吉川英治先生の作品だったんだな〜 大人が読みたい平家…
『平家物語』は鎌倉時代前期に成立したとされる軍記物語であり、作者は未詳である。平安時代末期の治承・寿永の内乱を背景に、仏教的な無常観を軸にして平家一門の栄枯盛衰を描いている。当初は「治承物語」と呼ばれていたと推測されているが、正確な成立時期や作者については不明な点が多い。 成立の過程において、全3巻から始まり、6巻(延慶本)、12巻(八坂本)、20巻(長門本)など、多様な派生本が存在する。他の人によって書き足され、完成されたとされている。琵琶法師による「語り本」の形で継承され、その語りが「平曲」と呼ばれるようになり、この形で平家物語は日本各地に広まっていった。 作者については、複数の説があるが…
平氏は、特に平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した武士の一族である。平氏の中でも特に名高いのは桓武平氏であり、その中で最も有名な人物は平清盛である。平氏には、桓武天皇から出た桓武平氏をはじめとする四つの流れがある。 一方、平家は、平氏の中でも特に平清盛を中心とする一族を指す。平家は、平清盛によって権力の頂点に立ったが、源平合戦で源頼朝に敗れて滅亡した。つまり、平家は平氏の中の一つの系統に過ぎず、平氏の滅亡という表現は、実際には平家(伊勢平氏)の滅亡を指すのが正確である。 平氏という名前は、臣籍降下した際に付けられた苗字であり、平氏や源氏のように元々皇族だった人たちが家臣になることを示す。…
#250 本レビュー『新版 平家物語(一)』訳 杉本圭三郎 ~とにかく読了 日本の古典~
2023年の読書活動テーマ ”とにかく読了 日本の古典『平家物語』”をようやく読み始めました。選んだのは講談社学術文庫の4冊ものの『平家物語』 絶頂を極める平…
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。これは誰もが知る平家物語の冒頭。中学生の頃 暗記していて今でも覚えているという方も多いだろう。 写真はイメージです。祇園精舎の写真ではありません。 では祇園精舎とはどこにあるのか。私が中学生の頃に使っていた教科書に 祇園精舎の場所が書いてあった気がするが、私の身の回りの知り合いに何人かに聞いたところ 覚えていないという方も多かった。また祇園精舎が京都にある施設だと思っている方もいた。 実際には平家物語の冒頭に登場する祇園精舎はインドにある。インドのコーサラ国の大富豪スダッタ が釈迦に寄進した施設であり現在でも仏教…
#259 読了:『平家物語図典』 ~日本の古典『平家物語』を読むために
『平家物語』を読むときのおともに辞典的に使うのにオススメなビジュアル的にも理解が深まる1冊 『平家物語絵巻』などの絵も使った辞典的にも使え、ビジュアル的にも楽…
#270 読了『平家物語 あらすじで楽しむ源平の戦い』~日本の古典『平家物語』を読むために
『平家物語』の戦いに焦点を当ててあらすじで理解することと、平重盛についてその見方を豊かにしてくれる1冊です。 『平家物語』について当然知っておくべきこと、まだ…
#277 読了『平家の群像 物語から史実へ』~日本の古典『平家物語』を読むため
『平家物語』のその物語としての設定から史実がどうであったかを考えるため、平家の群像 物語から史実へ (岩波新書)を読みました。物語ほど平家一門がきれいに一門と…
2023年5月の読了した7冊。ようやく『平家物語』を読み始めました。献本は2冊 まずは、テレビアニメの『平家物語』を楽しんだので、私の年代にとってはこの人形劇…
2023年6月購入本の第2弾は平家物語をより理解するために読もうと思った3冊です。『平家物語絵巻』、『源平闘諍録―坂東で生まれた平家物語〈上〉 (講談社学術文…
#290 本レビュー『新版 平家物語(ニ)』訳 杉本圭三郎 ~とにかく読了 日本の古典~
2023年の読書活動テーマ ”とにかく読了 日本の古典『平家物語』”二巻を読み終えました。以仁王、源頼朝、木曽義仲らの挙兵、各地に上がる反平家の火の手新版 平…
『平家物語』の舞台、福原京エリアを散策してきました。平家物語巡りその1 福原京探訪 山側編場所としては、神戸市営地下鉄の西神・山手線の大倉山駅と湊川公園駅の間…
#294 史跡巡り 平家ゆかりの地 Part2 福原京 山側編その2
平家ゆかりの地 福原京 山側編その2です。平野祇園神社のながくて急な石段を下り、東に進むと、平清盛と同じく神戸の港の可能性を大いに感じた幕末の幕臣勝海舟の寓居…
#296 史跡巡り 平家ゆかりの地Part3 福原京 海側編その1
平家ゆかりの地 福原京 海側編その1です。最寄り駅は神戸市営地下鉄海岸線・夢かもめの「中央市場前駅」になります。中央市場前駅の改札を出ると、「日宋交易絵巻」が…
#298 史跡巡り 平家ゆかりの地Part4 福原京 海側編その2
平家ゆかりの地 福原京 海側編その2です。「兵庫津の道」を進んでいくと、平清盛のお墓のある能福寺につきます。お寺の正門前には平清盛のお墓があることを示す「平相…
2023年6月に購入した本です。今回は毎月定番と平家物語関連で5冊購入でした。 まずは『歴史街道 令和5年7月号』曹操の特集に引かれて、大河の予習もありますが…
#305 本レビュー『平家物語絵巻』~日本の古典『平家物語』を読むため
『平家物語』の副読本等で目にする絵巻の絵が、林原美術館所蔵の絵でそれが1冊にまとめられている知り、『平家物語絵巻 』楽しませていただきました。 これでビジュア…
『平家物語』を読むにあたり、その理解の助けにと観たのが『TVアニメ平家物語』です。柔らかい感じのする淡くきれいな絵が特徴で、ところどころに出てくる琵琶の語りで…
~武士Aが従弟であり同僚の武士Bの妻Cに横恋慕し、その挙句に殺人を犯した~ 現代なら、さほどに珍しいとも思われないお話ですが、「武士」が登場している のですから、お話は昔の昔のことに違いありません。 その辺にいささかの興味を覚え、今回ちょっと首を突っ込んでみることにしたもの...
2023年6月の読了した5冊です。本格的に『平家物語』を読み進めるとともに、『どうする家康』の「長篠・設楽原の戦い」があったので、そのことについてと、定番の歴…