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心調体調如何でしょうか。私はだいぶきついです。で、北町貫多に会いたくなり『蝙蝠か燕か』の再読開始。しかし目が悪くなったのとハント症候群以降の痛みで読むのが辛くなり悲しいです。息も絶え絶えながら本日も生き延びるのでしょうかね~。にほんブログ村人気ブログランキング...
ヒルナミンの調節には苦労している。今日は朝の5時に目が覚めてしまい、朝からデスクワークに励んでいるが、寝不足で、今一つ頭が働かない。似た経験をしている作家の著作があるのだが、どこを探しても見付からない。 図書館に、その参考文献を借りに行くついでに、いっとき、友人のカラーひよこ (id:color-hiyoko) さんが傾倒していた西村賢太の本を何冊か借りてきた。神経症で本が読めない期間が何年も続いたため、まだザッとしか読めていないのだが、あぁ、私小説って感じねと思った。 随筆「一私小説書きの弁」に、なるほどと思う段があったので、本当は一編を通じて読んでいただきたいし少し長くなるが、一部を引用す…
読み返そうと思って機を伺っていた『雨滴は続く』の再読を開始した賢太さんの著書に『小説にすがりつきたい夜もある』があるけれどほんとそれだよ本当は何にも縋らずに生きたいけどな~賢太・貫多話ができる人と出逢えないかしらね~にほんブログ村人気ブログランキング...
今月1冊目の本を読み終えました。「寒灯・腐泥の果実」西村賢太・著・新潮文庫です。西村氏はお気に入りの作家さんで、著書を全作品読破しようと買い集めています。2022年に急逝されているので、もう新しい作品を読むことは出来ません。この文庫本もAmazonで4000円を越えてまして(中古本で!)ちょっと躊躇しましたが、思い切ってもとめました。 さて読後の感想ですが、内容は過去に読んだ作品と似て、主人公の...
西村賢太の作品はこれまでに文庫本を6冊読んでおり、お気に入りの作家と言っていいでしょう。 3か月半額キャンペーンでAudibleに入会中なので、今回は初めてオーディオブックを聴いてみました。 Audible版の作品は2つあり、そのうちの1つが『雨滴は続く』です。 www.audible.co.jp 主人公はおなじみの北町貫多です。 根が暴力的な癖に小心者で、自尊心が高い癖に卑屈で、無神経な癖に繊細で傷つきやすいいつもの北町貫多。 無名だった若い頃の生活が描かれることが多いですが、今作では「どうで死ぬ身の一踊り」が2006年に芥川賞に初候補作としてノミネートされるまでのおよそ2年間を描いています…
今月1冊目の本を読み終えました。「一私小説書きの日乗(憤怒の章)」西村賢太・著・角川文庫です。この本は西村氏の日常を日記形式で読むことが出来る本です。ブログの記事でもそうですが、人が文章を書くとその人のバックボーンというか人となりの一端が垣間見れるようです。以前から西村賢太氏のファンである私は今回もとても面白く読ませて頂きました。例えば引用でとある日の文をペーストしますと・・・(一月二十四日)午...
書くこと思いつかないけれど筆をとったものだからスタート・・・昨晩降った雨は路面を濡らしたが朝の早い時間には止んでいてほとんど乾いている。今日は先日頂いたバレンタインのお返しに広島菜漬けとグリュックスシュバインさんのソーセージにしようとコースの途中で立ち寄ることにした。平和公園の手前のいつも缶コーヒーを買う自販機の前で老婆に話しかけられた。「八朔いる?」 と・・・ちょっと荷物になりそうだったので笑...
今月1冊目の本を読み終えました。「疒(やまいだれ)の歌」西村賢太・著・新潮文庫です。西村賢太さんは個人的に好きな作家さんなので「苦役列車」をはじめ沢山の作品を読みました。私小説というジャンルで西村さんの人生を俯瞰することが出来ます。主人公は北町貫多という青年。複雑な家庭環境も相まって中卒の貫多は日雇い労働者としてその日暮らしの生活をしています。一言で言ってクズ感満載なのですね。でもですね、決して...
「雷様がお怒りじゃ・・・」 ベットサイドに置いたポケットラジオからラジオ深夜便が流れる中、私は眠りにつく。深い所へ落ちたかと思った頃、窓の外は激しい雨。そして雷鳴が響いて恐ろしいほどだった。その轟きで目が覚める。今夜の雷神様は激しい。一度目が覚めるともう一度寝入るまでに時間がかかる。しょうがないのでまたラジオのスイッチを入れた。懐かしい日本の歌謡曲が流れている。そんな夜を過ごしたものだから朝も少...
故人に氏をつけることは一般的ではないと思いますので呼び捨てでいきます。 西村賢太 先日、芥川賞作家で昨年54歳で急逝した西村賢太に関する記事をNHK WEB で目にしました。 “破滅の無頼派” 西村賢太が残したものは 玉袋筋太郎 尾崎世界観 田中慎弥が語る|NHK|NHK その名前と芥川賞受賞作品の苦役列車のことは知っていましたが、作品を読んだこともなければ、テレビ出演しているところを拝見したこともありません。 でも何だか私と対極の存在のような気がして急に興味が湧き出て、彼の作品を読みたくなりました。 彼は芥川賞の受賞インタビューで「これで風俗に行ける」と答えたそうです。小説家として稼いだ金は…
西村賢太さんが亡くなって一年。稲垣潤一さんの音楽を流し酒を吞みながら賢太・貫多本を読む。ここのところ非常に辛い心持ちなので何かしらの西村著書を傍に置いてある。今朝の夢では母を介護中だった。私の年齢の時に母は寝たきりだったと思い起こしていたからだな。むかぁしの友人も登場した。どうしているのだろうか。どうやら未だ生きている今ヘヴィーな心を騙しながら時を経てるか。ちったぁマシな何かをしてはみたいがな。に...
・・・マズイなぁ‥何をしてもどうにもなぁ‥あそうだこういう時の西村賢太著書じゃないかという訳で『一私小説書きの日乗 憤怒の章』を手に取り読み始めると…思った通~り落ち着いて来たよしかしさー西村氏が亡くなったらさー評価の★が軒並上がってんの何だかねえ。。。。。。。。 にほんブログ村人気ブログランキングへ...
途轍もなく切ない期突入。懐かしくてたまらない人と夢で逢った。どうしているのかな縁を繋いでいたかったな。にほんブログ村人気ブログランキング覚書フジコ・ヘミング 永遠の今一私小説書きの日乗 憤怒の章根津権現前より 藤澤清造随筆集誰もいない文学館今、何処トゥーツ・シールマンス・ミーツ・ロブ・フランケン‐スタジオ・セッションズ1973-1983...
興味は相変わらず深深なのです。叶うならこれまで生まれた総ての人の物語を知りたいのでございます。叶う訳ないもんね~😅にほんブログ村人気ブログランキング覚書ANYONE WHO HAD A HEART-「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔一私小説書きの日乗 憤怒の章雨滴は続く...
今月4冊目の本を読み終えました。芝公園六角堂(狂える藤澤清造の残影)西村賢太・著・文春文庫です。西村賢太さんは私の最も好きな作家さん。この作品では私小説家として俗に言う食べていけるようになった北町貫多(西村賢太さん)がお気に入りのミュージシャンである稲垣潤一さんのライブに招かれた夜、ふとその会場が西村さんの敬愛する藤澤清造氏の亡くなった場所であったことに気が付き、自分の原点を再認識し(今の状態に...