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第二章・日本海へ。白馬の山並みと、蘇る20歳の「ドア・クラッシュ&爆音」事件
じいちゃんに「中途半端な真似するな、最後までやり遂げてこい!」と、病室から追い出されるように背中を押された翌朝。 感傷に浸る間もなく、僕は再びRZ250Rに跨っていました。 「やってやるよ。日本一周して、最高の土産話を持って帰ってやる」 早朝の冷たい空気を切り裂き、国道52号線を北上。 身延山の厳かな空気を抜け、韮崎から国道20号線へと入ります。 交通量の少ない朝のワインディングは、狂っていた旅のペースと、波立っていた心を少しずつフラットに戻してくれました。 コンビニおにぎりと、白馬の稜線 午前8時過ぎ。 ルート沿いのコンビニに滑り込み、朝食タイム。 買ったのは定番のシャケ
第二章開幕。集中治療室の奇跡と、昭和の頑固爺ちゃんが放った魂の一喝
北海道からの決死の帰還。 フェリーの足止め、東京湾の長すぎる航海、Z1乗りの神様による環八の先導、そして夜の国道246号線。 片方のミラーを失ったRZ250Rで静岡の実家周辺まで辿り着いた時、僕は自宅には目もくれず、そのまま病院へと直行しました。 ヘルメットを抱え、ライディングブーツの足音を響かせながら廊下を走ります。 目指すは、集中治療室(ICU)。 息を切らして駆けつけたガラスの向こう側には、無数の管に繋がれ、人工呼吸器の音だけが等間隔で響く、息も絶え絶えの祖父の姿がありました。 「じいちゃ〜ん! 俺だよ。帰ってきたよ!」 分厚いガラス越しに、届くはずもない声を張り上げました
フェリーが満席で足止めを食らったおかげで、予期せず手に入れた北海道最後の一日。 カレンダーは8月も後半に入り、道内の空気には早くも秋の気配が混じり始めていました。 肌を撫でる風が少し冷たく感じるのは、季節のせいか、それとも旅が終わる寂しさのせいか。 洞爺湖周辺をRZ250Rで流します。 ピークを過ぎたのか、観光客の姿はまばらで、湖面は鏡のように静まり返っていました。 アクセルを緩め、景色を目に焼き付けるようにゆっくりとクルージング。 そのまま昭和新山へ向かいます。 赤茶けた荒々しい山肌から漂う独特の硫黄の匂いが、鼻腔をくすぐります。 「いよいよ、終わりか……」 ヘルメットの中でポツリ
旭川を過ぎ、夜の8時を回った頃。 暗い国道を走りながら、後方確認のためふとミラーを見ようとして、違和感を覚えました。 「……ない?」 左のミラーが、あるはずの場所にないのです。 さっきの立ちごけか? いや、待てよ。 走りながら冷静に記憶を巻き戻します。 「俺が倒したのは、右側だ」 立ちごけ程度で、反対側の左ミラーが根元からポッキリ折れるなんて物理的にあり得ない。 それに、折れたなら破片が残っているはずですが、ステーごと綺麗になくなっている。 工具を使って外された痕跡。 「やられた……盗まれたんだ」 そういえば、最近バイクのパーツ盗難が増えていると誰かが言っていました。ヘルメッ
士別の夜に舞ったディスコ・フィーバーと、突然鳴り響いた「帰還命令」
士別での滞在も板につき、もはや住民のような顔をして過ごしていたある夜。 「魔の巣」で飲んでいると、友人が突然言い出しました。 「踊りに行こうぜ!」 メンバーは、友人(テストドライバー)、僕、そして喫茶店の看板娘・弘美さんと、その友人の女性。 男2人、女2人。完璧な布陣です。 向かった先は、士別の街にあるディスコ。 22歳の初体験、ステップを踏め! 正直に告白します。 私、この歳になるまでディスコ未体験でした。 「踊る? 無理無理!」 尻込みする僕をよそに、3人は慣れた様子で煌びやかなホールのセンターへ。 ミラーボールが回り、大音量のユーロビートが鼓膜を震わせます。 「ほら、
謎の落下物とインパルスの男。そしてキタキツネに愛の巣(テント)を荒らされる
「魔の巣」でサンタナとマスターの特製カクテルに酔いしれた夜。 店を出た僕は、千鳥足でキャンプ地への帰路につきました。 街灯なんて気の利いたものはありません。 月明かりだけが頼りの真っ暗闇。 今のご時世なら、ヒグマの出没におびえて独り歩きなんて自殺行為ですが、当時は若さとアルコールという二重の麻酔が恐怖心を消し去っていました。 「ウィ〜ッ、ヒック」 よくもまあ、迷わずにたどり着いたものです。 野生の勘か、それとも帰巣本能か。 テントのファスナーを閉め、電池式ランタンの頼りない灯りを消すと、泥のように眠りに落ちました。 チュンチュンと鳥の声、そして……ギャーッ! 翌朝。 小鳥のさ
ラブホ療養からの生還、消えたキャンパーたち、そして魔の巣へ帰還
マスターの隠れ家(という名のラブホテルの一室)での療養生活も3日目。 高熱にうなされながら天井の鏡を見つめるというシュールな日々も、ついに終わりを告げました。 「ふぅ、生き返った……」 熱はすっかり下がり、体には力が戻ってきました。 マスターが差し入れてくれた食事(喫茶店メニューのデリバリー)も、完食してエネルギー充填完了。 ただ一つ、心残りがあるとすれば……。 「弘美さん、一回もお見舞いに来てくれなかったな」 ベッドの上で膝を抱えて、少しだけガッカリ。 いや、冷静に考えれば当たり前です。いくらオーナーの自宅とはいえ、若い女性が一人でラブホテルの部屋に、しかも客(風邪引きの若造
雷鳴の8ビート、恋の16ビート。そして目覚めたら……ラブホテル!?
北海道に上陸して、早10日が過ぎていました。 そろそろ次のエリアへ移動しようか。 そう決めて、この湖畔のベースキャンプを引き払う予定だった朝。 運命とは皮肉なものです。 何気ない一日になるはずが、幕開けは雷を伴う暴風雨でした。 テントを叩く雨音と、地響きのような雷鳴で目が覚める最悪のスタート。 「撤収……無理だ」 ずぶ濡れのテントを畳む気力もなく、僕はキャンプ道具をそのままに、身一つでRZ250Rに跨りました。 逃げ場所は一つ。 士別の街にある、**「あの喫茶店」**です。 地獄のサンダーロードと、心臓の8ビート 走り出したはいいものの、そこは地獄でした。 空を切り裂き、鼓膜を
嵐の宗谷岬アタック。最北端で食べた塩ラーメンと、パトカーの中の「ようこそ北海道」
士別の朝。 ホテルのベッドの中で目覚めた僕の耳に飛び込んできたのは、爽やかな小鳥のさえずり……ではなく、鉄筋の建物を揺らすほどの不穏な轟音でした。 ガタガタガタ……ヒュオオオオ!! 窓ガラスが悲鳴を上げ、カーテンが隙間風で揺れています。台風でもないのに、外は嵐のような暴風が吹き荒れているのです。 「マジか……」 普通のツーリングライダーなら、迷わず二度寝を決め込んで連泊を申し込むレベルの悪天候。 しかし、僕らは22歳の血気盛んな若造です。しかも昨夜、怪しげなバー「魔の巣」でサンタナのギターに酔いしれながら、「絶対に行くぞ! 日本のてっぺんへ!」と固い杯を交わしたばかり。 「行け
知床のサバイバルから生還した翌朝。 士別のベースキャンプで目覚めると、そこには昨日の嵐が嘘のように穏やかで、透明な時間が流れていました。 小鳥のさえずりと、湖面を渡る風の音だけが聞こえる世界。 使い込んだオプティマスのコンロを取り出し、ポンピングをしてプレヒート。 シュゴーッという頼もしい燃焼音と共に湯を沸かし、濃いめのコーヒーを淹れます。 そして、紫煙をくゆらせる。 コーヒーの苦味とタバコの煙。当時の僕にとって、これぞ「大人の男の旅の朝」を象徴する神聖な儀式でした。 肺いっぱいに吸い込む北海道の凛とした空気とニコチンが、昨日の峠越えの疲れを心地よく麻痺させていきます。 「さて
羅臼の納戸で一夜を明かし、熊の恐怖から解放された朝。 今日はオホーツク海沿いを南下し、**標津町(しべつちょう)**経由で内陸へ戻るルートを選びました。 (※ちなみに、ベースキャンプがあるのは士別市(しべつし)。読みは同じでも場所は全然違う。北海道あるあるです) 早朝の国道を流していると、一台のバイクと並走することになりました。 信号待ちでシールドを上げ、視線が合う。 「どこまで?」 「旭川方面へ抜けます」 「奇遇だね、俺もだよ」 相手は東京から来たという男性ライダー。 使い込まれたジャケット、荷物の積み方。雰囲気からして、僕よりも一回り以上年上のベテランです。 「じゃあ、途中
斜里の民宿で 「無償の愛」に触れ、心も体も満タンになった状態で出発した知床への道。 左手にオホーツク海を臨みながら、RZ250Rは快調に海岸線をひた走ります。 奇岩・ソロボ岩を横目に、水しぶきが豪快なオシンコシンの滝を経由し、三段の滝へ。 次々と現れる絶景。 「これが世界自然遺産(になる予定)の力か……!」 圧倒的な大自然のスケールに酔いしれながら、ようやく知床観光の拠点となる村(ウトロ)へ到着しました。 時刻は昼時。 「まずは腹ごしらえだ」 意気揚々と食堂を探し始めましたが、異変に気づきます。 閉ざされた扉と、漁師の神対応 「……やってない」 あっちも、こっちも。 食堂の暖
オプティマスの炎、熊の警告、そして斜里の夜に触れた「無償の愛」
士別の朝。 喫茶店のカウンター越しに見る弘美さんの笑顔は、確かに眩しかった。 しかし、僕は旅人。ここに定住するわけにはいかないのです。 「さらば、青春の幻影よ!」 湧き上がる煩悩をヘルメットの中に封じ込め、僕はアクセルを大きく開けました。 後ろ髪を引かれる思いを断ち切るように、RZ250Rは白煙を残して士別市を後にしました。 湖畔のベースキャンプ設営 目指すは、昨日目星をつけていた湖畔のキャンプ場。 1時間ほど走り、現地に到着。 当時は今ほどうるさい規制もなく、「空いていればどこでもどうぞ」というおおらかな時代。 見渡す限り、先客のテントは5〜6張りほど。 僕は他のキャンパーか
士別駅前に響く2ストロークと、北の大地で芽生えた(かもしれない)淡い恋
北海道ツーリング2日目。 本来なら、朝露が消える前の早朝6時には出発し、世界遺産(当時はまだですが)・知床半島を目指してひた走る……はずでした。 しかし、22歳の男子というのは、どうしようもなく本能に忠実な生き物です。 「あそこの喫茶店のモーニング、美味いらしいよ(友人の受け売り)」 そんなもっともらしい理由をつけて、出発を遅らせることにしました。 真の目的? もちろん、昨夜の喫茶店のカウンターにいた、あの素敵な女性に会うためです。 これぞ**「朝食という名の下心」**。 8時30分の「行ってきます」 カランコロン♪ 朝の光が差し込むレトロな店内。 「あら、おはよう。早いの
千歳のコンビニおにぎりで迎えた朝。 本日の目的地は、道北の拠点・士別。 友人の「冬のホームグラウンド」へと向かいます。 早朝の北海道は、噂通りの走りやすさ。 信号の少ない道を快調に飛ばし、経由地である大都会・札幌へ。 北海道一の繁華街をバイクで流す優越感に浸っていた、その時でした。 札幌駅前ロータリーの悪夢 札幌駅前の大きなロータリー。 車体をバンクさせ、気持ちよくカーブを抜けようとした瞬間。 「ズリュッ!」 リアタイヤが不自然に外側へ流れました。 「ん? オイルか?」 一瞬ヒヤリとしましたが、立て直して直進状態に戻っても、お尻の下で何かがグにゃグニャと暴れています。 恐
八戸港の岸壁。 潮の香りと重油の匂いが混じり合う独特の空気の中、目の前には巨大な口を開けたフェリーが待っています。 まるで鉄の怪獣の腹の中へ飲み込まれるように、僕のRZ250Rと友人のバイクが次々と乗船していきます。 船倉に響き渡る低いエンジン音と、係員の指示する声。 「ハンドルロックして! ギアはローに入れて!」 指示に従い、愛車を甲板に固定するラッシングベルトが締め上げられるのを見届けます。 「頼むぞ、RZ」 しばしの別れを告げ、重いヘルメットを抱えて客室へと上がります。 いよいよ、本州を離れる時が来ました。 タラップが外される鈍い音と共に、僕の「日本一周」は新たなステージへ
久慈の民宿で最高の朝を迎え、いよいよ本州の北の果て、青森県へ。 北海道へ渡るフェリーの乗船予定は翌日。 友人と待ち合わせる八戸港へ直行するには、あまりにも時間が余りすぎています。 「せっかく青森まで来たんだ。骨の髄まで満喫してやる」 地図を見ながら欲が出ました。 この判断が、後に自分の首を絞めるとも知らずに……。 欲張りすぎた「みちのく一人旅」 まずは十和田湖へ。 神秘的なカルデラ湖の湖面を眺め、そのまま弘前市へ抜けます。 城下町の風情を感じる間もなく、今度は下北半島を目指して北上。 急げ、急げ、RZ250R。 目指すはむつ市。そしてその先にある恐山。 実は私、こう見えて
杜の都の肉弾戦と、リアス式海岸の果てなきワインディング地獄(天国)
ドライブインの煎餅布団で目覚めた朝。 体の節々が痛むのは、昨日の蔵王越えのせいか、それとも薄い布団のせいか。 しかし、今日これから始まる「東北最大の難所」にして「最高のライディングパラダイス」を前に、弱音を吐いている暇はありません。 本日のミッションは明確です。 「岩手県を北上し、本州最北端への足がかりを築くこと」 しかしその前に、宮城を去るにあたって、どうしても落とし前をつけなければならない案件がありました。 そう、**「牛タン」**です。 昨日はスルーしてしまった仙台。このまま北上しては、RZのチャンバーに申し訳が立たない。(意味不明) 僕は一度、南へ進路を取りました。
福島を抜けて宮城へ。蔵王の霧、菅生の幻影、そして昭和ドライブインの夜
記憶のない(失礼)福島県を一気に駆け抜け、旅の舞台は宮城県へと移りました。 国道6号線を北上し、目指すは東北最大の都市・仙台……だったはずなのですが、そこは気まぐれな一人旅。 地図を見ているうちに、ふと悪い癖が出ました。 「真っ直ぐ仙台じゃ面白くないな。山、あるじゃないか」 視線の先には蔵王連峰。 海岸線の単調な直線に飽き始めていた僕の右手は、無意識にワインディングを求めていました。 進路変更。RZ250Rのノーズを西へ、山岳地帯へと向けます。 蔵王エコーライン、霧中のヒルクライム 宮城蔵王への道、蔵王エコーライン。 走り出した途端、空気の密度が変わるのがわかります。 標高
番外編:2ストロークの爆音から、孫の泣き声へ。2025年、幸せなカオスの年越し
いつもは40年前の排ガスの匂いがするような昔話にお付き合いいただき、ありがとうございます。 今日は少し時計の針を現在に戻して、2025年12月31日、大晦日の我が家の様子をお届けします。 かつてRZ250Rで日本中を孤独に駆け回っていた若造も、今や立派な(?)シニア世代。 今年の年越しは、静岡の我が家にかつてない人口密度とデシベルをもたらす「大集合」となりました。 総勢8名のピットイン メンバー紹介です。 まずは、長年私のわがままなバイクライフ(と人生)に付き合ってくれている妻。 そして、それぞれの家庭を持った息子夫婦と、娘夫婦。 さらに、今回の主役である二人の赤ちゃん(孫たち)
【3品/インド北西部】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・ たま〜に趣味発信
導入(ストーリー) 夜、台所。オーブンの設定温度を最高まで上げ、さらに魚焼きグリルも点火する。 今夜の台所は、灼熱の実験室だ。 妻「家庭用コンロで“タンドール窯(400℃超)”を再現するのは無理があるわ。 でも、ギリギリまで近づけないと、あの味にならない。」 私「製版で言えば、UVインクの瞬間硬化ラインだな。 強烈な熱エネルギーを照射して、表面を一瞬で定着させる。 生半可な熱じゃ、インク(素材)がダレてしまう。」 まろ(黒柴)「(ハァハァ)…暑い。でも、この焦げた匂い、パキスタンより甘い?」 のあ(シェルティー)「バターとクリームの匂いね。今日はリッチだわ。」 [画像:熱気
【3品/スリランカ】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・ たま〜に趣味発信
導入(ストーリー) 夜、台所。缶切りがココナッツミルクの缶を一周する音が響く。 インドの重厚なバターの香りから一転、今夜は甘く、どこか懐かしい潮風のような香りが漂う。 妻「今日はココナッツが主役よ。ミルク、オイル、そして果肉そのもの。」 台所には、鰹節(モルディブフィッシュの代用)の袋も置かれている。 私「製版で言えば、油性インクと水性インクの同時使用だな。 ココナッツミルクは、加熱すると油と水に分離する。 その『境界線』をコントロールして、旨味を閉じ込める。 インドが『塗りつぶし』なら、スリランカは繊細な『刷り分け』の技術だ。」 まろ(黒柴)「(クンッ)…この匂い、知って
【3品/イタリア(南欧)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・ たま〜に趣味発信
導入(ストーリー) 夜、台所。コルクを抜く「ポンッ」という軽快な音が響く。 スリランカの湿った熱気から一転、今夜は乾燥した、明るい太陽の匂いがする。 妻「ここからはオリーブオイルが主役ね。同じ油でも、使い方が全然違う。」 台所には、にんにく、トマト、そして黄金色のエキストラバージンオリーブオイルのボトルが鎮座している。 私「製版で言えば、インクの『メディウム(展色剤)』が変わったな。 アジアの油は熱を伝える『触媒』だったが、イタリアのオリーブオイルは、それ自体が香りを持つ『インクそのもの』だ。 そして、トマトやワインの『酸』が、そのインクを鮮やかに定着させる『エッチング液』の
【3品/フランス(西欧)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・ たま〜に趣味発信
導入(ストーリー) 夜、台所。重たい鋳物ホーロー鍋(ココット)の蓋を開けると、赤ワインと香味野菜が凝縮された、深く芳醇な香りが立ち上った。 イタリアの軽やかな空気とは違う、重厚で複雑なレイヤーを感じる香りだ。 妻「今日は『煮詰める』と『乳化させる』がテーマね。時間を味方につける料理。」 台所には、バターの塊と生クリームのパック、そして飲みかけの赤ワインボトルが並んでいる。 私「製版で言えば、インクの『練り(ミリング)』と『溶剤の揮発』だな。 ソースを煮詰めるのは、溶剤(水分・アルコール)を飛ばして、顔料(旨味)の濃度を極限まで高める作業。 そして、バターや生クリームを加えるの
【3品/ドイツ(中欧)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・ たま〜に趣味発信
導入(ストーリー) 夕暮れの台所。フランスの芳醇なバターの香りから一転、今夜は少し鼻を突くような酸味と、燻製(スモーク)の香ばしい匂いが漂っている。 質実剛健、そんな言葉が似合う空気感だ。 冷蔵庫から冷えたビール瓶を取り出し、栓抜きで「シュポッ」と景気よく開ける音が響く。 妻「今日は『保存する』と『規格化する』がテーマね。長く厳しい冬を乗り越えるための知恵の結晶。」 調理台には、様々な種類のソーセージ、瓶詰めのキャベツ(ザワークラウト)、そして土付きの武骨なじゃがいもがゴロゴロと転がっている。 私「製版で言えば、今回は『品質管理(QC)』と『パッケージング』の領域だな。
【3品/東欧(ハンガリー・オーストリア)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 今夜の主役は、目の覚めるような「赤」。 瓶の蓋を開けると、唐辛子に似ているが、どこか甘く、太陽を干したような芳香が広がる。 妻「今日は『スパイス』と『発酵乳』がテーマね。辛くない赤、パプリカの出番。」 台所には、大量のパプリカパウダーと、白いサワークリームのカップが置かれている。 私「製版で言えば、これは『顔料(ピグメント)』の添加だな。 ドイツまでは素材の色(肉色や茶色)が中心だったが、ここへ来て鮮烈な『マゼンタとイエローの混合色(赤)』が投入される。 そして、この微細な粉末を、油という『展色剤(ビークル)』に溶かし込むことで初めて、本
【3品/北欧(スカンジナビア)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 今夜の空気は、キリッと冷たく澄んでいる。窓ガラスに触れると、指先がひやりとする。 東欧の熱気から一転、静かで、しかし芯のある強さを感じる気配だ。 妻「今日は『寒さとの共存』がテーマね。長く暗い冬を乗り越えるための保存食と、心を温める工夫。」 調理台には、大きなサーモンの半身、たっぷりのディル(ハーブ)、そして真っ赤なベリーのジャムの瓶が置かれている。 私「製版で言えば、これは『コントラスト(対比)』の妙だな。 保存のために塩と砂糖を強く効かせた食材に、乳製品のまろやかさや、ベリーの酸味をぶつける。 まるで真っ白な紙に、高濃度のスミ・インク
【3品/ロシア・スラブ(東欧北部)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 窓の外は、しんしんと雪が降り積もる(という設定の)静けさ。北欧のキリッとした寒さとは違う、もっと深く、重たい、大陸の冬の気配だ。 台所には、土の香りがする根菜類がゴロゴロと転がっている。 妻「今日は『大地の熱』がテーマね。凍てつく土の下でエネルギーを蓄えた根菜と、体を芯から温める油と乳脂肪。」 まな板の上には、まるで血液のように赤いビーツの断面が、鮮烈な存在感を放っている。 私「製版で言えば、これはもう『超高濃度マゼンタ(紅)』の世界だな。 他のどの野菜とも違う、ビーツのこの強烈な色素。触れるもの全てを赤く染め上げる、圧倒的な『隠蔽力』と『
【3品/南欧(ギリシャ・トルコ)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 換気扇を回すと、乾燥したオレガノと焦げた肉の香ばしい匂いが広がる。 ロシアの重たいコートを脱ぎ捨てて、Tシャツ一枚になりたいような、明るく開放的な空気感だ。 妻「今日は『太陽と風』がテーマね。オリーブオイルとレモン、そして水を切ったヨーグルト。地中海の知恵。」 調理台には、ザルで水を切っているヨーグルトと、ボウル一杯のキュウリ、そしてマリネされた肉が並ぶ。 私「製版で言えば、前回のロシアが『濃厚なベタ刷り』なら、今回は『高透過インク』を使った『ハイキー(明調)』の世界だな。 ベースとなる紙の白さ(素材)を活かしつつ、オリーブオイルという『メ
【3品/北アフリカ(モロッコ・マグレブ諸国)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
夜、台所。 南欧の爽やかなオレガノの香りから一転、今夜はもっと複雑で、甘く、エキゾチックな香りが鼻をくすぐる。クミン、コリアンダー、シナモン、ジンジャー……いくつもの香りが絡み合っている。 調理台の中央には、とんがり帽子の形をした不思議な土鍋「タジン」が鎮座している。 妻「今日は『魔法の鍋とスパイスの調合』がテーマね。少ない水で素材の旨味を引き出す砂漠の知恵。」 タジン鍋の蓋の隙間から、微かにシューッと蒸気が漏れる音がする。 私「製版で言えば、これはもう『特色(スポットカラー)練り』の世界だな。 基本の4色(CMYK)だけでは出せない、深く複雑な色合いを出すために、何種類も
【3品/中南米(メキシコ・タコス街道)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 モロッコの甘く重層的なスパイスの余韻が消え、今夜は鼻の奥がキュッと鳴るような、刺激的で鮮烈な香りが充満している。ライムの酸気と、焦げた唐辛子のカプサイシンが空気を震わせているようだ。 BGMには陽気なマリアッチ(メキシコ民俗音楽)が聞こえてきそうな雰囲気だ。 妻「今日は『酸と熱のフェスティバル』よ!難しいことは抜きにして、手づかみでかぶりつく、屋台のエネルギーを感じて。」 調理台には、大量のライム、アボカド、そして黄色いトウモロコシの粉(マサ)が置かれている。 私「製版で言えば、これはもう『プロセスカラーの重ね刷り』、それもド派手なポスター印
【3品/中東(トルコ・レバノン・イスラエル周辺)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・
夜、台所。 メキシコの突き抜けるような青空の気配が去り、今夜は乾いた土と、どこか懐かしいような香ばしい匂いが漂っている。クミン、コリアンダーのエスニックな香りに、炒ったゴマの濃厚な油分が混ざり合う。 BGMには、ウード(中東の弦楽器)の音色が似合いそうだ。 妻「今日は『練りる』と『挟む』がテーマね。野菜や豆をペーストにして、パンを食器代わりにして食べる。大勢で囲む食卓の知恵。」 調理台には、茹でたひよこ豆のボウルと、濃厚な練りゴマ(タヒニ)の瓶、そして串に刺された肉がスタンバイしている。 私「製版で言えば、これは『インクの練り(ミリング)』そのものだな。 豆やゴマという固体
【3品/中央アジア(ウズベキスタン・シルクロード)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 今夜の空気は、中東のそれよりもさらに乾いていて、どこかアジアの懐かしさも混じっている。 クミンの香りに、羊の脂と、炒めた玉ねぎの甘い匂いが重なる。シルクロードのど真ん中、オアシス都市の夕暮れだ。 妻「今日は『米と小麦の交差点』ね。東の文化(米・餃子)と、西の文化(スパイス・羊肉)が出会う場所。」 調理台には、たっぷりの人参、羊肉の塊、そして研いだお米と、小麦粉を練った生地が並んでいる。 私「製版で言えば、ここは『多色刷りの重ね合わせ(オーバープリント)』の現場だな。 ベースとなる『油』というメディウムに、肉や野菜の『顔料』を溶かし込み、そこ
【3品/東アジア(中国・四川&広東)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 中央アジアの羊とクミンの香ばしい余韻から一転、今夜は鼻腔を突き抜けるような刺激的な香りが充満している。花椒(ホアジャオ)の痺れるような香りと、唐辛子が油で焦げる匂い。そして、その奥から立ち上る、ネギや生姜の清々しい香り。 シルクロードの長い旅路の果て、東方の巨大な食文化圏にたどり着いた。 妻「今日は『炎と調和』がテーマね。四川の燃えるような辛さと、広東の素材を活かす穏やかさ。このコントラストが中国料理の深さよね。」 調理台の片側には、真っ赤な豆板醤や花椒の瓶が並び、もう片側には、目が澄んだ新鮮な白身魚と、瑞々しい青菜が置かれている。 私「製版
【3品/日本(和食・原点回帰)】AIで行く 台所から世界行脚:毎晩3品で世界一周|製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・
導入(ストーリー) 夜、台所。 世界中のスパイス、ハーブ、油脂の強烈な香りの旅から戻り、今夜の台所は、静謐(せいひつ)な空気に包まれている。 鰹節と昆布の出汁の、優しく、どこか懐かしい香り。味噌が発酵する、ふくよかな匂い。 ただいま。この香りを嗅ぐために、長い旅をしてきたのかもしれない。 妻「おかえりなさい。今日は『原点回帰』ね。水と米、そして素材の声を聞く、引き算の料理。」 調理台には、水に浸された米が入った土鍋、泥付きの根菜、そして塩を振られた魚が静かに並んでいる。 私「製版で言えば、これは『水墨画』の世界だな。 これまでの旅が、極彩色のインクを塗り重ねる油彩画だと
茨城のお婆さんのエールを背に 国道6号線、通称「ロッコク」を北上して福島県に入りました。 ここからはいよいよ東北地方。 「みちのく」という響きに、少しだけ身が引き締まる思いがします。 さて、正直に告白しましょう。 この福島県での記憶、実はほとんど残っていません。 いや、正確に言えば「名所」らしき場所には立ち寄ったはずなのです。 アルバムをめくれば、色褪せた写真の中にそれらしい風景が写っている。 けれど、脳裏に焼き付いているのは、観光地の美しい景色ではなく、ただひたすらに流れ去るアスファルトと、RZ250Rのタコメーターの針の動きだけなのです。 有料道路の洗礼と、空を走る道
房総半島を北上し、千葉県の最東端・犬吠埼へ。 断崖絶壁に打ち付ける荒波。まるで東映映画のオープニングのような迫力です。 白亜の灯台を背にRZの写真を一枚。 「ここから海を渡ればアメリカか……」 なんて柄にもないことを考えつつ、銚子市を抜けて利根川を渡り、いよいよ茨城県へ突入しました。 海沿いの国道は信号も少なく、快適そのもの。 ひたち海浜公園の横をかすめ、潮風を全身に浴びながら北上を続けます。 目指すは水戸黄門のお膝元、水戸市。 日本三名園の一つ、偕楽園です。 名勝・偕楽園と「若さゆえの選択」 水戸市街に入り、偕楽園に到着しました。 重厚な門構え、手入れの行き届いた木々。さす
そして迎えた7月1日の早朝。 湿り気を含んだ夏の風が、旅の始まりを告げていました。 RZ250Rの荷台には、パンパンに膨らんだバッグと、キャンプ道具一式。 過積載気味のリアサスペンションが少し沈み込んでいますが、心は羽根が生えたように軽く感じていました。 「それじゃ、行ってくる」 大袈裟かもしれませんが、家族には「日本一周してくる」と、まるで戦場に赴くかのような悲壮な決意を込めて挨拶をしました。 母の心配そうな顔、父の無言の頷き。 すべてを背中に感じながら、キックペダルを踏み降ろします。 「バララララッ!」 2ストロークエンジンの乾いた音が、朝の静寂を切り裂きました。白煙と共に、
スクーターレースでの苦い敗北から立ち直りかけた頃 バイク業界に激震が走りました。 YAMAHA RZ250R、通称1ARがついに発売されたのです。 おにぎり型のテールランプ、より洗練されたフォルム、そしてさらに磨きがかかった2ストロークエンジン。 「これしかない」 僕の中で眠っていた「走り屋魂」が、再び目を覚ましました。 もはや迷いはありませんでした。 愛着のあったAR50を下取りに出し、すべての情熱をこのRZに注ぎ込む決意をしました。 4月の雨と鈴鹿サーキット 納車されたばかりのRZ250Rに跨り、僕は雨の中を走っていました。 行き先は聖地・鈴鹿サーキット。 春の恒例イベント
蝉時雨が降り注ぐ、本格的な夏が到来しました。 アスファルトが溶け出しそうなほどの灼熱の午後。 世間のライダーたちが聖地・鈴鹿8耐や4耐の話題で盛り上がる中、僕たちローカルレーサーの舞台は、地元・静岡の清水サーキット。 ここで開催される**「スクーターレース4時間耐久」**こそが、この夏の集大成となるターゲットでした。 1年前、僕は本気で「鈴鹿の4耐に出たい」と夢見ていました。 しかし、ミニバイクレースの世界に飛び込み、幾度となく「化け物」たちに完敗し、レベルの差を骨の髄まで痛感させられた今、その情熱は少し形を変えていました。 「俺たちの戦場はこっちだ。ここで結果を出さなきゃ、鈴鹿
巷では、空前のミニバイクレースブームが到来していました。 サーキットだけでなく、駐車場や教習所を借りた特設コースで、毎週末のように熱いバトルが繰り広げられていた時代です。 クラスは主に50ccと80ccに分かれ、さらにマシンによってスクータークラスとロードスポーツ(ミッション)クラスに区分されていました。 手元にはバリバリのスポーツモデル、AR50がある。 「こいつで出れば勝てるんじゃないか?」 一瞬そう思いましたが、普段の足であり、大切な愛車をサーキットで酷使して潰すのはどうしても嫌でした。 そこで僕が選んだのは、新たなマシン(というより戦闘機)の導入。 購入したのは、ヤマハの
カワサキ2台体制で調子づいていたある日、友人から一本の電話が入りました。 「今度、オフロードレースに出るから見に来てよ」 場所は、天竜川の広大な河川敷特設コース。 「へぇ〜、レースか。面白そうだな」 軽い気持ちで応援に行ってみると、そこには想像以上の世界が広がっていました。 衝撃の「空飛ぶバイク」 バンク、洗濯板のような波状路、そしてテーブルトップ。 コース上には様々な人工的なギャップが設けられ、ロードレースとは全く違う荒々しい光景。 一斉スタートの合図とともに、砂煙がもうもうと舞い上がります。 何より衝撃的だったのは、彼らの走りでした。 走っている、というより、飛んでいる。
RGとの別れからしばらく経った春。 あの頃の僕は、心に空いた穴を埋めるように、四輪の世界へと足を踏み入れていました。 手に入れたのは、TOYOTA セリカ1600GT LB(リフトバック)。 クーペモデルとは違う、あのアメリカンなファストバックスタイル。 マスタングを彷彿とさせる流麗なリアラインと、大きく開くリアゲートが当時の若者の憧れでした。 DOHCエンジンの乾いた咆哮、包み込まれるようなコックピット、そして車内を満たすお気に入りのカセットテープの音楽。 こいつで街を流せば気分は悪くないし、助手席に乗せる女の子ウケも抜群。雨にも濡れないし、エアコンだってある。 「これが大人の余
横浜での一件から修理を終え、再び走り回るようになった、とある暖かい日の夜のこと。 それは、街灯に群がる虫たちのように、どこからともなく暴走族たちがウジャウジャと湧き出してくる時間帯でした。 例によって峠を攻め終え、クールダウンを兼ねて街中の交差点で信号待ちをしていると、背後から不穏な音が近づいてきました。 「パラリラパラリラ……!!」 ミュージックホーンと直管マフラーの不協和音。いや〜な予感しかしません。 そして、その予感はズバリ的中しました。 「おいっ! 小僧!」 「おめ〜、目障りなんだよ!」 「降りてこい! 殺すぞ!!」 背後から浴びせられる罵声の嵐。 バックミラー越しに見え
ブロガーバトンを受け取りました。「ブログでAIを利用していますか?」
いつも仲良くさせていただいてる、社会派で物知りで節約家の貯め代さまからブロガーバトンを頂きました。 www.tameyo.jp ことりんご 答えてみたよ! ブロガーバトンを受け取りました。「ブログでAIを利用していますか?」 普段AIをどう使っていますか? 毎日わからないことを検索しています。AIも相性が合って「ん~いまいち」と感じたら違うものを使います。 ゆる相談はコパイロットでマジ相談はチャッピー→ずっと覚えてくれてて優しいブログの相談はジェミニ2.5にしていました。 ブログの移転にはジェミニが役立ち、知りたい方のために記事も作成してもらいました。 www.koto6.com 冷蔵庫の食材…
全く成長しないまま専門学校を卒業し、僕は社会人になりました。 環境は変わっても、相棒は変わらず白いRG250E。 しかし、社会人として働き始めて1年。地味な貯蓄がついに実を結ぶ時が来ました。 「やるぞ、フルメイク(改造)だ」 実際にはヘルメットは被っていました 手始めにバックステップとチャンバーを購入。 会社のガレージをこっそり借りて、夜通しかけて取り付け作業。 さらにその勢いで、念願のロケットカウルも装着。 「三日三晩寝ずに取り付けた」……と言いたいところですが、実際は合間にしっかり寝ていました(笑)。 それでも、完成した時の達成感は言葉になりません。 沼津から箱根へ、終わらない
高校を卒業し、僕は専門学校へ進学。 もちろん、通学の足は手に入れたばかりのRG250Eです。 毎日こいつに乗れるだけで幸せでしたが、当時の僕にはもう一つ、週末のルーティンがありました。 日本平パークウェイの戦慄 地元には、静岡市と清水市(当時はまだ合併前で、別の市でした)にまたがる日本平パークウェイという峠道があります。 そこは当時、地元の走り屋たちが集う聖地。 自分も例外なく、土曜の夜になると白いRGを駆って出陣していました。 ある夜のことです。 何も知らずにコーナーへ突っ込んでいった僕の目の前に、信じられない光景が広がりました。 対向車線から、車が並走して迫ってくるのです。
原チャリでR1を200km爆走した18歳の冬、そして憧れのRG250Eを手にするまで
高校3年の3学期。 大学受験組や就職組がそれぞれの進路に向けてラストスパートをかけている中、進路が決まっていた僕は、宙ぶらりんな「家庭学習期間」を持て余していました。 学校に行かなくていい。でも、特にお金があるわけでもない。 そんなある日、同じく暇を持て余していた友人と話していて、ふと無謀なアイデアが降りてきました。 「なぁ、この休み使ってツーリング行こうぜ。名古屋城見に行こうや」 移動手段は、僕らの愛車である原チャリ。 ここから片道200kmの、過酷なR1(国道1号線)の旅が幕を開けたのです。 原チャリで片道200kmの洗礼 勢いで出発したものの、原付での長距離移動は想像を
【完結&新章】世界一周の次は「時間旅行」へ。鉄馬と駆け抜けた46年をAIと振り返る
皆さん、こんにちは。「AIで行く 台所から世界行脚」のブログ主です。 毎晩3品、AIと共に世界各国の食卓を巡る旅。 長かったような、あっという間だったようなこのシリーズも、ついにひと段落を迎えました。 「空間」の旅から、「時間」の旅へ さて、世界中の料理(空間)を巡る旅を終えて、次にどこへ行こうかと考えました。 AIという相棒は「次は宇宙食ですか?」なんて言ってきましたが、私が向かいたいのは未来ではなく、過去です。 それも、私の人生の半分以上を共に過ごしてきた「バイク」との46年間。 高校時代、運命的に出会ったあの日から、レースに明け暮れた熱狂の日々、そして日本一
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