妙な青い灯りと深夜の視線【無料短編小説・幻想怪奇・怪談】
(本話の量は文庫本換算4P程です。)或る金曜日の深夜2時、多摩の住宅街の駅前に有る交番、22歳会社員の男が俺(麦倉行・警察官・29歳)に「奇妙な女にお金を脅し取られている」という話しを終えると、またシンと静まり返った。交番前には、車のあまり通らない四車線道路の左右に中低層マンション、アパート、戸建てが並んでいて、小さな飲み屋やコンビニ、スーパー等混ざるが、もう終電後で人通りもあまり無く、店たちもシャッターを...
2025/07/04 16:45