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☆2024年に読みたい本!!☆ 2023年は村上春樹の新刊発売がビッグニュースで、『街とその不確かな壁』は発売前後で盛り上がりました。 中村文則『列』、川上未映子『黄色い家』など好きな作家の新刊をたくさん楽しめて幸せでしたよ。 好きな作家の新刊はワクワクしますね~。 2024年もまだ見ぬ傑作に期待したいです。 hiro0706chang.hatenablog.com 2023年は海外文学を読みたいと思いつつ、そこまでたくさん読めませんでした。 2024年はカミュ、カフカ、ドストエフスキーなどの古典的傑作も読んでみたいですね。 昔、異邦人、変身、罪と罰なんかは読みましたが、正直若い頃はそこまでよ…
あらすじ解説 : ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
自分の一番好きな本の一つにガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』がある。ただ、あまりにも難解な本のため人には紹介しづらいし、自分でもあらすじがよく分からなくなることがある。そこで、あらすじと自分なりの解説を残しておこうと思う。概要長い歳月が過ぎて銃殺隊の前に立つはめになった時、恐らくアウレリャーノ・ブエンディア大佐は、父親に連れられて初めて氷という物を見に行った、遠い日の午後の事を思い出したに違いない。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独
【本】ガブリエル・ガルシア=マルケス『コレラ時代の愛』~村上春樹はなぜ『街とその不確かな壁』の参考文献としてこの作品を引用したのか?~
1、作品の概要 『コレラ時代の愛』はコロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説。 同書は1985年に刊行された。 ガブリエル・ガルシア=マルケスは、1967年に刊行された『百年の孤独』が世界的な大ヒットになり、1982年にノーベル文学賞を受賞している。 日本では新潮社より2006年に単行本で刊行されている。 訳者は木村榮一で、502ページ。 2007年にアメリカで映画化された。 村上春樹の長編小説『街とその不確かな壁』で参考文献として挙げられている。 19世紀末から20世紀中頃のコロンビアを舞台に、50年以上初恋の人を待ち続けた男と、彼に関わった人々を描いた。 2、あらすじ 20…
街とその不確かな壁村上春樹新潮社2023-04-13村上春樹氏の最新作文學界昭和55年9月号に掲載され書籍化されなかった中編『街と、その不確かな壁』を書き直して長編として世に出したもの読み始めたときは『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のようだと感じたが、そ
ガルシア・マルケスの印象的な小説「予告された殺人の記録」の舞台になったコロンビアのモンポスという街。ベネズエラ独立運動を率いたシモン・ボリバルが一時期、身を寄せた場所でもあります。
週刊 読書案内 G・ガルシア・マルケス「予告された殺人の記録」(新潮文庫)
G・ガルシア・マルケス「予告された殺人の記録」(新潮文庫) コロンビアのノーベル賞作家、G・ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」(新潮文庫)を久しぶりに読み返しました。もちろん、話の筋は、す
こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、絶望と野望、苦悶と悦楽、現実と幻想、死と生、すなわち人間であることの葛藤をことごとく呑み尽しながら……。20世紀が生んだ、物語の豊潤な奇蹟。1967年発表。 1930年に世界恐慌の煽りを受けたコロンビア経済の安定を図るため、貧困に苦しむ労働者の支持により自由党が政権を握りました。コロンビア・ペルー戦争を経て、土地の改革を行った自由党は政権継続と思われましたが、政…