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作品紹介・あらすじ雑誌「ゆうゆう」に5年間にわたり、現在も連載中の「羊のところへはもどれない」に加筆し、時系列に1冊にまとめる。執筆活動を続けるなか、著者自身が、50代になって変化した体調、かわらぬ旅やグルメへの好奇心、コロナ禍で変わった自宅での過ごし方、親との関係性など、小説では味わえない、作家の素顔が垣間見える本に。中島ファンだけでなく、ゆらぎやすい40代以上のこころを軽くしてくれる本。タイトルの「小日向(こひなた)」は、この連載中に、著者が住んでいた自宅があった文京区の地名。体やこころに不調があったとしても、「小さくとも、日向の明るいほうを向いて」生きるきっかけをくれる。読書備忘録小日向に住んでいたのね・・・下から見上げたあの小日向ね。住んでみたいわぁーと散歩している時に思った場所!いきなり脳の老化...本・中島京子「小日向でお茶を」
彼女に関する十二章 (中公文庫)表題は60年前にベストセラーとなった「女性に関する12章」からきています。50歳になった聖子は、夫と二人暮らし。実家を離れて暮らす大学院の息子がいます。編集業を営む夫が仕事のために買った本が「女性に関する12章」そもそもキンド
やさしい猫 /中島京子新聞のテレビ欄で気になりNHK連続ドラマ「やさしい猫」第1話を観てみたら先が気になり図書館でお借りしましたテーマは入管行政、そして家族スリランカ人の青年とシングルマザーで保育士の女性と娘3人を中心とした日々の暮らしをその娘が語るかたちで物語は進みます少し前のニュースのスリランカ人女性が病院で診察してもらうことも叶わず亡くなった事件は記憶に新しくまたWOWOWでクルド人の女子高生の日常を綴った映画を観ていたこともあり興味深くドラマを観ています先が気になっていたので本はすでに読み終えました日本人の1人がこの本を読んだからと言って事態が変わるわけではありませんが状況を少しでも知ることはとても大事なことだと思いました例えば日本の学校に通っているのに申請しなければ修学旅行に参加することも隣の県...「やさしい猫」観て、読みました。
花桃実桃 (中公文庫)43歳のシングル女子茜は、職場から肩たたきにあい、父親から相続したアパートの管理人になることを決意。昭和の香り漂うアパート「花桃館」は、築20年、全9戸のうち4戸も開き室という。かなり経営が厳しそう。しかも、住人は個性的な人たちばかりで、家
6月に読んだ本や、視聴したVODなどのレビューをつぶやく。 6月の私は、人生の転機もあって、生活リズムが一変したので、読書の時間や自転車に乗る時間は少な…
アパートの管理人になった女性と、個性豊かな住人たちの、少し不思議な交流を描いた『花桃実桃』。『花桃実桃』あらすじ会社をリストラされたアラフフォー独身女の茜。彼女は、父親から相続したアパート「花桃館」に移り住み、管理人としての生活をスタートさ
読売新聞夕刊の連載小説「やさしい猫」が昨日土曜に最終回を迎えました。いやー、予想以上に面白かったんです。初めての作家さんで、文章は平易、日本に住むスリランカ人と母子家庭の家族との交流から始まり、緩い感じの小説なのか?と、期待せず読んでいたのですが。スリラ
中島京子さん初めて読みました。以前、角田光代さんとの対談で話していて興味を持った本。吉川英治文学賞受賞作。「やさしい猫」を読んでみた。やさしい猫 (単行本) [ 中島 京子 ]スリランカ人のクラマさんとミユキさんの出会い、結婚がミユキさんの娘マヤちゃんが「きみ」
キッドの運命 (集英社文庫(日本)) [ 中島 京子 ]価格:594円(2023/4/12 19:44時点)感想(0件) とつぜんあの女があらわれた日は、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ。ドーニを一人で操縦してーー「キッドの運命」 十四歳のミラは、東洋人の祖母が暮らす田舎で夏休みを過ごす。おばあさんばかりがいるその集落には、ある秘密があってーー「種の名前」 人工多能性幹細胞から作った子宮? ぼくは、寝起きの顔をぶん殴られたような衝撃を受けたーー「赤ちゃん泥棒」 他、全6編。 いわゆるAIが仕事のほとんどを賄う..
小さいおうち (文春文庫)中島京子さんの「やさしい猫」という小説を新聞の連載で読んで感動したことを思い出し、同作家さんの本をもっと読んで見ようと思いました。これ、映画化もされているし、直木賞をとった本ですね。昭和初期の戦争に向かう時代を、タキという女中の目線
夢見る帝国図書館 (文春文庫)中島京子さんの小説をもう少し読みたいと思い購入。「小さいおうち」と同様、戦時中の物語でしたが、こちらは、図書館の歴史がよくわかるノンフィクションの要素がかなり盛り込まれています。作家である「わたし」は、上野の国際子ども図書館を取
映画館で、映画「長いお別れ」を見た。気になったところが何か所かあって、中島京子の原作「長いお別れ」(文藝春秋)を読んだ。 原作は「全地球測位システム」から「QOL」まで、八篇の短編を
やっぱり中島京子さんの書くものが好きだ。現実と幻想、過去と現在が織り込まれた独特な世界観と、そこに関わる人々の人生が切なくて心を掴まれる。『夢見る帝国図書館』あらすじ『夢見る帝国図書館』は、上野にある国際こども図書館の前身、帝国図書館にまつ