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2024年には、新しいニーサが注目を集めますが、4月には株価が急落する場面もあり、精神的に苦しい経験をしたかたもいるかもしれません。 株式市場での投資は、感情のアップダウンを伴うことが多いです。特に、市場が不安定な時期には、その波はより激し
「ねぇ~高木ぃ~高木くん~高木さまぁ~…これ何とかなりませんかぁ?」 「……ならねぇよ」 昼休みも終わり、午後の業務が始業してから30分ほど… 会計課の係員はさっきから堂々めぐりしている議論とも言えないじゃれあいのようなやり取りを笑いを堪えながら見守る。 …午後一番に会計課にやってきた、総務係長の五嶋が持ってきた頭痛の種にしかならないであろう仕様書を受け取った部下の朝倉ゆきのが「まずは予算の確保が先」...
ー今日、おたくの千明君を預かりますー 安斎からラインが来たのはその日の19時ごろ…。 まぁ…どこかわからないところに雲隠れされるよりかはいいけれど……これは暗に「迎えに来るな」と言ってるようなもんで… なんかわからんけど、なんていうんだろうこういう気持ち… 「あーそういうの、不安っていうんだよ」 「………」 さして広くもない店内には満員の客…目の前にはもうもうと上がる煙とみるみるまに美味しそうに焼きあがって...
安斎が風呂から上がってリビングに来ると、広々としたバルコニーに全く見わけのつかない後ろ姿が二つ。 抜群の立地で少し高台に位置しているのと角部屋ということもあって、東京の夜景が一望できる絶好の光景。 この景色を眺めるのが好きで、夜になってもカーテンを閉めずにいることが多くて…普段なら宝生が煙草を吸うのにバルコニーに出ていることもあるが、今日はもう一人大切な「預かり人」がいる。 「……後ろから見るとほん...
「ふふふ…結局起きなかったな」 「まぁ…想定内だ」 翌朝・5時ちょっと前 丸山的には謎の盛り上がりを見せた昔語りのあと「日も変わることだし…」と就寝して、一応何回か宝生と二人で交互に起こしてはみたもののまったく起きる気配のない安斎を置いて丸山は宝生の運転するGT‐Rで職場に向かった。 始発も動き出した街はそれなりに人の流れはあるものの車は順調に幹線道路を流れていく。 おおよそ30分足らずの道のり… 宝生は...
「この時期だと山の紅葉が綺麗だね…」 「昨日のニュースでは今ぐらいが見頃だと言ってました」 時刻は朝7時すぎ… 遠距離のトラックとちらほらと走る乗用車以外は見当たらない朝の東北道。 道路に沿って連なっているような山々が赤や黄色に染まっているのを横目に秋の柔らかい陽射しを片頬にうけながら、丸山は磨き込まれた官用車を目的地に向けて巡行速度で走らせる。 「…にしても毎年毎年ご苦労なことだよね…企画立ち上げて...
会議はいつもの課業終了時間、17時に終了した。 これから催される宴会会場に向かうもの、上司と何やら打ち合わせをするもの、再会した友人や職務上での知り合いに挨拶するもの、帰りの電車の時間を気にして足早に会場を後にするもの。 丸山と会議場を一緒に出た竹内は、ついさっき久しぶりに会った同じ同期の藤堂と話が盛り上がっている丸山の様子を横目でこっそり窺う… 自分の記憶にある入庁当時の頃も、自分のように格闘技...
「これは熱燗がいいな…キッチン借りるぞ」 「あ、俺やろうか?」 「熱燗は何度か知ってるか?」 「えーあんまり考えたことない。徳利の底に掌あてて触れるくらいが大体いい温度って親父に倣ったから」 「日向燗は30度、人肌燗は35度、ぬる燗は40度、上燗は45度で熱燗は50度くらい…燗のつけ加減ひとつで同じ日本酒でも味わいは全然違ってくる… 酒の燗は熱くしすぎないことが肝だ…」 「あんたすごいねぇ…」 …昨日といい今日と...
「あーきたきた!こっちこっちー!」 「ごめん…ちょっと迷ってしまって…」 自然に囲まれた会議会場兼保養施設からは車で30分ほど走ったところにある県下最大級のターミナル駅の近くの有名老舗和風旅館に千明を官用車で送り届けた丸山は、自身もそのホテルの一室を今日の宿にしていることからそのまま車をホテルに置いて、友人がLLINEに送ってきた今日の飲み会の会場である居酒屋を探していた。 時折スマホに目をやりながら人...
受付でルームキーを受け取り部屋に入ってさっさと部屋付きの風呂に入り一心地ついた丸山は、しんと静まり返る部屋の真ん中できちんと正座して両手でスマホを持ち、何の表示もしていない画面をじっと見ていた。 重厚そうな濃茶の座卓の上には、何やらびっしり書き込んだ今日の連絡会議の資料と立ち上げただけのノートパソコン…もちろん何にも手は付けていない…というか、手に付かないほどスマホに集中している。 …自分が避けて...
翌日…昼13時ごろ。 …ど…どうしよう… 丸山は自宅マンションの前に立っていた。 この日も連絡会議は開催されていたが当初からの予定で朝10時からの挨拶にだけ出席した小田桐を官用車内で待ち、所用が済んだ頃合いを見計らってエントランスに車を横付けした。 車から降りて上位者が乗るべき後部座席のドアの前に立って小田桐が出てくるのを待っていると、会場の方から大きな拍手の音が聞こえてきて、程なく会場から小田...
穏やかで、ほのぼの、、、静かに時間だけが進んで行く日曜日、、、
2022年2月20日 晴れ 外気温34度 微風 昨日、無事部屋の賃貸契約も終わり、今日は ホッ と一息 と言う訳ではありませんが、何も予定がない日曜日😊 でも、こんな時でも、無くなった物等を買い足しに行