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中村文則『土の中の子供』~生きることを強く願う傷ついた魂の物語~
1、作品の概要 中村文則の4作目の小説で、2005年に刊行されて芥川賞を受賞した。 強烈な被虐体験が話題になった。 土の中の子供 (新潮文庫) 作者:中村 文則 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/12/21 メディア: 文庫 2、あらすじ 27歳のタクシードライバーの「私」は、実の親に捨てら、引き取り先の親戚に暴力・ネグレクトなどの虐待を受け、睡眠薬を飲まされて土の中に埋められる凄まじい体験を経て、施設に預けられた過去があった。 幼少期に受けた心の傷と恐怖が、自らの身を危険にさらす異常行動に繋がり、実の父親の生存を聞かされた頃から意欲が低下し、精神は均衡を失っていく。 同居人の白…
今村夏子「むらさきのスカートの女」(朝日新聞出版) 「こちらあみ子」(ちくま文庫)の今村夏子さんが芥川賞をとりました。そこはかとなく、ひいきしていた作家なので、喜びましたが、「この人が芥川賞
Read a book/「おいしいごはんが食べられますように」を読みました
芥川賞受賞作「おいしいごはんが食べられますように」を図書館から借りてきました。それこそ、一年くらい待ったんではないでしょうか? 正直言って、私はこの作品はあ…
試し読み 題名 : この世の喜びよ 著者 : 井戸川射子 出版社 : 講談社 発売日 : 2022/11/10 備考 : 第168回芥川賞受賞作 幼い娘たちとよく一緒に過ごしたショッピングセンター。喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。言葉にならない感情を呼び覚ましていく表題作「この世の喜びよ」をはじめとした作品集。 ほかに、ハウスメーカーの建売住宅にひとり...
【本】遠野遥『破局』~感情と欲望の希薄さと、カタストロフィに繋がる無自覚の不遜さ~
1、作品の概要 『破局』は、2020年に刊行された遠野遥2作目の中編小説。 『文藝』2020年夏季号に掲載された。 第163回芥川賞を受賞。 2、あらすじ 恵まれた肉体と頭脳を持ち、一流の大学で何不自由なく恋人との日々を送る陽介。 彼は恋人の麻衣子と別れて、友人・膝のお笑いライブに来ていた灯と付き合い始めるが、ほとんど感情のゆらぎを感じることなく日々を生きていた。 平穏でどこか完結していた彼の完璧な日常はある日突然変容する。 破局 作者:遠野遥 河出書房新社 Amazon 3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ 遠野遥の作品は、『改良』『教育』と読んで、何かとても複雑な読後感と鮮烈な印象…
「文藝春秋9月号」を読んで。今回掲載の芥川賞作品はおっさんにはイマイチです。
「文藝春秋9月号」をようやく読み終えました10日発売なので11月号の出る前に読み終えて良かったです今回は芥川賞受賞作品「おいしいごはんが食べられますように」全文掲載なので、いつもよりぶ厚いし価格も200円UPしていました内容は普通の会社にあるような出来事をOL2人と男性社員1人を中心に描いていますどちらかというと若い女子社員なか喜んで読むだろうと思う作品でした私のようなおっさんには向かないかなと思いま...
先の大雨により、北陸、東北の各地で大きな被害が出ておりますこと、遠方より心よりお見舞い申し上げます。1日と早く元の生活や心穏やかに過ごせる日常となりますよ...
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高山羽根子「首里の馬」(新潮社) 第163回芥川賞受賞作品です。作家の名前に聞覚えはありません、SF小説を書いている人のようですが、ぼくはSFは苦手です。 書き出しのあたりはこんなふうで、好感
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(河出書房新社)・門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社)
何故だかわかりませんが、2018年の春の芥川賞、直木賞は二作品とも宮澤賢治がらみで不思議な感じがしました。 芥川賞は若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」(河出書房新社)
芥川賞、直木賞、文学賞一覧 » 芥川賞と、芥川賞のノミネート作品一覧 題名 : おいしいごはんが食べられますように 著者 : 高瀬隼子 出版社 : 講談社 発売日 : 2022/03/24 備考 : 第167回芥川賞ノミネート作品 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。 引用元:おいしいごはんが食べられますように...
藤野可織「爪と目」(新潮文庫) 小説という表現形式は、たぶん、どこまで行っても「誰か」の眼で見た「世界」が、「誰か」によって書かれるほかには書きようがないと思います。その「誰か」が「私」であ
砂川文次「ブラックボックス」(講談社) 歩行者用の信号が数十メートル先で明滅を始める。それに気づいてか、ビニール傘を差した何人かの勤め人が急ぎ足で横断歩道を駆けていく。佐久間亮介は、ドロップハン
げんき〜? ブラックボックス(砂川文次) 芥川賞受賞作。やっぱり受賞作の良さは私にはわからない。前半と後半で話が変わる。なんの説明もなく、何十ページも疑問に思いながら読み続けるのが苦痛。しかも最後
芥川賞 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞 「芥川賞とは」 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第1回~10回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第11回~20回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第21回~30回 芥川賞 歴代受賞作 第31回~60回 芥川賞 歴代受賞作 第61回~90回 「芥川賞とは」 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれる。正式名は芥川龍之介賞。選考会は年2回<上半期は7月・下半期は翌年1月>行われる。 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第…
芥川賞 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞 「芥川賞とは」 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第31回~40回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第41回~50回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第51回~60回 芥川賞 歴代受賞作 第1回~30回 「芥川賞とは」 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれる。正式名は芥川龍之介賞。選考会は年2回<上半期は7月・下半期は翌年1月>行われる。 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第31回~40回 第31回 1954年(…
芥川賞 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞 「芥川賞とは」 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第61回~70回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第71回~80回 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第81回~90回 芥川賞 歴代受賞作 第1回~30回 芥川賞 歴代受賞作 第31回~60回 「芥川賞とは」 芥川賞は、芥川龍之介(りゅうのすけ)の名を記念した純文学の新人賞。 芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれる。正式名は芥川龍之介賞。選考会は年2回<上半期は7月・下半期は翌年1月>行われる。 芥川賞歴代受賞者・受賞作 第…