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ナチス・ドイツの宣伝大臣ゲッベルスが、いかにしてヒトラーの信頼を勝ち得て、ドイツ国民を扇動し、第二次世界大戦やユダヤ人虐殺に突き進んでいったかを描いた作品。フィクションの部分もあるそうですが、概ね史実に基づいています。演説・戦闘・虐殺のシーンでは実際の映像も使用しており、目を背けてしまう場面もあります。ゲッベルスを演じたロベルト・シュタットローバーら俳優陣の迫真の演技で緊張感が高まります。パンフレットを買いました。ボリュームはないですが、本作のあらすじ、年表、俳優陣の役への向き合い方などが記されており、読み応えがありました。ナチスの残虐さとは比較になりませんが、現代でも世界や日本国内で、民衆を扇動しようとする動きは随所に見られます。また、国や行政レベルでなく民間企業でも、権力におもねり他のステークホルダー...ゲッベルスヒトラーをプロデュースした男
ニコラス・ケイジ版(カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-)は総天然色の色彩祭りで原作の雰囲気を良く伝えていましたが、最後が即物的に堕してしまい、所謂《コズミック・ホラー》をイメージさせるものではありませんでした。こちらは時代も舞台も変更、モノクロ+パートカラーという変則技でしたが、原典の空気感を忠実に再現していたと思います。原典とは勿論ラヴクラフトの「異次元の色彩」。「宇宙の彼方より」(2010年/フアン・ヴ監督)1975年のアーカム。失踪した父親の足跡を辿るジョナサン・デイヴィスが辿り着いたのは、第二次世界大戦後に父が駐留していたドイツのシュヴァーベン=フランコニアの森。そこは間もなくダム…
シネマおもちゃ箱 ⑭…『RHEINGOLD ラインゴールド』(録画)
(監督・脚本:ファティ・アキン 音楽:ジワ・ハジャビ 台詞監修:カター 2022 ドイツ=オランダ=モロッコ=メキシコ)「実在するラッパーで、音楽プロデューサーのカタ―(本名 ジワ・ハジャビ)の破天荒な半生を描いて本国ドイツで大ヒット」という映画(だったらしい
どもども、こんにちわ。ジャスティン・ビーバーです。娘が来ている間は、娘との蜜時間を過ごしていたので借りているDVDたちを見るってのをしなかったのですが昨晩は、娘が帰ってしまったので、暇に任せて見てみました。これは、前に一度見ている映画ですが...
映画「希望の灯り」ネタバレ感想です!結論から言うと、職場が舞台のドヒューマンドラマであり、静かな雰囲気で悲しい別れもありそれでも人は生きていく系の内容で、個人的に好きな世界観でした。最後の波音で、「ああこの映画素敵だな」って心底思いました。...
拙いブログにお立ち寄りいただきまことにありがとうございます。🎦今日ののぶちゃんの映画鑑賞録は、2004年に公開されたドイツの実録戦争映画『ヒトラー ~最後の12日間~』の当時の劇場鑑賞からによる回顧や、配信先動画視聴(UーNEXT)からの感想・考察を投稿しています。【ヒトラー ~最後の12日間~:作品の概要】『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(ヒトラー さいごのじゅうににちかん、原題:Der Untergang、英題:Downfall)は、...
マルク・ローテムント「ぼくとパパ、約束の週末」キノシネマ神戸国際
マルク・ローテムント「ぼくとパパ、約束の週末」キノシネマ神戸国際 一日前に、同じ映画館で「対外秘」という韓国映画を見たのですが、その時「ああ、そうだ、これ見なくっちゃあ!」 と思い出して、今日は
ファイト・ヘルマー「ゴンドラ」シネリーブル神戸 ここのところ、高校生の男の子同士とか、若い男女三人とかの作品を立て続けに見ていたので、おっ、女の子二人の映画か、面白ろそうやん! というノ
Je suis allée au cinéma le 1er juin. Le 1er mois est toujours un jour de film, le tarif est moins cher que les autres jours. Lorsque j'étais...
教育現場の悩みをギュッと詰め込んでずぶずぶと沼にハマっていく恐ろしい作品でした。不寛容方式、人格権の侵害、そして人種問題、教育現場の悩みは尽きませんね。
伝説のマラソンランナー、パウル(ディーター・ハラーフォルデン)は最愛の妻(ターチャ・サイブト)とともに老人ホームに入居しますが、どうしても馴染めません。ベルリン・マラソンに出場すると決めるものの、ホームの管理者たちと衝突。パウルが批判した栗の人形作り、そんなにダメかなぁ。私はやってみたいんだけど、なんてパウルに少し反感を覚えながら見ていました。彼がオリンピックのメダリストであることを知ったホームの...
ノラ・フィングシャイト「システム・クラッシャー」元町映画館no244
ノラ・フィングシャイト「システム・クラッシャー」元町映画館 2024年の5月、連休の最中でした。これならあんまり人おらんやろ。 題名の意味がよくわからないので、
アンドレアス・ドレーゼン「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」シネリーブル神戸no241
アンドレアス・ドレーゼン「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」シネリーブル神戸 2024年のゴールデンウィークも終わってしまいましたが、まあ、3月くらいからその気配は感じてはいたのですが
『システム・クラッシャー』未だかつて障害をここまで爽やかに見せた映画はない!
本作の凄さは、強烈なストレートパンチのように、忖度なくベニーの行動やそれによる結果見せつけるところだと思うんです。しかも爽やかに。
コレージュ3学級(14~15歳)のフランス語の授業でロンサールの詩を勉強している。若い先生、ジュリアンは「Astéisme」という手法を「誰かを褒める時、非難のように聞こえる表現を用いること」と説明し、生徒たちの“ピンと来ない”という表情を見て、例を挙げる。「例えば『レスリー、その新しいヘアスタイル、素敵だね』という代わりに『レスリー、何そのヘアスタイル!』…」先生が言い終わらないうちにクラスは騒然となった。「...
映画[ヒトラーのための虐殺会議] ナチスドイツVSユダヤ人。狂気と恐怖の歴史を決めた運命の一日:あらすじやセリフを解説
(C) ヒトラーのための虐殺会議 映画『ヒトラーのための虐殺会議』は2022年制作。 日本などでは劇場公開しましたが、本国ドイツではテレビ放送のみでした。 ここでは映画『ヒトラーのための虐殺会議』のあらすじや意味、見どころを解説・考察します。 史実を基に描いた作品なので、歴史的にもとても参考になる作品です。 ※ 記事本文中の各画像の著作権は、各作品の製作会社に帰します。 目次 §1 映画『ヒトラーの...
何かどうにもならない時ってあるよね~、人生って!?『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
🎦今日ののぶちゃんの映画録は、1997年に公開されたドイツのロードムービー映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(Knockin' on heaven's door)のTV放送やおよび配信先動画視聴(UーNEXT)からの感想(懐想記)の投稿です。【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア:作品の概要】『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(Knockin' on heaven's door)は、1997年公開のドイツのロードムービー映画です。日本では1999年に公開されました。病...
予想外の展開、面白かったのでオススメです!内容はタイトル通りのサスペンス作品。 アマゾンプライムビデオで鑑賞。 2024年制作・ドイツ・96分 ジャンル サスペンス、ドラマ、スリラー 配信 Amazon prime Video 監督 マルク・シーサー 脚本 マルク・シーサー 原題 Trunk: Locked In ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%) あらすじ 28歳の医学生マリーナは車のトランクの中で目を覚ます。状況が把握出来ず、混乱していた彼女は恋人エノと一緒にヒッチハイクをして男の車に乗せられた・・と思い出す。 もっと知りたい方 ↓ ↓ 90%のネタバレ感想 arasuji.hate…
『軍隊みたいな組織が嫌で修道院に入ったのに…。もう二度と武器には触らない。お前のためでも国のためでも神のためでない』 『武器は使わない。神から授かった技を使え』聖母マリアが現れたと言われる聖地・ルルドに向かう特別巡礼列車。乗客は敬虔なカトリック教徒、修道士、尼、マリア様の奇跡にすがる病人、そして致死性ウィルス抱えたテロリスト。「死亡特急」(2006年/ディエタート・ケスター監督)何とも安い邦題です。英題が「DEATHTRAIN」なので仕方ありませんが、ドイツ語の原題は「IM AUFTRAG DES VATIKANS(バチカンを代表して)」。ルルドではローマ教皇がミサを。警護のために派遣された修…
天使が悪に手を染めちゃう~『時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!』
◇本ページはプロモーションが含まれています。拙い当ブログにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。_(._.)_🎦今日ののぶちゃんの映画録は、1993年に公開されたドイツ映画『時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!』(原題:Faraway, So Close! / In weiter Ferne, so nah!)の当時の劇場鑑賞、および配信先動画視聴からの感想(懐想記)の投稿です。【時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!:作品の概要】...
1997年公開のドイツ映画「バンディッツ」刑務所内でバンドをやっていた4人がある出来事をきっかけに脱走し、ドイツ国内でCDが発売されたり、人気者になったりしながら逃走する映画です。
出典元:あらすじ 偶然同じ病室に入院することになったマーティン・ブレスト(ティル・シュヴァイガー)とルディ・ウルリツァー(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)。自己主張が強く無鉄砲なマーティンは、脳腫瘍で医者に余命数日と宣告され、慎重で臆病なルデ
出典元:あらすじ ハンブルグにある高級フレンチレストランの、満席で賑わう店内の奥の厨房は、今日も料理人やスタッフたちで慌ただしくも活気に溢れていた。いくつものオーダーをこなしながら的確に指示を出す、看板シェフのマーサ・クライン(マルティナ・
Est-ce que le brouillard cérébral continue dans mon cerveau ? De temps en temps, je vois un objet, lorsque je veux dire à quelqu'un le nom d...
ユダヤ人の金塊を探して争う醜い人々を描いた物語。主人公だけは真面目で良い人でした。 2023年制作・ドイツ・100分 5月26日からネットフリックスにて配信中。 監督 ペーター・トアバルト 脚本 シュテファン・バルト 原題:Blood & Gold ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%) あらすじ 第二次世界大戦末期1945年、ナチス親衛隊は必死に隠された金塊を探していた。 ドイツ軍脱走兵のハインリヒ(ロベルト・マーザー)は戦争に嫌気がさして逃げる途中、ナチス親衛隊に捕まり縛り首にされてしまうが・・農婦エルザ(マリー・ハッケ)に助けられる。 彼女は農場で弟/パウルと暮らしていた。 ナチス親衛…
「善き人のためのソナタ」は2006年公開のドイツ映画です。ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデックが出演しています。1984年の東ドイツにおける監視社会を描いた物語です。とても静かで淡々としている映画で、137分もあるのですが見飽きることなく物語に惹かれていき、最後には大きな感動が湧き起こります。密かな名作映画です。
【映画】重厚なスパイ映画を堪能!/P・S・ホフマンの遺作『誰よりも狙われた男』
派手なドンパチは無いけど、それだけにリアリティのある重厚なスパイ映画『誰よりも狙われた男』を観た。P・S・ホフマンの遺作となった映画だけど、ジリジリと迫って来る迫力はさすがの演技。『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』とは違う役作りには脱帽。
【映画】何とも言えない余韻が心地よい『善き人のためのソナタ』/東独の監視社会を描いた秀作!って話
以前から気になってた『善き人のためのソナタ』を観た。冷戦下の東ドイツ、反体制派の劇作家を監視する秘密警察局員の心の揺れを描いた秀作。カチッとした映像美とラストの演出は何とも言えない余韻が残る。アカデミー外国語映画賞を受賞してる記憶に残る映画。
映画「善き人のためのソナタ」あらすじと感想【ネタバレあり】報われる陰徳
アカデミー賞はじめ各映画賞で「外国語映画賞」や「最優秀作品賞」を受賞したドイツ映画です。 「ツーリスト」のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の長編一作目になります。 主演は「スパイ・ゾルゲ」のウルリッヒ・ミューエ。 「ダイ・ハード /ラスト・デイ」のセバスチャン・コッホらが共演しています。
映画「メトロポリス」 (1927年) あらすじと感想【ネタバレあり】
SF映画の原点にして頂点、といわれているフリッツ・ラング監督の近未来サスペンスです。 影響を受けたクリエイターは数多く、劇中のアンドロイドは「スターウォーズ」のC3POのモデルになっていますし、未来都市の構造はその後のSF作品では定番ともいえる景観になっています。
マッティ・ゲショネック「ヒトラーのための虐殺会議」シネ・リーブル神戸
マッティ・ゲショネック「ヒトラーのための虐殺会議」シネ・リーブル神戸 今年になって、この映画が上映されていることは知っていました、ナチス映画、ホロ・コースト映画といえば、なんとなく観に行ってしまう
観終えた後タイトルについて考えたくなる。ドイツ映画『コーヒーをめぐる冒険』
こんばんは☆lenoreです! 今回は「邦題が…🤔😵」というレビューを見て気になっていた ドイツ映画『コーヒーをめぐる冒険』について書こうと思います...
Cette année déjà commence. L'année dernière était une amertume. La lecture du Monde diplomatique n'avance pas encore. J'ai décidé de continu...
<< あらすじ >>第二次大戦下のウクライナを舞台に、音楽を通して友情を育む3人の子どもたちの絆と、ナチス・ドイツの台頭の中でやがて彼らを待ち受ける過酷な運命を描く戦争ドラマ。1941年、春。ソ連支配下のウクライナ、ポルタヴァ。神童と謳われ、人々を魅了する2人のユダヤ人演奏家がいた。少年のアブラーシャはバイオリンの、一方ラリッサという少女はピアノの天才だった。共産党幹部は彼らを宣伝に利用し、アメリカのカ...
<< あらすじ >>衝撃的な展開と緻密な脚本により、数々の映画祭で高い評価を得たドイツ発のサスペンス・スリラー。親友だったハンナとクラリッサは毎年、それぞれの両親とともに小さな島で夏を過ごしていた。25年の歳月が流れ、主任の医者として働くハンナの病院に、睡眠薬の過剰摂取でクラリッサが担ぎ込まれてくる。思わぬ形で再会した二人は友情を取り戻し、ハンナの娘を連れて、子供時代を過ごした島へ行くことに。不気味な...
パーシー・アドロン「バグダッド・カフェ」パルシネマ 久しぶりにやって来たパルシネマです。見たのはパーシー・アドロンという西ドイツ、まあ、今はドイツ連邦の監督の「バグダッ
テレンス・マリック「名もなき生涯」シネ・リーブル神戸 今日は2020年の3月9日です。昼前の高速バスに乗って三宮に出かけました。さほど混みあう路線ではありませんが、十数人の乗客が乗っていました
アレクサンダー・ナナウ「コレクティブ 国家の嘘」シネ・リーブル神戸
アレクサンダー・ナナウ「コレクティブ 国家の嘘」シネ・リーブル神戸 シネ・リーブルの予告を見ていて、「ウン?」と思っていると、映画好きの友人たちの評判が聞こえてきて、「そうか、そうか」という気分
年間500本の映画を観るオタクの映画レビューを見ていってください。 最新作から、ジャンルを問わずレビューしています。 気になる映画の参考に、観た映画の他人の意見が見たい人。アクセスしてくれると嬉しいです。 よろしければ遊びに来てくださいね(*^o^*)|映画おすすめ パフュメア‐禁断の調香‐|映画レビューズ
【映画】静寂の中の決意 アイアンサーガ 暴走機械兵団 ネタバレあり感想
映画アイアンサーガ 暴走機械兵団の感想、レビュー記事。 徹底した沈黙で数少ない声を出すシーンを印象的にに使ったいい雰囲気の映画でした。
ドロン・パズ ヨアブ・パズ「復讐者たち」シネ・リーブル神戸 ドイツとイスラエルの合作映画だそうです。1945年のドイツが舞台です。 「日本」では第二次世界大戦の終結は1945年の8月15日です。実はこの
JR神戸駅で下車して元町商店街の二本南の道を東に向かって歩く。中央郵便局の前を通って、しばらくすると、ずっと東に朝日会館ビルが見えてくる。南に下る道と交差するところでは、いくら歩いても
ペテル・べブヤク「アウシュヴィッツ・レポート」シネ・リーブル神戸
ペテル・べブヤク「アウシュヴィッツ・レポート」シネ・リーブル神戸 ヨーロッパ映画を観ていると、アウシュビッツ、ナチス・ドイツにかかわる作品が毎年一定数制作されていることに気づきます。つい先日見た
ヴィム・ベンダース「都会のアリス」シネ・リーブル神戸 2022年の映画館初詣は、シネ・リーブル神戸の「ヴィム・ベンダーズ・レトロスペクティヴ」という企画のシリーズ作品です。 本日1月7日
ヴィム・ヴェンダース「東京画」シネ・リーブル神戸 2022年1月11日、ヴィム・ヴェンダース詣、六日目です。七草がゆの日から、いや、その前日からですか、毎日、ヴェンダースに通っています。も
クリスティアン・クレーネス他「ユダヤ人の私」元町映画館目を覚ますとわたしは考える。まだ強制収容所にいるのか? 106歳の老人が、夜中にふと目を覚ましてそう思う。収容所から解放されて70年以上もの
アンドレアス・ドレーゼン「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」元町映画館
アンドレアス・ドレーゼン「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」元町映画館 ゲアハルト・グンダーマンという実在のミュージシャンであり、褐炭鉱山の労働者であった人物を描いた映画でした。東ドイツ