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今日は何時におきたんだっけか。 昨晩寝る直前に、ママチャリ漕ぎまくったせいで筋肉痛でおしりが痛くなり、いつも「あさって」ぐらいに痛みが来るのに早いな!って朝目が冷めたら、ひえぇー腰から下が全般的に筋肉痛!おしり・太もも・ふくらはぎ、モーター無しのママチャリ漕ぎって結構キクのねぇ~。 そして一度起きたけど二度寝して・・・そしてガバっと起きて、大急ぎで洗濯と多肉の世話、昼ご飯は食パンにバターと蜂蜜のっけでコーヒーを飲み、ヨーグルト食べてから読書開始。 といっても娯楽の読書じゃなくて勉強用だから勉強開始って書くべきかな。 岩波新書のタフなやつ。あしたのウェブお勉強会に必要だから頑張って読んでるが、い…
週刊 読書案内 金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書)
金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書) 経済学者金子勝と先端医療分野で「がん」の研究を牽引している医学者児玉龍彦という二人が、2022年の時点で、経済的、医療的カタストロフに陥ってい
第1部 特別寄稿 魚住昭 現在新書はいかにして現代新書になったのか □ 黒柳徹子は「本の寿命というのは、人間の寿命なんかより、ずっと長いのだ。この野間出版文化賞も、加藤さんの時代から連綿と続く、贈り物の
週刊 読書案内 結城正美「文学は地球を想像する」(岩波新書)
結城正美「文学は地球を想像する」(岩波新書) 市民図書館の新刊の棚に「文学は地球を想像する」という表紙があって、副題に「エコクリティシズムへの挑戦」という言葉を見たときに、あなたならどう反応します
書評「エピジェネティクス -新しい生命像を描く」(2014)
エピジェネティクスとは、一般的に「遺伝子の配列を変えずに遺伝子を制御」する仕組みと言われていますが、これだけだと何だかわかりませんね。初めてこの言葉を聞いたのは、某ネット掲示板の書き込みで、確か「その世代が獲得した特徴が子孫に伝わる仕組み」のように言われ
#277 読了『平家の群像 物語から史実へ』~日本の古典『平家物語』を読むため
『平家物語』のその物語としての設定から史実がどうであったかを考えるため、平家の群像 物語から史実へ (岩波新書)を読みました。物語ほど平家一門がきれいに一門と…
岩波書店の『ギリシア悲劇全集』を読み、内容を理解するための副読本として『ギリシア悲劇入門 (岩波新書)』を読みました。ギリシア悲劇三大詩人、アイスキュロス・ソ…
【BIGモンスター?】会社法の盲点とは 20年たって、真逆の結果に? 前篇
例の中古品の自動車の買い取りナンバーワンをうたっていた『BIG モーター』、その実態は、『BIGモンスター』であったことが明らかになりつつある。 今や、いろん…
長谷川櫂「俳句と人間」(岩波新書) とりわけ、俳句に興味があるというわけではありません。いつも行く図書館の新刊の棚にありました。今回の案内は長谷川櫂「俳句と人間」(岩波新書)です。 長谷
ごきげんさまです。あなたの断捨離を全力で応援するやましたひでこ公認 断捨離®️トレーナーたかはしよしこです。朝この本が届いたので(Amazonさんいつもありが…
週刊 読書案内 リービ・英雄「英語でよむ万葉集」(岩波新書)
リービ・英雄「英語でよむ万葉集」(岩波新書) 2022年の秋からでしょうか、リービ英雄という小説家に惹かれています。「天路」(講談社)という最新作を読んだことが始まりですが、「模範郷」(集英社文庫)
【中休み】何で『社会科学における人間』にこだわり続けているのか?
こんにちは。 このブログを2月26日に新設したところ、しばらく懸案として置いておいた大塚久雄さんの『社会科学における人間』についての考察が、自分の中で流れ始めました。また、昨夜遅くのネット通話で、この本を最初に読んだ1982年以来、40年の長きにわたって「こだわり」続けたことの意味が、おぼろげながらわかってきました。今回は、そのことを書いておこうと思います。 社会科学における人間 (岩波新書) 作者:大塚 久雄 岩波書店 Amazon 既述した(つもりになっている)通り、この著作の柱は3つあります。つまり、 ①ロビンソン・クルーソーを例証とした、社会科学の前提となる「人間類型」の考察、②マルク…
大塚久雄『社会科学における人間』(2)~マルクスの経済学における人間①
こんにちは。 今回も引き続き、大塚久雄さんの『社会科学における人間』について取り扱います。おそらくは、第2部にあたる「マルクスの経済学における人間」を2回程度に分けて書いてみることになろうと思います。 前にこの本を取り上げようとした際、この部に入る手前で足踏みしてしまいました。それは、学部生時代に難儀して読んだことの記憶があったからだと思います。しかし、いつまでも放っておくわけにもいかないので、5回の講義のうちの前3回分、すなわち、 8 『資本論』に現れる人間9 自然発生的分業①10 自然発生的分業② (p.71~96) を取り扱います。おつき合いください。 さて、そもそも「経済学」とはどうい…
大塚久雄『社会科学における人間』(1)~「ロビンソン物語」に見られる人間類型
こんにちは。 今回から大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)の本論についてご紹介してまいります。すでに書いているつもりですが、ぼくはこの一連のブログ記事でしたいと思っているのは、「名刺代わりの10冊」についてのご紹介をしたいというのではありません。それらを通して、自分が何を汲み取ってきたのかについて語りたいと考えています。つまり、何が自分の燃料となってきたか、あるいはしてきたのかを語りたいということです。それは肝に銘じておきたいと思っています。ではまず、この本で語られていることを見るために、「目次」を掲げておきたいと思います。なお、便を考えて「1」「2」等の連番の表記を変更してあり…
こんにちは。 先に書いた「大塚久雄『社会科学における人間』(0)」について、一度追記をした上で再公開しているのですが、ご質問等を頂戴しましたので、さらに追記をいたします。本編に入るのは、次回以降のUpとなりそうです。ご了承ください。 今回は、 1)戦後と「社会科学」2)学問の精緻化と、支配と管理の学3)学問の「再人間化」をめざす 辺りについて述べることができれば成功だろうと考えています。 1)戦後と「社会科学」 第二次世界大戦が終わり(日本としては「敗戦」を迎えたわけですが)、日本には欧米型の学問が再び、大量に流入してきました。それは、さまざまな意味合いで「解放」をもたらしたのだと思います。戦…
こんにちは。 昨年(2022年)の10月ごろでしょうか、「#しおりを挟む」という企画を思い立ちました。これは、ぼくの「名刺代わりの10冊」について語ることを口実として、ぼく自身について語ろうという企画でした。しかしながら、2冊めに取り上げようとした大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)で、早くも頓挫してしまいました。 それは、少なからず多忙になってしまったこと、持病の双極性障害により生活リズムが不安定化したこと等が理由として挙がります。あと、「やりたいこと」が拡散し過ぎていたことも、一因だったかと思います。 今回は、再度その10冊について語るのに挑戦し直そうと思っています。その10…
岩波新書の赤版は、1938年の創刊以来46年まで101点が出版されたそうです。今でも買うことができる本が何冊あるのかは調べられませんでしたが、一番古いものからは90年近く経っていることになります。それだけ長い年月が経っても、需要があって廃盤になっていない本は、名作が揃っていると感じます。 この本、元々は、”Zen Buddhism and its Influence on Japanese Culture"という英文のでした。本書は、北川桃雄氏が翻訳をしたものです。翻訳にあたっては、原作の著者である鈴木大拙氏が内容のチェックを行い、自分の意図が反映されているかどうかを確認したそうです。 これまで鈴木大拙氏の著作は何冊か読んだけど、どれも難解で、とにかく最後までページをめくっただけ、とで終わってしまうことが続いていました。 この本は、翻訳者が単なる言葉の置き換えではなく、自分で消化をしてから訳してくれたからでしょうか、内容が頭の中に今までの本よりも容易に頭の中に入ってきました。 禅が日本の文化にどのような影響を及ぼしたかを、美術、武士、剣道、儒教、茶道、俳句の観点から考察しています。この
大沢真幸「不可能性の時代」(岩波新書)・「虚構の時代の果て」(ちくま新書)
大沢真幸「不可能性の時代」(岩波新書)・「虚構の時代の果て」(ちくま新書) 註:この記事は2008年に高校生にむけて書いたものです。 京都大学の社会学教授大沢真幸(お
《先生は「おい静」といつでも襖の方を振り向いた。その呼びかたが私には優しく聞こえた。返事をして出て来る奥さんの様子も甚だ素直であった。ときたまご馳走になって、奥さんが席へ現われる場合
「2004年《書物》の旅 その12」藤沢秀行「勝負と芸」(岩波新書)
「2004年《書物》の旅 その12」 藤沢秀行「勝負と芸」(岩波新書) 2019年の夏、久しぶりに東京に行きました。東京は都会だと妙に実感しました。何しろ行く所、行く所、人が多い。ぼくが山手線の電
芥川仁(写真)・阿部直美(文)「里の時間」(岩波新書) 宅配便で届いた新書版のページを開くとこんな写真がありました。 着物を着こんだ夫人が、町内会で準備した夏祭りの舞台に見入っている
坪内稔典「季語集」(岩波新書)時候 暮秋 秋の末を季語では「暮れの秋」「暮秋」「秋暮れる」などという。 夏目漱石は「病妻の閨(ねや)に灯(ひ)ともし暮るる秋」という句を作っている。 「病妻
週刊 読書案内 茨木のり子「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書)
週刊 読書案内 茨木のり子「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書) ここのところ茨木のり子の詩を懐かしく読んでいて、この人の本で最初に読んだのがこの本だったことを思い出しました。 岩波
《2004書物の旅 その14》 岩田靖夫「ヨーロッパ思想史入門」(岩波ジュニア新書) 「西洋史を勉強するのならギリシア哲学とキリスト教思想の二つをまず読みなさい。その二つがわからなければ、ヨ
高村薫「作家的覚書」(岩波新書) 元気になったので、久しぶりに三宮に出ました。高架下の古本屋さんの棚で高村薫の岩波新書「作家的覚書」が目に入って、棚からとり出してみると200円だったので買いまし
四方田犬彦『七人の侍』と現代――黒澤明 再考 (岩波新書) 四方田犬彦の登場は眩しかった。1980年代の初めころ「構造と力」(勁草書房)「チベットのモーツアルト」(せりか書房)の中沢新一、「映像の
山口昌伴「水の道具誌」(岩波新書) 勤めていたころの教科書に山崎正和「水の東西」という短いエッセイがありました。今でもあるのでしょうか。 ともかく、「鹿おどし」といういかにも、「侘び」だ、「
【書評】社会人になっても語学を学び続ける!「英語独習法」を読む
社会人の学び直しで最も人気のある分野といえば、やっぱり「外国語」!実際、2015年度(平成27年度)の内閣府調査によれば、「機会があれば再び学び直したいと思うもの」という質問に対して、「外国語に関すること」を挙げる方の割合が最も高い結果とな
ひょっぽこ読書記録No.131 『グローバル恐慌』浜矩子 岩波新書 ー切り抜き6箇所
にほんブログ村 『グローバル恐慌』 金融暴走時代の果てに 浜矩子 岩波新書 「メイン・ストリートの 繁栄なくして、 ウォール・ストリートの 繁栄なし」 ・信用の連鎖が 無限に広がる 金融自由化時代だ。 その最先端を疾駆する 投資銀行の世界では、 信用の連鎖の 網の目を介して 誰が誰と繋がっているか わからない。 誰もが誰かの カウンターパーティに なっている。 「繋がり過ぎていて潰せない」 それが 彼らの合言葉に なっていた。 ・かつては、 もっぱら 「大き過ぎて 潰せない」かどうかが、 倒産に瀕した 金融機関に 救いの手を 差し伸べるか否かの 判断基準だった。 だが、 今や、 むしろ、 誰が…