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魚影の群れ/吉村昭の同名小説を映像化した作品で監督は相米慎二。本作は下北半島最北端の漁港を舞台にマグロの一本釣りに命を懸ける男たちの話で、主演の緒形拳が本物の漁師に見えるくらいハマってました。また娘役の夏目雅子も巧いのでつまらなそうな話だと思いつつも最後まで観れました。緒形拳が本物のマグロを釣り上げるシーンは迫力が
先だっての読書会で話題に上った吉村昭書斎、 時間が取れたので今日訪ねてみました。 吉祥寺駅から井の頭線沿いにあること約20分弱。途中、雨の井の頭公園を鑑賞しつつ、井の頭公園駅から程ない高台に
漂流・サバイバル20~大黒屋光太夫、北方大漂泊!~ 本編の前に我が家のプチネタ。 今日のお題は「ももた母ちゃんのひざの上でお澄まし3」。 パシャパシ…
2025年1月31日(金) 「雪の花展」を見てから、2階へ。ゆいの森あらかわに併設された「吉村昭記念文学館」荒川区出身の吉村氏は、区の財政負担を考慮し、単独の…
今冬は久しぶりの大雪でスキー場はどこも賑わっているようです。しかし、寒波襲来とはいいながら気温は全般的に高めです。大雪はどうも海水温の上昇が空気中の湿度を高めた結果のようで、地球温暖化が心配されます。上のは毎日放送ニュースに掲示された滋賀県余呉町の状況で(2025年2月5日...
所沢エミテラスにある映画館へ。 種痘の種つぎに奔走した主人公が印象的な小説だったので、吉村昭のファンとしては、小説の映画化だから是非観なくちゃと 期待半分不審…
2025年1月31日(金) 「早稲田」から「三ノ輪橋」12.2㌔、30駅を約1時間で走る、都営荒川線「東京さくらトラム」乗りたかった電車です 「面影橋」から乗…
【インタビュー】『雪の花 -ともに在りて-』小泉堯史監督、松坂桃李
江戸時代末期の福井藩を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う疫病から人々を救うために奔走した実在の町医者・笠原良策の姿を描いた『雪の花-ともに在りて-』が1月24日から全国公開される。本作の小泉堯史監督と主人公の笠原良策を演じた松坂桃李に話を聞いた。「この話は、今だからこそちゃんと残す意義があると思いました」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1459686『雪の花-ともに在りて-』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6d68cac69d6ec78efd303c44af02a2b7【インタビュー】『雪の花-ともに在りて-』小泉堯史監督、松坂桃李
『雪の花-ともに在りて-』(2024.10.16.松竹試写室)江戸時代末期、有効な治療法がなく多くの人の命を奪ってきた痘瘡(天然痘)。福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、痘瘡に有効な「種痘(予防接種)」という予防法が異国から伝わったことを知り、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請い、私財を投げ打って必要な種痘の苗を福井に持ち込む。だが、天然痘のうみをあえて体内に植え込むという種痘の普及には、さまざまな困難が立ちはだかる。それでも良策は、妻の千穂(芳根京子)に支えられながら疫病と闘い続ける。『雨あがる』(00)『蜩ノ記』(14)『散り椿』(18・脚本)『峠最後のサムライ』(22)などで、時代劇を通して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史監督が、吉村昭の小説『雪の花』を映画化。今回は、多くの人々...『雪の花-ともに在りて-』
この年末の忙しいときに,羆嵐(くまあらし)という本を読んでいます。。ビブリア以外の本を読むのは久しぶりです。吉村昭さんの小説です。最近熊の駆除についてのニュースが出ていたので気になって読み返すことにしました。読み出すとやめられなくなり,2回も読んでしまい
何十年ぶりかに渡辺淳一先生の本『医師たちの独白』を買った。ネットで宣伝されていた内容がちょっと気になったからだ。 昔から乱読・多読だった私が最初に買い集めた作…
吉村昭『少女架刑』を読んだ。 昨日も、以前も、それこそ何回もここに書いたが、私は「死」よりも「死に至る過程」が怖い。つまり、問題なのは「死に至る過程」だけなの…
筍料理屋さんで使っていた大鍋 夫が 山の仕事場近くの竹やぶで 筍を採って来ました。あまりにたくさんだったので納屋にあった 大きな鍋も持ち帰ってくれました。 直径50cmもある大鍋です。 この鍋は10数...
「咳をしても一人」尾崎放哉の終焉の地を訪ねて ~数奇な運命と生涯を辿る旅~
「咳をしても一人」 「入れものが無い 両手で受ける」 山頭火と並び称される自由律俳句の代表俳人、尾崎放哉の句です。 その人生は、類まれで壮絶なものでした。 小豆島の海。尾崎放哉はこの海をどんな気持ちで眺めたのだろうか。 エリート街道まっしぐら、人も羨む美女を嫁に迎え 公私ともに順風満帆であった放哉。 けれど、運命の歯車はいつしか狂い始め、 放哉は41歳で、小豆島で人生を終えることになります。 貧窮の中、粗末な庵で、孤独のうちに迎えた死。 いったい何があったのか・・・? 小豆島にある尾崎放哉記念館、そして放哉の生涯を 私の個人的な感想を交えながらご紹介いたします。 <参考> 最晩年にたどりついた…
こんばんは。 マダムあずきです。 今日8月15日は終戦記念日です。 少し前に読み終えたこちら 殉国 陸軍二等兵比嘉真一 吉村昭 沖縄戦の話です。 ワタクシは二十代前半のころ 亡き実母と二人で沖縄に旅行へ行きました。 ツアーだったのですが、ひめゆりの塔の見学もあり。 そのときに語り部の方からお聞きした内容とほぼ同じことが 作中で綴られていました。 www.himeyuri.or.jp あのときに資料館でみたものが この本を読んでいて思い出されてきて胸が痛くなりました。 戦争は二度と起こしてはいけない、 だけど子どもたちの時代にはどうなっているのだろう、 そんなことを思う一日でした。 (funct…
漂流・サバイバル05~女子高生が漂流します~ レビューの前に我が家のプチニュース!ももたが夏バージョンになりました! 今回取り上げる作品 「グレート・エス…
例によって何の脈絡もなく。 「三体3 死神永生」劉 慈欣(2021) 三部作の最終話。いやーーーーーーすごかった。もう凄いとしか言いようがない。初めからの色々がああなってこうなって最後にこうくるかー!という感じ。中盤からの盛り上げが素晴らしすぎてもうクラクラする。超絶ハイテク物...
明治時代、北海道開拓史実の裏舞台。北海道の原野を開墾するという国策にあたり、赤い獄衣を身に着けた囚人たちの無報酬の労働力を利用した北海道開拓裏面史。囚人の労力によって拓かれた土地、道は今も利用されている