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40代主婦、身長159センチ、イエベスプリング、骨格診断ストレートです こんにちは! 先日、娘の小学生バレーボールチームの卒だん式でした。 3年生からはじめたバレーボール。 スポ少なので、親の当
【小学生ママ】「算数が苦手」ママ友がとった作戦がことごとく失敗。
【注目アイテム☆PICK UP】↓楽天レビューより「何味かな?と考えながらついつい食べすぎてしまいます。子供達も大好きであっという間になくなりそうです」【ハッ…
今回は、先日結果が出た、アメリカ大統領選を記事にします。 なぜ結果が出てから時間がたってから書いたのかは、「四国初上陸」がまだ未完結だったからです。 流石に全州を記事にするとなると相当になるので、激戦7州と首都のワシントンだけ書きます。 目次 ペンシルベニア州 ミシガン州 ジョージア州 アリゾナ州 ネバダ州 ウィスコンシン州 ノースカロライナ州 首都ワシントン 総合結果 まずアメリカ大統領選の基本から話していくと、アメリカは日本の小選挙区・比例代表制とは違う「選挙人制」です。 ※画像や結果はNHKの特設サイトから見ました。 立候補者 共和党 ドナルド・トランプ氏 民主党 カマラ・ハリス氏 ペン…
四国初上陸6 現存12天守の一つ 「伊予松山城」 ~大天守・小天守内~
今回も前回に引き続き、「伊予松山城」編です。 目次 松山城の歴史 城めぐり再開 頂上に到着 天守閣から降りた ■訪問先の情報 前回の記事↓ visitdiary200greatcastles.hatenablog.com 松山城の歴史 松山城は日本三大平山城と日本三大連立式平山城にも数えられていて、現存している建物は、二条城の28棟に次ぐ21棟でそのすべてが重要文化財に指定されています。 また松山城は一度も戦を行っていないまま、廃城となりました。 城めぐり再開 天守の入り口に入って、城めぐりを再開しました。 前回の最後の方で紹介しましたが、ここは枡形虎口になっています。 天守閣の中には現存天守…
なんということだろう。気づいたら魂と体が離れていて「このままだとあなたはほんとうに黄泉の国へ行ってしまいますよ」早く次の体を見つけないと、と栗とネズミが合体したような者に言われたものだから俺は焦ってそばにいた物に乗り移ったのだが・・・・まさか、芋虫だとは。しかも、こいつも魂と体が離れているようだ。これが自分の体になったのか・・・その頃なんてことだろう!僕は水が足りなくて干からびそうになっていて、気...
会社に、歩行者用信号機の緑のが出社してきた。「や、おはようござっす、今日もよろしくおねげえっす」あまり丁寧とは言えない口調で緑のやつは言った。みんな、驚きを通り越して逆に冷静になっている。まあ、害はなさそうだし、このまま放っておくか、と栗杉部長が思ったのは、間違いだった。「あ、コーヒーこぼしちまいましたぁ、すんませーん」「あ、すんませーん、データ全部消しちまいましたー」「え、そんなこと頼まれてたっ...
人間は、暗いと物がよく見えないため、懐中電灯を使う。もぐらは、明るいと眩しくて見えないため、懐中電影を使う。影を放出し、見えやすくするのだ。でも最近では、人間でも薄暗いところでゆったりと過ごしたい者もいるらしく懐中電影をもぐらに貸してもらうらしい。でも最近では、もぐらでも明るくパーッといきたいもぐらもいるらしく懐中電灯を人間に貸してもらうらしい。...
サランゲデルは内臓が一つもない口から取り込んだデソギミはまるで風船のような体の中にぽとんと落ちてそのままためられてためられてデソギミは溢れ出しています...
朝起きると、何かいつもと違うような気がした。顔を洗い、歯を磨き、服を着替え、テレビをつけると、そこには自分が映っていた。目を擦り、もう一度顔を洗い、テレビを覗き込む。うん。僕だ。僕がニュースを報道し、その後、僕が天気予報を言いそして僕が僕とおしゃべりをしている。「・・・・・・・・・・」これは夢か?自分の脳が信じられない。まあとにかく、早く仕事に行かないと遅刻になってしまう。僕は頭の中の「?」を振り...
きんきろくんが、かんかろくんにデツチツユをした。そんな言葉を、一人の男がつぶやいていた。意味がわからず、なんだそれは、という人が最初こそいたもののもう今では誰もそのことに触れず、この人はこういう人なのだなと、理解するようになった。でも実は、その男の脳内は、フラペンツ星と一体化していたのだ。今日もフラペンツ星では、きんきろくんが、かんかろくんにデツチツユをしている。...
世の中に、納豆ブームが訪れた。それも、ただの納豆ではない。『ブルー納豆 これで健康!』その納豆のパッケージには、そう書かれていた。中を開けると、溢れんばかりの青カビをまとった納豆が顔を出す。どうやら、その青カビが美味しいらしく健康にもいいらしいため、ブームになっているというわけだ。『売り切れました』その札が置かれるのはまだ太陽がてっぺんに昇る前。そのため、人々は我先にと、納豆売り場へと向かう。そし...
「世界もだいぶ出来上がってきましたね。さあ、この世界の人間達の材質はどうしますか」「うーん、木製はどうだろうか」「うーん、なんかしっくりこないなあ。 もうちょっと柔らかめな素材・・・そうだ。水製がいいんじゃないか」「あああ、溶けていってしまった」「次はどうしましょうか」「うーん、視点を変えて糸製とか」「うわああ、ミイラみたいになってしまった。やめやめ。 うーん、なんかどれもしっくりこないなあ」「自...
段々と、人間の記憶力がなくなってきていると気づいたのは、剛須第一学校の先生だった。生徒に教えているとき、ふと何を言おうとしていたのかを忘れてしまうのだ。先生は自分だけかと思って焦ったが、いつもは成績優秀な子が、暗記テストで低い点数を取ったりしていてこれは全員なのだと実感した時には、ほっとしたようなほっとしないような気持ちになった。1月1日「じゃあ、これから・・えっと、んー・・・ああ、算数の授業を始め...
ある女の子が、おとぎ話に夢中になっていた。「うふふ。あたしもお姫様になってみたいなあ」そう呟く女の子の周りには、絵本がたくさん散らばっていた。「ヘンゼルとグレーテル」「人魚姫」「赤ずきん」・・・「そんなおとぎ話みたいなこと言ってないで、ご飯にするわよ」「はぁい」置いていかれた絵本たち。「赤ずきん」の絵本の中では・・・・赤ずきんは、おとぎ話に夢中になっていた。「はあ、あたしも『しゃかいじん』になって...
この橋はブラスチックで出来ている。プラスチックじゃないよ、ブラスチック。何かプラスチックと違うわけでも、同じわけでもない。この橋は、ブラスチックなんだ。...
あれがあたしの未来の姿か。あたしも、星みたいに最後は小さく圧縮されて終わるのかな。・・いや、終わらない。星だって、小さくなった後、ブラックホールになるんだ。あたしも、きっと・・その数年後地球は、突如現れた茶色いブラックホールに吸い込まれていったという。...
「もうすぐ13月だね」隣の虎が言う。そうだね、としか僕には言いようがなかった。「僕はもうすぐ13歳だから、そっちの世界に行くんだね」僕が言う。さみしいわけではなかったけれど、自分と別れるのは嫌だった。「大丈夫。ぼくがいるさ。」虎が言う。いつもは頼りない虎だけど、なんだか今日は頼もしい。「うん。」僕は、体からぺりぺりと剥がれていく、もう一人の僕にさよならを言って13月の世界へと、一歩を踏み出した。...
玉ねぎ詐欺にご注意を!玉ねぎ詐欺とは、玉ねぎの皮を剥いている人に凶悪な玉ねぎの精が取り憑いて、もう皮は剥き終わっているのに、残っている貴重な果肉をもどんどん剥いてしまう催眠術をかけられてしまう詐欺。おかげで、ただでさえ高い玉ねぎが全く無駄になってしまうのです。ですので、玉ねぎを剥くときは特に用心してくださ・・・・なんだって。えー、ただいま、とうもろこし詐欺が多発しているとの速報が入りました。どうや...
ある日を境に、人の目は音を聞くものになり耳は物を食べるためのものになり、口は見るためのものになりました。つまり、耳をすますには目を見開かなくてはならず何かを食べるには耳の中へ運ばなくてはならずよく物を見るためには、口を開かなければならなくなってしまったのです。人々は困りました。でも、いく年も過ぎ、もうそれが普通となってしまってからは、もう何も違和感を持たなくなったのです。ところが、またある日を境に...
いつも使っているほうきの先。そこにはちゃんと一本一本、「ホンキー」という職業の生き物がゴミを捕まえて食べているのです。そして、その生き物のお腹が空くと、ホンキーというアルバイトをするのです。ほうきになれば、お腹いっぱいホコリを食べられます。でも、これよりもっともっとお腹が空いているホンキーは、掃除機の口に取りついて、もっとお腹いっぱい食べられるのです。ここだけの話、ホンキーは、昔のほうきの先祖らし...
火星へ行った時に、持ち帰ったチンアナゴのような石は、今でも、水槽の中でひょこひょこしている。水槽に同居している、僕の髪の毛から生えてきたキノコのようなヒトデは相変わらず、チンアナゴを体に取り込もうとしている。そして、僕は、時計のようなうさぎの鼻から出てきたんだとか。...
「誕生日プレゼントに何が欲しい?」私の問いかけに、3歳の息子は「しっぽが欲しい。」と答えた。「わかった。なんとかするよ。」私は答えて、後悔した。いくら調べても、他人に聞いても、しっぽを生やす方法などない。息子は「ねえ、しっぽはまだ?」と仕切りに聞いてくる。そこで私は、「たくさんお手伝いをしたら、しっぽが生えてくるんだよ。」と言った。息子はその日から、たくさんお手伝いをしてくれるようになった。一年経...
くっそ、何がヘチマ王国だ!俺は一生ここから出られないのか・・・!ゆうべ、身なりのいいヘチマ星人にヘチマ料理を進められて、断れなかったのが行けなかった。食べているうちに、意識がぼやっとしてきて・・・「ヘチマ王国へようこそ。」気づいたらここにいたんだ。どうやって脱出しろってんだ!どうやって・・・・「ガラガラガラガラ」「私、先風呂入るねー」ハッ、誰か入ってきた!おおっ、俺のヘチマを掴んだぞ。うわああ、何...
お麩は、いつも体が汚いのです。なぜかというと、お風呂に入ると体が溶けてしまうからです。溶けなかったとしても、この後の生活がとても大変になるのです。ふにゃふにゃで、よろけて、ぶつかって、凹んで、千切れて・・それでも、たまにいるふにゃふにゃのお麩は、潔癖症なのかもしれません。...
手の爪を剥がすと、さらに爪がある。さらにはがすとさらにある。さらにさらにはがすとさらにさらにある。さらに剥がすと、木が生えてくる。木の皮を剥がすと、木の皮がある。さらにさらに剥がすと、豚が飛び出す。豚の尻尾を抜くと、振り出しに戻る。...
ある子供が、空に浮かぶ雲を、わたあめにしたいと思った。その子供はやがて大きくなり、資金を集めて巨大わたあめ機を作った。その機械からどんどん、大空に向かってわたあめが放出されて行く。これでよし、と、子供のような大人は喜んだ。「ポツン」「ん?雨か?」何やら冷たいものが・・「コツン」「いてっ」なんだと思った瞬間、「コツン、コツコツゴアーーー」大ぶりだ。あたりが霞んで見えなくなった。「痛っいたい痛いいい」...
ある、太ゴシックのフォントの文字がいた。その太ゴシックは、ダイエットをしたがっていた。「うう〜ん、私も細い明朝みたいになりたいなあ・・」それで、太ゴシックはジムに通い、ものすごく頑張って少しずつ痩せていった。ーーやがて、全ての図書館の本から、太ゴシックが明朝へ変わってしまったとか。...
僕はセールスマンをやっている。それも、洋服の。「うちの会社で作るジーンズは伸びが良く履き心地が・・・」・・・・疲れた。多く売れ残った洋服の重みが肩にくる。僕が駅のホームで電車を待っていると、ピンポンパンポンとアナウンスが聞こえてきた。「ただいま、ハダカネズミ特急が通ります。お急ぎの方は申し訳ありませんが、少々電車の到着が遅れると・・」そう言い終わらないうちに、がたんごとんと音がして、車両が近づいて...
ある、チョコレート工場で、カカオが入った容器がひっくり返ってしまった。ある、おかか弁当がバッグの中でひっくり返ってしまった。それが、同時に・・これでは「まさかさ現象」が起こってしまう。ひっくり返すとお互いになる言葉、たとえば「カカオ」と「おかか」が同時に逆さまになると、お互いにに入れ変わってしまうのだ。そのチョコレート工場で作ったチョコはカツオブシ臭かったとか。そのおかか弁当は、妙に苦かったとか。...
日曜日。久しぶりに、ブロッコリー山に登ろうかな。今は冬。道は雪だらけだから、色々対策をして行こう。いつもの登山用グッズを身につけ、さあ出発だ。・・でも、昼までには戻らないとだな。道は滑るが、そのスリルがまたいい。息を切らし、山頂へやっと着いたときには、もう12時になりかけていた。急いで戻らないと!何度も道を滑り落ちながら、猛スピードで降りて・・そのとき、足元がぐらっと揺れた。・・ああ、間に合わなかっ...
スーパーでネギを買おうとして、私は手を止めた。そうか。もうすぐアレがやってくる。今のうちにできるだけ他の野菜を買っておかなくては。いや、買ったところでだめなんだ。事の起こりは5年前・・私はいつものようにスーパーで買い物をしていた。トマトを買おうとして手を伸ばすと、それがネギに変わった。私はびっくりして顔を上げた。・・すると、あたりはネギだらけになっていたのだ。もやしがあったところもネギ。醤油があっ...
世の中のものの全ては、拡大するとこれになるらしい。なぜかはわからないのだけれど、これが全ての原点になっているものなのかもしれない。空気さえも、拡大するとこれが見える。顕微鏡のレンズに、これがくっついているだけかもしれないけどね。...
草花は花粉を受粉することで、実を作ります。でも、ある時、植物が好きな女性が自分は植物と結婚して、植物との子供を作りたいと思いました。そこで、まず自分のタイプのカボチャに、プロポーズをして、指輪をはめました。そして、女性は自分の耳垢を、耳かきの先についているポンポンでくっつけそれをかぼちゃの大きい花に擦り付けたのです。何週間か後。そこには、これまた大きなカボチャができていました。見るからに美味しそう...
木にマスクがたわわに実っているのを見つけた人は、最初どう思っただろうか。このご時世、マスクがたくさん必要。だから、見つけた人はきっと喜んで収穫しただろう。でも、よく見ると、マスクが実としてついているのではなく木の葉がマスクに変化したもののようだ。しかも、どの木にも、どの植物にも、マスクが実っているのだ。人々はたくさん収穫し、木に残ったマスクは枯れて、土に還った。すると、木にメガネが今度はどっさりつ...
猫という生き物は、全身の毛を引っ込めたり伸ばしたり、赤くしたり青くしたりできるのです。だから、夏には人が見ていないところでこっそり丸裸になり、冬には姿が見えなくなるくらい毛を伸ばすのです。毛がないへアレスキャットは、普通の猫が夏に毛を引っ込めた時に、もどし方を忘れてそうなったそうだとか。毛の色も変えられるので、ひまわり畑で敵に見つかった時は、全身を黄色に染め、擬態します。草むらの時は、緑色です。ま...
今日も、気持ちの良い朝だ。朝ごはんを食べようとしていると、チャイムが鳴り、隣に住む藤原さんが入ってきた。「これ、いっぱい手に入ったからよかったら食べて。」お礼を言い、それを受け取る。さあ朝ごはんだ。うちで採れたものも美味しいが、お裾分けの品も美味い。お腹が膨れたら、さあ活動開始。家を溶かして・・黒くして・・ーー「ぎゃいい!痛い!」僕はほっぺたを押さえる。「甘いものばかり食べてるからよ。」お母さんに...
「ワンコインランチ」そう書かれた看板を見て、男のお腹がキュルルとなった。そう、男は今とてつもなくお腹が空いているのだ。「ワンコインなら、いいだろう。」男はそういい、導かれるようにレストランに入っていった。ほとんど無意識でランチを頼み、運ばれてきたものを無我夢中でがっつく。それは、ワンコインにもかかわらず、極上の味だった。ほとんど飲むようにそれを平らげ、口のまわりを舐め回しながら、男は会計をした。「...
テレビなどで、出演者に出演料を払うことがあるだろう。でも、そこに写っていたハエや、野菜や、木。そのようなものにも出演料を払わなくてはおかしいではないか。誰かの発言はどんどん広がっていき、ついにそれが当たり前の時代になってしまった。まず、撮影中に写り込んできたハエ。そのハエに、千円札をやる。でも、ハエは見向きもせずどこかへいってしまった。次に、畑を写したときに植わっていた白菜。そこに千円札を置く。で...
ある所に、とても横縞の模様が好きな王様がいた。国民には全員、横縞の服を着るように命じ、少しでも違う柄の服を着てしまうと、島流しの刑にする。影では、縦縞や無柄、水玉模様などの服を密売している者もいるらしく、王様は、国民の中から横縞以外の服を着ている者を見つけ出すための係を作った。その係を「横縞取締係」と名づけ、王様はニンマリと笑う。横縞取締係は優秀で、毎日一人は必ず連れてくる。連れてこられた無様な国...
これは蓮華の花の中に住むレンジャーと言うお姫様の話だ。レンジャーは、とってもお淑やかで優しくて、美しい女の子だった。でも、レンジャーは、気に入らないことが一つあった。それは、名前だ。レンジャーと聞くと、大抵はアカレンジャーやスーパーレンジャー・・・戦隊モノにつける名前だ。レンジャーは、戦うことが大嫌いなのに、なぜこんな名前が・・・レンジャーはしくしくしくしく、なん億年も泣き続けた。すると、長いこと...
「ふわあ〜終わった・・」俺は大きく伸びをした。仕事が夜遅くまで終わらなかったのだ。とその時、俺の腹がキュルルと音をたてた。時計を見ると、もうすぐ12時になるところだった。こんな時間に食べるのもどうかと思うが、腹が減って仕方がない。散らかった部屋の中から俺は食パンを見つけ出し、口に入れようとしたその時。「うわああああ!なんだこれは!」急にカビがブワッと生えたではないか。あまりびっくりして俺は食パンを落...
今から3年後・・地球の半分が原始時代、半分が未来・・になってしまった。未来では機械が溢れすぎていた。人間に出会う方が難しいほど、世の中はAIまみれだった。原始時代では、まだ当然機械など無かった。ある時、未来では、全自動椅子に座った政治家が、空中ディスプレイを通じて全市民に訴えていた。「このままでは、私たちはロボットに世界を乗っ取られてしまいます。 さあ、思い切って機械を全部捨てましょう!」世間は賛成...
俺は映画監督で、俳優の演技を毎日見ている。でも、俺は湯崎という俳優の演技が気に入らなかった。・・いや、全部がと言うわけではない。むしろ、ほとんどはいい方なのだ。だが・・涙を流すシーンがどうもいかんな。いつも自力で涙を流すことが出来ないので、目薬をさすのだが、それもなんだか不自然になってしまう。それに比べて、浅倉は泣き方がうまいな。本当にうまい。自分で悲しいことでも思い浮かべているのだろう。湯崎も目...
1年 1月5日 ふよんすは、クチキンテミンス族の一人だった。ふよんすには、足が6本しかなかった。クチキンテミンス族の特徴といえば、足が38本あること。逆に言うとそれしか特徴がないような一族だったのだ。でもその代わり、ふよんすには大きな特徴があった。羽があるのだ。クチキンテミンス族には、羽がない。ふよんすは、飛べる。地球にユセリン星が追突した時、仲間は全員38本ある足をちょこまかと動かして逃げようとしたが、...