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古谷田奈月「神前酔狂宴」(河出書房新社) 現在のこの国の「民法」は、国家元首が「神」だった時代の法律を、主権者が交代したにもかかわらずそのまま引き継いだものだという話を学生時代に聞いたことが
高山羽根子「首里の馬」(新潮社) 第163回芥川賞受賞作品です。作家の名前に聞覚えはありません、SF小説を書いている人のようですが、ぼくはSFは苦手です。 書き出しのあたりはこんなふうで、好感
094.ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた [ 斎藤幸平 ]
書名 ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた [ 斎藤 幸平 ] 目次 第一章 社会の変化や違和感に向き合う ウーバーイーツで配達してみた どうなのテレワーク 京大タテカン文化考
書名 爆弾 [ 呉 勝浩 ] 引用 「くだらないからさ。つまらないんだよ。世の中を壊すなんて誰でもできる。簡単すぎてあくびが出る。壊すのを、食い止めるほうが難しい。はるかに難しいんだ。難しいほうが、ゲ
週刊 読書案内 阿部了・阿部直美「おべんとうの時間(2)」(木楽社)
阿部了・阿部直美「おべんとうの時間(2)」(木楽社) 「おべんとうの時間(2)」(木楽舎)の表紙の女性は熊本県の山の中の村で働いている村田佐代子さんです。愛林館「村づくりスタッフ」という肩書
週刊 読書案内 ロバート・クラウス文 ホセ・アルエゴ絵「おそざきのレオ」今村葦子訳(あすなろ書房)
ロバート・クラウス文 ホセ・アルエゴ絵 「おそざきのレオ」今村葦子訳(あすなろ書房) ロバート・クラウスとホセ・アルエゴのコンビの案内の二冊目です。ホセ・アルエゴの絵本としては、案内するの
週刊 読書案内 山下賢二作 中田いくみ絵「やましたくんはしゃべらない」(岩崎書店)
山下賢二作 中田いくみ絵「やましたくんはしゃべらない」(岩崎書店) やましたくんは保育園に通うようになったころから、ともだちのまえではひとこともしゃべりませんでした。そのやましたくんの小学
書名 汝、星のごとく [ 凪良 ゆう ] 引用 ーーーわたしは仕事をしていて、それなりに蓄えもある。もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある。たとえば誰かに依存しな
内田百閒「冥途・旅順入城式」(旺文社文庫) 久しぶりに、内田百閒のことを思い出したのは、松山巌の「猫風船」(みすず書房)という作品集を読んだからです。猫つながりなら「ノラや」(中公文庫)なのですが
書名 月の立つ林で (一般書 405) [ 青山 美智子 ] 引用 「あたりまえのように与え続けられている優しさや愛情は、よっぽど気をつけていないと無味無臭だと思うようになってしまうものなのよ。透明になっ
週刊 読書案内 リービ英雄(英訳)・中西進(日本語現代語訳・本文)・井上博道(写真) 「 Man'yō Luster万葉集」(パイインターナショナル)
リービ英雄(英訳)・中西進(日本語現代語訳・本文)・井上博道(写真)「 Man'yō Luster万葉集」(パイインターナショナル) 日本語で書く作家リービ英雄の万葉集英訳の仕事については、「英語でよむ万葉集」(
最新情報 石塚真一「BLUE GIANT SUPREME 10」(小学館)
最新情報 石塚真一「BLUE GIANT SUPREME 10」(小学館) 10巻は「ダイ・ミヤモト ナンバーファイブ」がノーザンプトン・ロックフェスティバルに挑みます。野外に集まるロック・ファンの大観衆相
池田邦彦「国境のエミーリャ(1)」(小学館) 「ゆかいな仲間」、ヤサイクンの三月のマンガ便に入っていました。どこで見つけたんでしょうね、全く知らないマンガ家さんです。 パラっとページを繰
大島真寿美「ピエタ」(ポプラ社) 大島真寿美という作家の「ピエタ」(ポプラ社)という作品が、八月のはじめころから借りっぱなしになっていたのですが、ようやく読み終えました。 読み終えたの
週刊 読書案内「私が出会った一冊 夏目漱石『硝子戸の中』」「吉本隆明全集28 1994―1997」(晶文社)
「私が出会った一冊 夏目漱石『硝子戸の中』」 「吉本隆明全集28 1994―1997」(晶文社) 全部で30数巻ある吉本隆明の全集(晶文社版)の一冊、第28巻です。市民図書館の
矢作俊彦「ららら科学の子」(文藝文庫) 夏休みが始まって一週間、「ゆかいな仲間」のチビラたちが「ヤサイクン」に連れられてやってきた。チビラ1号こと小学校4年生の「コユチャン姫」が、マンガの棚
鈴ノ木ユウ「 コウノドリ 19 」(講談社) ヤサイクンがクリスマスの「マンガ宅急便」を届けにやってきました。「あと何巻あるの?」「28巻かな?最新は。うちには20何巻やったかな?コユちゃん姫
小林まこと・惠本裕子「JJM女子柔道部物語(07)」(講談社・EVEING KC)
小林まこと・惠本裕子「JJM女子柔道部物語(07)」(講談社・EVEING KC) ヤサイクンの「マンガ宅急便」、今回は「女子柔道部物語 07」、2019年、10月発売の最新号ですね。これで、今のところの全
原泰久「キングダム 56巻」(集英社) 待ちに待った「キングダム56巻」、総大将「王翦」率いる「秦」VS決死の覚悟を決めた「李牧」率いる「趙」防衛軍の激突、「朱海平原の決戦」も兵站と用
小林まこと・惠本裕子「JJM女子柔道部物語」(講談社EVNING KC) )
小林まこと・惠本裕子「JJM女子柔道部物語」(講談社EVNING KC) ヤサイクン「マンガ宅急便」ですね。今回、荷物に入っていたのは、小林まこと「JJM女子柔道部物語」(EVNING KC)でした。 女
週刊 読書案内 高橋源一郎「読むって、どんなこと?(その3)」(NHK出版)
高橋源一郎「読むって、どんなこと?(その3)」(NHK出版) せいぜい100ページ余りの「読むって、どんなこと?」を案内するのに、えらく手間取っています。単なる偶然ですが、引用されているテキストの
チャールズ・M・シュルツ「完全版ピーナッツ全集 2」(谷川俊太郎訳・河出書房新社)
チャールズ・M・シュルツ「完全版ピーナッツ全集 2」(河出書房新社) えらい本を見つけてしまいました。市民図書館の新入荷の棚にありました。そう思って借りて帰ると、本屋さんのパートさんのチッチキ夫
インドみんわ・さいわマギー・ダフ えホセ・アルエゴ アリアンヌ・ドウィ「ランパンパン」(評論社)
インドみんわ・さいわ マギー・ダフ え ホセ・アルエゴ アリアンヌ・ドウィ「ランパンパン」(評論社) 「でておいで、ねずみくん」の絵を描いたホセ・アルエゴの描いた絵本です。原作はインドの民
「100days100bookcovers no22」(22日目) 本橋英正 『注文の多い料理店』(源流社) 五味太郎さんの『ときどきの少年』読みたいなぁ~。Simakumaさんがいう「謎」が気になっていますが、本を読んで
「100days100bookcovers no23」(23日目) 町田康『猫にかまけて』(講談社) YAMAMOTOさんから『注文の多い料理店』でバトンを受け取ったとき、次のテーマはすぐに決まりました。「猫」です。だって、注文
編集 飯沢耕太郎「子どもたちの日々」(福音館書店) 表紙の写真は植田正治の昭和24年(1949年)の写真「へのへのもへ」です。ぼくの勝手な感想ですが、植田正治は「超現実的」、所謂、シュールな印象の写真
長田悠幸・町田一八「シオリエクスペリエンス 15」(BG COMICS)
長田悠幸・町田一八「シオリエクスペリエンス 15」(BG COMICS) 「ゆかいな仲間」ヤサイクンの、8月のマンガ便に入っていました「シオリエクスペリエンス(15巻)」(BGコミックス)です。 2020年、
週刊 読書案内 是枝裕和「世界といまを考える 3」(PHP文庫)
週刊 読書案内 是枝裕和「世界といまを考える 3」(PHP文庫) 映画監督の是枝裕和の対談集、「世界といまを考える」というPHP文庫を見つけて、第3巻からパラパラ読んでいます。 「対
ハロルド作石「7人のシェイクスピア」(第12巻)」(ヤンマガKC)
ハロルド作石「7人のシェイクスピア」(第12巻)」(ヤンマガKC) ヤサイクン、五月のマンガ便です。ハロルド作石「7人のシェイクスピア(12巻)」が届きました。表紙はエリザベス1世の肖像です。
大今良時「聲の形」(全7巻)」(KCマガジン) ズーッと春休みが続いている小学生のチビラ1号コユちゃん姫が連休にやって来て、ジージの部屋を覗き込んで言いました。「なんなん、本がいっぱいで歩か
週刊 読書案内 阪上史子「大竹から戦争が見える」(広島女性学研究所)
100days100bookcovers no37 (37日目) 阪上史子「大竹から戦争が見える」(広島女性学研究所) 謡曲の「井筒」で紀有常女が謡う和歌から、水原紫苑「桜は本当に美しいのか」(平凡社新書)の現代短歌へ
内田樹・鷲田清一「大人のいない国」(文春文庫) 鷲田清一と内田樹、少なくとも関西では「リベラル」の代名詞のお二人というべきでしょうか。そのお二人が、これは見取り図というのがいいのでしょうか、総論
鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側(3)」(角川書店) 「メタモルフォーゼの縁側 ③」(角川書店)がやってきました。ハイ、ヤサイクンの「マンガ宅急便」ですね。 今回は、これと言う名場面がな
中井久夫編「1995年1月・神戸」(みすず書房) 今日は一月十七日です。ぼくには、この日に関して忘れられない本が数冊あります。その中の一冊が、当時、神戸大学の医学部の教授であった精神科医中井久
週刊 マンガ便 松本大洋「鉄コン筋クリート(全3巻)」(小学館文庫)
松本大洋「鉄コン筋クリート(全3巻)」(小学館文庫) 松本大洋を追いかけています。アニメにもなって、傑作の誉れ高い「鉄コン筋クリート」(小学館文庫全3巻)にたどり着きました。傑作でした。
2023年3月に読んだ本まとめ 049.歩きながら考える [ ヤマザキマリ ] 050.22世紀の民主主義 [ 成田悠輔 ] 051.短編宝箱 [ 集英社文庫編集部 ] 052.社会人10年目のビジネス学び直し [ 石田かのこ ] 053.夏日狂想
やまだ紫「ねこのふしぎ話)」(興陽館)「やまだ紫って、亡くなってたん?」 「そうよ。だいぶ前のことよ。」 「これは、でも、最近、出てんやね。あんたが買うたん?」 「うん、だいぶん前やね。お嬢さん
074.脱ダラダラ習慣!1日3分やめるノート [ 中島美鈴 ]
題名 脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート [ 中島美鈴 ] 作者 中島美鈴(ナカシマミスズ) 臨床心理士。公認心理師。心理学博士。専門は認知行動療法。臨床経験22年。1978年福岡県生まれ。九州大学
ロジェ・フリゾン=ロッシュ「結ばれたロープ」(石川美子訳:みすず書房)
「100days100bookcoversChallenge no2」 ロジェ・フリゾン=ロッシュ「結ばれたロープ」(石川美子訳:みすず書房) 面白がって始めた「100日で100ブックカバー」二日目です。初日の2020年5月11日、
「100days100bookcovers no4」 村上春樹「中国行きのスローボート」中央公論社 1日ずつ3人でなら何とかなるかと思っていたが、早い。すぐに回ってくる。ということで、2巡め。 「九龍城」やSODEOKAさんの
ルーカ・クリッパ マウリツィオ・オンニス「アウシュビッツの囚人写真家」(河出書房新社)
ルーカ・クリッパ マウリツィオ・オンニス「アウシュビッツの囚人写真家」(河出書房新社) 上に貼った写真をご覧ください。この本の表紙を飾っているこの少女の記録が本書の中にあります。チェスワヴァ
ローレンス・ブロック「八百万の死にざま」(田口俊樹訳:ハヤカワ文庫)
「100days100bookcovers no6」 ローレンス・ブロック「八百万の死にざま」(田口俊樹訳:ハヤカワ文庫) 村上春樹、レイモンド・カーヴァーと繋がってきて、はたと困りました。できればここから離れたいの
石牟礼道子・藤原新也「なみだふるはな」(河出文庫) 友達と100日100ブックカバーという、「本の紹介ごっこ」を、数人の友人と順々に楽しんでいます。同世代の人たちなのですが、予想していたよりずっと、思
週刊 読書案内 金子都美絵「一字一絵」(太郎次郎社エディタス)
金子都美絵「一字一絵」(太郎次郎社エディタス) 後ろから乗りかかるように抱きつき・・・ 漢字一文字に一景の挿絵が描かれています。たとえば第七場のこのページでは、こう書かれていて、篆刻とい
砂川文次「ブラックボックス」(講談社) 歩行者用の信号が数十メートル先で明滅を始める。それに気づいてか、ビニール傘を差した何人かの勤め人が急ぎ足で横断歩道を駆けていく。佐久間亮介は、ドロップハン
週刊 読書案内 ホルヘ・ルイス・ボルヘス アドルフォ・ビオイ・カサレス「ボルヘス怪奇譚集」(晶文社・河出文庫)
ホルヘ・ルイス・ボルヘス アドルフォ・ビオイ・カサレス 「ボルヘス怪奇譚集」(晶文社・河出文庫) ホルヘ・ルイス・ボルヘス、1899年8月24日 にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、1986年6月14日
週刊 読書案内 ジョセフィン・テイ『時の娘』小泉喜美子訳 早川書房
100days100bookcovers no74(74日目) ジョセフィン・テイ『時の娘』小泉喜美子訳 早川書房 ハードボイルド・ミステリーの名作の紹介が2作続いて、次にどうしようか。血管が切れたせいか、歳のせいか、
鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 3」(文藝春秋社) 2023年、3月の末に届いたマンガ便です。鈴ノ木ユウの「竜馬がゆく」(文藝春秋社)、第3巻です。シマクマ君はこのところ松本大洋くんに取りつかれていますが
「100days100bookcovers no16」 ルイージ・マレルバ 「スーパーでかぶた」(松籟社) イタリアの、ほとんど無名の作家の童話集です。1985年に出版されたこの本は、今では図書館でも見つけることは難