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恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…37
先生があまり強い口調で言うので、「しぃっ!母さんに聞こえるよ」あわてて裕太は、背後をうかがう。急に母さんが、おとなしくしていることに、気が付く。(何しろ母さ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…28
(何だか、厄介なことになったなぁ) 裕太は思い切り、顔をしかめる。(それにしても、じいちゃんは、先生と何を話しているのだろう?)裕太としては、そっちの方が、よ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…27
こんな時に限って、裕太の頼みの綱のじいちゃんがいない。(え~っ、どうしよう。母さん、ホンキだぁ)母さんが無口になる時は、かなり怒っている証拠だ・こうなったら…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…26
「ソウタくんと、何を話していたの?」 裕太が電話を切るのを見届けると、母さんがすぐに声をかけてくる。その顔には、まだ眉間にしわを寄せたままだ。「うん、何か変わ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…25
「うーん、そうかぁ」 少し元気のない、颯太の声が聞こえる。「まぁ、聞かされても、何にもわかんないしなぁ」ははは!何とか裕太は、笑ってごまかしてやれ…と思うのに…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…22
「いい加減にしてよ。 そうやって、自分の孫にまで、自分の夢を押し付けるのは」母さんが、いつもの腰に手を当てて、じいちゃんに向かって言う。「それは、違いますよ」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…20
「おじいさん、これは、すごい発見ですよ!」 やりすぎなくらいに、野田さんは裕太のことを持ち上げようとする。「それが、本物ならね」だが母さんは、裕太の気持ちをく…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…21
「よくりゅうの島?それって、どこ?」 聞きなれない言葉に、裕太はポカンとして、じいちゃんに聞き返す。「そうだなぁ~それは…伝説の島だ」「伝説の島?」岸本先生も…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…14
「だけど裕太のためだったら、厳しくしてもらった方がいいんです」 母さんはキッパリとした口調で言い切る。心底驚いた…という顔をすると、先生は裕太の顔をチラリと見…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…13
この母さんを相手に、ここまで粘る人は、今までに見たことがない。普通の人は、母さんの迫力に圧倒されて、スゴスゴと引き下がるのが常なのだが…先生は、母さんを前に…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…12
「何するんだよぉ」 さすがにこれは、許せない…いきなり颯太との電話を、一方的に切られたことが許せなくて、裕太は母さんに向かって怒鳴る。「あんたが、ちゃんとしな…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…10
そんな裕太の顔を見ると、「なるほど!まだ、ダメだったんだな」すぐに、先生は察してくれた。「え~っ、わかるの?」大げさなくらいに、裕太は丸い目を見開いて、先生…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…9
このままだと、本当に颯太だけが、先生と一緒に、あの島へ行ってしまうだろう…それは仕方がないことだ、とわかっていても…(やっぱりボクだって、この目で見てみたい…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…8
(じいちゃんが…何か知っているのだろうか?) そういえば…地下の洞窟のことを、じいちゃんに聞こうと思っていたけれど、それも延び延びになっていることを思い出す。…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…7
「ねぇ~じいちゃん! どうやったら、うまく母さんを説得出来るの?」 ついに裕太は、出かけようとしていたじいちゃんを、玄関先で捕まえるのに成功した。じいちゃんは…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…6
「そうだけどねぇ」 これは、予想以上に手ごわいぞ。裕太は思わず、顔をしかめる。すると母さんは、すぐに裕太の顔に気が付くと「とにかく、何を言っても、ダメなものは…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…5
「ひどいなぁ~」 何てことを言うんだ、と母さんの言い様に、裕太はかなりガッカリする。こういう母さんのことは、嫌いだ…と、裕太はそう思う。「だって、野田さんは専…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…4
「とにかく、私は反対だから!」 母さんが強く言い切ると、「アヤメ!」すかさず、じいちゃんの声がとぶ。母さんは悔しそうに、じいちゃんの方を向くと「おじいちゃんも…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…3
「母さん…」 何で、そこまで反対するの?ボクのことを、そんなに信用できないの?何だか裕太は悲しくなり、何と言ったらいいのか、わからない。 「その辺に、しておき…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…2
そもそも母さんが、あっさりと引き下がるわけがない。母さんはあんな言い方しか出来ないが、あれで裕太たちのことを、本気で心配しているのだ。(かあさん、ごめん!)…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第3章 立ちはだかる壁…1
「ダメです、いけません!」 思い切って、母さんに打ち明けると…早速母さんが険しい顔になる。「ユウタが行く理由は、どこにあると言うの? そんなに行きたい…と言う…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…35
「ねぇ、ホントに先生は…誰かと会う約束をしているのかなぁ」 まさか、逃げる口実なのではないか、裕太は一瞬疑う。この島に、そんな人がいるのだろうか…と、裕太は颯…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…28
信じられないけれど…やっぱりじいちゃんのお陰なのだろうか?(だけど、じいちゃんは、何と言ったのだろう?)それが裕太には、気になるところだ。だけどこれ以上言っ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…27
よかったぁ~まずは、第一関門クリアだ!こんなにすんなりといくとは思っていなかったので、裕太は何だかキツネにつままれた気分だ。(どういう風の吹きまわしだ?)思…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…26
「で、先生たちは、いつ来るの?」 翌日の朝、いきなり母さんが裕太に向かって聞く。「えっ?」まだ寝ぼけ眼で、食パンをかじっていた裕太は、思わずパンがのどにつっか…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…25
「きっとこれには、何か大切な情報が隠されている」「へぇ~」 裕太は常々、じいちゃんがなんでも知っている…と思い込んでいたので、それが何なのか、わからない、と言…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…22
「うん」「そうかぁ~どうだったか?」 なぜかじいちゃんは、逆に裕太に聞いてくる。「うん…あそこって、ホントにそうなのかなぁ。 あんまり人が、来てないみたいだけ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…21
「なんでだよぉ」 ヤブヘビだ。母さんに、言わなきゃあ、よかった!たちまち裕太は、後悔する。「前から、考えていたことよ。 あんたは昔っから、危ない所へ飛び込んで…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第1章 再始動だ!…20
だが、裕太には大きな壁がある。それは…母さんだ。「ダメです」さっきから、ずっとダメですの一本やり。先生が、会いに来ると言っても、「わざわざ来てもらっても、時…
本編はこちら↓石川善一:回覧板 18(晴れ舞台) - 【夢の続きが始まりました】石川善一 (muragon.com) #お菓子 #有給 #仏壇 #掃除 #母…
2023/12/27 石川善一53才です。 今日は有給をとったが、朝8:00に目覚ましをかけた。 仏壇のある母の部屋を徹底的に掃除して、 チリ1つない状態にする為だ。 今日12月27日は母の命日。 お別れしたあの日から、ちょうど20年目になる。 あれから…もう?… 時の流れ...
本編はこちら↓石川善一:回覧板 17(心残り) - 【夢の続きが始まりました】石川善一 (muragon.com) #ネクタイ #シャンデリア #ジグソーパ…
2023/12/21 石川善一53才です。 これは世界一のネクタイ。 これほど素晴らしいものは、 この世に二つと無いと、私は心から思っている。 何十年も袋に入った新品の状態で保管していたが、ようやく開封した。 母を連れて父から逃げた18才の頃は、お金がない恐怖を感じていた。...
本編はこちら↓「 夢の続きが始まりました【第八十一章 (母さん) 】」 - odsvoのブログ (muragon.com) #母さん #この世を去る #死別…
2023/4/29 石川善一52才です。 私は【母さん】と呼びたかった。 本人に向かって1度も呼んだ事がないのだ。 母は、息子に1度も【母さん】と呼んでもらえないまま、この世を去った。 物心ついた時、私は母を【ママ】と呼んでいた。 母も、「ママがやってあげるね」。「ママにも...