希望を捨てずに生きていく「一橋桐子(76)の犯罪日記」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ちょっとひねった作品がクセになる原田ひ香。最近NHKでドラマ化されたこの本は、貧困高齢者の問題を扱っていて、とても他人事とは思えない。この問題に作者が与えた解とは?76歳の一橋桐子は、身寄りもなく、一緒に暮らしていた親友の知子にも先立たれる。そのうえ、香典泥棒に知子の香典などを盗まれてしまう。いろいろなことが重なって将来を悲観した桐子は、ニュースで生活苦で刑...
2022/11/07 13:23