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全体構想――錯乱する晩期資本主義の西アジア大破壊を阻止するために――
Ⅰはじめに――考察の立脚点 (1) 現実的人間の存立構造(人間の実際の在り方) ① 質料変換(物質的外界と肉体の間の物質のやり取り) ② 質料変換の意識…
物象化の起点は、やはり社会形成主体としての人格の活動としての「つながりを織りなす振る舞い」という性格が希薄化して、質料変換に一面化したことにあるのだと思いま…
こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 「虐げられた労働者が、横暴な経営陣に闘争を仕掛けて勝利し、自由と公正な社会を実現する」 働くことに疲れた僕らが夢見る究極の社会の実現。 そんな夢のような話を、国家の目標として推し進めた国がかつて存在しました。 何を隠そう、世界最大の面積を誇り米国と超大国の地位を争った、あの「ソビエト連邦(ソ連)」です。 ソビエト連邦の建国の歴史と思想的背景、目指した国家像を考えてみましょう。 歴史的背景 ソビエト連邦(ソビエト社会主義共和国連邦。ソ連)は、1917年のロシア革命を起点とし、1922年12月30日に正式に成立しました。 この建国の背景には…
フリーメーソンの普及は、貴族的エリートの規範から外れたところにある 独特なブルジョア文化の表現の一部をなしていた。 (フリーメーソンについては情報が錯綜しているので、 あくまで1つの見方にすぎませんが。) 科学、進歩、理性、啓蒙、自由、百科全書、消費文化、世界市民、 人間に普遍...
【マンガでわかる!マルクス資本論】なぜ働けば働くほど貧しくなるのか…?
100分de名著マンガでわかる!マルクス資本論について解説します。本書が気になっている方、読んでみた感想をレビューします。
一位とか 二位とか三位 無い未来 皆が自由に 笑顔で暮らす にほんブログ村 ★ 日本共産党の志位議長らによる最近のマルクスやエンゲルス研究の成果―共産主義の未来は、人間が何の強制もなく自由
1848年に出版されたカール・マルクス並びにフリードリヒ・エンゲルスが執筆した『共産党宣言』は、人類の歴史の歩みに多大なる影響を与えた書物の一つです。出版から1世紀を経ずしてロシア革命を引き起こし、ソ連邦消滅後の今なおも、地球上には中国を筆頭に共産党一党独裁体制を維持する国家が存続しています。同書は、共産主義国家を仕切る共産党幹部のみならず、全世界の市井の共産主義者にとりましても‘バイブル’とも言えましょう。しかしながら、これらの人々が、『共産党宣言』を本当に読んだのか、疑問なところなのです。共産主義は、一先ずは労働者を資本家の搾取から解放し、平等な社会を実現することを目指す思想です。このため、共産主義運動の主たる働きかけの対象は、労働者=被搾取者であり、不条理な現状に不満を抱く人々を惹きつけたことは理解...『共産党宣言』は人類奴隷化宣言?-‘奴隷の平等’
中国は、今日、習近平国家主席の‘指導’の下で、国民に対して習近平思想の徹底を試みています。国家が国民の内面に踏み入り、その思想まで強要する体制は、国家イデオロギーを定める共産主義国家の特徴の一つでもあります。そして、習近平思想にあっても、過去の5つの思想、即ち、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、三つの代表、科学的発展を基礎としながらも、19世紀にカール・マルクスが唱えた共産主義を出発点としていることは疑いようもありません。‘唯一思想’を国定する一方で、中国は、1949年10月10日の建国以来、宗教に対しては弾圧の姿勢で臨んできました。その主たる理由としてしばしば挙げられるのが、マルクスが残した‘宗教は麻薬(アヘン)’であるとする言葉です(その他にも、宗教弾圧の動機は多々ある・・・)。麻薬とは...マルクスが語った‘宗教は麻薬’のパラドクス
春は近い…と、思ったけどまた寒いね~今日も朝から雨降ってますsangoはドリンクとカフェオレで乗り切ってますけど最近の痛みを我慢してるのが夜にはMAXになるので朝から薬を飲むことにしたらまぁまぁ快適ww痛みが続く生活をしてたから痛みのない生活ってなんて素敵なんやろ~と実感してますww一平さん、なにが本当か分からないうちは語るのをやめよ~大谷さんも、婚前契約があったらしいけどなるほどなぁ~と納得したというかなんというかお金も在りすぎると色んな事が起こるんやなぁ~で、で、MLB中継の時、妙に綺麗な男の子がいるなぁ~さすが韓国や!!と、思ってたら俳優さんなんやねもぅピカピカやんwwげげっww今日も応援クリックよろしくねマルクスが予言していましたが資本主義の限界がどこに来るかというと四つあるひとつは異常、ないし許容しがたいほどの格差が生まれる二つめが地球環境が破壊される三つめがブルシットジョブ、「クソどうでもいい仕事」が爆発的に増える四つめが少子化これはもうみんな来ているわけですと、森永さんがおっしゃってました確かに…森永さん桜を見て頑張って病と闘ってくださいませそんな今日も来てくれてありがと
私は俗物根性(weblio)まるだしのミーハー(weblio)なので、日経平均株価が4万円を突破して話題になっている株で大儲けする方法を考えて見たいと思います。株で大儲けする方法は、誰でも思いつく方法だと思いますが、低迷しているけれど倒産はしないと考えられる企業を見つけ、その企業の株を徐々に大量に買い続けて株価を上昇させ、ある程度の株価に達したところで保有している株を一気に売り抜くという方法が考えられます。そして...
M62.資本主義では幸せになれない?(書籍 資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか?)
雑記62資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか? 久々の書評です。毎週水曜日、幕張新都心のTSUTAYA併設STARBUCKSで書籍を立ち読み(座り読…
🎄Welcome年末にしては、暖かい夜、いつも集まるバールではなく、散歩することに。折り返し地点にて、ベンチに座っていると、知り合いが通りかかる。”ご馳走続きで、歩いて消化でもしないとと思って。。。”ご家族の近況報告の後、話は、彼の好きなマルクス主義へ。”街中で、マルクス主義のチラシを配る若者に出会ったので、マルクスは何処で生まれたかと質問したら、彼、答えられなかったんだよ。”聖書の次に世界で読まれていると言...
#336 2023年7月の購入本 その2 マルクス。、源平合戦について
2023年7月に購入した本第二弾『一八世紀の秘密外交史:ロシア専制の起源』『源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫)』の2冊一八世紀の秘…
搾取というのは社会の発展にとって必要不可欠なことであって、資本家は搾取した利潤を奢侈財か投資財に配分している。奢侈財は投資財に比べたら微々たるものだ。利潤の大半は工場・店舗・土地・機械設備へ投資される。人口が増加する限り拡大再生産は必要であり、投資財がなければ社会は成り立...
2023年7月に購入した本です。今回は毎月定番と平家物語関連で5冊購入でした。定番の歴史群像、歴史街道、100分de名著シリーズそして、今年は『平家物語』を読…
いつの間にか12月!! さすがに、今年もあと一か月と思うと、 気持ちが引き締まりますね。 ・・・というか、 本番関連でバタバタしているせいか、 気持ちが本番ハイになっているらしく、 ここ二日間はほとんど寝てないのに眠くならない現象が続いています。 ん~~とりあえず、乗り切る! 家にいても、ピアノの前に座っても 連絡ごとでLineやらメールやらのやり取りばかりなので 外に出た方がなんとなく気持ち…
~体罰に対して 「先生いいよ、オレが悪い」~ 中学3年生の男子生徒でした。名前は忘れてしまいましたが、ある冬の日の放課後、事件が発生しました。 彼は体育館で長靴、つまり土足を履いたまま、バスケットボールを乱暴に蹴って遊んでいたのです。その姿に僕はカッとなり、平手で強烈なビンタを食らわせてしまったのです。 「しまった」・・・思わず 「おい、大丈夫か?」と声を掛けました。体罰です。これは明らかにやりす...
こんにちは、経済評論家山崎元氏が「『搾取』から逃れる『働き方』と『資産運用』」と題した記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に掲載しました。山崎氏は「経済は、主にリスクを嫌う人が安く働くことで、資本の形でリスクを取っている人に利潤を提供する
3.本源的蓄積=第1の否定 この生産様式は、土地やその他の生産手段の分散を前提する。生産手段の集積だけではなく、それは同じ生産過程の内部における協業や分業、…
田原真人という方が非常に面白い見解を提示なさっています。 https://assets.st-note.com/production/uploads/ima…
1.私的所有の2様態 社会的・集団的所有の対立物としての私的所有は、労働手段と労働の外的諸条件とが私人に属する場合にのみ存立する。しかし、この私人が労働者であ…
共産党宣言 - マルクス、エンゲルス 森田成也訳 (光文社古典新訳文庫)
昔から読んでみたかった本なのですが、なかなか手が出ずにいたところ、新訳が出たので良い機会かな、と。ヨーロッパ激動の1848年に書かれた本です。日本はまだ江戸時代で、ペリーが黒船(1853年)でやってくる少し前の頃ですよ。そんな時代に、あらゆる歴史は階級闘争の歴史と断じ、当時は一部の国でしか発生していなかったブルジョアとプロレタリアートの関係から、資本主義の欠陥を指摘し、新たなる共産主義の概念を説いたのは、まさに天才と呼ぶにふさわしい才覚ではないでしょうか。後の歴史において、多くの人、政党に影響を与えた一冊ということはよくわかります。現在はマルクスの言ったように機能している社会主義国はありませんが、その社会主義がうまくいかなかった理由は、どういう姿が資本主義の後にくるべき国家の姿なのか、などなど、考えること...共産党宣言-マルクス、エンゲルス森田成也訳(光文社古典新訳文庫)
【中休み】何で『社会科学における人間』にこだわり続けているのか?
こんにちは。 このブログを2月26日に新設したところ、しばらく懸案として置いておいた大塚久雄さんの『社会科学における人間』についての考察が、自分の中で流れ始めました。また、昨夜遅くのネット通話で、この本を最初に読んだ1982年以来、40年の長きにわたって「こだわり」続けたことの意味が、おぼろげながらわかってきました。今回は、そのことを書いておこうと思います。 社会科学における人間 (岩波新書) 作者:大塚 久雄 岩波書店 Amazon 既述した(つもりになっている)通り、この著作の柱は3つあります。つまり、 ①ロビンソン・クルーソーを例証とした、社会科学の前提となる「人間類型」の考察、②マルク…
大塚久雄『社会科学における人間』(2)~マルクスの経済学における人間①
こんにちは。 今回も引き続き、大塚久雄さんの『社会科学における人間』について取り扱います。おそらくは、第2部にあたる「マルクスの経済学における人間」を2回程度に分けて書いてみることになろうと思います。 前にこの本を取り上げようとした際、この部に入る手前で足踏みしてしまいました。それは、学部生時代に難儀して読んだことの記憶があったからだと思います。しかし、いつまでも放っておくわけにもいかないので、5回の講義のうちの前3回分、すなわち、 8 『資本論』に現れる人間9 自然発生的分業①10 自然発生的分業② (p.71~96) を取り扱います。おつき合いください。 さて、そもそも「経済学」とはどうい…
大塚久雄『社会科学における人間』(1)~「ロビンソン物語」に見られる人間類型
こんにちは。 今回から大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)の本論についてご紹介してまいります。すでに書いているつもりですが、ぼくはこの一連のブログ記事でしたいと思っているのは、「名刺代わりの10冊」についてのご紹介をしたいというのではありません。それらを通して、自分が何を汲み取ってきたのかについて語りたいと考えています。つまり、何が自分の燃料となってきたか、あるいはしてきたのかを語りたいということです。それは肝に銘じておきたいと思っています。ではまず、この本で語られていることを見るために、「目次」を掲げておきたいと思います。なお、便を考えて「1」「2」等の連番の表記を変更してあり…
こんにちは。 先に書いた「大塚久雄『社会科学における人間』(0)」について、一度追記をした上で再公開しているのですが、ご質問等を頂戴しましたので、さらに追記をいたします。本編に入るのは、次回以降のUpとなりそうです。ご了承ください。 今回は、 1)戦後と「社会科学」2)学問の精緻化と、支配と管理の学3)学問の「再人間化」をめざす 辺りについて述べることができれば成功だろうと考えています。 1)戦後と「社会科学」 第二次世界大戦が終わり(日本としては「敗戦」を迎えたわけですが)、日本には欧米型の学問が再び、大量に流入してきました。それは、さまざまな意味合いで「解放」をもたらしたのだと思います。戦…
こんにちは。 昨年(2022年)の10月ごろでしょうか、「#しおりを挟む」という企画を思い立ちました。これは、ぼくの「名刺代わりの10冊」について語ることを口実として、ぼく自身について語ろうという企画でした。しかしながら、2冊めに取り上げようとした大塚久雄さんの『社会科学における人間』(岩波新書)で、早くも頓挫してしまいました。 それは、少なからず多忙になってしまったこと、持病の双極性障害により生活リズムが不安定化したこと等が理由として挙がります。あと、「やりたいこと」が拡散し過ぎていたことも、一因だったかと思います。 今回は、再度その10冊について語るのに挑戦し直そうと思っています。その10…
長らく、ある事情から、僕はマルクスを毛嫌いしていました。しかし、自由に思考するようになってから、マルクスやニーチェなども、偏見なく向かい合うようになり、とんでもない誤解をしていたと、気づいたわけです。仏教者はキリスト教を、クリスチャンは仏教を、誤解してい
そういえば、あれほど教育界で勢力を誇っていた、日教組なる団体は、どうなったのであろうか。 評論家の亀井勝一郎の名前は、とんと聞かなくなった。 マルクスを、世界でもっとも影響のあった学者としたのは、イギリスの国際学会だそうだが、一体どうした了簡であろうか。 ミャンマーの内戦は...
ロンドンにあるハイゲート墓地の西側ツアーを終えた後、もちろん、東側にも入りました。西側ツアーに参加した人は、東側には無料で入れます(東だけだと、£4.50要ります)。東側は、西側より新しく、1860年のオープン。ここの目玉はもちろん、カール・マルクスの墓です。私達はすでに、
疎外と物象化:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ2
第Ⅲ節マルクス主義後半のメモです。前半で、商品の成立に「労働」が関与するというところまででした。それに続いて労働の変遷と疎外との関係についてです。以下、だいたいの要約です。異なる商品が同じ値段を持つといったことは、<労働時間>が必要だからと考えることができます。しかしこれで商品のもつ矛盾した性質の謎が解明されたわけではありません。リンゴとノートが比較不可能な個性を持つのと同様に、労働もそれぞれ...
商品とは何か:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第3章メモ1
古代から近代までの哲学が続くので、そこら辺は全部飛ばして第3章にいきます。第3章も実存主義あたりは飛ばしてⅢ節のマルクス主義からメモを取ります。「マルクス主義」となってますが「マルクス主義」と呼ばれる人たちのことではなくて、マルクスの思想で現代の資本主義社会の分析に直接つながるであろう、経済学的、文化人類学的な思想についてです。以下、だいたいの要約です。Ⅲ マルクス主義(前半)1 人間と労働人間は道...
スザンナ・ニッキャレッリ「ミス・マルクス」シネ・リーブル神戸
スザンナ・ニッキャレッリ「ミス・マルクス」シネ・リーブル神戸 予告編を見ていて「インターナショナル」が、ちょっとロック調な編曲で聞こえてきて「おっ、インターや」とか思ってやってきました。 こ
唯物思想の産物としての「洗脳(マインドコントロール)理論」と「WGIP論」
1、行動主義心理学1913年、J.B.ワトソンはそれまで主流だった意識心理学を否定し、行動主義心理学を提唱する。パブロフが条件反射の考え方を吸収し(*1)、人間の行動を<刺激>=<反応>で説明しようとするワトソンの行動主義は、当時としては科学的であると考えられ、20世紀前半の米国心理学会の主流となる。ワトソンは1915年にアメリカ心理学会の会長に就任している。以後、約50年間が行動主義...
バイデン大統領は、欧州訪問を締めくくる演説で、また、激しいプーチン大統領非難をくり返したようです。そして、「この男が権力の座にとどまり続けてはいけない」と言い放った言葉は、さすがにアメリカ側も、政権転覆の意図を表明したとされることを恐れて、ブリンケン国務長官が「吾々はロシアを体制転換させる戦略はもっていない」と釈明したようです。でも、「非難されるべきはウラジミール・プーチンだ」と言い、プーチン大統領を「虐殺者」、「真の悪党」「戦争犯罪人」「人殺しの独裁者」などいう言葉で、非難し続けてきたバイデン大統領の本心、また、アメリカ政府の本心は、政権転覆によって、ロシアを弱体化したり、アメリカに敵対しない政権にしようという意図があるのではないか、と私は疑います。なぜ、バイデン大統領が、各国の大統領や首相と個別に電話会談を...ウクライナ戦争の背景と人類の危機を乗り越えるシステムの確立
マルクスの節の後半です。前回のメモの最後は、弁証法的に得られる全面的な真理の立場が、マルクスによって「自然主義」とよばれている、という内容でした。そう考えられた理由も弁証法的に説明されています。人間は自然に働きかけ、労働過程を通じて人間と自然との間にお互いに交流関係が成立します。そして人間も自然もその本質を完成することになります。そのようなことが起こる理由は、人間が「類」として存在するとともに、自...
第二節 マルクスの自然主義(前半)シェリングに続いてマルクスの節です。木田によると、マルクスの『経済学・哲学草稿』における「自然主義」には、シェリングときわめて似た思考パターンが認められるように思われるとのことです。まずマルクス前期の『経済学・哲学草稿』執筆前後のマルクスの身辺について詳述されています。ここではごく簡単に要約しておきます。マルクスは1818年、プロイセン生まれで、大学で法学・歴史学・哲...