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100days100bookcovers 97日目その2 内田樹「ためらいの倫理学」(角川文庫) 続いて2冊め。 内田樹『ためらいの倫理学 戦争・性・物語』(角川文庫) 内田樹の名前を知ってその文章に触れたの
最近、気になる人をフォローしているX(ツイッター)、そこに思想家の内田氏のメッセージが流れてきた。 随分と感銘を受けたので発信したらしい。 九州のNPOの代表を取り上げていた。 追っていくと動画が
これの続きです。 「街場の米中論」 いよいよ今週からは中国の方に入ろうかなというふうに思う。 内田先生の「街場の米中論」。 東洋経済新報社から出ていて9章から成る。 245ページの本だがアメリカに費やしたページ数が177ページ。 中国は9章あるうちの1章のみで僅か44ページ。 これはちょっと不公平ではないかとは思うが、そこはそれ内田先生。 そんな不公平を敢えてなさるワケがない。 公平に扱ってもその枚数で収まるところに中国の特徴がある。 建国以来の歴史年数はアメリカが231年、中国75年。 (中国は)武田先生と同じ年。 それが中華人民共和国。 もちろん中国という国は..
週刊 読書案内 内田樹「図書館には人がいないほうがいい」(アルテスパブリッシング)
内田樹「図書館には人がいないほうがいい」(アルテスパブリッシング) あのー、ですね、40年近く高校の国語の教員をやってきて、最後の数年、図書館長という、まあ、そういう役職名はないんですが、勝手にそう名
内田樹著「だからあれほど言ったのに」 まずは以下、目次 第一部 不自由な国への警告 第1章 令和時代の不自由な現実 「大人」が消えている――日本の危機・ アメリカの顔色をうかがう日本政府の
「街場の米中論・内田樹」//アメリカ誕生の歴史と中華思想について
街場の米中論 作者:内田 樹 東洋経済新報社 Amazon あらすじ 疫病と戦争で再強化される「国民国家」はどこへ向かうのか。拮抗する「民主主義と権威主義」のゆくえは。希代の思想家が覇権国「アメリカ」と「中国」の比較統治論から読み解く。 アメリカにはアメリカの趨向性(あるいは戦略)があり、中国には中国の趨向性(あるいは戦略)がある。それを見分けることができれば、彼らが「なぜ、こんなことをするのか?」、「これからどんなことをしそうか?」について妥当性の高い仮説を立てることができる。それがこれからこの本の中で僕が試みようとしていることです。(第1章より) アメリカと中国というプレイヤーがどうふるま…
なぜ人は熊野に惹かれるのか? 熊野古道、熊野本宮大社、花の窟神社、那智の滝…。熊野にむき出しの宗教性を見る。日本の霊性を再生する。 熊野にはゆるぎないパワーがある! 釈「熊野はどこの系譜にも当てはまらない。本当にプリミテ ...
だからあれほど言ったのに(マガジンハウス新書) 作者:内田樹 マガジンハウス Amazon あらすじ 不自由で、貧しく、生きづらい――この国の不出来なシステムを悪用するか、逃げ出すか、それとも……ウチダ流「日本人論」最新刊!! 失われた30年で「不自由な国」になってしまった日本。新自由主義の迷走ぶり、経済格差や税の不均衡、少子高齢化、低レベルな政治、大手企業の不祥事など問題が山積となっている。 社会全体に諦観が蔓延しており、一般市民は不自由さをも感じているが……。 「不自由な国」への警告の書! 読後感想 内田樹さんが様々な媒体に書かれたコラム、エッセイなどを集めた本です 実は題名に惹かれて買っ…
2023年12月11~22日◆かんぴょうにスイカ(豪徳寺のドイツ人)(前編)
「かんぴょうにスイカ」 これは番組が進んでいけばわかる。 もう一つタイトルを考えた。 「豪徳寺のドイツ人」 だから今週のテーマは二つあって、「かんぴょうにスイカ」「豪徳寺のドイツ人」。 「日本宗教のクセ」 日本宗教のクセ これはいただいた本。 何と著者の方からいただいた。 内田樹先生。 ミシマ社から出ている。 日本の宗教というのが「変わっている」ということで、日本の宗教の「クセ」みたいな 「クセ」という名前の付け方が内田博士らしい。 「習合文化」 武田先生もそんなことは気にしたこともないのだが 釈 日本宗教文化が「習合」をひとつの得意技にしている、ひと..
2023年12月11~22日◆かんぴょうにスイカ(豪徳寺のドイツ人)(後編)
これの続きです。 「かんぴょうにスイカ」 もちろん元ネタがあって 内田樹先生と釈徹宗さんが対談なさっている、ミシマ社から出ている「日本宗教のクセ」。 でも相当、武田先生の自説も入っている。 取り交ぜてお送りしている感じ。 内田先生の言に救われながら生きている。 日本習合論。 接ぎ木して文化が繋がってゆくというような、それを「習合」というのだが。 内田先生は「ここで必要なのはレンマの知恵である、直感である」とおっしゃっている。 この「レンマの知恵」というか「直感」「身体的知」というようなことをおっしゃるが「これからは世界を支配するのは頭の知ではないんだ」と。 体の知識なん..
光る風 著者=山上たつひこ 解説=内田樹 装幀:セキネシンイチ制作室 単行本(ソフトカバー) : 616ページ 定価:本体1900円+税 出版社 : フリースタイル 発売以来ずっと売れ続けている、山上たつひこ「光る風」(未収録ページ、扉も含めた完全版です。)がドーンと重版しました。未読の方はこの機会に是非お読みください。 pic.twitter.com/ZyMSfhgid0 — 吉田保 (@kurosyacho) 2023年4月26日 打ち切りになったというのは間違いです。予定どおりでした。右翼に刺されたり、人格改造もされてません。w → 大災害、格差拡大…現代の預言書か? マンガ『光…
今年は下鴨納涼古本まつりに行ってみようかな(^^♪8月11日(金)~16日(水)まで開催📚もし行くなら 内田百閒・井伏鱒二の本を探したい(^^♪あと町田康の本も探したい🔥🔥最近はなるべく本を買わずに再読に徹しようとしたけど気づけば結構買っていてビックリした💰💦🔥余談だけど村上春樹/1Q84を読了してからなんとなく脳内がぼんやりしてる🧠まだあの世界から抜け切れていない気がする■町田康/くっすん大黒筒井康隆・柄谷行人大絶賛!!...
このところ、なんだか気持ちが本読みに向かわなくってねえ。図書館から借りた本が数冊置いてあるもののパラパラ〜って読んで終わり。読めばそれなりに面白かったりはするのだけど、ミシミシと心や頭に響いてくる感覚が持てなくて...。そんな状態なので感想
これの続きです。 本屋さんの本棚に並んだその本のタイトルを見ていて「わぁ〜これ読みたい」と思った内田樹先生の「撤退論」。 これは内田樹先生が編者になられて知り合いの賢人・頭のいい方に集まってもらって日本は撤退すべきであるという持論をそれぞれに展開するというご本だった。 様々な方のご意見を先週はご披露した。 後藤正文さんが「日本語を共有する人口が減りつつある。日本語の手触り、精神も理解する力が落ちてきているのではないだろうか?」。 やがて美空ひばりの「りんご追分」や北島三郎の「与作」を理解できない日本人が増加していくであろう、と。 20世紀の初めにはレコード産業自体がなか..
内田樹・鷲田清一「大人のいない国」(文春文庫) 鷲田清一と内田樹、少なくとも関西では「リベラル」の代名詞のお二人というべきでしょうか。そのお二人が、これは見取り図というのがいいのでしょうか、総論
2月~3月に購入したブツ紹介📚&♪こうやって改めて確認してみると結構買っててビックリした\(^o^)/■SUPER BUTTER DOG/ラブックオフのオンラインで購入💰110円う・・・・・・・・・・んイマイチだったなぁライブ盤の醍醐味である臨場感が伝わってこない伝わってくるのはダラダラと余計なインターバル■ドリアン助川/線量計と奥の細道ブックオフのオンラインで購入💰220円以前に図書館で借りて読了したんだけどあまりに衝撃的だ...
内田樹「レヴィナスを通じて読む『旧約聖書』」(新潮社「考える人」) 「考える人」という新潮社が出している季刊雑誌がありました。その雑誌の2010年・春号が「はじめて読む聖書」という特集を組ん
韓国・ソウルで雑踏事故が起き、大きな被害が出ました。恐ろしい光景が映し出されて間もないのに、引き続き、インドでつり橋が崩落したというニュースが……事故の内容は…
昨日に続き、内田樹さんの「寝ながら学べる構造主義」より 寝ながら学べる構造主義 (文春新書)作者:内田 樹文藝春秋Amazon 人間の個別性をかたちづくるのは、 その人が 「何ものであるか」ではなく、 「何ごとをなすか」によって決定される、 マルクスはそう考えました。 「何ものであるか」というのは、 「存在する」ことに軸足を置いた 人間の見方であり、 「何ごとをなすか」というのは 「行動すること」に軸足を置いた 人間の見方である、 というふうに言い換えることが できるかも知れません。 僕ら世代は、この「何ごとをなすか」に価値があるという価値観を埋め込まれた世代ではないかと思う。 僕自身、とにか…
コロナ。 早くとっとと終わってくれることを祈るのだが、しかし、どうにもまた新しいヤツが出てきたり、新しいのにまた新しいヤツが加わったりで、六波どころではない、七、八、九、十と続くんじゃないかという。 しかし、これを境にして世界というのは若干変わるのだろう。 コロナは一体何を我々に残したのかということを考える意味合いでも、敢えてコロナを超えたというようなそんな夢想の中から話題をという。 まな板の上に乗っているのは内田樹先生の『武道論』。 武道論: これからの心身の構え (本の中の傍点部はアンダーラインで表記する) 副題が「危機の時代に人と社会はどうあるべきか」。 (番組ではこ..
これの続きです。 「コロナの終息」とは大声では言えないという時代ではあるが、コロナを超えてその先の時代を生き抜く術(すべ)を手に入れたいということで、危機の時代を乗り切る武道という話をしている。 「良導体」良いものを自分のエネルギーにする。 そういう体、或いは精神を持つべきであるという内田樹先生の著である『武道論』。 これを三枚におろしている。 武田先生の体験。 オリンピック競技を見ていて「はぁ〜この武道もそうなんだ」と思って見ていた競技で空手競技がある。 その空手競技で興味深いルールを知った。 空手は相手に対して打つ、或いは蹴る。 そのポイントを獲った瞬間に残心のポ..
素晴らしい教育論だとは思うけど、家庭も学校も余力がないのよ。
教育関係者への3回の講演を書籍化したものだそうです。複雑化の教育論 (越境する教育)著者 : 内田樹東洋館出版社発売日 : 2022-01-28ブクログでレビューを見る»本の分量(文字数)ほどには濃厚でなく、内田センセイの頭の中身がバラバラ
「社会の複雑さ・理不尽さに向き合う力を持ち合わせているか」と自分に尋ねてみる朝。
「刑務所に入りたかった」と見ず知らずの中学生を背中から切りつけるとか、2歳児をベビーサークルに閉じ込めて泊まりがけで遊びに出かけるとか...。なんなんだよ、この世の中。ってため息をついていたところに、とうとうこんな事件が。この件を「暴力によ
予約してあった本の順番がバタバタとまわってきて10冊積み上がってしまった。ノウハウ系のものは爆速で拾い読みしているけれど、じっくり読みたいもの、感想を残すためにもう一度目を通したいものが返却期限に間に合わない。とりあえず手元にあるタイトルを
ちょっと前に話題になったこちらの発言。何言ってんのこの人? って、数学苦手な私でも思いましたよ。金融・経済の教育ももちろん必要なんだけど、高校の数学でsin,cos,tanを学ぶ必要ないって..。Twitterでの大炎上。釈明のつもりで、《
グリコ様からこちらの⇩過去記事にコメントをいただきました。こんなこと書いていたのか〜とちょっぴり照れくさいですが、久々に6年前の内田センセの文章を読み返すきっかけになりました。ありがとう!グリコ様。50代男性のための雑誌に書いた結婚論(内田
ついこないだまでは書くネタに困っていたのですが、いまは「もう書かなきゃ」「すぐ書かなきゃ」・・・と、焦ってしまうようなものがポコポコと出てきた。 そのひとつ…
「街場のメディア論」内田樹著、光文社新書、2010年8月街場のメディア論(光文社新書)内田樹光文社新聞、テレビ、出版など既成のメディアの危機の原因を探った本。2007年神戸女学院大学二年生を対象とした講義を2010年書籍化したそうです。本書で述べられている、既成メディアの性質及び危機の原因----------第二講マスメディアの嘘と演技・テレビはステイクホルダーが多い・自分たちの情報発信がいったい「なんのためのものなのか」という根本のところについて考えるのを怠った第三講メディアと「クレイマー」・知ってるくせに知らないふりをして、「被害者」の立場から、出来事について勝手なコメントをする第四講「正義」の暴走・メディアが「どうしても言いたいこと」ではなく、「誰でも言いそうなこと」だけを選択的に語っているうちに、そのよ...街場のメディア論