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【やけに虫が多いなぁと思ったら】デッドウォーター【セカンドディレクター、フルチかい】
続きです。見逃していたラヴクラフト「異次元の色彩」最後の1本(映画化は2本目)。「デッドウォーター」(1987年/デヴィッド・キース監督)冒頭、いきなりパトカーが民家急襲して大捕り物。アクション映画かよ!?な出だしです。 確保された男がパトカーに押し込められながら叫ぶ。『It’s in the Water!』護送中も窓の外ではご近所の方々が洗車、水やり、水浴び…。『駄目だ!水は駄目なんだ!嗚呼…』原題は「THE CURSE」(呪い)ですが、邦題もあながち外していない感じですね。ここから時計の針が6か月巻き戻って、テネシー州テリコプレーンズの農場へ。 ここに隕石どっこん、動物わっしょい、作物でん…
ニコラス・ケイジ版(カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-)は総天然色の色彩祭りで原作の雰囲気を良く伝えていましたが、最後が即物的に堕してしまい、所謂《コズミック・ホラー》をイメージさせるものではありませんでした。こちらは時代も舞台も変更、モノクロ+パートカラーという変則技でしたが、原典の空気感を忠実に再現していたと思います。原典とは勿論ラヴクラフトの「異次元の色彩」。「宇宙の彼方より」(2010年/フアン・ヴ監督)1975年のアーカム。失踪した父親の足跡を辿るジョナサン・デイヴィスが辿り着いたのは、第二次世界大戦後に父が駐留していたドイツのシュヴァーベン=フランコニアの森。そこは間もなくダム…
やはりエビリファイ24mgは多かったか恐れていたアカシジアが出たああ、足が!足が!私は慄然たる思いで異様な感覚に襲われた自分の足を凝視した狂気じみた、身の毛も…
クゥトゥルフのモンスターがいっぱい出てくる愉快な映画ですが、グロいシーンがあるので要注意。作品紹介20世紀を代表するホラー作家H・P・ラヴクラフトによる原作「インスマウスの影」を『ZOMBIO/死霊のしたたり』のスチュアート・ゴードンがSF
人も大地も狂いだす。 カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-
漬物石大の光る隕石が庭先にどーん!その日を境に周りのすべてが狂いだす。人も土地も虫も猫もアルパカも。 「カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-」(2019年/リチャード・スタンリー監督) 安い邦題をつけられてしまいましたが、ラヴクラフトの『宇宙からの色(異次元の色彩)』の映画化です。あとタイトルからは想像もつきませんが、65年の「襲い狂う呪い」と同じ話でもあります。父親の農場を相続して、アーカムの郊外に移り住んだネイサン・ガードナー(ニコラス・ケイジ)とその家族(妻と娘と息子二人と犬1匹)。退屈だが平穏な暮らし。その目の前に落ちてきたひとつの隕石。以来、植えた覚えのない(見た事も無い色の)植物…
400回記念再掲載です。 初回公開:3/28 7:00 H・F・ラヴクラフト 1890〜1937 嶋田久作 1955〜 生まれ変わり❓ 嶋田久作さんといえば帝都物語&大戦の加藤保憲ですよね。 ©︎荒俣宏/角川書店 ネット上ではこのおふたりがそっくりだというのは既に定説...