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内田百閒「冥途・旅順入城式」(旺文社文庫) 久しぶりに、内田百閒のことを思い出したのは、松山巌の「猫風船」(みすず書房)という作品集を読んだからです。猫つながりなら「ノラや」(中公文庫)なのですが
昨日の記事(→げんいん話。)を書いていて、ふと内田百閒の随筆を思い出した。戦時中、食べたくて食べられないものの名のみを挙げた1篇を記した如く、食いしん坊扱いをされがちな人だが、今の世にいわゆる食通ではない。あるとき知人宅を訪れた百閒先生は、歓談するうち、ふと不穏な気配を察する。やけにしんとした家の奥から、コツコツと響くのは、包丁がまな板を打つ音である。そういえば 奥さんが挨拶に来ない…気づくや否や、...
今、ほとんど本が読めてない。その理由を分析すると、まず、「読む『心』の余裕がない」職場内の人間関係が「地獄絵図」状態になっており、かつ、微妙な立場にいる私は全…
【自分】俺のメモ書き②~読めなかった漢字、気になった言葉などなど~【専用】
ニンゲンは犬に食われるほど自由だ藤原新也/メメント・モリ より村上春樹/雑文集マテリアル 材料サルベージ 海難救助クロノロジカル 時系列的メタフォリカル 隠喩的なさま 直接的に意味がわかるのではなく間接的に意味を伝えることカタストロフィ 災害にしん herring赤にしん red herring 興味はひかれるが実際にはあまり意味がないことトルーマン・カポーティ/最後の扉を閉めろthink of nothing things,think of wind何で...
【自分】俺のメモ書き~読めなかった漢字、気になった言葉などなど~【専用】
駄目なことの一切を時代のせいにはするなわずかに光る尊厳の放棄自分の感受性くらい自分で守ればかものよ茨木のり子/自分の感受性くらい より町田康/テーストオブ苦虫4墨守(ぼくしゅ) 頑固に守ること惹かれる (ひかれる)不埒(ふらち) 道理にはずれ不届きなこと虚ろう(うつろう)箒(ほうき)懊悩(おうのう) なやみもだえること輾転反側(てんてんはんそく) 悩みや心配のために眠れず何度も寝返りを打つこと無聊(ぶ...
内田百閒の『ノラや』を読んだ。内田家に住み着いた野良猫の「ノラ」だったが、あるときふと家を出て帰ってこなくなった。それからというもの百閒先生、心神喪失状態。ノ…
新年も10日経ってしまいました。遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたします。2022年は、1872(明治5)年に新橋〜横浜間で鉄道が開業して、ちょうど150年の節目の年。各地でイ…