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作品紹介・あらすじお別れの言葉は、言っても言っても言い足りない――。急逝した作家の闘病記。これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。読書備忘録佐久の病院?弟の時は有明の病院・・・紹介状を持って行った病院の待合室で、奥さんが担当医変えてもらえないのかしら?と、ご主人に言っていた。冷たくてイヤだ!と、呼ばれたのはその医者の部屋だった。この人は母を2回泣かせた。まだ50代、その日まで仕事をしていて最後の入院となった時に、車いすに乗っていた弟に、元気でよかった。...本・山本文緒「無人島のふたり」