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白井聡「主権者のいない国」(講談社) 最近、あんまり時事的な評論を読む機会が少ないのですが、なんだかよく読まれているらしい白井聡さんの「主権者のいない国」(講談社)を読みました。 「
斎藤道雄「悩む力」(みすず書房) 小説家のいしいしんじさんがツイッター上でこんなつぶやきをもらしていらっしゃいました。 生涯ナンバーワンの読書経験、といっていいです。ぜったいのぜったいにお
週刊 読書案内 G・ガルシア・マルケス「予告された殺人の記録」(新潮文庫)
G・ガルシア・マルケス「予告された殺人の記録」(新潮文庫) コロンビアのノーベル賞作家、G・ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」(新潮文庫)を久しぶりに読み返しました。もちろん、話の筋は、す
100days100bookcovers no-55 (55日目) 写真・文 奈良原一高 文 塩野七生『ヴェネツィアの夜 奈良原一高写真集』岩波書店 遅くなりました。すみません。 写真集が続いている。写真は撮られるのも整
139.考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール [ 益田ミリ ]
書名 考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール [ 益田 ミリ ] 目次 1章 フィンランドの空の下で考えたこと 2章 未来から今を懐かしむ 3章 自分の直感を当てにして生きる 引用 たとえば、わ
週刊 読書案内 大江健三郎「『自分の木』の下で」(朝日文庫)
大江健三郎「『自分の木』の下で」(朝日文庫) 今年、2023年の年が明けたころ、3月にその死が伝えられる直前から、何とはなしに大江健三郎を読みなおし始めていましたが、その死を知って、実は、今まで読まな
馳星周「ソウルメイト」(集英社) 市民図書館の返却の棚で見つけました。馳星周の「ソウルメイト」(集英社)です。2013年に単行本が出版されて、その後、「ソウルメイト」、「陽だまりの天使たち ソウル
書名 自分流 光る個性の道を行く [ 辻仁成 ] 目次 1 今が苦しいとき 2 それがあなたの個性 3 見方を変えてみる 4 人生は広げすぎない 5 フランス人に学ぶ生き方 引用 今度は彼らのところ
岩合光昭「虎」(クレヴィス) 虎です! なぜ、今、虎なのかというと、老人二人のトラキチ生活だからです。市民図書館の棚に「虎」が並んでいれば借りてきてしまうわけ
136.千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話 [ 済東鉄腸 ]
書名 千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話 [ 済東鉄腸 ] 目次 1 引きこもりの映画狂、ルーマニアと出会う 2 ルーマニア語学習は
青谷真未「読書嫌いのための図書室案内」(早川文庫) 久しぶりに若者向けのエンターテインメントを読みました。こういう装丁の本は手に取るだけで照れますね。 ありそうで、なさそうな(笑)お話しでした
週刊 読書案内 いとうせいこう「夢七日・夜を昼の国」(文藝春秋社)(その1)
いとうせいこう「夢七日」(文藝春秋社)(その1) マルチと称されているいとうせいこうの、かなり新しい作品集です。単行本の表題は「夢七日・夜を昼の国」で、中編の作品が二つ入っていますが、今回
郡司芽久「キリン解剖記」(ナツメ社) 解剖はいつも突然に 私とキリンが紡ぐ研究の物語を始める前に、まずは私の仕事である「キリンの解剖」について具体的にお話ししようと思う。キ
週刊 マンガ便 小梅けいと「戦争は女の顔をしていない(3)」(KADOKAWA)
小梅けいと「戦争は女の顔をしていない(3)」(KADOKAWA) 2022年4月のマンガ便に入っていました。ノーベル文学賞のジャーナリスト、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチの「戦争は女の顔をしていない」(岩
135.牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ [ 光川康雄 ]
書名 牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ [ 光川 康雄 ] 目次 第1章 牧野富太郎の生涯 昭和天皇から届いた「アイスクリーム」 故郷・佐川の野山で草木を探しまわって 寺子屋・私塾などでの学びと「博
「読書のアイデア」外出時、遠出の時は鞄やリュックのサイドポケットに本を入れるが、近場に電車で行く場合、あるいは遠出の時でも最初から本が即座に読める体制の方がい…
132.未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること [ 河合雅司 ]
書名 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書) [ 河合 雅司 ] 目次 序章 人口減少が日本にトドメを刺す前に 第1部 人口減少日本のリアル ●革新的ヒット商品が誕生しなく
週刊 読書案内 大江健三郎「芽むしり仔撃ち」(「大江健三郎全小説1」講談社)
大江健三郎「芽むしり仔撃ち」(「大江健三郎全小説1」講談社) まったくの偶然なのですが、昨秋から、なんとなく大江健三郎を読む機会があって読んでいたら亡くなってしまうという、まあ、一大事件に重な
書名 書楼弔堂 待宵 [ 京極 夏彦 ] 引用 「あんた、江戸の昔のことォ聞きたがるがな。昔ってのも、この森みてぇなものだぞ。遠くから見りゃ綺麗だが、踏み込んだら道も何もねえ。昔は昔の理で出来てるからな
週刊 マンガ便 魚豊「チ。 第1集」(スピリッツCOMICS)
週刊 マンガ便 魚豊「チ。 第1集」(スピリッツCOMICS) 2021年の9月の「マンガ便」に入っていた作品なのですが、なんだかちょっと違いました。マンガ便を毎月運んでくるヤサイクンが、妙に絶賛する
週刊 読書案内 宇佐美りん「かか」(河出書房新社) 19歳の浪人生の女の子「うーちゃん」が「おまい」に語りかける、宇佐見りんの「かか」(河出書房新社)という作品はこんなふうにはじまります
週刊 マンガ便 羽海野チカ「3月のライオン(16)」(白泉社)
週刊 マンガ便 羽海野チカ「3月のライオン(16)」(白泉社) 羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社)の16巻が、食卓のテーブルに置いてありました。2021年10月5日発行の最新号です。これはヤサイクンのマン
週刊 読書案内 宇佐見りん「推し燃ゆ」(河出書房新社) 話題沸騰の宇佐見りん「推し燃ゆ」(河出書房新社)です。書店ではピンク色のカヴァーで平積みされていましたが、カヴァーをとった姿はこん
週刊 読書案内 ト二・モリスン「他者の起源」(集英社新書) 2021年の夏から秋にかけて「サマー・オブ・ソウル」とか「ビリー」といった、アメリカの黒人差別をテーマの一つにした、印象的な映画を観
長い・・・長い夢を見ていたかのようなストーリーだった。 テーマは重く、「人の死とは?」「愛とは?」を問いかけるようなストーリーだった。 展開が読めず、いつも通り面白い...
書名 子育てにマニュアルなし!(続) [ 吉野由美 ] 目次 第1章 私の家族 その後 第2章 今どきの親たちの悩みに寄り添う 第3章 吉野流子育てアドバイス Q&A 第4章 私の人生修行ー高校・OL時代 第5
週刊 読書案内 池内紀「闘う文豪とナチス・ドイツ」(中公新書2448)
池内紀「闘う文豪とナチス・ドイツ」(中公新書2448) 市民図書館の新入庫の棚で見つけて読みました。2017年の新刊ですから、まあ、返却本が紛れ込んでいたんだと思いますが、面白かったので文句はありません
126.はい!こちら子ども記者相談室デス! [ かめおか子ども新聞 ]
書名 はい! こちら子ども記者相談室デス! [ かめおか子ども新聞 ] 目次 1章 子どもってどうしてこうなんでしょうか。 (中1の息子に「クソババア」と言われ、ショックです。/好きなのに、練習しない
書名 老人ホテル [ 原田ひ香 ] 引用 昔から、天使は常識知らずを指摘されることに弱い。それをされると身体が震えて動けなくなってしまう。 自分は変なんじゃないか、普通の人と違うんじゃないか、何もわか
週刊 読書案内 仲正昌樹「《戦後思想入門》講義 丸山眞男と吉本隆明」(作品社)
仲正昌樹「《戦後思想入門》講義 丸山眞男と吉本隆明」(作品社) 敗戦後の日本という国にとって1960年という歴史的な年があります。その後のこの国の「かたち」を決定づけた、一般に「日米安全保障条約
週刊 読書案内 HARUTAKA NODERA(野寺治孝)『TOKYO BAY』発行トレヴィル・発売リブロポート
「100days100bookcovers no54」(54日目) HARUTAKA NODERA(野寺治孝)『TOKYO BAY』 発行トレヴィル・発売リブロポート 遅くなりました。写真集が続く。 SODEOKAさんが選
週刊 マンガ便 石塚真一「BlueGiantExplorer 3」(小学館)
石塚真一「BlueGiantExplorer 3」(小学館) 2021年7月のヤサイクン・マンガ便です。石塚真一「BlueGiantExplorer 3 」(小学館)です。 シアトルからスタートしたアメリカ武者修行の旅を続けてい
浦沢直樹「あさドラ!(5)」(小学館) 2021年の5月のマンガ便に入っていました。浦沢直樹「あさドラ!」第5巻です。2021年5月5日新発売です。 表紙の女子高生ですが、向かって左のメガネがヨ
書名 夢をかなえるゾウ0(ゼロ) [ 水野敬也 ] 目次 上司からパワハラにあっている「僕」。 仕事をやめたいけれど、やめる勇気もない。 そんなある日、僕は関西弁の神様に出会いーーー。 ガネーシャの
西成彦「新編 森のゲリラ宮沢賢治」(平凡社ライブラリー)「2004年書物の旅 その10」
2004年《書物》の旅 (その10) 西成彦「新編 森のゲリラ 宮沢賢治」(平凡社ライブラリー) 今から十五年も前になるでしょうか、垂水の丘の上の学校に転勤して三年生の授業を担当しました。名刺
野田サトル「ゴールデン・カムイ(5)」(集英社) 第5巻です。 表紙の人物は谷垣源次郎一等卒です。秋田のマタギの出身。日露戦争に従軍し、第七師団、鶴見中尉の部下だった男ですが、「不死身の
週刊マンガ便 かわもとつばさ「アンリの靴 全2巻」(KADOKAWA)
かわもとつばさ「アンリの靴 全2巻」(KADOKAWA) かわもとまいの「アンリの靴全2巻」(KADOKAWA)を読みました。一冊目は2月のマンガ便でした。読み終えたところに、第2巻を届けにやってきたヤサイクンと
2023年5月に読んだ本まとめ 100.標本作家 [ 小川楽喜 ] 101.タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース [ 窪美澄 ] 102.主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら [ チョン・アウン ] 103.ピアノの先生のた
書名 ものがわかるということ (単行本) [ 養老 孟司 ] 目次 まえがき 第一章 ものがわかるということ 第二章 「自分がわかる」のウソ 第一章 世間や他人とどうつき合うか 第二章 常識やデータを疑っ
草野心平「宮沢賢治覚書」(講談社文芸文庫) 「銀河鉄道の父」という映画を見ました。宮沢賢治とその父政次郎、そして、彼の家族を描いた作品でした。で、帰って来て、なんとなく気になってさがした
書名 名探偵の生まれる夜 大正謎百景 [ 青柳 碧人 ] 目次 カリーの香る探偵譚 野口英世の娘 名作の生まれる夜 都の西北、別れの歌 夫婦たちの新世界 渋谷駅の共犯者 遠野はまだ朝もやの中 姉さま人
121.今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。 [ 石澤義裕 ]
書名 今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。 [ 石澤 義裕 ] 目次 はじめに 軽自動車で南アフリカへ行こう! マイ秘境ロシアー謎なき謎をたずねて二〇〇〇キロ 車中泊ロシアーつ
120.好きを生きる 天真らんまんに壁を乗り越えて [ 牧野富太郎 ]
書名 好きを生きる 天真らんまんに壁を乗り越えて [ 牧野富太郎 ] 目次 1 好きを生きる 2 仕事を愛する 3 健康の秘訣 4 花や植物が好き 5 『牧野富太郎自叙伝』より選り抜き 6 牧野富太郎
書名 キットとパーシー [ キャット・セバスチャン ] 引用 「とにかく」パーシーはさらに続けた。「自分の主義だと信じていたものはただの行動原理でしかなかったし、今置かれている状況では何の役にも立たな
ちばてつや「ひねもすのたり日記(1)」(小学館) ヤサイクンの四月のマンガ便に入っていたマンガを見て驚きました。あのちばてつやの新刊マンガです。 現在75歳から65歳くらいの年齢の人で、この
ちばてつや「ひねもすのたり日記(2)」(小学館) ちばてつや「ひねもすのたり日記」第2巻です。もちろんヤサイクンのマンガ便にはいっていました。 下のページの写真をご覧になれば、お気付きだと
ジョン・ネイスン「ニッポン放浪記」(岩波書店) 大江健三郎と柄谷行人の対談集を読んでいて、この名前が気になりました。ジョン・ネイスンです。対談の中では大江の「個人的な体験」の英訳者として名前
仲正昌樹「《日本の思想》講義」(作品社) 最近ボケ防止のために読んでいる本がいくつかあります。たとえば、今読んでいる仲正昌樹という人の「《日本の思想》講義」という本が
週刊 読書案内 茅辺かのう「アイヌの世界に生きる」(ちくま文庫)
100days100bookcovers no91 91日目茅辺かのう「アイヌの世界に生きる」(ちくま文庫) 前回、YAMAMOTOさんからのご紹介が檀ふみの『父の縁側、私の書斎』でしたので、当初、檀一雄つながりで、若い頃によく読
書名 私のものではない国で (単行本) [ 温又柔 ] 目次 1 “日本語”は私のものでもある 2 “縛り”をほどく対話 3 読み、詠い、祈るものたち 4 “中心”とはどこか 感想 2023年117冊目 ★★★