本・市川沙央 「ハンチバック」
作品紹介・あらすじ「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作。井沢釈華(しゃか)の背骨は、右肺を押しつぶす形で極度に湾曲している。両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないこたつ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説を投稿し、零細アカウントでツイートする——。読書備忘録カタカナ言葉がわからず、スマホで調べながら読んだ。芥川賞と聞いて、あらすじは読んでから借りたのだけれど、ギョッとすることが書かれていて、こういう作品だったのね?釈華同じような筋疾患で寝たきりの隣人・・・世間の人々は「私なら耐えられない。私なら死を選ぶ」と。だ...本・市川沙央「ハンチバック」
2024/09/20 07:44