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昔どんなに仲がよかったきょうだいでも違う人生を歩むうちに物の見方や考え方も違ってくる、実際一緒に暮らしているときは、あまり意識しないけど離れているときょうだいでも何もしらなかったことに気づくことがあるものだ。きょうだいでも離れていると疎遠になる、それでも親の老いとともに介護や相続といった問題が生じてくる、さらに収入や金銭感覚の差などお金がややこしくして人生後半に待ち受けるきょうだいへの宿題のような気がする。かつては同じ家族であったきょうだいも今はそれぞれ別の家族がいる、人生を共にする運命共同体はきょうだいではなく配偶者や子供である、寂しいけれどそれが現実かもしれない、だからこそ時間が許す限りコミュニケーションを取ったほうがいいというのが両親を看取った私の実感である。きょうだいと揉めないために
現在非正規雇用労働者が40%ということもありきょうだい間での収入格差の問題は深刻である、現実問題として35歳~44歳でパラサイトシングルとして親が生活の面倒を見ている独身者が100万人以上存在する。また結婚しても「夫の稼ぎが悪いと嘆く娘にちょくちょく小遣いを渡す」「いずれ介護してあげるといった息子夫婦に二世帯住宅建設の資金を渡す」など経済的に困っている子供や将来頼れそうな子供に援助をしてやりたいと思うのが親心というもの、これが一人っ子であれば問題ないがそうでない場合、ほかの子供と同じきょうだいなのになぜこんなに差があるかという反発や嫉妬を抱いて格差が問題になってくる。そして自分ばかり損をしてきたという恨みの気持ちも沸いてくる、さらに問題を複雑にするのは配偶者の存在、親からの支援に差があった場合、本人は納得...老後の「きょうだいリスク」収入格差問題
同じ家に生まれたきょうだいでも進む道はそれぞれ、齢を重ねるにつれて生き方や価値観の違いが大きくなるなか、親の老いとともに介護や相続という問題が生じてくる。さらに収入や金銭感覚の差などお金をめぐる問題できょうだいがもめるケースがある、特に「親の介護を誰にするか」は深刻な問題である、そしてきょうだいの争いの火種として挙げられるのはお金の貸し借り、遺産相続、親の介護問題であり下記のような事例がある。■妹に100万円貸したが返ってこない、妹の年金が月5万円だが返して欲しい旨の葉書を出したが返事がない(70歳主婦)■二人姉妹で妹は母の介護もノータッチ、妹は結婚以来夫の影響で人格が変わってしまった、今では絶縁状態(58歳パート)■弟が認知症の母に書かせた遺言書を怪しく思ったけど揉めたくないから従った、それなのに形見分...老後の「きょうだいリスク」はなぜ起こるか?
60歳女性の人生相談に注目した、60代の夫と二人暮らしだったが実家の母が病気で倒れ認知症も発症し入院したため90代の父を引取った、兄が自分は引取れないということで同居を始めたが我儘な父との同居は大変、夫もストレスを抱えてる。 夫は年金生活で蓄えもほとんどないなかでの同居、わずかながら父から生活費をだしてもらってるが父母にかかる費用はすべて自分たちで払ってるから大変、さらに父は自分たちが死んだら遺産は家を継ぐ兄に渡したいということに納得できないという相談だった。 最近の老親介護では「優しい子がバカをみる」「気の弱い子がバカを見る」という感じかもしれない、回答者が言うように相続権(遺留分)は主張して当然、負担した費用を領収書とともに記録しておくこと、そしてきょうだいで介護の費用含め話し合うことが先決のような気...60歳女性「遺産は兄へ」という父に不満