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週刊 読書案内 菅野昭正編「書物の達人 丸谷才一」(集英社新書)
菅野昭正編「書物の達人 丸谷才一」(集英社新書) 大文学者とかいうのは、なんか気が引けます。まあ、最後の文人とでも呼ぶのがふさわしい丸谷才一ですが、2012年に亡くなった翌年の2013年、世田谷文学館と
大沢真幸「三島由紀夫 二つの謎」(集英社新書) ここに、二つの小説の、最後の文章があります。 これと云って奇功のない、閑雅な、明るくひらいた御庭である。数珠を繰るような蝉の声がここを領して
100days100bookcovers no78(78日目) 池内了『物理学と神』集英社新書 川上弘美の『神様』というKOBAYASIさんからのバトンは10月21日に受け取りましたが、あいかわらず遅れていてす
「「名コーチ」は教えない」高橋安幸著、集英社新書、2022年7月「名コーチ」は教えないプロ野球新時代の指導論(集英社新書)高橋安幸集英社プロ野球選手・コーチとして複数球団に在籍経験のあるコーチ6名への取材から、「名コーチ」の条件を探究した書籍。取り上げられているコーチは以下の面々。石井琢朗、鳥越裕介、橋上秀樹、吉井理人、平井正史、大村巌。野球ファンであれば知っている名前ですが、野球に興味がない人には馴染みのない名前かもしれません。「押し付ける」のではなく、選手本人に気づかせるのが、今のコーチの主流ということを主張しています。ただ、序章で触れている、中西太や林義一といった昔のコーチも押し付けないコーチだったようですし、巨人、ロッテから米メジャーリーグに移った沢村拓一らによれば、現代も押し付け型のコーチがいる...「名コーチ」は教えない
多分ラジオ番組か何かで紹介されたヤツだろうなと思うけれども、予約してから何か月も経っているのでとっくに何がきっかけて申し込んだのか記憶になく。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 私が借りた本は表紙のデザインがこれとは違うけれども、変わったのかな? SDGsをいいことみたいに思っている人達に読んでいただきたい本だったけれども、どうせそういう人は読まないだろうな。 私がずっとおかしいよなぁって思っていたことが書かれている。 私みたいなバカでさえ気づいているのだから、当然頭のいい人はもっといろいろわかっているワケで。 あんまりわかりやすく書いた本ではないっていうか、ちょっと難し..
ひょっぽこ読書記録No.122 『臨機応答・変問自在』森博嗣 集英社新書 ー抜粋17箇所
にほんブログ村 『臨機応答・変問自在』 森博嗣 集英社新書 「先生は、 どうして こんな つまらない本を 出版するのですか?」 「同感です。 その質問には いずれ 答えたい。 ところで、 君は どうして そんな うまらない質問を しなければ ならないのですか? どうして そんな つまらない人生を 生きているのかな?」 「つまらないかどうか、 生きてみないと わかりませんよ」 「まったく 同感だ」 ・問題を解くことに 没頭するあまり、 人々は 自ら問いかけることを 忘れがちである。 特に、 正直な子供ほど こうなる可能性が あるだろう。 問題を 与えられ、 それを 正しく解くことだけに 満足し、…