メインカテゴリーを選択しなおす
令和4年9月23日(金) 【旧 八月二八日 大安】・秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)秋分の日の電車にて床にさす光もともに運ばれて行く ~佐藤佐太郎(1909-1987)『帰潮』Photo:初秋の杉並木から流し撮りした東武鉄道日光線 ~鉄道ホビタス(P:森本裕之) 秋
令和4年9月22日(木) 【旧 八月二七日 仏滅】・白露・玄鳥去(つばめさる)路の辺の壱師の花の灼然《いちしろ》く人皆知りぬ我が恋妻を ~作者未詳(柿本人麻呂歌集) 『万葉集』 巻11-2480 寄物陳思道端の壱師の花が目立つように、私の恋しい妻のことをみんなに知られてし
令和4年7月19日(火) 【旧 六月二一日 友引】・小暑・鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ ~山川登美子(1879-1909)『山川登美子全集』Photo:ヤブカンゾウ ~四季の花散歩より 登美子のいう「友」の名は鳳志やう
令和4年6月28日(火) 【旧 五月三〇日 仏滅】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)いくばくも降らぬ雨ゆゑ我が背子が御名のここだく瀧もとどろに ~作者未詳 『万葉集』 巻11-2840 譬喩歌それほど降らない雨なのに、あなたとの噂が知られて滝の音のよう轟いています。Photo:主
令和4年5月31日(火) 【旧 五月二日 赤口】・小満・麦秋至(むぎのときいたる)今しばし麦うごかしてゐる風を追憶を吹く風とおもひし ~佐藤佐太郎(1909-1987) 二十四節気「小満」の末候は七十二候の第24候「麦秋至(むぎのときいたる)」。麦が熟して畑が黄金色に染まる
令和4年5月7日(土) 【旧 四月七日 仏滅】・立夏・蛙始鳴(かわずはじめてなく)よもすがらひすがら海は音たえて白く凍りぬ知床の海 ~佐藤佐太郎(1909-1987)『冬木』Photo:知床半島から国後島を望む(羅臼国後展望塔)~世界自然遺産のまち『知床羅臼町』 知床半島沖で
令和4年3月26日(土) 【旧 二月二四日 先勝】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)今日のためと思ひて標《し》めしあしひきの峰《を》の上《へ》の桜かく咲きにけり ~大伴家持(718-785) 『万葉集』 巻19-4151今日のためにと思って心に決めていた峰の桜がこんな見事に咲き
令和4年3月14日(月) 【旧 二月十二日 先勝】・啓蟄・桃始笑(ももはじめてさく)はなびらの伸ぶる力はふる殻をおし破りたり真白き辛夷《こぶし》 ~玉城徹 『蒼耳』 玉城徹(1924-2010)は宮城県仙台市出身の歌人。長女の花山多佳子さんと孫の花山周子さんも「塔」短歌会所