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高校時代の親しい友人が亡くなったのは17年前、彼が60歳で還暦を迎えた年だった、死因は自殺、聞いたときは自殺をするなんて思いもよらなかっただけにショックだった。地元で就職して結婚、飲食業を営んでいた、私が地元にいる間は交流が続いたが転勤しその後は疎遠になっていた、商売も家庭も順調かなと思われたが還暦を迎えたときに奥さんから離婚を切り出され、子供二人も奥さんについて彼はひとりぼっちになり人生を悲観、自殺という最悪の結末を迎えた、きっと深い絶望感があったのだろう、それでもまさか自ら人生を降りるとは今だに信じられない。苦しみ、悲しみ、恨み、ひがみ、憎しみといったマイナスの感情のなかで見苦しい自分に耐えることができなかったのかもしれない、しかし自殺をするのは弱い人間と思いたくない、そういうことに追い込まれたことの...それでも生き抜いて欲しかった