少しくらい不幸であっても
何をもって幸福とするか価値観は人それぞれである、ただ幸福 と言うのは充実感で幸福度の持続時間の長さ、そういう意味で は喜びや嬉しさは点、幸福は線というのは確かかもしれない。 しかし生まれてから死ぬまで幸福の連続ということはありえな いことで浮かぶ日もあれば沈む日もあるのが普通だ、だから幸 福にあまりこだわるのも善し悪しのような気がする。 4年前に58歳という若さで亡くなった作家の山本文緒さんの 作品「自転しながら公転する」のなかで主人公の女性が嫁ぐ娘 に「別に幸福になろうとしなくてもいいのよ、幸福にならなき ゃと思いつめるとちょっとの不幸が許せなくなる、少しくらい 不幸でいいのよ、思いどうりに…
2025/06/30 05:48