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こんにちは!今回は『田んぼ』シリーズの秋編です。 夏の間に成長した稲たち。稲刈りは9月中旬くらいから10月なんで農家さんは大忙し。その間はもちろん『田んぼ』で…
小学3年生の頃なので8歳でしょうかご近所に住んでいた同級生の男の子で何と父と同じ名前でした目黒蓮くんのような男の子だったと記憶を美化しているかも皆さんの初恋…
人は誰でも一度は恋をするかと思うんですが、初恋って何やろ?と思うことも多々ありますよね。自分の初恋と呼べるもは、小学校3年だったから8歳の頃だったでしょうか…
恋? 友情? あの頃はまだ。恋がなにかも分からずにいたんだ。 ただ、楽しくて。ただ、会いたくて。それだけで、毎日が幸せだったんだ。だけど。キミの隣で、可愛いあの子が寄り添うのを見かけた時に。 トクン。心臓が、小さく鳴ったんだ。 まだ幼かった
(物語#3-3)からのスピンオフ(1)中学校3年生時代の初恋相手への告白手紙とその後
前回の#3-3の主旨は、かつて、ある時期盛んに行われた大池遊園のボート遊びでの男女の(秘匿)目的を露わにすることでした。おそらく、大池遊園関係のネット検索では出てこない情報だろうと勝手に判断してのことなのです。 ただ、私としてはそのネタ振りに利用した中学校同窓会からの連想のほうが、ショックな過去を思い出してしまいました。今回は、スピンオフ編として、そちらをテーマと…
『幼児』"子どもらしいところを好きな人に見られるのは恥ずかしい"『そんな子ども心を察してやれず好きな人の前で赤ちゃん扱いして大変申し訳ありませんでした』恋は人…
昔から(女の子とも遊んだりはしていましたが)男の子と一緒に居ることも多かったので、本当の初恋というと、また違うのかもしれませんが。とりあえず初恋は思春期の頃小…
【あの人は今?】32年前に別れた人を探偵事務所に人探し依頼!体験談
40歳半ばになって、「あの人は今どうしているだろうか?」と気になるようになった。その相手とは、小学生だった頃に出逢った初恋の人。小学校を卒業すると同時に、私は引越しすることになり、それから32年の月日が流れた。
札幌も、クリスマスが過ぎた。本当に、月日が経つのが早い。ソウルで作曲家を目指して頑張っている、甥のジュンから、 クリスマスメールが、届いていた。この二日ほど風邪で、体が痛かった。 昨日まで元気だったのに、夜明けからお腹が痛くて、手足が冷えて
「初恋」と言えば、故村下孝蔵さんの名曲を思い出す方も多いでしょう。彼は音楽界の超人でしたから、誰もその域に辿り着けません。私はそう思っています。初恋詞・曲:村下孝蔵五月雨は緑色悲しくさせたよ一人の午後は恋をして淋しくて届かぬ想いを暖めていた好きだよと言えずに初恋はふりこ細工の心放課後の校庭を走る君がいた遠くで僕はいつでも君を探してた浅い夢だから胸を離れない夕映えはあんず色帰り道一人口笛吹いて名前さえ呼べなくてとらわれた心見つめていたよ好きだよと言えずに初恋はふりこ細工の心風に舞った花びらが水面を乱すように愛という字書いてみてはふるえてたあの頃浅い夢だから胸を離れない放課後の校庭を走る君がいた遠くで僕はいつでも君を探してた浅い夢だから胸を離れない何気ない思い出の風景のように見えますが、凡人には浮かばない情景...初恋
私が幼い頃、自分が結婚して家庭を持ち子供を育てるというイメージがほとんど出来なかった。それは直感としてそう思っていた。小学校の頃に好きな子が出来て、ラブレターなどという恥ずかしい物をもってして告白なんてして、ママゴトのような恋もした。その返事が良いものだった記憶がないから、たぶんフラれたのだろう。その子とは縁もあって高校まで同窓だったが・・・数年前に彼女から同窓会への誘いの電話が入り、その時に「...
数日 家を空けると、 なんとなく 家の中が もや〜んとしていたので、 気になるところを 一つずつ 片付ける こういう 引き出しの中を 一つ 片付けるだけで、 さっぱりとして 気分がいい ここ数日 いいお天気だったけれど、 予報を見ると また どんよりとした日が 続きそうなので、 晴れのうちに 近所をぐるっと 散歩する 雨にも負けず 風にも負けず たくましく育つ 道ばたの草花 今月の お寺のお言葉も 見に行った 同じ言葉を、前にも 読んだ気がするけれど、 その時の自分と 今の自分は またどこか 変わってるんだろうと思う ・ ・ ・ 家に帰って、 この間の 残っていた シフォンケーキを オヤツに …
訪問、いいね、フォローありがとうございます我が家の子供達は↓長男、長女、次男(軽度知的障害、成人、連れ子)子供達については→こちら 三男(境界知能、自閉スペク…
初恋というと初めての恋。憧れのような、ときめきを覚えた甘酸っぱいほのかなものを思い浮かべます。ふと自分の事を振り返ってみると幼い頃にいいなと思う女の子は居たけど恋というには幼過ぎたし、その後中学高校と地元では好きな人は出来ませんでした。小さな田舎は相手の
不眠で悩む男子高校生・ガンタは同じ悩みを抱えるイサキと出合い、放課後に学校の今は物置になっている天文台で、つかのまの眠りと、秘密を共有するという不思議な関係が始まる…… 読めば明るく笑えて、そして彼らと一緒に心地よい眠り ...
可愛いらしいりんちゃんのお誕生日♥りんちゃんは三姉妹の末っ子ちゃんお茶目にゃりんちゃんの可愛いがいっぱいのココmamaさんのブログです♥『HAPPY BIRT…
7月23日午前零時を越えました。♬私の大好きな懐かしい名曲の一つ村下孝蔵さんの『初恋』をYouTube動画からリンクにてご紹介。👆村下孝蔵「初恋」Music Video 【初恋(村下孝蔵の曲)について】「初恋」(はつこい)は、村下孝蔵さんの楽曲で40年前の1983年2月25日にCBSソニーよりシングルが発売されました。村下孝蔵さんのデビュー4年目、5枚目のシングルとして発売されました。また、同年発売されたアルバム『初恋〜浅き夢みし...
どう見ても私の手の方が大きかったですわ。いつの間に記憶をすり替えられたのか…大ちゃんはクラスで一番デカイ女とペアになって嫌だったのかもしれん。写真さえ残っていなければ甘酸っぱく美しい思い出のままだったのに…にほんブログ村
こんにちは、lemonです風間俊介さんはずっと連ドラに出続けててすごい春に出てた「勝利の法廷式」よりこういう優しい役の方が似合ってると思う!初恋、ざらり1〜2…
『生まれ変わってもよろしく』9話 今も未来にも存在するという奇跡!!
ジウムの”私はジュウォンだったから”の告白で始まった9話を始めましょうジウムの告白にソハは「聞かなかったことにします」と信じなかった。「専務、私が伝えたいのは…
昨日は、ほとんど寝ていない。 立て続けに搬送された急患に休む暇なく対応して、気付けば午前5時を回っていた。 でも、疲れている気はしない。 すべての患者さんの命を繋ぐことができた喜びが、胸内を占めているからだ。 天職っていう言葉があるけれど。医師という仕事が、自分にとって天職だったらいいな…と、こっそり願ってしまう。 もしもいつか、救うことができない命と向き合うことがあったなら、私はどうなってしまうの...
「……そういえば、腹が減ったな…」 のんびりと食事を摂る時間もないのかと、自分の置かれている当たり前の日常に今更ながら溜め息を吐き出した後、柚月から受け取った紙袋の中のタッパーを取り出して蓋を開ける。 空の胃袋を刺激する良い香りが、できたての温かさがまだ残る蒸気に運ばれてふわりと鼻腔を突いた。 「……、!」 不愛嬌な俺の相形を下から見上げるそのオムライスを目にし、わずかに息を呑む。 < ガ ン バ レ...
14歳の春に出会い、15歳の夏に離れ離れになった蓮と和真は、10年ぶりに再会した。お互いが初恋の相手にもかかわらず、本当の気持ちを伝えることができないふたりは、思いを隠したままセフレとしての関係を選び、溺れるように時間と体を重ねる。やっとふたりの気持ちが通じそうになった時、思いがけない人が現れて…。初恋×初恋、ついに完結!! ゲイであるがゆえに、 和真に拒絶されることを夢にまで見るほど、 恐れて怯える蓮から下巻が始まります。 和真と再会した4月、 喜び駆け寄る和真にポーカーフェイスを装ったのは、 蓮の覚悟から来るものでした。 和真はこちら側(ゲイ)の人間ではないから、 こちらに来ることは絶対に…
『ありがとう』と素直に言えないのは、いつものことだ。 だが、柚月なら、そんな無骨な俺のことを無礼だとは思わないだろう。実のところ、後ろ髪を引かれるような思いで柚月の家を後にした。待機していた運転手に促され車に乗り込めば、今度はいつ気楽な時間を過ごせるのか…、 そして、いつまた柚月に会えるのだろうかと、渇望に似た感情が容赦なく締め付けた。 「……」 アメリカの大学にいた頃、柚月に怒鳴られたことがあった...
「スプーンもタッパーも返さなくていいから、気にしなくていいよ」 「……、」 「あと、袋の中にペットボトルのお茶が二つ入ってるけど、一つは運転手さんの分ね。響也がうちに居る間、ずっと待っててくれてたし、渡しといて」 「……ああ」 「忙しいと思うけど、あまり無理しないようにね?」 「…次はいつになるか分からないが、もしまた時間ができれば連絡する」 「うん、待ってるよ」 …だから、せめて。 自己満足だとしても...
『初恋』当時の私は何を考えていたのだろうまだ中学生だったあなたにかっこいい大人の振る舞いや甘い言葉を期待していたなんて本当に私は何を考えていたのだろう根本的に…
気がつけば七夕が終わりそうになってる。 天気が雨だから、織姫と彦星も会えずに泣いてるのだろう。 前日の6日に雨が降れば、彦星が牛車を洗車してるそうだが、降ってないので洗車を怠ったんだな。七夕と言えば年に1度。 昔、七夕の季節についつい連絡をしては疎遠になる仲の彼女が居た。 随分気の長い彼女だったが、いつしか年に1度の連絡さえも途絶えてしまった。十数年後、偶然買い物途中の彼女に会い、思わず声をかけてしまったが、相変わらず可愛い子だった。今期の新番組アニメ一覧を見てて「ホリミア」ってのがあったがスルーしてた。 けど番組一覧紹介の放送観てたら面白そうで、調べたら2期っぽいので今1期を観てる。来週末ま…
『生まれ変わってもよろしく』6話 ロマン、転生の告白のリスク、真犯人は誰?ミステリーも絡んで~!
”スタジオドラゴン”の企画らしくロマンだけじゃない、交通事故の真犯人は?ジウムがチョウォンに前世を告白してのリスクが、じわじわと来て..ジウムの悪夢も絡んで物…
tvNドラマ『生まれ変わってもよろしく』5話 一時も目が離せないストーリーで!!
シン・ヘソンさんとアン・ボヒョン氏の感情豊かな表現力の素晴らしさでこのドラマに、ハマっております。5話も、謎めいたこともありつつソハのジウムへの心の動きも絶妙…
あの時しかできない「忘れられない恋」 思春期の頃好きだった人を今でも忘れない理由はこれです。
■ 思春期の恋愛はいつまでも思い出に残るその理由は? ■大人になると忙しい毎日。複雑な人間関係。。恋愛もいろいろな駆け引きがあったり。。そんな日常を送る毎日の中でふと・・「何かの曲を聴いたり」「思い出の何かを見たり」「何かをしている時」あっ。。今頃あの人は元気かなぁ。。なんて昔を突然思い出す事ってないですか??こんにちはMeeです。 コンチャ☆(´ゝ∀・`)ノシ今日は思春期に恋愛した人ってずっと「忘れられない恋」にな...
お越しくださりありがとうございます!!ダメすぎ!!我が人生を最初からご覧になりたい方はこちらから!初恋編前編をご覧になりたい方はこちらから!初恋編中編をご覧になりたい方はこちらから!初恋編の完結編です。まさかTさんと遊びに行くことになるとは
【初恋論】ガキんちょの時、両想いになったとて何もできないよね
アタシの初恋は小学校1年生の時。 いまだに記憶にある、入学式の日だった。 同じクラスになったKくんだ。 「なんか知らんけど、イイ…(遠い目)」 鼻たれ小僧のアタシは、恋って単語も知らなかった。 そして同じ教室で、Kくんの行動ばかり目で追う日々。キモ Kくんは頭が良く、スポーツがよくでき、ちょっとやんちゃ。 集英社「りぼん・マーガレット・ぶ~け」の初恋クン♡の世界そのままの子だった。 今思えば入学式の日は一目ぼれだったのだろう。 余談だが、 この入学式の時に着ていく服で、母ともめた事を思い出したので、短く書いておく。 忘れもしない緑色のワンピース!それは保育園のお遊戯会の時に着たもので、成長が早…
何度も転生してる女性が初めて、自分の選択で18回目の人生で会ったムン・ソハを探しに19回目の人生を送る。そこで 繰り広げられるジウムとソハのロマンス が面白い…
城崎さんとの同居生活が始まってからある程度日が経ったが、危惧していたほど居心地は悪くなかった。 というのも、城崎さんも私も仕事が忙しくて、すれ違いの日々が多いからだ。 顔を合わせない日は、ちょっとホッとする。 だけど、リビングで鉢合わせたり、城崎さんを見かけたりすると、たちまち自分のペースが乱れて、形容するには難しい妙な感覚が押し寄せた。 なんというか…、 彼のことを考えるだけで、なんとなく落ち着...
雨降りの夕暮れ時、帰路に就こうと病院の玄関ホールで佇む看護師の櫻を見つけた。 雨空を見上げる小柄なその姿に、静かに歩み寄る。 「今日はもう上がりなんだね、お疲れ様」 「あ! …柚月、…先生、」 「ふふ。一応ここは病院だから、先生って呼ぶのは仕方ないか」 そっと眦を歪めて笑いかけた。 私がこの大学病院に勤務することになった際、同世代の櫻はすでに看護師として働いていて、出会ってすぐ意気投合し、友達になっ...
「そういえば、颯太、久しぶりに会って思ったんだけど、少し背が伸びたんじゃない?」 「え、マジか!?」 「うん。さっき向き合ったときに、前よりも目線が近くなったなって思ったから」 「高校卒業したときは、170㎝くらいだったから…、」 「あれから5㎝近くは伸びてるかも? 男の人って、25歳くらいまで身長が伸びるらしいから」 「嬉しすぎる…!」 城崎さんが、私の幼馴染である颯太と知り合いだったのにはとても驚いた...
『どうする?』 …と言われても。 もうすでに決まっていることに反対しても仕方がない。 しかも、簡単に嫌だと言える内容ではないから、なおさら。 『お父さんが決めたなら、それでいいよ』 そう答えるしかないと思った。 〔城崎咲也(キザキサクヤ)〕と名乗った彼は、なんと、帰宅後もしっかりとうちにいて。 『もう二度とまたはない』との哀願も虚しく散り、戸惑う私をフォローするためもあってか、父の口から早々にその...
「お出かけ、楽しんでね」 「……」 「いってらっしゃい。気を付けてね」 「……」 「返事しないと、ずっとこの手、離してあげないよ?」 「っ、……行ってくる」 「あははっ、家を出るときにお父さんに言った挨拶と同じだね」 「…、」 私のこと、いつから見てたんだ…。 もはや驚く気も失せて、胸の内で項垂れた。お父さんの知り合いなのだとしたら、こんな人、本当に珍しい。 どこで知り合ったのか… いや、むしろ知り合いだ...
「その様子じゃ、キスもまだかな」 「…! 失礼なこと言わないでくださいっ」 …でも。 悔しいけれど、大当たり。 痛いところを突かれて、気恥ずかしさも相まって大人げなくカッとなる。 「離してください」 「別に獲って食べようとしてるわけじゃないよ。…はい、お近づきの握手」 「……」 「そんなに怒らないでよ? せっかくの可愛い顔が台無しだよ?」 「……」 まるで思春期の反抗みたいにいかにも煙たそうに顔を背けて...
「その不機嫌そうな態度…、なんだか引き留めたくなっちゃう」 「っ! ち、ちょっとっ、何するんですかっ」 突然手を掴まれて、盛大に狼狽してしまった。 「柚月ちゃんの手、温かいね」 「…、」 言いながら、私の手を包み込む大きな広い手。 少しだけひんやりとしていて、長くて整った滑らかな指をしているのに、逞しくて。 そして、感じたことのない不可思議な動揺が幾重にも広がる。 「あれ? もしかして、手を握られた...
「急ぐので、失礼しますっ」 「あ。お出かけするんだったね」 悪びれる様子のない、むしろ楽しそうな笑顔。 それを見ていたら、むくむくと苛立ちが込み上げた。 「…可愛いね、柚月ちゃん」 「っ、そんなことはないですっ」 「照れてる。やっぱり、思ってた通り」 「…、」 こういった類の人は、きっとまともに相手にしないほうがいい。 というか、できればこれ以上、関わりたくない。 「……」 むすっと口元を引き結んだま...
「幼少の頃から群を抜いて成績優秀。小学校を卒業後、尊敬する祖父や父親と同じ医師を目指すためと、世界を視るという意味でも渡米」 「…、」 「ジュニアハイスクールを飛び級して、16歳でジョンズ・〇プキンス大学に進学。20歳のときに首席で卒業…、生まれつきIQが高いキミには、まずジュニアハイスクールでの講義なんてつまらなかったでしょ?」 「そんなことは…、」 「そう? 謙虚だね」 「……」 …いや、そもそもなんで?...
「城崎咲也です。よろしくね」 「……どうも」…ん、待って? 確か、うちの玄関先からこっちに来たよね? 「あの…父のお客様ですか?」 「…名前、」 「え?」 「普通、名前って、相手に名乗られたら、自分も名乗るものじゃないの?」 「あっ、すみません、私は―—」 「そういうところ、素直だよね」 「…、」 「藤沢柚月ちゃん、23歳。その若さで、大学病院のお医者さん」 「…、!」 いきなり霊視紛いに言い当てられて、ち...
正直、男慣れしていない堅物とも言える私でさえ、否応なく目に留めてしまうほどで。 (俗に言う、王子様みたいな人って、いるところにはいるもんだな…) ぼんやりと、そんなことが脳裏をよぎった。 …いや、そんなことよりも。 「あの、どちら様ですか?」 「…僕?」 「はい、」 (他に誰がいるんだ…)思わず内心で突っ込みながらも。 自身の顎先を指さす謎の青年に向けて、ひとまずコクリと頷いて見せた。next...
…え、誰、あれ…。「こんにちは」 「…こんにちは…、」 「今日はいいお天気だね」 「まあ、そうですね…」 「お出かけ日和になって良かったね」 穏やかに言葉を並べたその人物は、遠くからでもその身なりや佇まいが洗練されているのが分かる。 「……、」 こんな人、知らないんだけど…。 さらにこちらに近づくにつれて、その青年がなかなかの綺麗な顔立ちをしていることも明らかになった。 next...
「じゃ、いってくる。帰りはちょっと、遅くなるかも」 「気を付けてな。せっかくの休みなんだ、ゆっくり楽しんでおいで。…颯太君にもよろしく」 「うん、ありがと。伝えるよ」玄関先で見送る父の太陽みたいな破顔に振り返れば、私も釣られて笑顔になった。 仕事がオフの今日。 幼馴染の颯太との待ち合わせの時間を気にしながら、ガレージに停めてある愛車のワーゲンまで歩を進める。 「なんていうか…、いつの間にか、秋だな…...
私が藤沢家に生まれて、今日で23年を迎えた。祖父が付けてくれた〔柚 月(ゆづき)〕という名には、これといって深い意味はなく、朝食時、エスプレッソを飲んでいるときに突如閃いたとかで。初孫の名付けにその閃きを即採用だなんて簡単すぎないか…とは思ったけど、祖父はいつも、即断即決みたいなことがあるからなんとなく頷ける。 そんな祖父は、なかなかの名医で。 23歳というこの年齢で、大学病院の救急救命センターに外科...