ずっと読み継がれてほしい「戦争とおはぎとグリンピース」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。今年はウクライナで戦争が始まり、ものの値段も上がって何かと落ち着かない。この本は、日本の敗戦から9年後の1954年に、西日本新聞が女性読者に向けて「婦人の真実の声」を呼びかけた投稿欄「紅皿」をまとめたもの。ここにあるのは、あなたやわたしと変わらない当時のふつうの人の声だ。「紅皿」欄誕生から10年間に寄せられた約3千もの投稿の中から、「時代や空気のにおいまでが伝わ...
2022/11/03 18:39