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田園調布警察署管内の駐在の息子で同学年の3人は、それぞれの道を通って警察官になった。順調に出世し、円熟味を増した3人は、警察官として仕上げの仕事に取りかかる。政界、反社会的組織、半グレ、芸能界、裏社会…社会の諸悪と対峙した3人を待ち受ける運命とは――。「プライドシリーズ」第3段!
2/14、講談社文庫より、濱嘉之さんの『濱嘉之 プライド・シリーズ』が発売されました。田園調布管内の3つの駐在所で育った幼馴染みの3人、隆一、清四郎、和彦は、それぞれの道を通って警察官となり、それぞれの立場で仕事に取り組んでいた。3人が追っていた政界と反社会組織が絡み合った犯罪を根絶できないでいるとき、東日本大震災が発生する。
第86話 花残 act.32 side story「陽はまた昇る」
その温もりに祝福を、英二24歳4月第86話花残act.32sidestory「陽はまた昇る」月が昇る、雪のない夜に。『おまえさんが山ヤとして鍛えられて育ったのは、この奥多摩だからなあ、』声まだ新しい、燻し銀みたいな深い声。あの声に育まれた自分は今、奥多摩から遠く屋上の夜だ。「でも月はある、」微笑んだ唇に煙があまい。指先くゆらす紫煙が月へ昇る、仰ぐ風の底に扉が軋んだ。「宮田?帰ってたのか、」こつり、こつん、靴音が夜に響く。その声に英二は振り向いた。「黒木さんこそ、今帰りですか?」「ああ、蒔田部長に呼ばれてな、」聞きなれた低い声こつり、レザーソールが傍にくる。月明かりスーツ姿あらわれて、すこし疲れ顔の先輩が笑った。「宮田の昇進と警察大学校が決まったぞ、良かったな?」ぽん、大きな掌が肩を敲く。堅いくせ温かな感触...第86話花残act.32sidestory「陽はまた昇る」
中国公安が日本国内に置く「海外警察」の拠点を摘発せよ!警視庁公安部の片野坂は、中国公安が日本国内に置く「海外警察」が、チャイニーズマフィアなどと連携して、大規模詐欺を働いているとの情報を得る。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ問題などを受け、片野坂の部下4人は、それぞれロシア、中国、中東、欧州で情報活動を行う。「警視庁公安部・片野坂彰シリーズ」第6弾!
ご訪問頂きありがとうございます。 母は2時間もののサスペンスドラマが好きで、毎日HDレコーダーに録り溜めしています。土日はそのドラマが一日中流れる事になり、私は他の事をしながらながら見しています。しかし中には思わず手を止めて見入ってしまうドラマもあります。横山秀夫原作のドラマもそうです。「第三の時効」「ペルソナの微笑」「沈黙のアリバイ」「モノクロームの反転」を見た事があります。いずれも骨太で俳優の演技と相まって大変見応えがありました。そしてエンドロールで分かるのが、すべて「第三の時効」が原作である事。いつか読んでみたいと思いつつ、きっと図書館にあるだろうから定年退職後に借りて読もうと思っていま…
昭和64年に発生した未解決事件『翔子ちゃん誘拐事件』この報道のあり方について、警察と報道陣が真っ向から対立してしまう。広報官の三上は、緩衝材として両者を纏めようとするが… 横山秀夫さんの『64(ロクヨン)』を読みました。 あらすじ D県警広
「警視庁公安部・片野坂彰シリーズ」第6弾! 10/9、文春文庫より、濱嘉之さんの『警視庁公安部・片野坂彰 伏蛇の闇網』が、発売されました。 あらすじ 片野坂彰は、中国公安が京都に置く「海外派出所」が在日同胞を脅迫、またマフィアと連携して大規
世田谷の駐在所に勤める駐在さんは、組織犯罪対策課第四係長だった! 濱嘉之さんの『世田谷駐在刑事』を読みました。 あらすじ 山手西警察署管轄内にある駐在所に勤める駐在さん・小林健は、同署組織犯罪対策課第四係長という顔を持っており、暴力団員から
本日も本の紹介ですみません。異能力警察バトルもの。警察小説とはちょっと違って、そこがいい。『バーニング・ダンサー』読みました バーニング・ダンサー (角川…
今回読んだ本はカラスと意思疎通できる刑事・鳥越シリーズ第三弾。 『凶獣の村』読みました。 凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎 捜査一課強行犯係鳥越恭一郎 …
「刑事マルティン・ベック ロセアンナ」ペール・ヴァールー、マイ・シューヴァル著
スェーデンの作家による「刑事マルティン・ベック」のシリーズは10作。この小説は世に出るきっかけとなった最初の作品です。スェーデン出身の作家といえば、ヘニング・マンケルが書いた「警部クルト・ヴァランダー」シリーズ、「ミレニアム」を書いたスティーグ・ラーソンとくる。「あとがき」によれば、この二人の作家たちにも影響を与えたのが、ペール・ヴァールーとマイ・シューヴァルが書いた「刑事マルティン・ベック」だと...
こんばんは! 今宵も元気な「夢見るウサギ」です。 読み進めている「堂場瞬一」さんの「警視庁追跡調査係シリーズ」の「�D刑事の絆」を読み終わったので、紹介したいと思います。
こんばんは! 今宵も元気な「夢見るウサギ」です! 読み進めている「堂場瞬一」さんの「警視庁追跡調査係シリーズ」の進捗についてシェアしていきたいと思います。
こんばんは! 今宵も元気な「夢見るウサギ」です! 現在、大人買いして読み進めている堂場瞬一さんの「警視庁追跡調査係シリーズ」の状況をシェアしていきたいと思います。
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 読み進めている堂場瞬一さんの「警視庁追跡調査係シリーズ」「�A 策謀」を読み終えたのでシェアしたいと思います。
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 やっぱり「警察小説好き」なのか、順調に読み進んでいるのでシェアしていきたいと思います。
こんばんは! 今宵も元気なウサギです! 2024年2冊目を読了しましたので、シェアさせて頂きたいと思います。 ★警視庁総合支援課 過ちの絆(堂場瞬一)<…
第86話 花残 act.30 side story「陽はまた昇る」
その現実に温もりは英二24歳4月第86話花残act.30sidestory「陽はまた昇る」雪の道、眼の底が染められる。光の色だ。「…まぶしいな、」細めた視界こぼれる声、ただ雪灯りだけじゃない。左掌そっと右小指ふれる、今抱えこむ現実に呼ばれた。「ああ宮田、そこを右折したすぐだ。停まってくれんか、」ウィンカー出してハンドルゆるくきる。がりり雪削らす振動、停まった登山用品店にドア開いた。「いらっしゃいませ、って後藤さんか、」半白の髪ゆれて初老の笑顔ふりかえる。常連なのだろう、そんなトーンに上司が笑った。「おう、肘用のサポーターあるかい?」「あるよ、後藤さんケガしたか?」訊かれる言葉に息が詰まる。けれど山ヤの先輩はからり笑った。「用心のためだよ。俺も齢だからな、肘に負担かけちゃマズイからなあ?」かばわれた?つい見...第86話花残act.30sidestory「陽はまた昇る」
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 お盆休みも、あっという間でした。台風7号の影響を色濃く受けた地域に関しては、心が痛いです。 さて、読み進めてきました「堂場瞬一」さんの「ラストライン」シリーズ、ここにきて「No,0」の短編集という事で、しばらく続刊が発売されるまでは、小休止ですね。 …
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 お盆休みに入ったけど、台風7号を警戒して、「読書三昧」しようと決めたウサギ。早速、読み進めている「堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズ「第5弾」を読み終えました♬
こんばんは! 今宵も元気なウサギです! 読み進めている「堂場瞬一」さんの「ラストライン」シリーズ第4弾を読み終えましたので、シェアしていきたいと思います。
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 新しく読み進めていく堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズ。2年ぶりに3冊目からリスタートなのですが、早速「第3弾」を読み終えたので、シェアしていきたいと思います。
第86話 花残 act.28 side story「陽はまた昇る」
ある日、境界線に英二24歳4月第86話花残act.28sidestory「陽はまた昇る」意識の底つんと刺す、薬品たち匂う。渋いような酸いような独特、けれど懐かしい匂い。こととっ、傾けるケトルきらめく湯飛沫、コーヒーの粒子さらさら崩す。見つめるフィルター湧きあがる湯気、ほろ苦く甘く昇らせる。「…ほんとひさしぶりだ、」声こぼれて自覚する、こんな時間どれくらいぶりだろう?ことこと滴る音こだまするマグカップ、白なめらかに深い黒茶が満ちてゆく。この香、この音、半年前まで日常だった。ただ慕わしさ英二は笑いかけた。「吉村先生、ブラックでよろしかったですか?」「はい、ブラックでお願いします、」答えてくれる声おだやかに響く。朝陽やわらかな雪の窓、白銀かぶるパトカーたちは四輪駆動の小型も多い。帰ってきているんだな、そんな実感...第86話花残act.28sidestory「陽はまた昇る」
面白いおすすめの警察小説を集めてみました。警察小説は、主人公が警察官などの警察組織に属していて、事件などに関わる小説です。警察小説にはクライムサスペンスやミステリーな面白さに加え...
第86話 花残 act.27 side story「陽はまた昇る」
秘匿、その信義を英二24歳4月第86話花残act.27sidestory「陽はまた昇る」フロントガラス、朝あわい陽ざし白くなる。また雪が降りだした車窓、懐かしい道に英二は微笑んだ。「吉村先生、署に着いても時間ありますよね。コーヒー淹れさせて頂けませんか、」警察医の勤務開始まで余裕あるだろう。謝礼の想いとひさしぶりの時間感覚に、奥多摩の医師が笑ってくれた。「宮田くんのコーヒーはひさしぶりですね、ぜひお願いします、」「はい、俺こそぜひ、」肯いて握るハンドル、右腕いつもより安定する。巻かれたサポーターと固定感に医師が尋ねた。「腕の動きはどうですか、いつもとは感覚すこし違うでしょう?」「はい、思ったより動きやすいです。痛みもありません、」応える車窓を流れる雪、ワイパー白く描きだす。もう4月、それでも銀色くるむ稜線...第86話花残act.27sidestory「陽はまた昇る」
【いい意味で期待を裏切る三作目】スパイに死を 県警外事課クルス機関 宝島社文庫『このミス』大賞シリーズ [ 柏木 伸介 ]
内容紹介(出版社より)『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ最新作! 在日ロシア大使館駐在武官にしてGRUの諜報員ビクトル・コサチョフ。愛国文化人としてふるまいながら実際は中国のエージェントであった守屋康史。その二人が、立て続けに殺害される。二人の手には“スパイに死を”と書かれた名刺大のカードが挟まれていたーー。一方、二件のスパイ殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺するという事件が発生。独断専行・単独で事案を解決してしまうため、一人部署“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の諜報関係者に接触し、事態の鎮静化を図ることになるが……。 What)こ…
主人公・物野けじめは、安アパートの四畳半部屋に暮らしながら、ど根性で将来を切り拓こうとしてる貧乏少年。 アパートが建つ昭和っぽい地域は「旧市街」とされ、怪しげな機械がはびこる高層ビル群の谷間にある。 世間の荒波にもまれてけじめがヘコんでる
田村和大『ジャベリン・ゲーム サッチョウのカッコウ』を読みました
田村和大さんの『ジャベリン・ゲーム サッチョウのカッコウ』を読みました。昔から公安モノは好きなので、書店で見つけて迷わず買いました。また、ロシアによるウクライナ侵攻という現実に起こっている紛争が取り上げられているのでリアリティがあります。そ
『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花』シリーズ【読書感想】と#自分と人の評価がズレてたもの
なにこれ、面白い!…と思った映画や本が世間ではクソ評価だったり。 反対にナニコレポンカスやん!…となった映画や本が世間では高評価だったり。 世の中と自分…
世の中には、いろんな殺し方、殺され方があって、それぞれに悲惨ではあるだろうけど。 個人的に「イヤだ」と強く思うのが撲殺。鈍器でもってなぐり殺すこと。 殺したり殺されたりしたことのない私でも、なぐったりなぐられたりした経験は少々ある。 かつ
第86話 花残 act.26 side story「陽はまた昇る」
失ってもなお、涯は英二24歳4月第86話花残act.26sidestory「陽はまた昇る」「長野の警察病院では、どう言われました?」穏やかなテノール、けれど耳朶ふかく叩かれるあまり穏やかな状態じゃないな?予想と英二は口ひらいた。「手には異常がないと言われました、でも吉村先生は違うご見解なのですね?」雪ひそやかな山里の診療所、けれど「神の手」と評される医師。その慧眼は穏やかに英二を見た。「左腕をこちらへ伸ばしてくれるかな、」言われるまま左腕を伸ばして、白衣の掌が受けとめてくれる。ふれられた小指やはり感覚が鈍い。「楽にしてくださいね、」言いながら左腕そっと台に置いてくれる。ふれる素肌ひんやり冷たい、暖房あたたかな診療所の外気がはかられる。「指の変形はないね、ちょっと肘の内側を叩くよ?」穏やかな声が告げて、左肘...第86話花残act.26sidestory「陽はまた昇る」
毎年行っている脳梗塞のMRIで耳下腺の異常を指摘された旦那。 先日病院から「頭頚部外科で診てもらってください」と連絡が来たのです。 さっそくエコーでぐりぐ…
おはようございます。 朝から元気なウサギです。 マレーシア・インドネシアへの移動中に「刑事・鳴沢了 外伝」を読みましたのでシェアさせて頂きます。 …
自分の好きなところは? 金に汚い…、金銭感覚がしっかりしてるところ。 マンションのローンは10年で返したし、老後資金も着々とためていますが、お金はなん…
第86話 建巳 act.36 another,side story「陽はまた昇る」
Thataftermanywanderingskenshi―周太24歳4月第86話建巳act.36another,sidestory「陽はまた昇る」周太いますか?そんなふう呼んでもらえる、友だちに。ここ大学の研究室で、同じ夢追うパートナーが笑ってくれる。「はーい、いるよ。おはよう賢弥、」応えて呼びかけて、鼓動そっと温かい。温もり嬉しくて、笑いかけた書架むこうシャツ姿あらわれた。「おはよー周太、田島先生もおはようございます、」明朗な声ぱっと徹って、日焼けの笑顔ほころばす。チタンフレームの眼鏡ちょっと直す友人に、学者が言った。「おはようさん、手塚も早く来たなあ、」「周太の初出勤ですからね、それにもう小嶌さんの大事な日でしょ?な、周太?」明るい眼ざし笑いかけて、デスク向こうから教授もこちら見る。この友だちにも「...第86話建巳act.36another,sidestory「陽はまた昇る」
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 クライマックスに向かって慌ただしく読み漁っている「刑事・鳴沢了シリーズ」。第10・11弾を読み終えたので、シェアしていきたいと思います。あと1冊あるけど、実質上のクライマックスなのではと思っています(笑)
こんばんは! 今宵も元気なウサギです。 ようやく「鳴沢了シリーズ 第9弾 疑装」を読み終えたのでシェアしていきたいと思います。 ★疑装 鳴沢了シリ…
【本の世界】被匿 刑事・鳴沢了 第8弾<br />#堂場瞬一 #鳴沢了シリーズ
こんにちは! 洗濯三昧のウサギです。 読み進めている「刑事・鳴沢了シリーズ」。最近、ペースが落ちてきているんですが、少しずつでも進んでいます(笑)。第8弾を読み終えたのでシェアしていきたいと思います。
検察庁法改正案とは【検察庁法改正案に抗議します。検察官の定年延長】
みなさん今話題の【検察庁法改正】について理解していますか?大きく関わるのが「65歳の定年」です。なぜこの法改正に多くの人が抗議をしているのか。その全てを徹底解説!このままだと日本の三権分立が崩れてしまう!!?超わかりやすく徹底解説!!!
パンドラ 猟奇犯罪検死官 石上妙子 著者:内藤 了 朗読:胡麻鶴 彩 若き頃、初めて出会った2人。すごく初々しくて微笑ましい(笑) サー・ジョージ…
現在も続く人気シリーズの第一作目。はじめて読んだ時は、主人公のキャラクターに度肝を抜かれたのはもちろんのこと、「そっち側を書くのか!」と新鮮に感じたのを覚えている。刑事ではなく警察官僚という、まったく別の人種。それほどたくさんの警察小説を読
戦後の復興期を支えた石炭産業。石炭のために人が集まってできた町は、交代制の炭鉱夫に合わせて二十四時間眠らない。死の危険がある過酷な労働、故に男たちは呑む、打つ、買う。活気があって、荒々しく、猥雑。そこに家庭というものが加わることによって生ま
誘拐犯が欲しいのは身代金?人質の命?それとも…「誘拐遊戯/知念実希人」
今回は実業之日本社文庫出版、知念実希人さんの「誘拐遊戯」です☆ 主人公・上原真悟が激走してなんとか代々木公園に到着するも、ゲームマスターから指定された午前零時をわずか12秒オーバーしてしまった…。 ここから「誘拐遊戯」の物語は始まります。 3年前に死んだはずのゲームマスターによって、再びゲームの舞台に呼び戻された、上原真悟。 今は警察を辞め、ただの一般人の上原だが、再び刑事の頃の情熱が燃え上がり…