最後は半分こ
たらちゃんを預かる。 四年生になって、まあまあ人並みにナマイキになってきたのがほほえましい。 かわいいので、ついつい大叔母馬鹿になってしまう。 ときに、おやつのお菓子を買いに行く。 二人してお菓子が好きなので、一度では食べきれないほど買ってしまう。 後で姪が見て、あきれることもしばしば。 今も、茶の間の茶箪笥の中には、前々回二人で買って食べきれていないお菓子が入っている。 二人で、一袋のお菓子を食べることもある。 そういうとき、たらちゃんは、ちょいちょい私にお菓子を渡してくれる。 そうして、袋の中のお菓子が一個だけになったとき。 たらちゃんは、割って分けられるものは、半分私に渡してくれる。 分…
2025/07/03 16:02