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信ずることと、すること。 https://mori-to-seiza.hatenablog.jp/

読書と読書会について書いていきます。学芸全般について、新書をよく読みます。小説も読みますよ。読書会を主催しているので、遊びにいらしてくださいね。

しょうじ
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2023/03/01

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  • 本を読めなかったぼくが、もう一度読めるようになったのは?

    こんにちは。 「ネット心理教育」さんという Twitterアカウント があります。そちらが配信していたYouTube動画を、関心を持って拝見いたしました。こちらです。 ↓↓↓ www.youtube.com 事前のアンケート結果で、「双極性障害」を発症してから本を読めなくなったという声が多かったことを受けて、数人での座談会が行われています。本を読めないという状況も多岐にわたっているため、必要に応じて細かく検討しないといけないと思うのですが、次のようなことを感じました。 ①この配信の元になったアンケートに応じた双極性障害の当事者は、元々本や読書が好きだった人が多い、 ②しかし、病を得てからは本を…

  • 【固定記事】

    主要カテゴリー一覧 当ブログで作成している主要カテゴリーを表示しています。それぞれについて、リンクを埋め込んでいます。随時更新してまいりますので、ご利用ください。 読書 読書の記録や考察についてまとめています。 社会科学における人間 高校生からわかる社会科学の基礎知識 読書会 各種読書会の開催案内やレジュメ等を作成しています。 マチナカ読書会 生きづらい明治社会 〈読む〉という冒険 100分de名著 考える冒険 その時々の考察についてカテゴリーとしてまとめました。一覧はこちら。 鑑賞 映画・ビデオ クラシック 購入可能 2023年6月より、一部の記事から読了後にカンパをいただけるようにしていま…

  • 【レジュメ】『〈読む〉という冒険』読書会①

    こんにちは。 今月度は、7月30日(日)13時からの対面読書会開催を中心として、 ①7月8日(土)20時から Discordサーバにて②7月18日(火)20時から Discordサーバにて の計3回、『〈読む〉という冒険』(佐藤和哉さん著)の読書会を開く予定でいます。今回はそのためのレジュメ①となります。ご参加をぜひご検討ください。 進め方 今回の著作は全7章+はじめに/おわりにの構成となっています。7つの章では、各章1作の児童文学が紹介されていて、それらは相対的に独立したものとして読めます(もちろん、相互に関連はされています)。したがって、今回の3回の回では、それぞれの回に集まってくださった…

  • 『流転の海』シリーズ小考~松坂熊吾=鳩摩羅什!?

    こんにちは。 少ない人数ではありますが、ぼく「たち」は宮本輝さんの大河小説『流転の海』シリーズ全9部を読書会で完読しようとしています。現在第4部『天の夜曲』まで読み進めており、この巻もあと2章なので7月中には完結しそうです。8月の1回目(8月7日を予定しています)には、第1部から第4部までを軽く復習するのと、第3部と第4部のあとがきや解説を読むことにしようと思っています。ご関心をお持ちいただけたら、ぜひお問い合わせください(Twitterアカウント @Showji_S )。 ここではまず、全9部各巻のタイトルと発刊年を記しておくことにしましょう。 第1部:流転の海 1984年6月刊 第2部:地…

  • 極端の時代としての現代

    こんにちは。 先にも述べているように、この「はてなブログ」には有料でのご講読機能を導入してあります。現在はまだ試験的な運用段階ですが、徐々に整合的な運用をしてまいりたいと存じます。まずは、全文をお読みいただいたあとで、「おひねり」的な感覚でご購入を判断くださいますと幸いです。もちろん、それには及ばないとお考えの場合は、購入のお手続きは不要です。 * * * ある時代について、それを「〇〇時代」というように、端的に言い表している言葉は何かを考えることがあります。今までにも、大航海時代とか、戦争の世紀とかと言った言い表し方がありました。 では、今わたしたちが生きているこの時代は、どんな時代なのでし…

  • 記事販売機能追加のお知らせ

    こんにちは。 はてなブログが、「codoc」さんと機能連携をされたようで、記事単体での販売やサブスクリプションが利用できることになりました。今後積極的に活用してまいりたいと思います。この記事自体は無料のままですが、どうやら「下線以下は有償です」という設定ができるようです。プライベート度が高いものや、ターゲットを絞ってお届けしたいものについては、有償化することがあります。過去のブログやnoteの資産も、積極的に活用したいと考えています。 ご指導ご鞭撻を賜れますよう、心からお願い申し上げます。 【追記】 ①有償記事は、まず3~5本/月程度の作成・公開をめざします。 ②2023年8月頃を目標に、月額…

  • 「語り」を開く

    こんにちは。 ぼくが主催しているオンラインでの催しの一つに、毎週木曜21時からのclubhouse「100分de名著を語ろう」ルームがあります。そのために「レジュメ」として以下のURLでnoteを作成しています。その結びとして、次のように書きました。 最後にもう一つ。ショック・ドクトリンに「抗する」「抗う」ために「知性」が必要だとおっしゃっていたと思いますが、ここではちょっとカッコよく、「民衆(主体)の物語」を立ち上げることが肝要なのではないかと感じていると申し上げて、本稿を閉じたいと思います。 今回のブログは、それを敷衍する形で書き進めていこうと思っています。 note.com 結論めいたこ…

  • 「エピグラフ」画像の設定につきまして

    こんにちは。 このほど、ブログやnoteの「ヘッダ画像」を、いわゆる「エピグラフ」的な章句を用いて作成してみました。「エピグラフ」(epigraph)というのは、文書の巻頭に置かれる 句 、 引用 、 詩 などの短文のこととされています。書籍の冒頭に、献辞などが挿入されていますが、あんな感じです。 この章句をどこから取ってきたかと言うと、石垣りんさんの詩集(岩波文庫版)に収められている「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」からのごく一部なんです。 石垣りん詩集 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon ヘッダ画像に織り込まれてはいますが、もう一度抜粋している部分を掲げておきますね。 それらなつかしい…

  • 【マチナカ読書会】2023年7月度の予定に関して

    こんにちは。 2023年7月度の予定をおおむね決めましたのでお知らせいたします。ご参加を検討くださいますと幸いです。 宮本輝『流転の海』全巻読書会 宮本輝さんご本人とその両親が「モデル」と言われている大作『流転の海』シリーズ全9部の完読を目指してスタートした読書会が、本日(23/06/27)1周年となりました! ご縁のあった全ての方々に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。 現在までに、第4部『天の夜曲』第4章までを読み終えており、あと2回でこの巻が読了できる予定です。 7月10日(月)20:30~ Discordサーバ内にて「第5章」 7月24日(月)20:30~ Discord…

  • 【DVD】今井夏子原作『こちらあみ子』鑑賞(ネタバレ含む)

    こんにちは。 GEOのレンタルクーポンで準新作が7泊¥100+税で借りられると知ったので、先の通院の帰りに2作(と、旧作¥50+税を1作)借りてきました。その1作が、6月19日(月)に鑑賞し終えた『こちらあみ子』です。今井夏子さんの原作がちくま文庫から刊行されていますが、未読のため、今回はDVDの鑑賞記にとどめておきます。 なお、タイトルにも表示してある通り、いささか「ネタバレ」要素を含みますので、閲覧にはご注意いただきたく存じます。 こちらあみ子 [DVD] 大沢一菜 Amazon 海に面している広島県の町に、両親と兄の4人で暮らしている小学生のあみ子は、いささか「風変りな子」として扱われて…

  • 【読了】頭木弘樹『自分疲れ』

    こんにちは。 創刊時から注目していたシリーズ「あいだで考える」(創元社)の第一弾として刊行されていた、頭木弘樹さんの『自分疲れ』を読了しました。「10代以上すべての人に」と銘打たれている本シリーズは、若い人にも手にしてもらえることを意識した造りとなっています。果たして良書だったので、「読了記録」を残しておきます。 自分疲れ: ココロとカラダのあいだ シリーズ「あいだで考える」 作者:頭木 弘樹 創元社 Amazon 「あいだで考える」シリーズ 本シリーズの「創刊のことば」に、以下のようにあります。 本を読むことは、自分と世界との「あいだに立って」考えてみることなのではないでしょうか。 読書が生…

  • 新企画「オトナのチエノワ」、第1回は「宗教と文明」あれこれ。

    こんにちは。 先のエントリーにおいて、「リクエスト企画」として紹介していた宗教社会学等についてのお話しは、以後、「オトナのチエノワ」というカテゴリー化を図ることといたしました。Discordサーバに参加してくださっている各位の「得意分野」について、思い思いに語っていただこうと思います。その第1回目として、言い出しっぺのぼくが責任をとることにいたします(笑)。 そもそものきっかけは、サーバに「宗教のことについて知りたいです」という投稿がされたことでした。これに対して、ぼくは「キリスト教と資本主義や近代科学との関係についてなら、少しお話しできますがいかがでしょうか」と返答したのです。ここから「企画…

  • 2023年6月度後半の予定について

    こんにちは。 6月度後半の予定をお知らせいたします。参加をご検討くださいますとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。 日程 6月15日(木)21時から clubhouse 100分de名著を語ろう『ショック・ドクトリン』② 6月20日(火)20時から Discord リクエスト企画「宗教と文明について、ざっくり語る」~『社会科学における人間』を中心に 6月22日(木)21時から clubhouse 100分de名著を語ろう『ショック・ドクトリン』③ 6月26日(月)20:30から Discord 宮本輝『流転の海』全巻読書会~第4部『天の夜曲』第4章 6月29日(木)21時から clu…

  • 【ご案内】佐藤和哉さん著『〈読む〉という冒険』読書会を順次始めます。

    こんにちは。 先日までは『生きづらい明治社会』(松沢裕作さん)読書会で、たいへんにお世話になりました。そろそろ、7月30日(日)にオフライン開催も予定している『〈読む〉という冒険 イギリス児童文学の森へ』(佐藤和哉さん)の回も始めたいと考えております。なにとぞよろしくお願いいたします。 〈読む〉という冒険 イギリス児童文学の森へ (岩波ジュニア新書 947) 作者:佐藤 和哉 岩波書店 Amazon カバー裏から ロビンソン、アリス、プーさん、ナルニア……あの名作たちは、本当は何を語っている? 「作者が言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけじゃないこと」も、おしゃべりかもしれ…

  • 【読書会レポート】松沢裕作『生きづらい明治社会』(23/05/28)

    こんにちは。 昨日(23/05/28)、JR東中野駅近辺のレンタルスペースを利用しての対面読書会を開催いたしました。お申し込みはお2人で、実は開催が危ぶまれた瞬間もあったのですが、無事に終えることができてよかったと思っています。お運びくださいまして、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。 開催日時:2023/05/28(日)13:00~14:20ごろ 開催場所:JR東中野駅近辺会場 テキスト: 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 主な内容: 1)簡単な自己紹介2)読んだ印象の紹介3)「はじめに」の輪読4)それぞれの意見…

  • 映画『教育と愛国』を見ました②

    こんにちは。 先日、ひかりTVを通じて映画『教育と愛国』を鑑賞したとの記事①を、以下の通り書きました。 mori-to-seiza.hatenablog.jp 主な内容として、以下の3点を書きました。 日本国憲法の条文から 教育の「内容」を決めるのは誰なのか 教育を取り戻す 前回は、教育の主体者は一人ひとりの国民であって、国の側ではないことについて書いたつもりです。そこで考えなければならないのは、教育を「わたしたち」の手に「取り戻す」という点であるといたしました。 引き続き今回は、 教育を取り戻す(続き) 四権分立構想 まとめ について書いていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。 …

  • 映画『教育と愛国』を見ました①

    こんにちは。 先日「ひかりTV」で放送(配信?)されていた『教育と愛国』を録画して鑑賞しました。あと2回見るチャンスがありますので、ぜひご覧になってほしいと思い、一文をしたためることとしました。 www.nihon-eiga.com この作品は、自称「責任のある大人」たちが、その権力を濫用して、教育に介入しているさまを綴ったドキュメンタリーです。 冒頭から、検定と書き換えをめぐって、教科書会社の大手である日本書籍が倒産していたことを知らされます。ここですでに、大きな衝撃を受けてしまうのですが、全編これ「怒り」を覚えるシーンや発言の連続で、冗談抜きで血圧が心配になるほどです。 このまま何もせぬま…

  • 【レジュメ】『生きづらい明治社会』5.12 & 14プレ読書会Ver.

    こんにちは。 『生きづらい明治社会』の読書会当日が近づいてまいりました(5月28日)。これに先立って、オンラインでの「プレ読書会」を12(金)と14(日)、各20時から開催いたします。このブログ記事は、12・14・28のそれぞれの読書会での「報告」用にまとめたものです。ご覧いただいた上で、参加をご検討くださいますと幸いです。 ご参加のお申し込み及びお問い合わせは、ぼくのTwitterアカウント @Showji_S までお寄せくださいますようお願いいたします。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 本書の「目次」 はじめに 1)突然…

  • 【マチナカ読書会】5月28日(日)オフライン読書会・実施要項(最終版)

    こんにちは。 大型連休、いかがお過ごしでしょうか。5月28日(日)開催のオフライン読書会について、テキスト全体の「レジュメ」は完成いたしましたが、参加ご希望の受付はまだ継続しております。今回は、その実施要項の「最終版」のつもりで書くことにいたしました。参加をご検討くださいますと幸甚です。 日時と場所、費用 日時:2023年5月28日(日)13:00~15:00。最大15:30まで延長あり。 場所:JR東中野駅近辺のレンタルスペース。 費用:会場費及び資料代等として¥1000お預かりいたします。返金はできません。 ※会場の住所、お支払い方法は、参加者さまに直接ご案内いたします。 使用テキスト 松…

  • 【マチナカ読書会】レジュメ『生きづらい明治社会』⑦ 第7章~巻末まで

    こんにちは。 レジュメも残すところ、この記事だけとなりました。今までおつき合いくださった方々には、深く御礼申し上げます。あと少し、どうぞ最後までおつき合いくださいますようお願いいたします。 それと、5月28日(日)のオフライン開催のほかに、「プレ」読書会として、12日(金)と14日(日)にオンラインでの開催を予定しています。テキストそのものをお読みでなくても、レジュメを読んでおいていただければ、大筋はつかめるかと思われますので、どうぞご参加ください。Twitterアカウント @Showji_S までお問い合わせください。それでは、今回の内容に移ってまいります。 生きづらい明治社会 不安と競争の…

  • 【マチナカ読書会】レジュメ『生きづらい明治社会』⑥ 第6章

    こんにちは。 5月になりました。28日(日)の読書会当日も迫ってきています。レジュメ作成がなかなか進みませんが、がんばってよいものを作りたいと思っています。 オフラインの会と同時に、Discordを用いたオンラインでの会も企画しています。馴染みのない方のための「テストサーバ」も準備しています。Discordのアカウントを作成したあとで、 こちら をクリックしていただけますと、即座に参加いただけます。しばらく説明等のテスト運用におつき合いいただいた上で、本運用しているサーバにご参加ください。ご検討くださいますと幸いです。 今回のレジュメでは、第6章の分をお届けいたします。 第6章 「家」に働かさ…

  • 100分de名著テキスト『福音書』を読みながら・まとめ~ユダと提婆達多をめぐって

    こんにちは。 ぼくがEテレ「100分de名著」を見るようになってからは、既に数年が経っていて、clubhouseで「100分de名著を語ろう」というルームを開くようになってからでも、もう2年が経ちました。その間、一貫してぼくを啓発してくださっていたのが、若松英輔さんでした。今回(2023年4月度)放送の『福音書』の回では、特に強く感じ入るところがありました。若松さんは一人の信仰者でありますが、ぼくもまた仏教系の信仰を有している(と自負している)からこそなんだろうと思っています。 この『福音書』の放送の完結にあたって、偶然ですが自分が開催している読書会で読んでいた、宮本輝さんの『天の夜曲』(『流…

  • 【マチナカ読書会】レジュメ『生きづらい明治社会』⑤ 第5章

    こんにちは。 今日は午前中に一件レジュメを既に公開しているのですが、なるべく早いタイミングで全巻についてのご案内を完結させたくて、二件目に取り掛かりました。このブログ記事では、第5章を取り扱います。どうぞおつき合いください。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 第5章 競争する人びと―—立身出世 小見出し一覧 ①日清戦争②地租の増税と地方利益誘導の政治③貧民救助論争④逃れられない「わな」⑤立身出世の時代 ※ 上記の①~⑤の番号は、ブログ作成者が便宜的に割り振ったものであることをお断りしておきます。 本章の概要 日清戦争(1894…

  • 【マチナカ読書会】レジュメ『生きづらい明治社会』④

    こんにちは。 ①~③に続けて、23/05/28(日)のオフライン読書会を中心に行う読書会で扱う『生きづらい明治社会』(松沢裕作さん著)のレジュメをお届けいたします。今回は、4章のみを扱います。ぼくとしては、本著の「白眉」の部分と思っていますので、どうぞ最後までおつき合いください。会への参加もご検討くださいますと幸いです。なお、以下にある「小見出し」に振った①~④の数字は、ブログ作成者が便宜的に割り振っていることをお断りします。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 第4章 小さな政府と努力する人びと―—通俗道徳 小見出し ①カネの…

  • 【マチナカ読書会】レジュメ『生きづらい明治社会』③

    こんにちは。 今回の『生きづらい明治社会』(松沢裕作さん著)のレジュメは、第二章・三章をまとめて書いてみます。おつき合いくださいますと幸いです。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 第二章 その日暮らしの人びと―—都市下層社会 小見出し一覧 ①ドヤ街とネットカフェ②貧民窟③貧民窟のルポルタージュ④住居と家族⑤職業と食事⑥都市下層社会の特徴 ※①~⑥の数字は、ブログ作成者がつけたものです。次章も同じです。 章の概要 ネカフェ難民やドヤ街の淵源を考えると、江戸時代の都市における不安定な肉体労働の労働者が視界に入ってくる。 1897年…

  • 100分de名著テキスト『福音書』を読みながら②への追記 ~「同苦」をめぐって~

    NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書 2023年 4月 [雑誌] (NHKテキスト) NHK出版 Amazon こんにちは。 先ほど、今晩(23/04/20)のclubhouseルーム「100分de名著を語ろう」のためのレジュメを公開したところです。下線がある部分にリンクが埋め込まれていますので、ご参照くださると幸いです。 そのレジュメには、この記事に先立って書かれたブログ記事を紹介しているのですが、そこに「書き忘れ」があったことに気がつきました。本ブログ記事では、その「書き忘れ」てしまったことを中心に書き進めてまいります。できれば、そのレジュメとブログ記事とを併せ読んでくださいます…

  • 各種関連コミュニティのご案内

    建造中

  • 100分de名著テキスト『福音書』を読みながら②

    こんにちは。 昨日(23/04/17)、Eテレ「100分de名著」をオンタイムで視聴しました。若松英輔さんがナビゲートする「福音書」の3回目の放送で、サブタイトルは「祈りという営み、ゆるしという営み」。前回の放送にも増して学ぶところが多く、感動を禁じ得ませんでした。 www.nhk.jp 第2回の放送視聴時に、ぼくはブログを既に書いているのですが、今回はその「追記」のつもりで書いてみようと思っています。なお、前回放送に関するブログ記事は、こちら からご覧いただくことができますので、よろしければご参照になってみてください。 なお、このブログ記事とは別個に、clubhouse「100分de名著を語…

  • ドラマDVD『心の傷を癒すということ』を見る

    こんにちは。 阪神淡路大震災が起きたのは1995年1月17日。既に30年近くも前のことになります。「その日」の前後、関西方面限定でNHKドラマ『心の傷を癒すということ』編集版が単発で放送されました。それがNHKプラスで、全国で配信されるとTwitterで知り、ぼくはまず、このサービスを利用して編集版を視聴しました。 しかし、やはり全4話を見たくなりました。始めはセル版を入手しようとも考えましたが、幸いTSUTAYA DISCASで上下2枚のDVDとしてレンタルできることを知って、都合2便に分けて視聴いたしました。やはり、全編を見ておいて損はない、むしろ「必見」と言ってもいいと思っています。 心…

  • 【マチナカ読書会】生きづらい明治~②第1章 突然景気が悪くなる

    こんにちは。 松沢裕作さんの『生きづらい明治社会』(岩波ジュニア新書)を、ようやく第4章まで読みました。推薦してくださった方の言う通り、第4章はとてもおもしろかったです。しかし、今日のところは慌てずに、第1章を中心に考えていきたいと思います。以前書いたものは、以下にありますので、ご興味がありましたら参照なさってください。 mori-to-seiza.hatenablog.jp 第1章 突然景気が悪くなる―—松方デフレと負債農民騒擾 以下、小見出しに連番を振って、閲覧に役立てたいと思います。なお、「 」で括っている部分は、本文からの引用(=丸写し)となります。 景気変動 世界恐慌(1929年)や…

  • 100分de名著テキスト『福音書』を読みながら

    こんにちは。 今月(23/04)のEテレ「100分de名著」は『新約聖書』の福音書がテキストで、担当講師は若松英輔さんです。これはまだ前半の2回を見て読んだだけなのですが、ぼくが奉じている日蓮仏法とも、著しく共鳴しているので、ちょとそれを書いてみようと思い立った次第です。おつき合いくださると幸いです。 新約聖書 福音書 2023年4月 (NHKテキスト) 作者:若松 英輔 NHK出版 Amazon 100分de名著テキスト目次 ・はじめに 神のコトバと対話し、自分自身と向き合う・第1回 悲しむ人は幸いである・第2回 魂の糧としてのコトバ・第3回 祈りという営み、ゆるしという営み・第4回 弱き者…

  • 【マチナカ読書会】生きづらい明治社会~①はじめに

    こんにちは。 今回から、松沢裕作さんの『生きづらい明治社会』(岩波ジュニア新書)についての記事を分けて書き、5月28日(日)開催の会の準備としたいと思います。今回は、「はじめに」を概括していきます。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon 裏表紙のまとめから 日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は実はとても厳しい社会でした。景気の急激な変動、出世競争、貧困・・・。さまざまな困難と向き合いながら、人々はこの時代をどう生きたのでしょうか? 不安と競争をキーワードに、明治という社会を読み解きます。 はじめに 明治時代=大きな…

  • 「再開発」の進む街で

    こんにちは。 23/04/23(日)に投票が行われる統一地方選、積極的に「取りに」行かないと、争点や論点が何なのか、よくわからないように思います。ぼくは、ある時に育った街から逃げるようにして今の場所に移ってきたのですが、その以前住んでいた街は、「再開発」の名において、大きく姿を変えつつあります。一つには、大手私鉄が高架化だか地下化だかを進めていることに伴い、駅舎が変わること。もう一つには、道路が片道だったところを往復の道に拡幅される予定があること。元々が小さな商店街だったのですが、その個人経営だったお店にシャッターが降り、多少きらびやかな構えの店舗が散見されるようになった。しばらく前に用事があ…

  • 「やさしさ」は平和の力たりえるか?~大江健三郎さんの問いかけから

    こんにちは。 2023年3月3日、文学者の大江健三郎さんが亡くなりました。ぼくは熱心な読者でも、よい読者でもありませんでした。小説とエッセイ合わせても3~4冊程度を読んだだけです。しかし、幸いなことに、学部生時代に講演を聴講することができました。1980年代のことで、『新しい人よ眼ざめよ』が発刊されてしばらくしたころだったと記憶しています。 新しい人よ眼ざめよ (講談社文芸文庫) 作者:大江健三郎 講談社 Amazon 演題は、この稿の題目として掲げている「『やさしさ』は平和の力たりえるか?」だったと思われます。お話しの内容は、人に対してやさしくあろうとすることを不可能にすることに抗うのであれ…

  • 『高校生からわかる社会科学の基礎知識』~(5)第2章 近代法③

    こんにちは。 なかなか思うようには進められない『基礎知識』ですが、今回は「第2章 近代法」の3回目として、 8 西欧政治の流れ 近代憲法の確立過程と、9 憲法 とを中心として扱います。おつき合いくださいますと幸いです。 8 西欧政治の流れ 近代憲法の確立過程 (以下の「項目」ごとに付いている数字は、引用者が便宜的に付与しているものです。以後に書かれる記事についても、これに準じています) 中世・封建社会 複数の権力が入り乱れた時代 9世紀西欧=王政と封建制(古代の土地制度と主従関係を引き継ぐ) 荘園制 複数の権力が併存 双務契約 中世末期 教皇と諸侯の権威が低下しつつあった時代 強い権威=ローマ…

  • 『高校生からわかる社会科学の基礎知識』~(4)第2章 近代法②

    こんにちは。 『高校生からわかる社会科学の基礎知識』第2章「近代法」の後半部分(6~11)について概括いたします。前半(1~5)については、以下をご参照ください。 mori-to-seiza.hatenablog.jp INDEX 6.英米法 1.コモンロー 2.判例法を積み重ねる法体系 3.「法の支配」 人ではなく法が国家を治める 4.イギリス法とアメリカ法 7.大陸法 1.ローマ法からの発展 2.大陸法の設計 3.形式的法治主義 4.法の運用と定着 5.大陸合理論とイギリス経験論 法や権利は一気につくられるべきか 6.日本の法体系 7.実質的法治主義 8.西欧政治の流れ 近代憲法の確立過程…

  • 『高校生からわかる社会科学の基礎知識』~(3)第2章 近代法①

    こんにちは。 だいぶ間が空きましたが、『高校生からわかる社会科学の基礎知識』第2章についての記事をお届けします。以下に「INDEX」の一部を掲げました。全11節中の、1~5節について確認いたします。6~11節は、原則として次の機会に一括して書くことといたします。 INDEX 近代法とは何か 近代法とはどこの法か 法の発達や導入を促す要素 法の性質 法と社会の安定 法の必要性と法則 事実判断と価値判断 法と道徳の関係 道徳と最低限の義務 道徳には正解がない トリアージの考え方 法と道徳の境界 自然法と実定法 自然法(=実定法以前の法) 実定法 不文法の分類 制定法 制定法の意義 制定法の運用 委…

  • ハイブリッド読書会、スタートします!

    こんにちは。 対面での読書会を、1月と3月に実施して、次回の第3回目からを「マチナカ読書会」として運用していく点については、既にご案内さし上げているところです。今回は、オンラインツール・Discordとの有機的な連携を図って、「リアル・対面」での会と、「オンライン」での会を「ハイブリッド」に運用していこうとしていることをご案内いたします。 そうは言っても、「ハイブリッド」との言葉が一人歩きしてしまっていて、具体的にどうするのが「ハイブリッド」なのか、よくわかっていません。 一応は、東京圏で開催するリアル・対面での読書会には参加できない地域にお住まいの方であっても、オンラインでの参加を募るという…

  • 読書会を新規立ち上げいたしました。

    こんにちは。 23/01/21(日)と03/21(火・祝)の2回、対面で「推し本」を相互に紹介する形での読書会を開催いたしました。おおむね成功だったと判断し、当面隔月での開催を決めましたのでご報告させていただきます。 次回以降は、奇数月(5・7・9・11の各月)に開催し、スタイルも共通したテキストの講読ということにいたします。また、名称も「マチナカ読書会」といたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。 テキストの腹案はおおよそ決まっておりますが、参加を希望される方との微調整を行う予定でいます。 5月度予定テキスト 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作…

  • 「読む」のこれから~考える冒険(1-2)「読む」リズムとスピード

    こんにちは。 昨日(23/03/13)は、「読む」とは身体的行為、少なくとも身体を「伴った」行為であることを書いたつもりでいます。今回は、その「読む」についての考察の2回目として、「読む」に際してのリズムとスピードを考えてみたいと思います。少なくとも、ぼくはそのように読むと、快適さが確保もされ、読むことが促されることを書こうと思っています。決して押しつけではなく、あくまでも「自分はこうだ」ということについて書く予定です。 リズムを見つける 本稿では大きく、まさに読んでいる最中のことと、読むことの間隔という二つに分けて扱おうと思います。前者については、次の項目で一括して扱うので、先に一日や一週間…

  • 「読む」のこれから~考える冒険(1-1)

    こんにちは。 昨日(23/03/12)Twitterでお知らせしたように、今日から「読む」「書く」「聞く」「話す」のそれぞれについて考えていることを書き連ねていこうと思います。4日連続で書くということではないのですが、それぞれについては、内容の点においてゆるいつながりがあると予想しています。1回目の今日は、「読む」ことについてです。中心になるのは「読書」についてだろうと思いますが、読書論「だけ」を書くつもりではないことを申し添えておきたいと思います。おおよそ、 ①「読む」は体力勝負②「読む」リズムとスピード③「読む」ときに起きていること④「読む」は歴史への参加 の4点くらいについて、1500~…

  • 昨日(3.11)誕生日でした。

    こんにちは。 昨日(23/03/11)、59回目の誕生日でした。何人かの方々から、心温まるお祝いをちょうだいし、たいへん感激しております。心から御礼申し上げます。ありがとうございました! さて、この「3.11」が誕生日ということは、あの大震災が起こった日が誕生日であるということです。今回、そのことについて考えてみたいと思います。もしかすると、途中で放り出すことになるかもしれませんが、その場合でも、ご容赦くださいますと幸いです。 2011年3月11日(金)14時46分——。 この日が金曜日だったことは、はっきりと覚えています。なぜならば、当時のぼくは週に数回を目標に、地域生活支援センター(以下か…

  • 【読了日記】岩波ジュニア新書『10代が考えるウクライナ戦争』を読んで

    こんにちは。 岩波ジュニア新書『10代が考えるウクライナ戦争』を読了しましたので、簡単にコメントを残しておきたいと思います。 この本は、5つの中高で行われた座談・討論を中心として、奈倉有里さん、池上彰さんの寄稿、及びキーワード集、地図、年表、ブックガイドが添えられているものです。ロシアによる軍事侵略が開始されてから1年が経ち、この戦争をどう考えたらいいのか、何か読みたいと考えて手にしたものです。決め手となったのは、刊行日の新しさでした。 参加した中高は、以下の通りです。カッコ内は、座談や討論が行われた日時です。 ①都立国際高等学校(22/09/27)②早稲田佐賀高等学校(22/09/13)③愛…

  • 『高校生からわかる社会科学の基礎』~(2)第1章 近代科学

    こんにちは。 今回も『基礎』について検討を加えて行こうと思います。まずは、第1章で扱われている項目を把握するために、「見出し」に注目してみます。 科学の成り立ち 宗教色の濃い世界 中世の西欧は暗黒時代か 古代文化の再生 科学は人々の営みの連なり 科学の性質 科学の宗教的な側面 近代のおごり 戦争は大きくなったが回数は減った 近代科学を縮小することの難しさ 2節の中に、それぞれ4つずつの「項」が立てられていました。わずか10ページの記述で、科学史の全領域をカバーすることはできませんので、これはかなり大胆な省略を施したものと思われます。 まず、いわゆる「世界史」においての常道であるギリシア・ローマ…

  • 読書会のお知らせとまとめ

    こんにちは。 ぼくは何件か平行して読書会と、それに準じたイベントを主催しています。今回は、その「まとめ」的なご案内をさしあげたく起筆いたしました。ご参加を検討くださいますと幸いです。 主催イベントの概要 ①『流転の海』全巻読書会(月曜20:30~/月2回)、mocriにて ②100分de名著を語ろう(毎週木曜21:00~)、clubhouseにて ③『高校生からわかる社会科学の基礎』読書会(←New)、月2回程度をmocriにて ④上記の③終了後、『ゼロからの「資本論」』読書会 以上を開催及び、予定をしています。以下、①~③のそれぞれについてご説明いたします。最後にお申込みについて記述します。…

  • 『高校生からわかる社会科学の基礎』~(1)「まえがき」と「序章」から

    こんにちは。 まだどうするか決めあぐねているのですが、大塚久雄さんの『社会科学における人間』(以下,、『人間』)の第3部(ウェーバーの宗教社会学編)と、酒井峻一さんの『高校生からわかる社会科学の基礎』(以下、『基礎』)について、いまは適宜書き分けていきたいと思っています。今回は『基礎』の「まえがき」と「序章」を読んでの「メモ」程度のことを書いてみようと思います。おつき合いください。 構成 まえがき 序章 社会科学とは何か 社会の科学的な見方 社会の共通性 社会の不安定性 近代とは何か 近代化と近代科学 西欧の飛躍と学術の発達 時代区分としての近代と実質面の近代 * * * 『基礎』のようなもの…

  • 【参考】高校生からわかる社会科学の基礎知識(酒井峻一)

    こんにちは。 ひとつ前の記事で紹介した、酒井峻一さんの『高校生からわかる社会科学の基礎知識』について、目次をお届けいたします。できれば、入手いただいた何人かと、佳き日を選んでオンラインで講読会を開きたいと考えています。ご賛同いただける方は、どうぞお問合せください。 高校生からわかる社会科学の基礎知識 作者:酒井峻一 ベレ出版 Amazon Amazonの紹介文 法律や政治・経済などは、決してそれぞれ無関係に存在しているわけではありません。現実の社会を見渡せばわかるように、それぞれが有機的なつながりをもって社会は成り立っていますので、これら社会科学の学問も総合的に学ぶ必要があります。本書では、現…

  • 大塚久雄『社会科学における人間』(3)マルクスの経済学における人間②

    こんにちは。 今回の記述で、大塚久雄『社会科学における人間』の第2編「マルクスの経済学における人間」を完結させる予定です。その後については、「ウェーバー(本文中ではヴェーバー」ですが)の社会学における人間」に直進せずに、以下に掲げる本を何人かと読んでみたいと考えています。ご検討くださいますよう、お願いいたします。 高校生からわかる社会科学の基礎知識 作者:酒井峻一 ベレ出版 Amazon できれば、経済学を遡り、アダム・スミスにおいて「独立科学」となった経緯を確認しておきたいとも考えているのですが、パッと思いつくテキストを読んでいないため、そこの部分は保留としておきたいと思います。もう少し検討…

  • 【中休み】何で『社会科学における人間』にこだわり続けているのか?

    こんにちは。 このブログを2月26日に新設したところ、しばらく懸案として置いておいた大塚久雄さんの『社会科学における人間』についての考察が、自分の中で流れ始めました。また、昨夜遅くのネット通話で、この本を最初に読んだ1982年以来、40年の長きにわたって「こだわり」続けたことの意味が、おぼろげながらわかってきました。今回は、そのことを書いておこうと思います。 社会科学における人間 (岩波新書) 作者:大塚 久雄 岩波書店 Amazon 既述した(つもりになっている)通り、この著作の柱は3つあります。つまり、 ①ロビンソン・クルーソーを例証とした、社会科学の前提となる「人間類型」の考察、②マルク…

  • 大塚久雄『社会科学における人間』(2)~マルクスの経済学における人間①

    こんにちは。 今回も引き続き、大塚久雄さんの『社会科学における人間』について取り扱います。おそらくは、第2部にあたる「マルクスの経済学における人間」を2回程度に分けて書いてみることになろうと思います。 前にこの本を取り上げようとした際、この部に入る手前で足踏みしてしまいました。それは、学部生時代に難儀して読んだことの記憶があったからだと思います。しかし、いつまでも放っておくわけにもいかないので、5回の講義のうちの前3回分、すなわち、 8 『資本論』に現れる人間9 自然発生的分業①10 自然発生的分業② (p.71~96) を取り扱います。おつき合いください。 さて、そもそも「経済学」とはどうい…

  • 大塚久雄『社会科学における人間』(1)~「ロビンソン物語」に見られる人間類型

    こんにちは。 今回から大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)の本論についてご紹介してまいります。すでに書いているつもりですが、ぼくはこの一連のブログ記事でしたいと思っているのは、「名刺代わりの10冊」についてのご紹介をしたいというのではありません。それらを通して、自分が何を汲み取ってきたのかについて語りたいと考えています。つまり、何が自分の燃料となってきたか、あるいはしてきたのかを語りたいということです。それは肝に銘じておきたいと思っています。ではまず、この本で語られていることを見るために、「目次」を掲げておきたいと思います。なお、便を考えて「1」「2」等の連番の表記を変更してあり…

  • 大塚久雄『社会科学における人間』(0)への追補

    こんにちは。 先に書いた「大塚久雄『社会科学における人間』(0)」について、一度追記をした上で再公開しているのですが、ご質問等を頂戴しましたので、さらに追記をいたします。本編に入るのは、次回以降のUpとなりそうです。ご了承ください。 今回は、 1)戦後と「社会科学」2)学問の精緻化と、支配と管理の学3)学問の「再人間化」をめざす 辺りについて述べることができれば成功だろうと考えています。 1)戦後と「社会科学」 第二次世界大戦が終わり(日本としては「敗戦」を迎えたわけですが)、日本には欧米型の学問が再び、大量に流入してきました。それは、さまざまな意味合いで「解放」をもたらしたのだと思います。戦…

  • 大塚久雄『社会科学における人間』(0)

    こんにちは。 昨年(2022年)の10月ごろでしょうか、「#しおりを挟む」という企画を思い立ちました。これは、ぼくの「名刺代わりの10冊」について語ることを口実として、ぼく自身について語ろうという企画でした。しかしながら、2冊めに取り上げようとした大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)で、早くも頓挫してしまいました。 それは、少なからず多忙になってしまったこと、持病の双極性障害により生活リズムが不安定化したこと等が理由として挙がります。あと、「やりたいこと」が拡散し過ぎていたことも、一因だったかと思います。 今回は、再度その10冊について語るのに挑戦し直そうと思っています。その10…

  • ごあいさつ

    こんにちは。 長くブログやnoteを書いてまいりました。記憶が確かであれば、2001年、開始されたばかりだったニフティの「ココログ」を使って、当時通っていた産業カウンセラーの養成講座の記録をつけていたと思います。当時は、プロバイダサービスと抱き合わせでしたので、ニフティを解約したのと同時に、そのブログの記録は紛失してしまったものと思われます。 以降、mixiやTwitter、Facebook等々のSNSも使っていたものの、やはり自分は「書く人」なのだという気負いがありました。現在は、noteをメインとして、いくつかのブログも併用している状況です。 今回、改めてブログを新設したのは、「心機一転」…

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