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後藤繁雄「独特老人」(ちくま文庫) 最初に断っておくが、自ら、老人の境地をかみしめる年齢というわけで、こんな書名に気持ちが引かれたのではない。著者に対する、単なる好奇心から手に取っただけな
山川直人「澄江堂主人」(エンターブレイン) フェイスブックというメディアで、お知り合いになった方の投稿に山川直人「澄江堂主人(上・中・下)」(エンターブレイン)という漫画(この作品の場合、お読み
小澤實「芭蕉の風景」(ウェッジ)裸にはまだ衣更着の嵐かな 芭蕉 俳人(?)の小澤實という人の「芭蕉の風景」(ウェッジ)という上・下巻ある本の上巻を、半年がかりで読んでいます。で、よ
116.牧野富太郎と寿衛 その言葉と人生 [ 四條たか子 ]
書名 牧野富太郎と寿衛 その言葉と人生 [ 牧野 一浡 ] 目次 第1章 高知の山野に親しむ 第2章 世界的発見の数々 第3章 貧困の中でも研究にのめり込む 第4章 東大を辞し自由に研究を続ける 感想
中村哲「空爆と復興」(石風社)「2004年書物の旅 その11」
2004年《書物の旅》(その11) 中村哲「空爆と復興」(石風社) 2020年1月、再び戦争が始まりかかっています。そんな現場に軍艦を派遣するという事態が起こりつつあります。「あの国は敵の仲間だ。」と考え
上間陽子「海をあげる」(筑摩書房) 2022年のお正月に読んだ本です。2021年の本屋大賞(ノンフィクション部門)だそうです。お正月に泊まっていったゆかいな仲間が寝ていった部屋の書棚の前に重ねて積
週刊 マンガ便 小林まこと「JJM女子柔道部物語12」(EVENING KC 講談社)
小林まこと「JJM女子柔道部物語12」(EVENING KC 講談社) 2022年1月のマンガ便に入っていました。小林まことの「JJM女子柔道部物語」、第12巻です。小林まことが柔道家の恵本裕子さんの原作(?)
堀田百合子「ただの文士」(岩波書店) 今日は2022年の1月17日です。神戸の震災の「思い出(?)」はいろいろありますが、あのあと、職場の同僚の数人で始めた「小説を読む会」が今でも続いています
週刊 読書案内 小澤征爾・武満徹「音楽」(新潮文庫) その1
小澤征爾・武満徹「音楽」(新潮文庫)その1 武満徹という音楽家の名前を初めて知ったのは、これがはっきり覚えていますが、高校2年の時です。高校2年に進級した時です。大学を出たばかりの社会科の先生が
書名 見果てぬ王道 [ 川越 宗一 ] 引用 「ばってん、うちはややこしか英文は読めまっしぇん。看板ば読むとが精一杯で」 言ってから、なるほど学校は大事だと妙なことに気づいた。生きるに必要なことは生き
112.年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活 [ 小林美希 ]
書名 年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活 (講談社現代新書) [ 小林 美希 ] 目次 第1部 平均年収でもつらいよ ●毎月10万円の赤字、何もできない「中流以下」を生きる 神奈川県・48歳・会社員・年収5
週刊 読書案内 谷川俊太郎・下田昌克「ハダカだから」(スイッチ・パブリッシング)
谷川俊太郎・下田昌克「ハダカだから」(スイッチ・パブリッシング) 今日の案内は図書館の新刊の棚で見つけた「ハダカだから」という詩集(?)です。スイッチ・パブリッシングという出版社から2023年の
週刊 マンガ便 勝田文「風太郎不戦日記(1)」(MORNING KC)
勝田文「風太郎不戦日記(1)」(MORNING KC) 2021年、1月3日。ヤサイ君のマンガ便、初荷ですね、届きました。入っていたのがこの作品、「風太郎不戦日記(1)」(講談社)でした。 驚きました
週刊 マンガ便 灰田高鴻「SWINGIN’DORAGON&TIGERBOOGIE スインギン・ドラゴン・タイガー・ブギ」(MORNING・KC)
灰田高鴻「スインギン・ドラゴン・タイガー・ブギ(1)」(MORNING・KC) ゆかいな仲間のヤサイクンがいつも届けてくれるマンガ便ですが、2021年の初荷に入っていたのがこのマンガです。 灰田高鴻「S
週刊 読書案内 山田航・穂村弘「世界中が夕焼け」(新潮社)その1
山田航・穂村弘「世界中が夕焼け」(新潮社)(その1) 高橋源一郎の「日本文学盛衰史」(講談社文庫)という作品を読んでいると、作中の石川啄木の短歌というのが出てきますが、実際の啄木の短歌ではあ
週刊 読書案内 山田航・穂村弘「世界中が夕焼け」(新潮社)その2
山田航・穂村弘「世界中が夕焼け」(新潮社)(その2) 「穂村弘の短歌の秘密」と副題された「世界中が夕焼け」(新潮社)を読み継いでいます。前回書きましたが、高橋源一郎の小説「日本文学盛衰史
姫がまだ小学生のころの 夏休みのはなし 毎朝、ラジオ体操があって 親子ふたり、皆勤賞を目指して 近所の公民館へでかけていたんですけど カードにハンコを押してもらったあとも、 姫はしばらくお
安野光雅「読書画録」(講談社文庫) 仕事から帰ってきたチッチキ夫人がうれしそうにカバンから1冊の文庫本を取り出して言いました。 「ねえ、これ100円よ。いいと思わない?」 「サラやん。」 「うん、10
ぶんロバート・クラウスえホセ・アルエゴとアリアンヌ・デューイ「でておいで、ねずみくん」(アリス館)
ぶんロバート・クラウスえホセ・アルエゴとアリアンヌ・デューイ 「でておいで、ねずみくん」(アリス館) これが表紙。 で、これが裏表紙。 表紙と、裏表紙を見開きにすると、こうなります。あ
村上春樹「猫を棄てる」(文藝春秋社) 久しぶりに村上春樹を読みました。「猫を棄てる」(文藝春秋社)です。 あの、村上春樹が父親のことを語っていて、ベストセラーになっているようです。今年の4
週刊 読書案内 阿部了・阿部直美「おべんとうの時間」(木楽社)
阿部了・阿部直美「おべんとうの時間」(木楽社) 「おべんとうの時間」(木楽舎)の創刊号です。某所座り込みノンビリ読書のネタは尽きません。 表紙の写真の女性は千葉県安房郡の海女、里見幸子さん
週刊 読書案内 阿部了・阿部直美「おべんとうの時間 4」(木楽社)
阿部了・阿部直美「おべんとうの時間 4」(木楽社) いよいよ第4巻までたどり着きました。「おべんとうの時間」です。本当は第3巻のあと、すぐに第4巻を読んだのですが、図書館で借りだしていると、第1巻
週刊 マンガ便 堀尾省太「ゴールデン ゴールド(8)」(講談社)
週刊 マンガ便 堀尾省太「ゴールデン ゴールド(8)」(講談社) 2021年9月のマンガ便に入っていました。 堀尾省太「ゴールデン ゴールド」(講談社)第8巻 今のところ最新刊です。 このマンガの「
106.時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣 [ 滝井いづみ ]
書名 時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣 [ 滝井 いづみ ] 目次 第1章 思考編 第2章 スケジュール管理編 第3章 ムダとり・時短編 第4章 効率アップ編 第5章 環境・仕組みづくり編
書名 牧野富太郎の恋 (朝日文庫) [ 長尾剛 ] 目次 第一章 掛け図との出会い 第二章 東京へ 第三章 牧野富太郎の恋 第四章 理不尽な通告 第五章 暗影 第六章 壽衛の奮闘記 第七章 植物標本の
書名 牧野富太郎自叙伝【電子書籍】[ 牧野富太郎 ] 引用 草を褥に木の根を枕、花と恋して五十年 感想 2023年104冊目 ★★★ NHKの今期の朝ドラ「らんまん」にハマっている私。 竹若妄想が止まらなく
松本大洋「日本の兄弟」(マガジンハウス) 松本大洋の「Sunny」を5巻まで読んだのですが第6巻が手に入りません。で、こちらの漫画が手に入って読みました。「日本の兄弟」(マガジンハウス)です。短編集
102.主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら [ チョン・アウン ]
書名 主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来 [ チョン・アウン ] 目次 プロローグ 物事の核心にはお金の問題が潜んでいる! 1 主婦た
松本大洋「Sunny 5」(小学館) 松本大洋「Sunny」(小学館)、第5巻です。例によって目次から紹介します。第25話 「あつがなついわ」 「ドキがむね!」 第26話 「母をたずねて三千里やね」 「さんぜん
【本】再読のススメ!!好きな本を繰り返すし読むことの意味について。
☆皆さんは好きな本を繰り返し読んだことがありますか?☆ 読書家にも色んなタイプの人がいて、めっちゃ速読する人、ゆっくりマイペースに読む人、幅広いジャンルの本を読む人、気に入った作家や作品を繰り返した読む人。 など、いろんな読書の仕方があると思います。 ちなみに僕は、どちらかというと気に入った本を繰り返し読むタイプのヒューマンネイチャーなのかもしれません。 いや、なんで急に英語やねん。 読書家というにはおこがましい雑多な存在の僕ですが、昔は特に好きな作品が決まっていて何度も何度も読み返しまくっていたました。 村上春樹の作品なんかは本当に何度も繰り返し読んでいて、『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』…
週刊 読書案内 新井高子 編「東北おんば訳石川啄木のうた」(未来社)
新井高子 編「東北おんば訳 石川啄木のうた」(未来社) 石川啄木が岩手県の出身の歌人であることはよく知られていますが、彼の短歌は「標準語」、あるいは、おそらく、当時、標準的であったのであろ
『資本主義という謎 「成長なき時代」をどう生きるか』水野和夫/大澤真幸 NHK出版新書
「100days100bookcovers no29」(29日目) 水野和夫・大澤真幸『資本主義という謎 』(NHK出版新書) 水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書 ) 2度繰り返された『愛の手紙』の後を
週刊 読書案内 プラトン「ソクラテスの弁明 関西弁訳」(北口裕康訳PARCO出版)
プラトン「ソクラテスの弁明 関西弁訳」(北口裕康訳・PARCO出版) 偶然というものは重なるものですね。ある日チッチキ夫人が妙なことを所望しました。 「なあ、『ソクラテスの弁明』って読んだこと
松本大洋「Sunny 4」(小学館) のんびり読み続けている松本大洋の「Sunny」第4巻です。この巻も、文句ありません。 第4巻の目次はこんな感じです。 第19話 「神さまが、雨ふらせるんやろか?」 「神さ
101.タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース [ 窪美澄 ]
書名 タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース [ 窪 美澄 ] 引用 「私たちも、いつか、こんなふうに死ぬの?」 私が聞くと、うん、とむーちゃんが真っ赤な目で言葉に出さずに頷いた。 「………」 むーち
書名 標本作家 [ 小川 楽喜 ] 感想 2023年100冊目 ★★★★ 記念すべき、2023年100冊目! 第10回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作にして、著者のデビュー作。 2023年2月10日放送、NHKラジオ「高橋源
100days100bookcovers no90(90日目) 檀ふみ『父の縁側、私の書斎』(新潮社) この本にしようかな…と最終的に決めたものの、まだふらふらと気持ちは定まりません。定まらないまま書いていこうと思います。
週刊 読書案内 嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫)
100days100bookcovers no89(89日目)嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫) シマクマ君に回ってきた、ブックカバー・チャレンジ89日目は嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫)です。
099.あるものを活かして愛着のある部屋に育てる [ 本多さおり ]
書名 あるものを活かして愛着のある部屋に育てる [ 本多 さおり ] 引用 整理収納コンサルタントの私のモットーは、 ・捨てを強要しない ・買い足しから始めない ・家にあるモノを活かす提案をする 感
2023年4月に読んだ本まとめ 075.剣持麗子のワンナイト推理 [ 新川帆立 ] 076.人新世の「資本論」 [ 斎藤幸平 ] 077.ラブカは静かに弓を持つ [ 安壇美緒 ] 078.モトムラタツヒコの読書の絵日記 [ モトムラタツヒ
週刊 読書案内 嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫)
100days100bookcovers no89(89日目)嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫) シマクマ君に回ってきた、ブックカバー・チャレンジ89日目は嵐山光三郎「漂流怪人・きだみのる」(小学館文庫)です。
書名 ユア・プレゼント [ 青山 美智子 ] 引用 でも どうしたってやっぱり朝は来て明るくなっていくし どうしたってやっぱりそれは新しい私になっていくってことなのだ 感想 2023年098冊目 ★★ ・マ
097.言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える [ 樺沢紫苑 ]
書名 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える [ 樺沢 紫苑 ] 目次 第1章 悩みは解決するな! 第2章 悩みを分析する3つの軸 第3章 悩みを解消する3つの方法 第4章 見方を変えれば楽になる
週刊 読書案内 畑正憲「ムツゴロウの青春記」(文藝春秋・文春文庫)
畑正憲「ムツゴロウの青春記」(文藝春秋・文春文庫) 2023年、だから今年の春のことですが、作家の大江健三郎の訃報に続けて、ムツゴロウさんこと、畑正憲が亡くなったニュースをネットで見つけました。「
長谷川櫂「俳句と人間」(岩波新書) とりわけ、俳句に興味があるというわけではありません。いつも行く図書館の新刊の棚にありました。今回の案内は長谷川櫂「俳句と人間」(岩波新書)です。 長谷
096.小説 魔入りました!入間くん(3) 師団披露 [ 西修 ]
書名 小説 魔入りました!入間くん(3) 師団披露 (ポプラキミノベル ノベライズ 4) [ 西 修 ] 引用 「だから……全部、拾いたい。僕は全部をあきらめない。……自分の気持ちを貫くことが、大事なんだって
095.ポンコツなわたしで、生きていく。[ いしかわゆき ]
書名 ポンコツなわたしで、生きていく。 ~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~ [ いしかわ ゆき ] 目次 はじめに 「モンブラン100個ひっくり返してダメにした」ポンコツから愛を込めて 第1
週刊 マンガ便 奥浩哉「いぬやしき(1巻~10巻)」(講談社)
奥浩哉「いぬやしき(1巻~10巻)」(講談社) 「さよならタマちゃん」や「ペリリュー」のマンガ家武田一義さんがアシスタントとして働いていたマンガ家ということで興味を持ちました。「タマちゃん」
高橋源一郎「日本文学盛衰史」(講談社文庫) 高橋源一郎の代表作の一つといっていいでしょうね、「日本文学盛衰史」(講談社文庫)を読み直しました。2001年に出版された作品で、これで何度目かの通
週刊 読書案内 谷川俊太郎「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」(青土社)
谷川俊太郎「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」(青土社) 1975年、ぼくは大学1年生だったか、2年生だったか?大学生協の書籍部の棚にこの詩集が並んでいたことを覚えています。 価格の900円