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ノラ学者のメモ帳 https://noraschmemo.blog.fc2.com/

野良学者やってます。 読んだ本とか研究用のメモを置いてます。 とりあえず西洋哲学からはじめて、現在は生物学、オートポイエーシス論、経済学、心理学、その他いろいろです。

むつきさっち
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2020/08/26

1件〜100件

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/08/15

    22-23シーズン開幕が近づいてきました。とりあえず開幕戦の日程は下の通りです。Matchday 01: Deportivo v DUX Inter Madrid, 8/27(土)19h30(スペイン時間)プレシーズンマッチも何試合か行われてて、8/14(土)には恒例のテレサ・エレーラ杯も行われてます。Trofeo Teresa HerreraRC Deportivo 4 - 2 FC Metalist Kharkiv前半2点先行されるも逆転勝利です。この試合もデポルのYoutube公式チャンネルで配信されてました。ひょっ...

  • ブログの更新について(8/12)

    またホームページの更新が滞ってしまったので、しばらくブログはお休み、もしくは更新頻度を大幅に減らそうと思います。現在ホームページにまとめているのはオートポイエーシス論、哲学入門で、新しく発達心理学、動物行動学、高校数学、高校生物のページを作る予定です。どのページの作成にも苦労している状況で、来年の論文発表に向けてオートポイエーシス論、発達心理学、動物行動学を先に進めるか、内容は決まっているけど図を...

  • 木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」メモ2

    「はじめに」と第一章第I節のメモです。はじめにまずこの著書が、「看護学生を哲学的なものの考え方に導き入れようというねらいでつくられた教科書」であることが書かれています。そして問いとして<人間とは何か> <生命とは何か> <生きるとはどういうことなのか>が挙げられています。医療関係者がこれらの問いにおいて哲学に寄せる期待には切実なものがあるであろうと。哲学がこれらに適切に答えられるかという...

  • 木田元『反哲学史』まとめ4

    第六章「アリストテレスの形而上学」のメモまとめです。ここはざっくりいきます。アリストテレスの思索のねらいは、プラトンの思想を批判的に修正しながら継承することにあります。プラトンの制作的存在論はギリシア古来の自然(フュシス)的存在論と対立するものとみなされていました。アリストテレスはプラトンを批判的に摂取し、プラトンの「形相」と「質料」を修正して自然的存在者にも適用しうるものにすることで、制作的存在...

  • 木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」メモ1

    【送料無料】基礎講座哲学/木田元/須田朗/財津理価格:1,430円(2022/8/8 10:55時点)感想(0件) 次に読む哲学の本は木田元と須田朗編著の『基礎講座 哲学』にします。この本は看護学生向けの講義をもとにしているらしいです。91年の講義録で出版されたのは2016年です。もうすでに著者両名がなくなっているのもあるんですが、科学的知見が書き換えられてきた現在においても哲学的価値は変わらないという判断から、修正はほん...

  • 自由を根拠とする二つの循環的制度構造:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第三章メモ2

    ここから近代社会とは何かという問いの回答にはいっていくわけですが、前の内容を忘れてよくわからなくなってるところがけっこうあります。読み返しは第1部を読み終わってからしようと思うので、わからないところはわからないところで、そのままメモをとっていくことにします。近代社会の基本的な特徴として次の二つが挙げられています。①学校などの具体的な諸制度の運営上で、個人の選択の自由を大幅に認める選択-帰責の論理をと...

  • 未来像による知能行動の成立2:ホームページ用メモ7

    前回、洞察的行動を「認識の一階層上の認識(未来像)が生まれ、これが環境として身体動作の連環を新生する」ことで説明できるかも、と書きました。今回は構成素、構造等のオートポイエーシス論の言葉で考えてみます。まずホームページで本能行動や欲求行動を身体の状態の連環で考えていて、縮減を本能行動、新生を欲求行動としています。ホームページに上げた図をここでも上げておきます。洞察的行動でも身体の状態の連環が新生さ...

  • 斎藤環、内田良『いじめ加害者にどう対応するか』書評と要約

    いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア (岩波ブックレット 1065) [ 斎藤 環 ]価格:572円(2022/8/3 16:50時点)感想(0件) 斎藤環、内田良『いじめ加害者にどう対応するか』評価: 臨床精神科医の斎藤環と教育社会学者の内田良による講演および対談集です。いじめ問題において語られることの少ない加害者に対して、その対応の難しさやそれを踏まえてどのように対応していくべきか述べられています。...

  • ホッブス問題:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第三章メモ1

    第三章に入ります。次章からは日本の近代の話に移るので、ここで一つの結論が出てくるはずです。第三章 近代社会とホッブス問題 -近代のダイナミクス-一 解かれる「問い」西欧近代社会の定義はいくつかあるのですが、決定的に重要なものとして社会契約論的思考が挙げられています。社会契約論では自由な個人が契約によって社会を作り出すと考えるので、「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」というホッブス問題...

  • 未来像による知能行動の成立:ホームページ用メモ6

    前回のメモで、本能行動と欲求行動、洞察的行動をプロセス経路の縮減と新生で説明できるかもしれないこと、オートポイエーシス論としては未来像の浸透による知能行動の成立を説明できるかもしれないことを書きました。もうちょっとこのことについて考えてみることにします。これまで論文等で参照してきた洞察的行動は、類人猿が台を使って吊るされたバナナを取る場面です。これはケーラーの実験映像をローレンツが文章に起こしたも...

  • 言語の生得性に関する議論:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ2

    第一章第2節のメモです。ここも考えなくていいことを考えてるんじゃないの?と思える内容なので、ごく簡単にまとめます。2 言語の「生得性」をめぐる論争前節は、文法は生得的にあるかどうか、という感じの内容でした。今節はチョムスキーに続いてピンカーが話題に上がっています。ピンカーは言語の生得性を強く主張しています。その主張の根拠となる事例が記述されていますが省略します。小さな子供でも埋め込み文を上手く扱え...

  • コムーネ:宇野重規『民主主義とは何か』第二章メモ1

    第二章に入ります。二章は古代ギリシアで生まれた民主主義が現代の民主主義の引継ぎといえるのかどうか、どのような関係を見いだせばよいか、という話のようです。第二章 ヨーロッパへの「継承」1 西欧における議会制古代ギリシアの民主主義の重要な要件の一つは、対面型社会であったこととのことです。ポリスの中でかなり大きかったアテナイでも、民会には大勢の人が直接駆けつけました。彼らは直接発言する権利を持ち、またす...

  • 個人の権利の不可侵と私有財産の不可侵:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ7

    第二章最後のメモです。これまでのまとめになっているはずですが、けっこうな部分がよくわかりません。わからないところは置いといて、第三章までメモとってから考えることにします。まず、ゼクテの論理をもとにした社会と社団の交錯が近代社会を産み出した、というところからはじまっています。社団が具体的に何を指すのかがよくわからなくて、たぶん法人や近代組織のことだと思うのですが、後回しにします。この交錯に理念的な『...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/07/25

    デポルのプレーオフ敗退から1月以上経ちました。選手の入れ替えもかなり激しくて、Noelが移籍とか監督のBorja Jiménezは残留とかいろいろありました。移籍選手リストとかもまとめようかと思ってますがそっちは気分次第です。デポルのオフィシャルサイトが相変わらず英語ページを更新してくれないので、今シーズンはツイッター情報メインで紹介していけたらと思ってます。早速ですが今シーズン最初のプレシーズンマッチが行われまし...

  • 知能行動のオートポイエーシス論的説明:ホームページ用メモ5

    ホームページで本能行動と動物行動をオートポイエーシス論で考えるページを上げてます。関連ページ:本能行動と欲求行動(オートポイエーシス論)そのページでは環境との相互浸透による身体作動の経路の縮減を本能行動、新生を欲求行動と考えてます。それでこの考えだと本能行動と欲求行動の間にさして差がない、という結論が出てきます。欲求行動は主に学習とかそのあたりを想定してますが、類人猿における洞察的行動とかもここに...

  • 木田元『反哲学史』まとめ3

    第五章「プラトンのイデア論」のメモまとめです。章タイトル通りイデア論がメインで、後半はイデア論の背景についてでした。まずイデア論は政治的、実践的な関心に強く動機づけられたものです。イデアもエイドスもだいたいは「形」を意味する言葉でした。イデアは目に見える形ではなく、洞察によって心で捉えられるようなものとして使われています。プラトンは事物だけでなく、「物の性質や関係に関しても、たとえば正しさのイデア...

  • 近代社会へ:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ6

    近代誕生の説明の佳境が見えてきてて、ここから三章まで一気に読みたくなってきました。いやすでに二、三度読み返してるのだけど、もう内容覚えてません。週二、三回くらいにペースアップしてメモをとっていくかもしれません。四 「最初の」近代社会十七世紀のニュー・イングランド社会は具体的な規範のレベルでは「中世的」といえるような厳格な社会だったそうです。当時の教会で具体的な罪とされたものが多数紹介されていますが...

  • ベクトルの成分表示と単位ベクトル:高校数学(ベクトル3)

    すでにベクトルの成分表示に言及してますが、もう少し補足説明を行っておきます。平面のベクトルを考えるとき、できるだけ簡単で考えやすいように、基準となる軸が直角になるように二つとります(本当は直角でなくてもよい)。x軸と平行で大きさ1のベクトルをe1ベクトル、y軸と平行で大きさ1のベクトルをe2ベクトルとおくと、この二つのベクトルの実数倍のベクトルの組み合わせで、一つの平面ベクトルを表現できます。具体例で見た...

  • 生理学的・心理学的な記述と対立関係との対応:「欲動とその運命」メモ9

    フロイトの「欲動とその運命」が途中からわからなくなる理由は、前半の生理学的・心理学的な記述と後半の具体的な話のつながりがわからなくなっているためじゃないか、と前回のメモに書きました。それで前回は生理学的・心理学的な記述の方をまとめました。ざっくり前回をまとめると下の感じです。欲動は刺激と類似するが、欲動は有機体内部から生まれるもので、欲動の解消には内部の刺激源泉を目的に適った形で変容させることが必...

  • 文法の生得性:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ1

    佐々木正人による第10章のメモを取り終わったので、第一章に戻ってメモをとっていきます。まず第一章、第1節は古典的な言語獲得理論についてで、個人的には考える必要のないことを考えているだけに思えます。1節は10ページほどで、ごく簡単にまとめておきます。第1章 言語獲得理論の働き 生得性をめぐって1 行動主義からチョムスキー理論へまず行動主義から始まってます。心理学での学習における「連合」の考え方で子供の言語獲...

  • ベクトル(高校数学)の内容:ホームページ用メモ4

    ホームページのベクトル(高校数学)ページ作成に際し、先に作成する項目をまとめておこうと思います。受験用のページではなく大人の復習や逆に中高生の予習用のページを作る予定です。とはいえ大学入試でよく出る内容は押さえておこうとも思います。今のところここのブログにベクトルの定義と表記のページを上げています。その続きとして書く予定は下の通りです。3. ベクトルの成分表示と単位ベクトル4. ベクトルの内積5. ベクト...

  • 木田元『反哲学史』まとめ2

    第四章「ソクラテス以前の思想家たちの自然観」のメモまとめです。第四章は前章のソクラテスのアイロニーを受けて、その対象となったものは何かという流れでこの順番になっているみたいです。古代ギリシア時代のフュシスの思想から始まっています。自然と訳されるフュシスという言葉があって、いくつかの意味があります。ソクラテス以前の思想家たちが「フュシス」の言葉の中に見ていた意味は、「自然(もののおのずからある姿)」...

  • ニュー・イングランド社会の秩序構造:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ5

    今回の内容はつながりが読み取れないところがけっこうあって、その辺は佐藤の結論をとり上げるにとどめることとします。マサチューセッツ社会の原理が説明してあるんですが原理だけ書いて飛ばします。①真の信仰に目覚めた個人からなる社会、②社会はその個人が契約を結ぶことによってつくりだされなければならない、③真の信仰に目覚めない人間が存在する、の三つです。この原理はその社会で生きる人に見られる考え方のことだと思い...

  • 生理学的、心理学的基付けのまとめ:「欲動とその運命」メモ8

    フロイトの論文「欲動とその運命」のメモを取ったわけですが、途中からよくわからなくなってました。その理由は前半の生理学的、心理学的な考察と後半のサディズムとマゾヒズムの話なんかがどう繋がってるかを読み取れなかったことみたいです。前半部分が後半部分のどことどういう関係になって基付けになっているのか、ちょっとだけ調べてみたいと思います。前半部分はメモ三つで、3ページを行ったり来たりするの大変なので、まず...

  • ベクトルの演算規則:高校数学2

    前回ベクトルがどういうものとして定義されているか説明しました。一つ忘れていたのが、ベクトルは自由に平行移動可能だという性質をもつことです。場所を固定して考える位置ベクトルもあるのですが、いったんそうさせてください。それで今回は、ベクトルの記述と演算規則についてです。前回述べた通り、ベクトルは「向きと大きさを持つ量」です。ここから次の二つの規則がそのまま生まれてきます。1.あるベクトルに実数をかける...

  • アフォーダンス概念で子どもの言語獲得を考える:ホームページ用メモ3

    『新・子どもたちの言語獲得』第10章「「ことばの獲得」を包囲していること」をまとめれば、ホームページのアフォーダンスページに続きを書けそうな気がします。メモをすでにとっているので、それをもとに構成を考えることにします。第10章は佐々木正人が書いていて、3節構成になっています。1節が「「ある」からはじまる」で、ソシュールの引用から始まっていて、簡単にまとめると下の感じです。いったん成立した言語は我々の言...

  • 周りにある「意味」の配置からのことばの獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ3

    第10章最後のメモです。3 意味にたどりつくまでアフォーダンスの配置された環境で子どもはことばを習得します。重要になるのは、どうやって周りにある意味に出会うかです。子どもは他の誰かと一緒にいます。子どもの養育を行う大人がまず行うのは、多様な仕方で子どもの「注意を引く」ことです。「養育者と呼ばれる特別の人たちがまずすることは、循環するインタラクションのループによって、大人も含めて周りにあることに注意す...

  • 子どもたちを取り囲んでいること:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ2

    第10章2節のメモです。2 子どもたちを取り囲んでいること大人の視点で、ことばを獲得しようとしている0歳児の周りを見ると、乳児を取り囲む環境は雑多なものに思えます。大人が子どもの前で一つの言葉を発したとき、その煩雑な周りの状態で何と対応しているか、大人の視点からは一見わからないように写ります。この本のそれまでの方法とは別に、子どもの周りにはどのようなものがあるか、よく観察してから考察しよう、という感じ...

  • フュシスからソクラテスのアイロニーへ:木田元『反哲学史』第四章メモ2

    第四章後半のメモです。ここは古代ギリシア時代のフュシスの思想が、どうソフィストとソクラテスへと繋がっていくかという内容です。以下、木田元『反哲学史』第四章後半のだいたいの要約です。生成、運動の原理であるフュシスはその秩序を持つはずで、ヘラクレイトスはlogos(ロゴス)と呼んでいます。このロゴスという言葉は多義的なのですが、ひとまずフュシスの「あり方の秩序・理法」を示すことばがロゴスであると考えてよさそ...

  • 子どものまわりにことばがあるということ:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ1

    佐々木正人による第10章「「ことばの獲得」を包囲していること」のメモからとっていきます。章タイトルから『アフォーダンス入門』の終わりの方の章と連続しているのがわかります。アフォーダンスの視点で子どもの言語獲得を説明してみよう、という内容です。第10章 「ことばの獲得」を包囲していること1 「ある」からはじまる1節はソシュールの引用から始まっています。佐々木による引用部分の内容を簡単にまとめると下のように...

  • 不可制御自由度下での二足歩行:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ4

    第二章の2節に入ります。1節に続いてグローバルエントレインメントモデルをもっと現実に近づけていく、という内容です。ここまでのモデルはかなり単純化したものなので、単純化により現実にそぐわなくなっているのではないかという疑念が生じます。脳神経系にこのモデルを近づけるのは難しいのですが、筋骨格系はより実体に近いモデルを作ることができるので、そちらから接近していこう、というのが2節の内容のようです。2 ヒト...

  • 小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』メモ1

    新・子どもたちの言語獲得 [ 小林春美 ]価格:2,530円(2022/6/27 12:18時点)感想(0件) 次に読む心理学の本は、小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』にします。この本は多数の人たちの共著で、各章を各人が担当する形になっています。下に目次を示しますが、目次からわかる通り、子どもの言語獲得に関する話題をかなり幅広く取り上げた本です。2008年の本なので10年以上前に出版されてますが、たぶん現在の理論...

  • 古代民主主義への批判:宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモ5

    第一章最後のメモになります。前回まで古代ギリシアでの民主主義の発展とその説明でした。今回は民主主義への批判と共和制についてです。以下、だいたいの要約です。3 民主主義の批判者たちアテナイでの民主主義の批判の一つに、その最盛期は短く衆愚政治へと陥ったというものがあります。実際にはアテナイの民主主義は200年近く機能したし、その間アテナイはもっとも安定し文化的にも実り多いポリスの一つでした。この200年間で...

  • ゼクテとキルへ:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ4

    前回までは契約神学の説明で、第三節はその契約神学が具体的に社会にどのような変節をもたらしたか、という話です。三 契約神学の社会まずゼクテとキルへの説明から始まっています。中世カトリックは人間に「シンテレーシス(syntheresis)」とよばれる、「人間個体に内在する自然発生的な正しい秩序への傾向性」を見ていたとのことです。プロテスタンティズムはこれを否定していて、つまり中世カトリックでは人間は「善なるもの...

  • ホームページの動物行動学ページ作成に向けて:ホームページ用メモ2

    ホームページに動物行動学のページを作ろうと思ってます。心理学入門のサブカテゴリ―として「動物行動学入門」を作る予定ですが、まだカテゴリーの名前もはっきり決めてない状態です。「動物行動学」をどのような形で紹介するかを、ある程度は決めておく必要があるでしょう。一応、生物学科の生態学講座出身として、今までホームページに上げた分野に比べたら、一番専門に近いです。でも本を参照にしないと書けることがないです。...

  • 生成原理としての自然(フュシス):木田元『反哲学史』第四章メモ1

    第四章のメモを取り忘れてました。順番がかなり前後しましたが、第四章のメモをとることにします。以下、木田元『反哲学史』第四章前半のだいたいの要約です。第四章 ソクラテス以前の思想家たちの自然観まだ哲学という言葉が存在しなかったころの思想家たちを表すのに、ドイツの哲学史家の言葉「フォアゾクラティカー」を借りてくることにします。彼らに共通して言えることは、ギリシア本土の出身者ではなくイオニア地方などの出...

  • 大村敏介『本能行動とゲシュタルト知覚』書評と要約

    本能行動とゲシュタルト知覚 [ 大村敏輔 ]価格:3,630円(2022/6/20 12:45時点)感想(0件) 大村敏介『本能行動とゲシュタルト知覚』評価: 最近はほとんど取りざたされる機会のない、ローレンツの動物行動学とゲシュタルト心理学について考察された本です。どちらも非常に詳細な動物観察をもとにして考案された考え方ですが、それが故の煩雑さもあって、忘れ去られるどころか誤解されて広まってしまっている状況です。...

  • ブログをしばらく休みます

    デポルのプレーオフ敗退の傷心をいやすためしばらくブログを休みます。まあ、たぶん一週間くらい。今回はいけると思ったんですよね。実際、昇格に片足をつっこんだ状態でしたし。朝起きたときにいまだ悪い夢だった気がします。誰か夢だといってくれ。...

  • デポルニュース:22/06/12

    11/06/20222021-2022 the Primera RFEF プレーオフ2戦目RC Deportivo 1 - 2 Albaceteデポル、プレーオフ2戦目落としました。来年も3部です。後10分耐えればよかったんですけどね。まあ、よくあることです。選手はよくやりました。来年はきっと1位通過です。<<デポルニュース:22/06/05...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ8

    メモまとめも最後です。Ⅷ. 2. 知覚・理性同型的認知心理学とゲシュタルト心理学との収斂の可能性Ⅷ. 2. 1. 全体と部分との因果的相互関係ウェルナー(H. Werner, 1933)は、「点としての個々人(個体)も、相集まって社会という一全体性を形成するが、この一全体性も、もはや個体の特性に帰すわけにはいかない。つまり、超個体的全体性は、個体を総合することによって得られるものではない」と考えている。「人間の社会では「言語」と...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ7

    第Ⅷ章のメモまとめ1回目です。この章が最終章で、本全体のまとめのはずです。今回は第1節のメモまとめで、本能行動のまとめにあたる部分です。Ⅷ. 1. 本能行動の構造・機能・エネルギーローレンツは本能行動は経験による修正を蒙らない行動様式として明確に定義している。逆にそのような修正を余儀なくされる行動様式が、「欲求行動」にあたるが、ローレンツの定義は曖昧である。ローレンツは刷り込みや真空反応に生体の自律性を見...

  • 恩恵の契約:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ3

    前回は法人が王の二つの身体論をもとにしているという話でしたが、今回は大きく変わって、ピューリタニズムの契約神学についてです。ピューリタニズムがあみだした社会と教会の一次モデルは「契約神学(federal theology)」で、これは文字通り人間が神と契約を結ぶという理論とのことです。アダムを通じて神と人間の間に結ばれたのが「業(わざ)の契約(Covenant of Works)」で、これは一定の戒律をまもれば救済されるというも...

  • 今頃東方シリーズにはまる

    存在だけは知ってた(主に薄い本で)東方シリーズに今頃はまりました。もともと2Dスクロールシューティングは好きだったんですが、高校のときくらいから出るゲームが減っていったのもあって、もう20年はやってませんでした。久しぶりの2Dスクロールシューティングだったんですが、弾避けが楽しくて楽しくて。こんなに楽しいもんだっけ?と遠い記憶を思い出そうとして、遠すぎてもはや思い出せません。噂には聞いてたんですがマジで...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ6

    第Ⅶ章のメモまとめ二回目です。途中、恒常性の生理学的機構についてよくわからなかったとメモに書いてあって、やっぱり今でもよくわからないのでそこは飛ばします。Ⅶ. 2. 知覚系の驚嘆すべき計算機能(続き)われわれの知覚においては、最終的な帰納の結果のみが意識に昇るのであり、帰納の基礎となるような個別的末梢的報告は知ることはない。その都度の下位の機関は、多くの個別的データを受け取って、「各機関自らの「責任」に...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/06/05

    05/06/20222021-2022 the Primera RFEF プレーオフ1戦目RC Deportivo 4 - 0 Linares Deportivo快勝ですわ。でも前半決定機たくさん作られてけっこう冷や冷やもんでした。これで今シーズンもプレーオフ決勝のみです。もうどんな形でもいいから二部に上がってほしいです。RCDLC.comの試合経過は下の通りです。-----前半はサイドから決定機を作られまくるがMackayのセーブで何とかしのぐ。30分過ぎからはボールを持てるようになって、...

  • ベクトルとは:高校数学1

    順不同で高校数学のページを上げていきます。まずはベクトルからです。高校の二年、数Bではじめて出てくる概念ですが、考え方自体は中学数学の座標系の中でこっそりと使われています。それから中学理科の力の分解(今は中学ですでに力学が始まっている)のあたりでも出てきました。そんな風に高校数学のベクトルを習うまえにすでにベクトルを使用しているのですが、あらためて数学のベクトルを学ぶためには、概念からゆっくり考え...

  • 高校数学インデックス

    高校数学も説明に苦労することがあって、ここに説明を上げていくことにしました。とりあえずベクトルから始める予定で、数列、微積やって数IIIとか、むしろ高校での学習順とは逆に上げていくつもりです。<数I><数A><数II><数B>〇ベクトルベクトルとは<数III>...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ5

    第Ⅶ章のメモまとめに入ります。メモが8つもあるんですが、見返してみたら、よくわからなくて重要なところを引用して終わってるメモがたくさんありました。今読み返してもたぶんわからないので、そこらへんは飛ばしてまとめていこうと思います。第Ⅶ章 ゲシュタルト知覚の卓越した認識機能Ⅶ. 1. ゲシュタルト知覚と無意識推理我々の神経装置による知覚的報告は「全く内省や知的統制の及ばない、それでいて、「理性」の働き(つまり...

  • 木田元『反哲学史』まとめ1

    メモを取り終わったのでまとめにいきます。十一章まであって、今回は「はじめに」から第三章までです。はじめに一般に20世紀の哲学者は自分たちのおこなっている思想的営みを「哲学」と呼ぼうとしなくて、西洋哲学の「批判」や「解体」を目指す運動を「反哲学」の言葉で要約できそうです。西洋文化形成のイデオロギーであった哲学を日本で勉強することにはある種の奇妙さがあるのですが、「反哲学」の立場に立ってみれば、われわれ...

  • 歩行パターン間の移行:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ3

    神経振動子による二足歩行モデルの話が続いています。今回も図は省略します。まず「神経振動子から構成される歩行モデルのCPGは、主に脊髄の機構をあらわしていると考えられるが、CPG全体の活動を非特異的に変化させる定常入力のパラメータは、中脳歩行誘発野に対応していると考えられる」とされています。続いてパラメータを大きくしていくと歩行から走行に切り替わったとのことです。ここでパラメータを大きくしていったと書いて...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/05/29

    28/05/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 38thRC Deportivo 0 - 1 Unionistas de Salamanca CF最終節は敗戦ですが、デポルにとっては調整試合なので結果は別によいでしょう。レギュラーシーズンはGroup1の2位です。Racing Santanderに走られて直接昇格は逃しましたが、38試合で勝ち点74は悪くない数字です。最終的に2位以下の結果は下の通りです(RCDLC.com情報)。Grupo 1Deportivo Racing FerrolRayo MajadahondaUD L...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ4

    第Ⅵ章の後半メモまとめです。Ⅵ. 3. 終末行動(完了行動)に定在する特殊欲動の中枢性の意義一連の行動の終末行動(完了行動)は、常に「生得的なもの」であるが、個体発生においては、終末行動が概ね最初に現われる。また、ある完結した一定の本能体系は数多な比較的な個別本能に「分解」可能で、しかもこれらの個別本能は一時的に「連接」しているにすぎず、それ以外の場合はそれぞれ独自の「実現」を目指している。ライハウゼン...

  • ホームページ更新が一段落したのでブログ再開

    ホームページの中学数学とアフォーダンス入門のページ作成が一段落したので、ブログを今までのペースに戻すことにします。これからの予定は今までの本の要約に加えて、高校数学、高校生物のページを上げていく予定です。中学数学でさえ一年かかってるので、高校数学と高校生物がどれくらいかかるか見当もつかないですが。それから止まってたオートポイエーシスのページを再開したいところです。来年度までには論文を一本どこかで発...

  • 古代ギリシアでの戦争と民主主義の関係:宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモ4

    第一章第2節のメモ後半です。以下、だいたいの要約です。現代においては、民主主義国家はより多くの当事者が政治的決定に参加することから、結果的に戦争が抑止される可能性が高まると考えられています。ナショナリズムに煽られて戦争の可能性が高まるという考え方もありますが、「デモクラティック・ピース(民主的平和)」の考え方は有力です。これに対して古代ギリシアでは、戦争と民主主義の発展には密接な関連があります。古...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ3

    第Ⅵ章のメモは6つあったので二つにわけてまとめをとります。第Ⅵ章は「活動特殊エネルギー説の検討」で、文字通り、ローレンツが動物行動の内因として考えた生理学的機構である活動特殊エネルギー説についてです。Ⅵ. 1. 活動特殊エネルギー説に対する反証と制約ライハウゼン(1965)が行ったローレンツの活動特殊エネルギー説に対する考察をもとにする。本能運動はさらに細かな「運動性個別要素」に分離可能である。しかしこの運動性...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/05/22

    21/05/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 37thReal Valladolid Promesas 0 - 4 RC Deportivoこの結果がもうちょっと早く出てたらと思うけど、まあ、プレーオフ勝ち上がればよいだけですから。快勝で2位も確定しました。残り1節はカード累積に気を付けて調整ですね。RCDLC.comでの試合経過は下の通りです。-----両チームとも切り替えの早い展開でスタート。開始8分でVillaresがファールを受けてPK。MikuがPKに成功して先制。...

  • ホームページの中学数学ページ作成終了

    ホームページの中学数学、やっと終わりました。中学数学を網羅してるわけではないですが、ここは必要というところは全部書いたつもりです。ここのブログに上げた記事を元にしてますが、内容は少し変えることになりました。それから三年の「相似な図形」から「標本調査」はここには上げずにそのままホームページに書いてます。下にホームページへのリンクを貼っておきます。中学数学の復習がしたい人はどうぞ。この後は高校数学と高...

  • 法人と王の二つの身体:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ2

    前節に続いて第二節も法人格についてです。今回も実際の記録や記述がかなり引用されているのですが、まとめきれないのでそのあたりは省略することにします。以下、だいたいの要約です。二 ピューリタニズムの不連続面(前半)中世後期以来、西ヨーロッパ社会での法人格の付与は国王(と議会)の権能でした。これは「王の二つの身体」という概念が大きく関与しています。この概念は王個人の自然的身体と、社会全体を代表する政治的...

  • 実証主義とそれに対する方法論的改革の企て:木田元『反哲学史』終章メモ2

    メモ最後になります。前回の続きで、19世紀後半くらいの自然科学と人文諸科学の動向についてです。たくさんの人名と特徴が挙げられているのですが、個人的に興味のある人の記述だけ抜き出すことにします。以下、木田元『反哲学史』終章後半のだいたいの要約です。十九世紀後半になると、自然科学の方法を模倣することによって、心理学・歴史学・社会学・言語学といった人間諸科学が実証科学として形成されることになりました。心理...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/05/15

    14/05/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 36thRC Deportivo 4 - 3 CD Tudelano2週間ぶりの試合はびっくりするような打ち合いになりました。RCDLC.comにcraziest gameって書かれてましたよ。とりあえず勝てたのでよしとしましょう。たぶん残り2試合なので2位も確保できるでしょう。勝ってるときの感覚を残してプレーオフに行きたいところです。試合の流れ(RCDLC.com情報)は次の感じです。開始から積極的にいくも、6分...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ2

    第Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ章はもうまとめを取っていたので、第V章のまとめです。第Ⅳ章は生得的解発機構が外因性と内因性の両方に規定されること、さらにゲシュタルト知覚との相違と類似を持つことがまとめられているみたいです。第Ⅴ章は「解発体の構造と機能」なので、第Ⅳ章の発展のはずです。3つの節に分けられているので、節ごとにまとめてみようと思います。Ⅴ. 1. 解発的構造の非蓋然性種仲間間でシグナル機能を持つように分化したのが解発体で...

  • 機械論的自然科学勃興の時代:木田元『反哲学史』終章メモ1

    最終章のメモ1回目です。哲学というよりも、西洋形而上学の嫡子である機械論的自然科学に着目して十九世紀をみてみようという感じの内容です。以下、木田元『反哲学史』終章前半のだいたいの要約です。終章 十九世紀から二十世紀へ(前半)形而上学の克服を企てたシェリング、マルクス、ニーチェらの思想は、二十世紀のハイデガーやメルロ=ポンティらに引き継がれていきます。しかし上で挙げた三人の思想などは十九世紀を代表する...

  • 等しきものの永劫回帰:木田元『反哲学史』第十章メモ7

    ニーチェの節のメモ最後です。前回は「力への意志」で、今回はそれに続いて世界の在り方である「等しきものの永劫回帰」から始まります。以下、木田元『反哲学史』第十章第三節のだいたいの要約です。ニーチェは世界の在り方を、「世界は永劫に生成しつづけながら自分自身に回帰するしかない」とみなし、「等しきものの永劫回帰」という姿をとると考えています。「「力への意志」という概念は、存在者の全体が「何であるか」を言い...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/05/01

    30/04/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 34thRC Deportivo 3 - 0 UD Logroñésちょっと遅かったけど快勝がきました。前半早い段階で2-0にして、後半に追加点をあげて余裕の逃げ切りです。RCDLC.com情報だと、試合の流れは次の感じです。全般的に、相手が前からボールを奪いにくるけど中盤のスペースが空いて、カウンターが機能。まずElitimの左クロスのこぼれ球をAntoñitoが押し込んで先制。次もElitimのクロスをLapeñaが頭...

  • 愛と憎しみの関係の成立:「欲動とその運命」メモ7

    今回で最後のメモです。なんかもうどうにもよくわからなくて、とりあえずわかったところをあげていきます。まず愛-無関心の対立関係、愛-憎しみの対立関係が、欲動と対象の関係によって説明されている感じです。2ページほどこれらの説明が続いているのですが、よくわからなかったので、最後の部分だけ抜き出して他は飛ばします。「完全な、内容的な対立関係と考えられる愛と憎しみの関係は、単純なものではない。愛と憎しみは、原...

  • 力への意志:木田元『反哲学史』第十章メモ6

    ニーチェの節のメモ2回目です。今回はニーチェの思想の中心部分にある「力への意志」についてです。ここの部分の木田の表現からはどうも、かなりの部分を木田によるニーチェ解釈が占めてるようです。以下、木田元『反哲学史』第十章第三節のだいたいの要約です。ニーチェは誤解されることも多いのですが、彼の思想は伝統的な哲学を十分に消化した上で展開された抽象的思考によるものです。「ライプニッツ-カント-ショーペンハウア...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/04/25

    24/04/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 33rdCF Talavera de la Reina 1 - 1 RC Deportivoいい時間もあるけど攻撃の深さを保てないという感じみたいです。結果自体は悪くはないですが、内容はすっきりしなかったよう。プレーオフみつめると、悪いなりになんとか勝つ、という感じに持っていきたいのだけど、なかなかうまくいかないですね。RCDCL.comでのツイート内容からは下の感じです。相手の先制点はクロスにゴール前のブ...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/04/18

    17/04/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 32ndRC Deportivo 3 - 0 久しぶりの快勝ですわ。3-0で勝ったの2ヵ月ぶりくらい?本領を発揮すればマドリ―Bに負けたりしません。まず右wingのAguirreがドリブル突破からクロス入れてQuilesが流し込んでわずか5分で先制。その5分後にはElitimがエリア隅でボールを奪ってクロス、ファーサイドでMarianoが叩きこんで2点目。これでElitimのアシストが10に達したようです。中盤でボー...

  • ブログの更新について

    現在ホームページの更新が滞っています。なのでいったんこっちのブログを休止、もしくはペースをかなり落とそうと考えています。ここのブログにいったんまとめていることをまとめ直すだけだから、簡単にページが書けると思っていたのですが、明らかに考えが甘かったです。一つの話題を一つのページにまとめる必要があって、一度ブログにまとめたページをもとに再構成しないといけないので、思ってた以上に手間がかかってます。現在...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』書評と要約

    憲法の条件 戦後70年から考える (NHK出版新書) [ 大澤真幸 ]価格:902円(2022/4/15 13:14時点)感想(0件) 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』評価: この本は大澤真幸と木村草太の対談で2015年の本ですが、憲法九条に関して今まさに必要な視点を与えてくれます。憲法についての対談だけど、どちらかというと法学者の木村草太の方が聞き手に回ることが多い印象です。とはいっても法に関して具体的...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』まとめ6

    第六章「憲法を私たちのものにするために」のメモまとめです。最終章は章タイトル通り、ここまでを踏まえての提言の章です。日本人は敗戦を拒絶してしまったために過去の他者の視線を基付けにすることができません。そのため「未来の他者」の願望を受け取ることが必要で、それができれば日本国憲法に命を吹き込むことができるかもしれません。普遍への感覚が失われていることが様々な問題の根本にある可能性があって、この状況に対...

  • 外乱に対する歩行の安定性と受動歩行:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ2

    前回は神経系に引き込みによる自己組織性を与えて実験してみた、というところまででした。今回はそれに続いて、外乱に対する歩行の安定性や受動歩行を、非線形科学の用語を使って説明しよう、という内容です。以下、だいたいの要約ですが、今回も図は省略します。「グローバルエントレインメント」モデルでのシミュレーション実験をいくつか行いました。体の一部をおしても何歩かよろけたあともとに戻ることや、斜面の傾斜に合わせ...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』まとめ5

    第五章「議論なき議会と「空気」の支配」のメモまとめです。日本の議会には機能不全が起きていて、自分とは違う立場の人を無視してしまっています。政治というのはそもそも、自分とは異なる価値や考えをもっている他者と合議し、公共的な決定をつくりだすプロセスなので、他者と向き合わないと話が始まりません。ハンナ・アーレントは、多様性のある状況を複数性と表現し、非常に肯定的に捉えています。全員一致に強い疑惑が向けら...

  • ネット上に残るということ

    ブログとかtwitterとかやってて思うのは、自分の発言が残り続けるって怖いってことですね。twitter利用者の大半は一切情報発信してないってどこかの記事で読んだんですが、そっちの方が真っ当だと思います。なんか変なテンションの日ってあるもんで、振り返ってみて「オレ、何書いてんの?」ていう発言たくさんあります。消すか修正するかすればいいんですが、面倒くさいし、そういうのも含めてやるもんかなとも思うのでそのまんま...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/04/11

    10/04/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 31stBilbao Athletic 1 - 1 RC Deportivo 悪い試合じゃなかったみたいですが、後半に先制も追いつかれて引き分けです。試合展開はかなり変わっていったみたいです。前半はBilbaoが主導権を握って徐々にDeporが改善していったところで終了。後半はまたBilbaoが主導権を握るもSorianoのパスをQuilesが流し込んでからカウンターが機能し始めて、でもBilbaoが追いついてオープンな...

  • 大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』まとめ1

    メモのまとめに入ります。メモを取ってる間、話の流れを見失いがちだったので、できるだけどういうつながりを想定して書かれているか見つけ出したいところです。まずは「まえおき」と第Ⅰ章「序章と課題の限定」のまとめです。まえおきは大村がメッツガー教授のところに2年間研修に行っていた前後の心理学分野の雰囲気からはじまってます。今もそうなんですが当時の日本でもゲシュタルト心理学は忘れ去られていたけど、本場ドイツで...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』まとめ4

    第四章「偽りの集団的自衛権」のまとめです。現在の国際法では武力行使一般が違法とされていて、国家による武力行使一切を禁じるのが原則です。しかし侵略国が現れたときのために、「侵略国に対応する制度として、「集団安全保障」というものが用意されています。「集団安全保障」とは侵略国が現れたら、国連加盟国全体で反撃して平和を維持しようということです。」ただし国連が措置をとるためには安保理決議が必要で、安保理決議...

  • クレイステネスの改革:宇野重規『民主主義とは何か』第一章メモ3

    第一章第2節のメモ前半です。以下、だいたいの要約です。2 アテナイ民主主義の発展アテナイで民主主義が確立した画期となるのが、紀元前508年のクレイステネスの改革です。クレイステネスは特別な権力を持った人物ではなく、彼の改革は一市民の資格で民会に提案し、それが採択された結果だと考えられています。彼の改革で重要なものの一つは10部族制の導入です。まず都市部と沿岸部と内陸部に三区分され、それがさらに10区分され...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』まとめ3

    第三章「ヘイトスピーチ化する日本」のまとめです。ヘイトスピーチは法で考えるとかなり難しい問題らしく、言論の自由は守られなくてはならないけど、そのままでは言葉で傷付けられてしまう人が出てきてしまいます。表現の自由は自由権の中でも非常に重要なもので、専門用語では、表現の自由は「優越的地位」があると表現されます。最近では表現の自由は委縮しやすいから手厚く保護しないといけないと説明されることが多くて、その...

  • 社会としての会社:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第二章メモ1

    第二章に入ります。第一章で、個人と組織の合理性の分離が結果として近代資本主義を産んだということが言われていました。そしてプロテスタンティズムと近代組織をつなぐのはまず、政治組織だったというまとめで終わってました。第二章ではそのことについて展開されるはずです。第一節はアメリカ植民地の民主主義的特異性について詳細に記述されてます。私ではまとめられないので、話のつながりを考えたときに重要と思えるところだ...

  • 大澤真幸、木村草太『憲法の条件 戦後70年から考える』まとめ2

    第二章「幻想の「国体」と日本国憲法」のまとめです。「日本国憲法によって象徴される戦後秩序とは何だったのか」が第二章の議題です。木村から見ると、日本国憲法は、人権保障もあるし三権分立や地方自治も定められた、「普通」の憲法典です。それが両極端に捉えられていて、それがなぜかという疑問が浮かびます。それについて靖国問題から議論が始められています。第二次大戦のあと、国際秩序に復帰するために、政治的に戦争責任...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/04/3

    2/04/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 30thRC Deportivo 2 - 1  CF Rayo Majadahonda前半2-0リードで余裕のはずが後半一点返されてぎりぎりで辛勝…。4-0コースのはずだったのに。なかなか不調から抜け出せないですね。twitterのRCDLC.comにゴールシーンの動画がありました。一点目はLapeñaがフリーキックに後ろから走り込んできれいに頭で流し込んでました。二点目はNoelへのバックチャージでPK、Williamがキー...

  • ニーチェの生涯:木田元『反哲学史』第十章メモ5

    ニーチェの節に入ります。この節はマルクスの節に比べてかなり長いので、3回くらいにわけてメモを取ることにします。以下、木田元『反哲学史』第十章第三節の要約です。第三節 ニーチェと「力への意志」の哲学「生きた自然」という概念を復権することによって、形而上学的思考様式を克服しようとした試みを、もっとも壮大なスケールで展開したのはニーチェです。まず彼の生涯を簡単に見ておきます。ニーチェは1844年にライプチヒ...

  • 木田元『現代の哲学』書評と要約

    現代の哲学 (講談社学術文庫) [ 木田 元 ]価格:990円(2022/4/1 11:40時点)感想(0件) 木田元『現代の哲学』評価: 日本の現象学研究の第一人者、木田元による現代(1960ごろ)哲学の入門書です。木田元の最初の著作らしくて、「あとがき」にもあるようにかなりの筆の勢いで疾走感が通底して感じられます。木田元の著作なので、やはり現象学分野が一番詳細ではあるんですが、フロイトやソシュール、レヴィ=ストロー...

  • 外部精神物理学と内部精神物理学の収斂:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第8章メモ5

    ずいぶん長くかかりましたが今回で最後のメモです。結論この本の目的がまずまとめてあります。第一がローレンツの本能行動論の概略を与えることで、Ⅷ.1.節がそのまとめになるとのことです。もう一つが本能行動とゲシュタルト心理学とを関連付けることです。こちらはさらに二つにわけて考察されていて、ブルンスウィクの知覚・理性同型的認知心理学とヘルムホルツの無意識推理説に対するローレンツの評価と、これらブルンスウィクの...

  • サイコパスとして思う:潤羽るしあ契約解除について

    潤羽るしあ(以下全員敬称略)の中の人、最近はゲーム配信に誘われたりして活動が調子に乗りそうな感じですね。他のvtuberさんで仲良くしてる人もいますし。ところで、同じ人で名義わけないといけないの面倒くさいです。どうせほとんどの人は知ってるし。でもまあ、今活動中の名前は伏せておきます。潤羽るしあの契約解除自体は、運営の判断は妥当だと思います。もうちょっと説明してよ、とは思ってますが。話は変わりますが、私は...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/03/28

    27/03/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 29thCelta B 2 - 1 RC Deportivo 内容は悪くなかったらしいんですよ。でも内容うんぬんの前にセルタBには負けてほしくなかったよ。後半は押し込んで、Quilesのゴールで一度は追いついたんですけどね。でもそのQuilesがイエロー二枚で退場。CeltaBの二点目はクロスをボレーで叩きこまれたファインゴールだったみたいなので、最後は仕方ないものではあったんですが。なんかもうダ...

  • ゲシュタルト知覚と解発図式の関係:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第8章メモ4

    第8章2節後半のメモです。以下、だいたいの要約です。Ⅷ. 2. 2. ゲシュタルト知覚・生得的解発図式・無意識推理(1) ローレンツは「全体の特性は部分の特性の単なる総和ではない」という原則を固持するゲシュタルト心理学に対し、「どのゲシュタルトも有機的一全体性をなしている。しかし、有機的一全体性をなしているものが、必ずしもゲシュタルトではない」と修正すべきだと主張している。(2) 省略(3) 「ローレンツ(1961)は、ゲシ...

  • 木田元『現代の哲学』まとめ11

    最終章のメモまとめですが、1節と2節のマルクス主義がもうまとめる必要も感じないくらいです。2節の終わりに下のようにまとめてて、もうこれだけでいいでしょう。「実践的必要からレーニンの素朴反映論が出てきて、それに西欧側が対抗して実存主義的な革命の弁証法が提示されて、さらに対抗してアルチュセールらの社会構造の理論としてのマルクス主義が提唱されて、さらなる抵抗の結果その前とよく似た人間主義的な考え方に回帰し...

  • 本能行動と伝統を通して獲得されたもの:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第8章メモ3

    8章第2節のメモ前半です。以下、だいたいの要約です。Ⅷ. 2. 知覚・理性同型的認知心理学とゲシュタルト心理学との収斂の可能性Ⅷ. 2. 1. 全体と部分との因果的相互関係(1) ゲシュタルトの概念規定で重要なのは部分と全体の関係である。ゲシュタルトの構成要素は異なっていてもその配置により同じゲシュタルトが知覚される(ページ153、図3:円と楕円のゲシュタルトの図があるが省略)。ウェルナー(H. Werner, 1933)は、「これと同じ...

  • 私有制による労働からの疎外:木田元『反哲学史』第十章メモ4

    マルクスの節の後半です。前回のメモの最後は、弁証法的に得られる全面的な真理の立場が、マルクスによって「自然主義」とよばれている、という内容でした。そう考えられた理由も弁証法的に説明されています。人間は自然に働きかけ、労働過程を通じて人間と自然との間にお互いに交流関係が成立します。そして人間も自然もその本質を完成することになります。そのようなことが起こる理由は、人間が「類」として存在するとともに、自...

  • 木田元『現代の哲学』まとめ10

    第4章6節「人間と社会構造-レヴィ=ストロースとマルクス」と7節「状況と自由-意味の発生と意味付与」のメモまとめです。レヴィ=ストロースはモースの考え方を受け継いで、モースのいわゆる交換様式を<構造>と呼んでいます。彼の見解では、社会とは、親族関係、芸術・神話・儀式などのさまざまなシステムの錯綜する全体、つまり<諸構造の構造>です。レヴィ=ストロースは例えば婚姻を社会集団間の女性の交換システムと考...

  • 本能行動まとめ2:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第8章メモ2

    8章第1節後半のメモです。以下、だいたいの要約です。(7) 連接の動力としての行動特殊エネルギー「連鎖(連接)のどの項にも、「同じ種類」の「行動特殊エネルギー」が供給されている。しかも、始発項のエネルギー需要は最小で、かつ刺激閾も最低であるが、終末項へ移行するにつれて、そのエネルギー需要も閾値も高まる。それ故に、連接をなして、おのおのの項が(例えば造巣行動のように)比較的長期に亙って順次経過していく限り...

  • 大域的引き込みモデルによる二足歩行:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第2章メモ1

    第Ⅱ章に入ります。図がたくさんあるんですが、もう面倒くさいので省略させてもらいます。自分の知ってるところもたくさんあって、そこもまた省略させてもらって気になるところだけ拾い上げていこうと思います。Ⅱ章 歩行における脳と環境の強結合1 グローバルエントレインメント生体は自分を取り巻く多様な環境の中で、どうやって適切な動作が取れるのか、というのが2章の主題みたいです。行動じゃなくて、歩行とかの動作が適切...

  • デポルティーボ・ラ・コルーニャニュース:22/03/20

    19/03/20222021-2022 the Primera RFEF Group 1 28thRC Deportivo 2 - 1 CyD Leonesa久しぶりの勝利、というか点をとったのさえ久しぶり。内容はなんか変わってないっぽいんですが、一試合勝つだけで大きく変わることもありますしね。今は勝利の方がいいです。そしてRacingが負けてくれればよかったんですけどね。Racingもアウェーで勝利で勝ち点差6は変わらずです。前半はオープンな打ち合いになったみたいです。Quilesが左クロス...

  • 木田元『現代の哲学』まとめ9

    第4章4節「相互主観性(一)-サルトルとメルロ=ポンティ」と5節「相互主観性(二)- ヴァロン」のまとめです。言語は他者との関係を含みます。ところが他者の問題は近代哲学においては最大のアポリアの一つで、その理由は「人間存在を自己自身によってのみ近づきうる意識として捉えて」しまったためです。サルトルを例にとると、彼はまず、自我とは、意識の働きを反省的に見ることにおいて二次的に構成されたものでしかないと考え...

  • 本能行動まとめ1:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第8章メモ1

    最終第8章でまとめの章です。以下、だいたいの要約です。Ⅷ. 1. 本能行動の構造・機能・エネルギー(1) 種内共通の定型的行動パターンローレンツは「本能行動」の語を種内に共通して現れる定型的行動パターンとして、それまでよりも限定して使用した。(2) 被志向性の反射的経過ローレンツは行動の連接の「終末行動」(完了行動)が常に本能行動であるとした。(3) 連接の終末行動の優位性ローレンツは本能行動は経験による適応的修正...

  • 三つの対立関係:「欲動とその運命」メモ6

    前回アンビヴァレンツの言葉出てきてて、それに続いて愛と憎しみのような対立関係にあるものについてみたいです。やっぱりよくわからないので、わかったところと気になったところを抜き出していって今回のメモは終わりにします。対立関係にあるものが三つ挙げられています。愛-憎しみ、愛すること-愛されること、愛と憎しみの関係-無関心や冷淡さの三つです。さらに心的な生が、次の三つの対立関係によって支配されているとされて...

  • プロテスタンティズムから近代組織へ:佐藤俊樹『近代・組織・資本主義』第一章メモ5

    第一章最後のメモです。プロテスタンティズムの倫理は本当に近代資本主義をうんだのか、というのがこの章の主題でした。個人の合理性と組織の合理性の分離が結果として駆動した、というのが前回までの結論で、「近代組織という媒介項をおくこと」でプロテスタンティズムと近代資本主義の間の架け橋としようという考え方のようです。近代組織は「(1)個人は原理的に組織の外部にあり、(2)自由意思によって組織の規則に自己拘束するが...

  • 無意識推理説:大村敏輔『本能行動とゲシュタルト知覚』第7章メモ8

    第7章は第3節のみ、残り4ページなんですが、ここがかなり込み入っていてなかなか理解できないです。終わりの2ページは結局のところ、ヘルムホルツの「無意識推理説」は神経過程と心的過程の平行という前提を踏み越えて、両者の間の連続的移行説に陥ってしまった、ということみたいです。前半2ページだけ引用しながら考えてみたいと思います。Ⅶ. 3. 三段論法としての無意識推理ヘルムホルツの無意識推理説は別の本で言及されるので...

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