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何故空は青いのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故空は青いのか?昼の空が青く見えるのは、太陽の光と空気の関係によるものです。太陽の光は白く見えますが、実はいろいろな色の光が混ざっています。その中でも青い光は波長が短く、空気中の小さな粒にぶつかると四方に散らばりやすい性質があります。これを「レイリー散乱」といいます。そのため空全体に青い光が広がり、私たちには空が青く見えるのです。宇宙から見ると空は黒く、青い空は地球だけの特別な景色なのです。*Why is the sky blue?The blue color of the daytime sky is caused by the interaction between sunlight …
2026年5月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)1分間天文教室
*5月の星空の見どころは?新緑がまぶしく、過ごしやすい気候が続く季節です。夜空には春の星座が高く昇り、穏やかで落ち着いた星空が広がります。心地よい夜風を感じながら、ゆったりと星空を楽しんでみましょう。 ■星空カレンダー5/2 満月5/6 みずがめ座η流星群が極大5/10 下弦5/17 新月5/21 小満5/23 上弦5/31 満月 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の出前の東の低空金星:日の入り後の西の低空火星:観測は難しい木星:宵の西の空土星:観測は難しい 出典:国立天文台 *What are the highlights of the night sky in May?May bring…
太陽・月・地球・木星の距離はどれくらい離れているのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*太陽・月・地球・木星の距離はどれくらい離れているのか?宇宙の距離は、身近な大きさにたとえるとイメージしやすくなります。もし地球を直径1cmのビー玉とすると、月はそこから約30cmの場所を回っています。一方、太陽は約110m先にあり、校庭の反対側ほどの距離です。さらに巨大な惑星・木星は、地球から約550m先、ビル数棟分も離れた場所にあります。同じ太陽系でも、惑星どうしの間には大きな隔たりがあります。この距離の広がりを知ると、宇宙がどれほど広大かが実感できます。*How Far Apart Are the Sun, the Moon, the Earth, and Jupiter?The vas…
皆さんこんにちは! 一応天文ブログなので、今回の記事はストックからの放出です。 (知識のない高尾山の植物についてまとめるのに時間かかっているだけだったりしますが...笑) 今回紹介するのは、昨年の秋ごろに自宅から狙った赤いモクモク。 冬の代表的な参考星雲の一つであるペルセウス座の「カリフォルニア星雲(NGC1499)」です。 露光時間も2時間超とそれなりに確保しているので、季節外れではありますが紹介させてください。 NGC1499 ー沖縄本島自宅(Bortle7.3)Askar FMA180 Pro / Ares-C Pro(-15度)/ L-Ultimateフィルター60S×128(総露光時…
太陽と月と地球の大きさはどれくらい違うのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*太陽と月と地球の大きさはどれくらい違うのか?太陽・地球・月の大きさは、身近なものにたとえると分かりやすくなります。もし地球を直径1cmのビー玉とすると、月は小さな豆粒ほどの大きさです。一方、太陽は直径約1mの巨大なバランスボールになります。見た目では月と太陽が同じくらいに見えるのは、月が地球のすぐ近くにあり、太陽がとても遠くにあるからです。この絶妙な大きさと距離のバランスによって、私たちは日食という特別な現象を見ることができます。宇宙の大きさは、たとえてみると驚くほど違うのです。*How Different Are the Sizes of the Sun, the Moon, and th…
太陽は永遠に燃え続けるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*太陽は永遠に燃え続けるのか?毎日変わらず空に輝く太陽ですが、実は永遠に燃え続けるわけではありません。太陽のエネルギーは中心で起きている核融合反応によって生まれています。水素がヘリウムに変わるときに、莫大なエネルギーが放出されるのです。太陽は現在約46億歳で、あと50億年ほどこの状態を保つと考えられています。その後は大きくふくらみ、姿を変えていきます。太陽にも寿命があり、私たちはその安定した時代に生きているのです。*Will the Sun Shine Forever?The Sun rises every day and shines steadily in our sky, but it …
春の夜空に広がる星のカーニバルが美しすぎた能登半島の2大天の川スポット【見附島(みつけじま)、真脇遺跡(まわきいせき)】
【 石川県 能登半島 星空ドライブ in 能登半島 星空スポット巡りの旅 】...
皆さんこんばんは。 今週末は特に予定もなく、近所の都市公園でランニングしたり、平和に過ごすことが出来ました。 その空き時間を活用して、積んでいた天体写真素材の画像処理もばっちり。 しばらくはブログネタに困らないような気がします(笑) その前日の金曜夜ですが、県外から来た友人と那覇で飲み歩き、調子に乗って3軒目まで行ってしまいました。 泡盛3合くらい飲んじゃいましたから、結構な飲酒量に... 久しぶりのガッツリ飲みで、翌日の二日酔いが心配でしたが、特に不調もなく問題なし。お酒に強い体質なんだとは思いますが、とはいえ何事もほどほどが大事ですね。 たまの飲酒とはいえ、控えめにしたいところです...(…
みなさん、こんばんは。 今日は特に予定もない土曜でしたが、なんだかんだあって、ブログ更新が深夜になってしまいました。 また来週ですが、少し天文も関係する事情で遠方へ行くことになりまして...。 それに関連して、地方の天文ショップ訪問記あたりも書こうかと思っています。 また留守中に上げるブログ記事、今日のうちに書き溜めできればよかったのですが、それもままならず...。 そのあたりは、明日の自分に頑張ってもらいます(笑) さて、この(超手抜き)記事ですが、最近あまりにも、新しい画像処理ツールが色々と登場しているので、半年前の写真を再処理したらどうなるかな...という疑問の元、それを実行してみたいと…
2026年4月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)1分間天文教室
*2026年4月の星空の見どころは?桜の季節とともに、夜空もすっかり春の表情になります。にぎやかな冬の星座に代わり、控えめながらも味わい深い春の星座が広がります。穏やかな春の夜風を感じながら、ゆったりと星空を楽しんでみましょう。 ■星空カレンダー4/2 満月4/5 清明4/10 下弦4/17 新月4/20 穀雨4/23 こと座流星群が極大4/24 上弦 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の出前の東の低空金星:日の入り後の西の低空火星:観測は難しい木星:宵の南西から西の空土星:観測は難しい 出典:国立天文台 *What are the highlights of the night sky i…
宇宙で音は聞こえるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*宇宙で音は聞こえるのか?映画では宇宙で爆発音やエンジン音が聞こえますが、実際の宇宙では音はほとんど聞こえません。音は空気などの「物質の振動」として伝わります。しかし宇宙空間はほぼ真空で、音を運ぶ空気がないため、音は伝わらないのです。宇宙飛行士が話せるのは、ヘルメットの中に空気があり、無線通信で声を伝えているからです。宇宙が静かなのは、科学的な理由があるのです。*Can Sound Be Heard in Space?In movies, we often hear loud explosions and roaring engines in space. In reality, howeve…
こんにちは。午後の昼過ぎにこの記事を書いています。 今日は早くに帰宅できましたが、友人が大阪から来ているらしく、これから那覇の街で飲み会です。 とはいえブログの連投記録は維持したいので、かなりの手抜きでこの記事を書きたいと思います。 主題の通り、今日は浜比嘉島で撮ったスマート望遠鏡のFitファイルをSirilのワークフローにかけてみた、というお話です! 以前掲載した(↓)の写真。 PCで処理するにあたって、スタック前の写真も保存するようSeeStarアプリの設定を弄っていたので、それらをPCへ読み込みます。 どうやって、PCにRAW画像を取り込むか、不明でしたが... 単純にTypeCケーブル…
みなさんこんにちは。 今日も今日とて、「自宅ベランダからR200SSで春の銀河を狙うネタ」やっていきます。 今回お披露目するのは「NGC2403」。かの有名なM33にそっくり、なんて言われている銀河です。 NGC2403 /ー沖縄本島自宅(Bortle7.3)R200SS(コマコレクター3使用)/Ares-C Pro(-15度)/CLSフィルター 120S×77(総露光時間154min)Sirilのみで処理 露光時間長めに撮っているだけあって、淡い腕の部分もかろうじて引き出せている気がします。とはいえ、重光害地である自宅から撮るのには難儀しました。 また、この銀河は星形成領域であるHⅡ領域が目…
皆さんこんばんは。最初に言っておくと、今回は手抜き記事になります...(苦笑少しリアルが諸々立て込んでいまして、パパっと最近の画像処理ソフトの勉強の一環で、再処理した画像を貼らせていただきます。 世間から人気のある「M63 ひまわり銀河」です。 M63 ひまわり銀河 /ー沖縄本島自宅(Bortle7.3) R200SS(コマコレクター3使用)/Ares-C Pro(-15度)/CLSフィルター 120S×19(総露光時間38min) Sirilのみで処理 R200SSで撮影した銀河は、たくさんストックがありまして、その中の一枚です。 最低限、20cmF4の威力を感じられる仕上がりになったんじゃ…
みなさんこんにちは。 思った以上にブログを見ていただけているようで、モチベーションあがりまくり! 連日の更新です。 この好循環が維持できればいいのですが、ひとたび学業が忙しくなると、放置プレイすること間違いなしです...。 ちなみに今回で浜比嘉島遠征ネタは最後。全力で引っ張りましたが、全6回の連載が限界でした(笑) とはいえ、前回の記事(↓)で書いた通り... 今回紹介する天体も、LRGBフィルターの不良により、カラー画像は得られていません。 astro-s.hatenablog.com この時はカラフルタウンがモノクロタウンに、かなりがっくりと来ていました(笑) とはいえ今回の天体は大丈夫、…
さて、重い腰を上げてこの記事を書いています...。 今回は、一連の浜比嘉島遠征でやらかした失敗について。 まず、今まで5連続で紹介している遠征地での成果については、すべてAres-C Pro(ワンショットカラーカメラ)での成果です。 こっちは"数"を撮ることに力を入れ、露光1時間程度で次に移るような運用をしていました。 その横で、今回の本命だったのがこちら(↓) 6枚玉屈折ベッツバール(レンタル中)という、今しか使えない必殺技を全力で活用した機材を稼働させていました。 こちらにはAres-M Proという、非常に撮影効率のいいモノクロ冷却カメラを使用。F3.5の明るさと、遮るものが無い超高効率…
沖縄の離島から捉えた「しし座のトリオ M65, M66, NGC3628」
こんにちは。 土曜日に更新する予定が、急遽友人からBBQのお誘いが。 そのまま酔っぱらってしまい、記事を書くのをすっかり、忘れてしまっていました(笑) というわけで日曜の昼すぎ、この記事を書いています。 今回も浜比嘉島遠征ネタ、まだ引っ張るのかという感じですが...。あと2回は続く予定です。 とはいえカラーカメラで撮影した天体写真はこれが最後。 今回はスマート望遠鏡にはお休みしてもらい、メインの屈折望遠鏡をしし座の三つ子へ向け、収穫した写真を紹介できればと思います。 しし座のトリオ M65, M66, NGC3628(Leo Triplet) Ares-C Proで60分露光、トリミングありで…
遠征地でお試し撮影! 天の川の濃い部分 ーバンビの横顔(M24)ー
みなさん、こんばんは。 今日も今日とて、先日の遠征で収穫した一枚を紹介します。 astro-s.hatenablog.com 今回は、遠征の「撤退直前」に滑り込みで撮影したカットになります。 タイムラプス用のカメラや、SeeStar S50を撤収させている最中のことです。 メイン機だけは回し続けて、前から気になっていた "天の川の濃い領域"を狙ってみました。 早めに撤収作業に着手した(つもりだった)のですが、色々あって結局時間がかかってしまい...。 おまけのつもりが、気づけば80分も露光時間を確保していました。 そのせいで、スタックした写真の後半は、徐々に空が明るくなり始める中で撮っています…
皆様こんにちは~ 引き続き、遠征ネタを失礼します! 今回も例のごとく南天の銀河です。有名どころのM83(南の回転花火)になります。 撮影したのは、南中時刻を過ぎた午前4時ごろ。隙間時間に撮影していますが、それでも撮影時に30度以上の高度だったようです。 そこは南国の嬉しいところ(有利なところ)でしょうか。 というわけで撮影した画像を掲載します! SeeStar S50での撮って出しが、こちら。 うーん、めちゃめちゃよく写ってますね。 今更になりますが、換算焦点距離1,750mmで点に写っているというのも凄いです。 めんどくさがりな私は経緯台モードで運用していますし、ほんとに気軽に使えます。 ア…
沖縄から捉えたケンタウルス座A ー銀河に強いスマート望遠鏡(S50)と、広視野の冷却CMOS(IMX533)対決。
みなさんこんばんは。 今日も浜比嘉島遠征シリーズ、やっていきます! 今回も地の利を生かして狙った、南天の天体の紹介です。 察しはついているかもしれませんが...今回紹介するのは「ケンタウルス座A」。 こちらも先日の「ω星団」ほどではありませんが、南中高度が低く本州から狙うのは難しい天体です。 とはいえこちらは沖縄県。(実質的な)日本最南端の県であり、同天体の南中高度は約21度にも達します。 かなり好条件で、その特異銀河を捉えられるという打算込みでの選定というわけです。 また、いらっしゃるかは分かりませんが、スマート望遠鏡をもって沖縄遠征に来られる天文民の方にも、一定の参考にはなるかなと。 つま…
沖縄から捉えたω星団 ーSeeStar S50と冷却CMOSの比較。
みなさんこんにちは。 三連休真っ只中、AIに頼らずに記事を書けるだけの気力と時間が確保できたので、2日連続の更新です。 今回は前回の浜比嘉島遠征(↓)での成果、特に南天の天体に絞っての写真を掲載します。 astro-s.hatenablog.com まずは南天超低くにあって最大の球状星団と言われる「ケンタウルス座ω(オメガ)星団」。 このω星団、ステラナビゲータによるとその赤緯は約-47.5度。関東では南中高度が約7度と撮影するのが難しい天体のようです。 今回の撮影地である沖縄本島中部の浜比嘉島の場合、その南中高度は約16度。約10度の差があるわけで、撮影難易度に差があることは、想像に難くない…
何故四季によって見える星座が変わるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故四季によって見える星座が変わるのか?季節ごとに見える星座が変わるのは、地球が太陽のまわりを公転しているからです。地球は1年かけて太陽を1周しますが、その位置が変わることで、夜に地球から見える宇宙の方向も変化します。そのため、冬にはオリオン座、夏にはさそり座や夏の大三角など、季節ごとに代表的な星座が入れ替わります。星座は動いているように見えますが、実際に動いているのは地球です。夜空は、地球が宇宙を旅している証拠なのです。*Why Do the Constellations Change with the Seasons?The constellations we see in the ni…
何故火星は赤く見えるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故火星は赤く見えるのか?夜空でひときわ赤く見える火星。その色の秘密は、表面を覆う酸化鉄にあります。火星の地表には鉄を含む砂や岩が多く、それらが太陽光や風化によって酸化し、赤っぽい粉となって広がっています。この赤い砂ぼこりが太陽の光を反射するため、地球からは赤い星のように見えるのです。昔の人々が戦の神・マルス(火星)に結びつけたのも、その不気味な赤さが理由と言われています。*Why Does Mars Look Red?Mars stands out in the night sky with its striking reddish color. The reason for this d…
みなさんこんばんは。 数か月ぶりに遠征に行って色々検証してきましたので、今回はそれについて書こうと思います。 時は平日に突入したばかりの月曜夕方、天気が安定しない沖縄にしては珍しく、翌朝まで終日快晴の予報でした。 新月期と快晴が重なるタイミングもレア... というわけで、帰路のマイカーで信号待ち中に、遠征を決意! 無難に実績のある知念岬(自宅から車で40分)へ行くことも考えましたが、もう少し暗い夜空を発掘したいという好奇心もあり、今回の遠征先は沖縄本島中部、海中道路を渡った先にある 「浜比嘉島」 へ行くことに。 ここはいつものサイト(↓)によると、ボートル4.7。 那覇の凄まじい光害から距離を…
2026年3月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)1分間天文教室
*2026年3月の星空の見どころは?少しずつ寒さが和らぎ、春の気配を感じ始める季節です。冬の星座が西の空へと移り、東の空には春の星座が顔を出し始めます。季節の変わり目ならではの星空の移り変わりを、ゆっくり楽しんでみましょう。 ■星空カレンダー3/2 レグルス食3/3 満月 / 皆既月食3/5 啓蟄3/11 下弦3/17 彼岸の入り3/19 新月3/20 春分3/26 上弦 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の入り直後の西の低空金星:日の入り直後の西の空火星:観測は難しい木星:宵の南東から南西の空土星:観測は難しい 出典:国立天文台 *What are the highlights of th…
">こんばんは~。 まだまだ「春の銀河祭り」の季節ですが、今回は少し前に撮影してそのままになっていた「ストック写真」からの放出です。 恥ずかしい話になってしまいますが、天体写真の処理後ファイルの整理にキチンと向き合ってこなかった結果、「どこにどの素材データや処理済みの画像があるのかわからない!」という初歩的なミスをやらかしてしまいました。 次から次へと撮影していると、Fitsファイルがパソコンの中で迷子になってしまうんですよね。 メインのデスクトップPCを公私混同して、あらゆる作業を兼用しちゃっているせいもあるかもしれません。 今後はファイル管理のフローも改善していきます……。 さて、そんな発…
MiniCat51で炙り出す!超淡い超新星残骸 Sh2-240(スパゲッティ星雲)への挑戦
みなさんこんにちは。 春の銀河祭りの途中ですが、今回はちょっと大物(物理的な見かけの大きさも、撮影の難易度も!)に挑んだご報告になります。 実は今回、天文仲間のお師匠様から素晴らしい秘密兵器をお借りすることができました。 William Opticsの**「miniCat51」**です! 口径51mmで焦点距離178mm、なんとF3.5という驚異的な明るさと広写野を誇る鏡筒です。 この素晴らしい光学系をお借りできたので、以前からずっと狙っていたものの、私の手持ちの機材では画角も明るさも足りずに諦めていた超難物に挑戦することにしました。 それが、おうし座とぎょしゃ座の境界付近にある巨大な超新星残…
みなさん、大変お久しぶりです(汗)。 前回の更新から気がつけば一か月……。 「次は機材紹介を」なんて言いつつ、リアルの忙しさや天候の悪さに甘えて、すっかりブログをサボってしまいました。 モチベーションが下がっていたわけではないのですが、一度筆を止めるとなかなか戻ってこれないものですね(笑)。 というわけで、今回はリハビリも兼ねた「復帰戦」! 季節はすっかり春。天体写真の世界では**「春の銀河祭り」**のシーズン到来です。 私の自宅ベランダは北側にしか開けていないという、天文ファンとしては少々厳しい環境なのですが、その狭い視界の中に滑り込んできた大物を狙ってみました。 今回撮影したのは、りょうけ…
皆既月食はどんな時に起きるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*皆既月食はどんな時に起きるのか?皆既月食は、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかるときに起こります。月は太陽の光を反射して光っていますが、地球が光をさえぎるため暗くなります。ただし、完全に消えるわけではなく、赤っぽく見えます。これは、地球の大気を通るときに青い光が散らされ、赤い光だけが月に届くからです。そのため皆既月食の月は「赤い月」と呼ばれます。2026年3月3日は20時頃から皆既月食が見られます。空を見上げて宇宙の不思議を体感してみましょう。*When Does a Total Lunar Eclipse Occur?A total lunar eclipse occurs wh…
何故流れ星は一瞬で光って消えるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故流れ星は一瞬で光って消えるのか?流れ星の正体は、宇宙空間に漂う小さなチリや石が、地球の大気に高速で飛び込むときに生まれる光です。秒速30〜70kmというすさまじい速さで空気とぶつかるため、表面が一気に高温になり、プラズマ状態となって明るく光ります。しかし、物体はとても小さく、ほとんどは空気との摩擦熱で一瞬のうちに燃え尽きてしまいます。そのため、私たちの目には「一瞬の光」として見えるのです。願いごとを言う暇がないほど短いのは、科学的には当然のことなのです。*Why Do Shooting Stars Appear and Disappear in an Instant?A shooting…
夜空で恒星と惑星を見分ける方法は?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*夜空で恒星と惑星を見分ける方法は?夜空の星がキラキラ瞬いて見えるのは、地球の大気が光をゆがめるからです。星はとても遠く、点のように小さな光しか届きません。そのため、大気のゆらぎの影響を受けやすく、光が揺れて見えるのです。一方、惑星は星よりもずっと近く、大きく広がった光として私たちに届きます。光の広がりがある分、大気のゆらぎの影響が平均化され、ほとんど瞬きません。この違いから、見た目で「これは惑星か恒星か」を見分けることもできるのです。*How Can We Tell Stars and Planets Apart in the Night Sky?The reason stars appea…
何故太陽は東から昇って西に沈むのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故太陽は東から昇って西に沈むのか?毎朝、太陽が東から昇り西へ沈むように見えるのは、地球が自転しているからです。地球は西から東へ、1日1回転のペースで回っています。この回転によって、私たちの視点からは太陽が空を動いているように感じられるのです。本当は動いているのは地球のほうで、太陽はほぼ同じ位置にあります。自転の速さは赤道付近で時速約1,700km。私たちはその上で動いているのに気づかず、自然な“太陽の一日”を見ているのです。*Why Does the Sun Rise in the East and Set in the West?The reason the Sun appears to…
2月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)1分間天文教室
*2月の星空の見どころは?一年の中でもひときわ空気が澄み、星々が凛と輝く季節です。寒さは厳しいものの、冬の星座たちが美しい姿を見せてくれます。しっかり防寒をして、澄んだ冬の夜空をゆっくり味わってみましょう。 ■星空カレンダー2/2 満月2/3 節分2/4 立春2/9 下弦2/17 新月2/19 雨水2/24 上弦 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の入り直後の西の低空金星:日の入り直後の西の低空火星:観測は難しい木星:宵の東から南東の空土星:宵の西の低空 出典:国立天文台 *What are the highlights of the night sky in February?Februa…
何故月は毎日形が変わるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故月は毎日形が変わるのか?私たちが見る月の形は、実は月そのものが変化しているわけではありません。形が変わって見えるのは、太陽の光が当たる部分が変わるからです。月は地球のまわりを約1か月かけて公転しており、その位置によって、地球から見える“光っている側の割合”が変化します。これが満月、三日月、半月などの「月の満ち欠け」です。太陽・地球・月の位置関係が作り出す自然のリズムで、私たちは毎夜少しずつ違う月の姿を楽しむことができるのです。*Why Does the Moon Change Its Shape Each Day?The shape of the Moon we see from Ear…
みなさんこんにちは。 今日は日曜日、お昼のお出かけ直前にこの記事を書いています。 連日続く「R200SSで撮った~シリーズ」ですが、しばらくは引っ張るつもりです(笑) 本日は第2段として、北天で見ごたえのある球状星団の一つ、M92を紹介します。 M92 球状星団 /ー沖縄本島自宅(Bortle7.3)R200SS(コマコレクター3使用)/Ares-C Pro(-15度)/CLSフィルター 120S×7(総露光時間14min) SI10、Siril、GraXpart、StarNet、PhotoShop他で処理 ヘラクレス座の球状星団といえばM13が有名ですが、こちらのM92も中心部の密度が高く、…
何故星を使うと方角がわかるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故星を使うと方角がわかるのか?昔の人々は、星を“夜のコンパス”として旅や航海に利用してきました。方角がわかる理由は、星の動きに規則性があるからです。特に北の空にある北極星は、地球の自転軸とほぼ同じ方向に位置しているため、ほとんど動きません。つまり北極星の方向=北です。また、星座も毎夜ほぼ同じ軌道を描くため、東から昇り西へ沈む動きから、東西南北を判断できます。夜空の星々は、地球が回っていることを示す“天体の地図”となり、私たちに確かな方角を知らせてくれるのです。*Why Can We Tell Directions Using the Stars?In ancient times, peop…
みなさんこんばんは。 本日は華金、道も混んでいて世間からは明るい雰囲気を感じます。 友人とガストで夕食を頂いて早めの帰宅を果たした本日、遠征するはずが曇ってきてしまい、空いた時間を使ってブログ記事を執筆することにしました。 いま裏で、「中華DIYハーモニック赤道儀・中華カーボン三脚」、「Gemini系の天文アクセサリー(ASCOM対応)」など 密かに個人輸入、愛用している製品のレビュー記事を温めています。それはさておき、連日R200SSの撮影ネタが続く予定ですが、早くも被りというか(笑) 昨日の M51子持ち銀河 を撮り増し、更に露光時間を稼いで仕上げましたので、まずはこちらから、掲載しようと…
皆さんこんばんは~!! 昨晩は戦果(星果?)高め。なかなかにテンションが高い状態で、この記事を書いています。 というのも、長年試行錯誤していたベランダでの R200SSを用いたオートガイド撮影。 これがついに、再現性のある形で成功しました。 昨年12月のこの記事以来、ブログネタとしては封印していた20cm反射。 実はこの記事の後、R200SSを使った撮影が全くうまくいかなくなっていました。 ある時は光軸がずれていたり、 またある時は手動でのピント合わせがうまくいかなかったり...。正直なところ、精密にピントを調整できるEAFやデュアルスピードフォーカサーは、R200SSのような短焦点反射にはあ…
こんばんは。 昨日は久々に晴れてくれました。 いよいよ今年の天体写真はじめが来たかと思い、金曜に早めに帰宅できたこともあって、大喜びでベランダへ。 明るいうちからじっくりセッティングして臨みました。 月が登ってくるまでが勝負、と考えて、まずは手近な天体から撮影を開始します。 今回のテーマは「自宅からのLRGB撮影」 短い露光時間でも、それなりに見られるメシエ天体を写す、というのが狙いです。 モノクロカメラは各画素にカラーフィルター(べイヤー配列)を持たないため、実効的な感度が高くなります。 そのメリットをできるだけ活かした撮影計画を考えました。 まずはベランダからよく見える北天、そこで存在感を…
何故時刻は宇宙とつながっているのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故時刻は宇宙とつながっているのか?私たちが毎日使っている「時刻」は、実は宇宙と深く結びついています。時計の基準は、太陽の動きや地球の自転・公転といった天体のリズムに由来しています。1日は地球が自転する時間、1年は地球が太陽を一周する時間です。さらに、現在の正確な時間を刻む原子時計も、もともとは天文学的な時刻体系を補うために生まれました。つまり、人類の「時間のものさし」は、常に宇宙の運行に依存してきたのです。だからこそ「今何時?」という身近な問いの裏には、宇宙のリズムというで壮大な背景が隠れているのです。 *Why Is Time Connected to the Universe?The …
L-Ultimateフィルターで撮ったM42。SirilによるHDRスクリプト。
皆さんこんばんは! お正月の雰囲気も早々に終わり、2026年も本格始動してきた感のある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? こちらは、というと年末年始に東京から帰ってきて以来、いまだにバタバタと対応に追われています...(汗) というのも年末年始の都内旅行、まさかまさかのアクシデントに遭遇してしまいまして。 羽田到着後に利用した空港近郊のカプセルホテルにて、以前から話題になっている南京虫に遭遇するというまさかの事態...🤮 数日後、別ホテルの荷物置き場にて絨毯の上を歩く""ヤツ""を発見、家族からの強い要請(命令)もあり、スーツケースや日常使いのビジネスリュック、ガス乾燥機にかけられないダウ…
自宅からシャボン玉星雲(NGC7635)とM52をSHO合成。
皆さま、あけましておめでとうございます。 改めて、旧年は大変お世話になりました。 昨年は初夏に、天文趣味再開したことが大きなターニングポイントになったように思います。 また、色々な方の助けや教えがあり、大きく飛躍できました。 今年も少しずつではありますが、レベルアップできるよう取り組んでいければ! ↓↓↓こちらは年末に書いた記事です。 今回は11月に撮影した シャボン玉星雲 NGC7635 の SHO合成画像 を掲載してみます。 露光時間などの細かなデータはロストしてしまい… 今回はそのあたり、勘弁願います。 NGC7635 -沖縄本島自宅(Bortle7.3)Ares-M Pro / FMA…
1月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)1分間天文教室
*1月の星空の見どころは?一年の始まりは、凛とした空気が広がり、星々が鮮やかに瞬く季節です。澄みきった夜空を見上げながら、新しい一年の幕開けを感じてみてはいかがでしょうか。 ■星空カレンダー1/4 しぶんぎ座流星群が極大1/5 小寒1/7 レグルス食1/11 下弦1/17 土用の入り1/19 新月1/20 大寒1/26 上弦 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の出前の南東の低空金星:日の入り直後の西の低空火星:観測は難しい木星:日の入り後の東の空土星:宵の南西から西の空 出典:国立天文台 *What are the highlights of the night sky in January…
何故夜空を見上げると心が落ち着くのか? MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故夜空を見上げると心が落ち着くのか?夜空を眺めると心が安らぐのは、単なる気分だけではありません。暗い環境で星や月を見ることで、脳内では「メラトニン」という睡眠を助けるホルモンが分泌されやすくなります。また、自然の景色を見たり宇宙の広がりを感じたりすることは、ストレスを和らげる効果が科学的に示されています。広大な宇宙を前にすると、自分の悩みが相対的に小さく見える心理効果もあります。夜空は心身を整える自然のセラピーなのです。*Why Does Looking at the Night Sky Calm Us?The feeling of peace when gazing at the nig…
自宅からL-Ultinateで撮るNGC7293(らせん星雲)
みなさんこんにちは。 さて、今回の記事も例によって、在庫発掘記事になります。 前々回から数えて、これで3回目でしょうか。 そろそろ直近で撮影した新鮮な(?)写真を掲載したいところですが、年末の多忙さと悪天候が重なり、なかなか思うようにはいかず......。 気を取り直して今回取り上げるのは、地球から観測できる惑星状星雲の中でも最大級のサイズを誇る NGC7293 です。 今年の夏に撮影したこの天体を、今回は再処理してみました。 ここで文字数稼ぎも兼ねて(笑)、ChatGPT5.2先生に再登場してもらい、NGC2293について解説をしてもらいます。 NGC7293は「ヘリックス星雲」の名で知られ…
こんばんは。 みなさん、メリークリスマス~🎄 一応クリスマスは所要があり、あらかじめ記事を準備してます... (補足終わり) さて、今日も今日とて、CLSフィルターを使って自宅から撮った天体(別名:在庫処分......)を処理していきたいと思います。 直近のストックが無くなり、冬から秋へ、秋から夏へと季節を逆行している気がしますが、あくまでブログなので、そこは気にせず(笑)今日は夏の亜鈴星雲、M27です。 M27(亜鈴星雲)-沖縄本島自宅(Bortle7.3)FMA180Pro / Ares-C ProSvbony CLSフィルター使用 さすがにFMA180Proだと点にしか写ってくれませんが…
こんばんは。 今日のブログの主題は、秋の星座・さんかく座です。 その代表的な天体として、見事な渦巻構造を持つことで知られる "M33(さんかく座銀河)"を、今回はじめて本格的に処理してみました。 撮影自体は10月に行ったものになりますが、途中から雲に邪魔されてしまい、露光時間は45分ほどにとどまっています。 また、使用した鏡筒 FMA180Pro(焦点距離180mm)では、M33を主役として切り取るには画角的にやや微妙で、当初は没にしていたデータです。 ......が、最近のネタ不足もありまして(笑)、 HDDの奥底から掘り出してみることにしました。 画像処理に関しては、 いつも通り、日本語環…
こんばんは。 師走に入り、年の瀬も近づいた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 こちらはというと、腰を痛めてしまったり、赤道儀を転倒させて修理対応になりそうだったりと、なかなか慌ただしい日々を過ごしています。 そのうえ忘年会が続いたり、天体写真のストックが尽きてしまったりで、ついつい更新をサボってしまっていましたが。 どうにかごまかしつつ、更新します(笑) 前述のとおり、あまりストックが無いので...隙間時間に撮影した馬頭星雲(IC 434)を掘り返し、露光時間が少ないのですが、処理してみました。 馬頭星雲(IC 434)-沖縄本島自宅(Bortle7.3)SpaceCat51 \…
何故宇宙から防災情報がわかるのか?~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*何故宇宙から防災情報がわかるのか?宇宙にある人工衛星は、地球を見守る防災の目としても活躍しています。気象衛星は雲や雨の動きを観測し、台風の進路や大雨の予測に役立ちます。地球観測衛星は地震や火山噴火後の地形の変化、洪水の被害状況などを宇宙から素早く把握できます。これらの情報は防災や避難に欠かせないもので、人々の命を守る手助けになっています。私たちが災害に備えられるのは、宇宙にある人工衛星のおかげなのです。 *Why Can We Get Disaster Information from Space?Artificial satellites in space also serve as vi…
こんばんは。 今回は憧れの天体、バラ星雲についての記事なので、少しばかり気合を入れて書いてみます。 といっても話逸れまくりですが(笑) 今週は晴れの日が多く、屋上に望遠鏡2セットを展開、気合を入れてモノクロ、カラーの両方で、冬の輝線星雲を狙っていました。 今回の撮影は、2晩にわたって実施しています。 撮影2日目の夕方、新たな装備が届いたため、少し話は逸れますが、まずはその辺りから書いておきます。 前から撮影時の制御に使用しているのが StellaVita という機器です。 この機器は、まだ国内ショップでの取り扱いが始まる前、半年ほど前に個人輸入で導入しました。 PCが不要になるという利便性は想…
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