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【古典文学】菅子四篇 心術上 (2) 道不遠、而難極也。 「道」とはどこにどのようにしてあるのか
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 再開後の第二回目です。 その管仲の名のもとに集められた文章をまとめたのが「管子」という書物。 「菅子四篇」はその「管子」の中の「心術上、心術下、白心、内業」の四つの篇のこと。 今回は心術の中で主要な位置を占める「道」という概念の説明の部分です。 心術上第三十六(短語十) 原文 道不遠、而難極也。與人竝處、而難得也。虚其欲、神將入舎。掃除不潔、神乃留處。人皆欲智、而莫索其所以智乎。智乎、智乎。投之海外、無自奪。求之者、不得處之者。夫正人無求之也。故能虚無。虚無無形、謂之道。化育万物、謂之德。君臣父子、人閒之事、謂之義。登降揖讓、貴賤有等、親疎之體、謂之禮…
六十四卦のうち震卦を上に置くものを紹介しています。 今回は「雷地豫よ」です。 卦の形は上卦が震(雷)、下卦が坤(地)。 大地の上に、力強い動きが生まれてくるような形の卦になっています。 震(雷) 坤(地) 先に紹介した六十四卦表をご参照ください。 dantandho.hatenadiary.com 易経にある雷地豫の卦辞は以下のように書かれています。 雷地豫 豫。利建侯行師。 豫は、侯を建て、師を行うに利あり。 豫は「よろこび」、「和らぎ楽しむ」。 卦の形からは、力強い指導者(震)を民(坤)が支え、素直にしたがうという意味も読み取れます。 それで軍隊を起こし、それを動かしても良いという解釈です…