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これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリ・ファンにとって、過去の名作ミステリを見つけるのも楽しみのひとつ。扶桑社から出版されたこちらは「スウェーデンのディクスン・カー」による「幻の名作」とのこと。気になってさっそく読んでみた。スウェーデン南部の田舎町ボーラリード。川畔にある箱型のウナギ罠のなかで、嫌われ者の大地主の死体が発見される。縦横2メートル・奥行3メートルの板張りの罠は南京錠がかか...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。海外の警察小説といえばエド・マクベインの72分署シリーズなどが思い浮かぶが、これは1952年に「警察捜査小説」というジャンルを生みだした記念的作品。その新訳版を読んでみた。1950年3月、アメリカのマサチューセッツ州にあるカレッジから1人の女子学生が姿を消した。周囲の聞き取りに失踪の理由は浮かばない。地元警察署長で叩きあげのフォードは、部下とともに地道な捜査を開始す...