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『雨あがる』(00)原作・山本周五郎、脚色・黒澤明https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7b37ce5d912e84fef8be95003876b711「BSシネマ」『雨あがる』
『峠最後のサムライ』(2021.5.1.オンライン試写)役所広司がどんどん三船敏郎化している幕末の動乱にあって、旧幕府側、新政府側のどちらに属することなく、中立と独立を目指した越後長岡藩牧野家の家老・河井継之助(役所広司)の闘いを描く。司馬遼太郎の『峠』を小泉堯史監督が映画化。河井の“最後の1年”に話を絞って描いている。いわゆる官軍との北越戦争での河井の姿勢については、己の理想のために藩を巻き込んだとする、批判的な意見もあるようだが、先見の明やグローバルな視点を持ちながら敗れていった悲劇の人とする向きもある。この映画は、サブタイトルからも分かるように、後者の視点から描いているが、意外とサラリと描いているため、感動は薄いという印象を抱かされた。河井については、大河ドラマ「花神」(77)で高橋英樹が演じた役の印象が...『峠最後のサムライ』