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春になったというのに蹴上浄水場のツツジも見に行きそびれ、松尾大社の山吹も鳥羽浄水場の藤も見ないままになってしまった。(毎年行こうと思いつつ行きそびれる💦) せめて名高い大田神社のカキツバタだけでも見たいと思っていた。見ごろは5月中旬頃かな、と思っていたら、新聞の第一面に見ごろを迎えたというカラー写真が掲載されていて、なんと、もう見ごろらしい。 そこで慌てて大田神社まで見に行って来た。大田神社へはカキツバタを見に過去に2度くらい行ったことがある。 しかしだいぶ前のことなので、行き方を忘れていて行きつけるか心配だったが。。 京都駅から市バス4番の上賀茂神社行きへ乗り、上賀茂神社前で降りる。直通で行…
ゴールデンウィークに見ごろを迎える #カキツバタ。#藤原俊成 が神様にお願いするほどに青紫色が濃くなると詠んだ #上賀茂 神山(こうやま)の麓。#大田の沢 の群落(国の天然記念物)を見学。#大田神社 #鴨族 目次 上賀茂 大田神社 国の天然記念物・大田の沢のカキツバタ群落 上賀茂の神山 本文 上賀茂 大田神社 京都上賀茂の大田神社に参拝。 京都植物園から北に向かうこの筋を歩くと上賀茂の地形がよくわかります。 上賀茂。モッコウバラ。向こうに大田神社 個人的に「上賀茂の大鳥」と呼ぶ、なだらかな斜面が混じり合う渓谷部、 大鳥の胴体中心、道の突き当たりが大田神社。 羽を広げた「上賀茂の大鳥」のなだらか…
#4564 月残る弥生の山の霞む夜をよよしとつげよまたずしもあらず
令和7年4月3日(木) 【旧 3月6日 友引】 春分・「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」 建仁2年9月13日(1202年9月30日)、後鳥羽上皇の離宮があった水無瀬(大阪府島本町広瀬)に於いて歌合の会が催されました。「水無瀬恋十五首歌合」と呼ばれますが、15というのは歌
#4486 冬枯れのすそ野の原をやきしより早蕨あさり雉子鳴くなり
令和7年1月15日(水) 【旧 一二月一六日 先負】 小寒・雉始鳴(きじはじめてなく)冬枯れのすそ野の原をやきしより早蕨あさり雉子鳴くなり ~藤原俊成(1114-1204)冬枯れの山裾の草を焼いたあとの野に生える早蕨をあさって雉が鳴いている。 俊成の歌にある山焼きや野焼き
歌は魂なり ~藤原定家と平家物語との意外な関係。そして彼を巡る怪奇伝説について
“さざ波や 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな” By 平忠度(1144-1184)from 千載和歌集 前回の投稿で藤原定家(1162-1241)の名前をチラリと出しましたが、今回は主役級の扱いで。 まず↑の画像は京都府京都市下京区にある新玉津島(にいたまつしま)神社。賑やかな五条エリアにあるこじんまりとした神社ですが、↓の説明板に書かれているようにもともとは藤原俊成(としなり/しゅんぜい。1114-1204)の邸宅内にあった神社です。 祭神の衣通姫は歴史上の人物で近親婚がらみの妖しい伝説を持っている人物です。この人だけでもネタになりそうな面白さを持った人物ですが、ここでは↓のWi…
神戸市須磨区にある関守稲荷神社(せきもりいなりじんじゃ)は、須磨の関の守護神、稲倉魂神を祀る神社です。名前の由来は、源兼昌が詠んだ百人一首のうちの一首に登場する須磨の関があったとされる場所に神社を建てたことから来ているそうです。須磨の関は古代、畿内と西国とを繋ぐ交通と軍事の要衝として重視されました。清少納言の『枕草子』にも、「関は、逢坂の関・須磨の関・鈴鹿の関・岫田の関・白河の関・衣川の関」と記さ...
仁王門から右の小道に向かうと、『源氏物語』二十二帖「玉鬘」ゆかりの二本の杉があります。幹の根元がくっついた杉の大木です。 謡曲「玉鬘」と二本の杉 謡曲「玉鬘」は源氏物語玉鬘ノ巻に拠ったもので、初瀬詣の旅僧の前に現れた玉鬘の霊が、僧を長谷寺の”二本の杉”の下に案内し、この杉の下で亡母の侍女右近とめぐりあった話を述べるという物語になっている。 玉鬘は、光源氏と契り生霊にとりつかれて死んだ夕顔の娘で、故あ...
『愛国百人一首』の選定された36首目は藤原定家です。これより鎌倉時代の歌となります。(著者所持の『愛国百人一首』の源実朝の絵札) 曇 り な き…
『愛国百人一首』の選定された33首目は藤原俊成です。平安時代(後期)の歌。(著者所持の『愛国百人一首』の藤原俊成の絵札) 君 が 代 は …
#4101 君なくはいかにしてかは晴るけまし古今のおぼつかなさを
令和5年12月29日(金) 【旧 一一月一七日 先負】・冬至 麋角解(おおしかのつのおつる)君なくはいかにしてかは晴るけまし古今《いにしへいま》のおぼつかなさを ~藤原俊成(1114-1204)『風雅和歌集』巻17-1840 雑歌下あなたがいなければ、どうしてこのもやもやを晴らせた
#3825 なにか思ふなにをか嘆く春の野に君よりほかに菫つませじ
令和5年3月28日(火) 【旧 閏二月七日 友引】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)なにか思ふなにをか嘆く春の野に君よりほかに菫つませじ ~相模(998?-1061頃)『相模集』何を思い煩い、何を歎くのですか。春の野であなた以外の人に菫を摘ませたりはいたしません。Photo