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6/17/2024RBA,SNB,BOE 今週の相場見通 週間予想レンジドル円 154.00-159.00ユーロドル 1.0600-1.0900米10年債 4.10-4.50NYダウ 38000-39000ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%先週の日銀会合は国債購入減額としながらも具体的な内容は次回に持ち越しとかなり弱...
20240613 ドイツの気になるデータ5選(キール研とエッセン研の経済予測より)
①本日発表のキール研、エッセン研の最新経済予測を含めた最近のドイツ経済予測ヘッドライン一覧 IfW(キール研) https://www.ifw-kiel.de/de/publikationen/deutsche-wirtschaft-im-sommer-2024-erholung-kommt-muehsam-in-gang-33009/ RWI(エッセン研) https://www.rwi-essen.de/presse/wissenschaftskommunikation/pressemitteilungen/detail/rwi-deutsche-wirtschaft-kommt-lang…
https://www.bis.org/publ/qtrpdf/r_qt2406.htm 【国際金融総合】 米ドルは国際金融の各市場(右)において引き続き圧倒的シェア(FXは合計200%なので2で割って見る)を有する。 ①経済や貿易に占める高い地位、②流動性高く分厚い金融市場、③信頼感の高い財政・金融政策、④通貨の安定性などが評価されている。 ユーロは経済規模や貿易量対比でやや大きめのシェアを占めている。 英ポンド、日本円、スイスフランは、概ね経済規模や貿易量相応のシェア。 人民元は完全な兌換性がないので、中国の経済規模や貿易量に比べると利用シェアが極端に少ない。 【国際銀行債権①】 リーマン…
20240611 ドイツの気になるデータ5選(景気先行指標類を中心に)
①ifoCAST~Q2(上)は前期比+0.37%、Q3(下)は+0.46%の予想。足元のゼロ成長ペースを抜け出し、当面順調な回復が続きそうな感触。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~実質GDP四半期換算ベースで、足元モメンタム(3m/3m)は前期比+0.4%まで上昇。最近急速な改善が続いている。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex ③SENTIX景況感指数(6月)~ユーロ圏にラ…
20240607 ドイツ連銀、独インフレのかなりの上振れを覚悟
https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/deutschland-prognose-deutsche-wirtschaft-fasst-langsam-wieder-tritt-perspektiven-bis-2026-932984 先ほど発表されたドイツ連銀の半年毎(6/12月)のドイツ経済予測アップデートのエッセンスは以下の通り。ドイツのインフレ(HICPベース)がかなり高止まりすると見ている模様。 GDPとインフレの予想ヘッドラインは冒頭図の通り。GDP軌道は…
20240607 ドイツの気になるデータ5選(鉱工業生産、対外収支など)
①鉱工業生産(4月)~建設(赤)を含む総合ベース(青)で前月比▲0.1%と低迷継続。4月の水準はQ1平均比フラット。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/06/PD24_222_421.html https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/-/saisonbereinigte-wirtschaftszahlen-804168?contentId=804136#anchor-804136 ②対外収支(4月)~輸出が前月比+1.6%/前年…
木曜日のECBで0.25%の利下げがされました。 しかしユーロ円の反応は限定的。 利下げしたのにそんなに落ちていない。 ということは、FRBが利下げしても同じようなことになる可能性がある。 円安の終わりが見えない。 日銀が自力で円高にもって
市場予想通り、本日(6/6)ECBは0.25%政策金利(下図はRefi金利)を引き下げ。 金融緩和は2019年9月以来ほぼ5年ぶり。 市場には完全に織り込まれており、市場はほとんど反応しなかった(少し金利上昇/ユーロ高に振れた程度)。 インフレが十分減速してきたので、(GDPも冴えないし)引き締め度合いをそろそろ少し緩めておこうというのが今回の利下げの主旨。 但し、中立金利の位置や利下げ後も残っている引き締め度合いの具体的イメージについては明らかにされていない。 インフレ予想を(小幅ながらも)引き上げている(冒頭図)のになぜ(それほど切迫しているとは思えない)利下げをなぜ今断行するのか、という…
6/6/2024ECB利下げ24時間予想レンジドル円 154.80-156.80ユーロドル 1.0840-1.0940米10年債 4.20-4.40NYダウ 38500-39000 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%ECB欧州中央銀行がパンデミック前の2019年以来初の利下げ。25bpカットはマーケットの予想通りで今後...
応援よろしくお願いいたします。 お問い合わせ(平日08:00~17:00)大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)谷本 憲彦商品アナリスト・東京商…
6/5/2024ADP下振れ24時間予想レンジドル円 154.50-156.50ユーロドル 1.0820-1.0920米10年債 4.20-4.40NYダウ 38400-38900 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%金曜のNFP雇用統計の前哨戦とも言われるADP雇用統計は予想下振れの+152k。これでNFPも弱くなると予...
20240605 ドイツの気になるデータ5選(総合PMI、エネルギー価格など)
①総合PMI(5月)~GDP前期比プラスが期待できるレベルにまで回復。欧州他国比遜色ない勢いを保っているサービス業が主導。受注の改善やインフレ圧力低下も朗報。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/9aaba5521d7141e1b5a90595ec323329 ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~やや弱弱しいながらも実質GDP前期比+0.2%程度のモメンタムを維持。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher…
20240604 ドイツ建設業界、今年の売上予想を▲4%に下方修正
先ほど出たドイツ建設業協会のプレスリリース(下添)のエッセンスは以下の通り: www.bauindustrie.de ドイツ建設業業界は今年の実質売上高予想を従来の▲3.5%から▲4%に下方修正。 今年の税収減が、公共投資の建設プロジェクトを圧迫するのが主因。 建設業界はGDPの1割弱を占めるので、建設投資を1割増やすことができれば、GDPを1%押し上げることができる。 脱炭素目標の達成には今後年330~660億ユーロの建設関連追加投資が必要。 交通分野を中心とする公共インフラの整備にも本来は大きな公共投資が必要な局面。 住宅不足解消には、年35.5万戸の新規住宅供給(年200億ユーロの追加投…
6/4/2024日銀利上げ期待、今週の相場見通し 週間予想レンジドル円 152.00-157.00ユーロドル 1.0700-1.1000米10年債 4.20-4.60NYダウ 38000-39000ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%NYは今日も晴天、25℃越えと暑いけれど湿度は低めなので風が吹くと気持ちいい。...
20240603 ドイツの気になるデータ5選(洪水、市場センチメントなど)
①洪水の分布状況~バイエルンが特に酷く(紫/赤)やられている。 https://www.tagesschau.de/inland/hochwasser-karte-100.html ②ライン川水位(@デュッセルドルフ)~今後かなり水位が上がるものの、警戒レベル(7.1m)には達しない見込み。 https://vorhersage.bafg.de/14-Tage-Vorhersage/Duesseldorf_14Tage.pdf ③市場センチメント~強気/弱気度合い(上)でも、買われ過ぎ/売られ過ぎ度合い(下)でも特段の過熱感なし。 ④ドイツ製造業PMI(5月)~市場予想通り巡洋に回復も、生産が…
20240529 ドイツの気になるデータ5選(5月インフレ速報、GfKなど)
①CPI(ドイツ国内基準)速報(5月)~先月までの押し下げ方向のベーシス効果が今月なかったため、前年同月比は+2.4%と4月の+2.2%から上昇したが、前月比+0.1%への(市場予想以上の)減速は朗報。 https://tradingeconomics.com/germany/inflation-cpi ②HICP(EU統一基準)速報(5月)~ECBが使うHICPベースでは前月比+0.2%/前年同月比+2.8%とイマイチ。但し、今後夏場の間は前年の発射台が高いため、前月比+0.3%くらいまでは前年同月比が下がって見える。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pr…
5/29/2024BOJタカ派転換?24時間予想レンジドル円 155.80-157.80ユーロドル 1.0780-1.0880米10年債 4.45-4.65NYダウ 38200-38700 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%日本の長期金利上昇止まらず、現在1.08%は2011年以来実に13年振りの水準。日銀の国債購入減...
https://www.ifo.de/en/facts/2024-05-27/ifo-business-climate-index-remains-unchanged-may-2024 本日発表された、ドイツで最も重要視される景気先行指標:ifo景況指数のエッセンスは以下の通り: 総合指数は89.3と前月比ほぼ横ばいにとどまり、PMIやZEWから大きめの上昇を期待していた市場予想90.4と比べると弱い内容。 景気サイクル的にも、リセッション領域にドップり漬かっており、回復局面への回帰がそう簡単でない感じに見える。 おおまかな業種別にみると、サービスがやや足踏み。 業種別ヒートマップで好況(赤)…
<Japanese> 為替市場では円安ユーロ高がまたじわじわと進んでいます。ドイツの雑誌などでは、日本では金利がユーロ圏より遥かに低い上、政府債務が巨大なので今後も金利を簡単に上げられそうになく、金利差がずっと残るので円安ユーロ高になりやすい、と説明されていますが、市場関係者だけでなく多くの一般の人たちからもそのように信じられているのではないかと思います。 在日ドイツ商工会議所(AHK)は、この「どうにも止まらない」円安ユーロ高を受けて在日ドイツ企業宛に臨時アンケート調査を実施(5/16~20、130社が回答)しました。その結果を一言でまとめると、過度の円安により、ドイツ企業は利益率低下を補う…
20240523 ユーロ圏賃金動向(ECBブログコメントのエッセンス)
https://www.ecb.europa.eu/press/blog/date/2024/html/ecbblog20240523~1964e193b7.en.html 本日のECBブログ(他にも有益な分析コメント多数あり)にユーロ圏賃金動向についてのデータと分析コメントが掲載されていたので、そのエッセンスを以下紹介する。 「足元やや強めの賃金データが出ており、もうしばらく上昇するだろうが、その後落ち着いてくるはずであり、6月の利下げを妨げるものではない。」と言っているように見える。 【冒頭グラフ】2024Q1の一人当たり賃金の上昇率は前年同期比+4.7%。2023年通年の+5.2%よりは…
20240523 ドイツの気になるデータ5選(PMI、輸出など)
①ドイツPMI(5月)~52.2(予想51、前月50.6)と市場予想比強めの回復。極端に低迷していた製造業に復活の兆しがあり(2番目のグラフ)、来週月曜のifoでも同様の改善が期待できそう。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/1fab2fa516fe4854963243546275a39d ②ユーロ圏PMI(5月)~52.3(予想52、前月51.7)と順調な回復継続。但し、回復はサービス(53.3)に偏っており製造業(47.4)はまだ深く縮小圏内(ドイツ単体でも同様のバランス)。GDPベースでQ2は前期比+0.3%、今年…
昨日ECBから発表された金融安定報告のエッセンス(私なりになるほどと思ったポイントやデータ)は以下の通り: Financial Stability Review, May 2024 【冒頭の総括】ユーロ圏の金融安定度はやや改善したものの、依然として脆弱。資産価格(急落/リスクプレミアム過小)、債務(金利上昇)、不動産などに不安。 【上記に続くデータ】銀行はしっかり監督されていて比較的懸念が少ないが、非銀行金融仲介セクター(含むシャドーバンキング)が心配。 不動産市場、特に商業用不動産の低迷が続いており、一部の銀行の資産の質に波及効果をもたらす可能性がある。 住宅用不動産(RRE):今のところ概…
economy-finance.ec.europa.eu 本日EU委員会から発表されたEU/ユーロ圏の経済予測(四半期毎にアップデート)のドイツ部分のエッセンスは以下の通り: ドイツ経済は昨年のマイナス成長後、今年も+0.1%の成長にとどまる(2月予想比▲0.2%pt下方修正)。 資本財や中間財に対する海外需要の低迷がドイツの輸出の足かせとなっている。 エネルギー集約型産業(化学、ガラス、製紙など)の競争力低下もあり、純輸出の成長寄与は大きくならない。 インフレはさらに低下し、実質家計所得は回復を続ける見通し。消費者心理の改善と相まって、個人消費は2025年にパンデミック前の水準に戻ると予測。…
5/9/2024BOE利下げ間近?24時間予想レンジドル円 153.50-156.50ユーロドル 1.0700-1.0800米10年債 4.35-4.65NYダウ 38800-39300 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%本日のBOEは7対2で据え置き、副総裁を含む2名が利下げを主張、ベイリー総裁も「既定路線ではな...
20240509 ドイツの気になるデータ5選(鉱工業生産、企業倒産など)
①鉱工業生産(4月)~3月前月比▲0.4%と前月の+1.7%後も小じっかり。昨年Q4比今年Q1平均で+1.0%を確保。特に、これまで低迷していたエネルギー集約型産業(化学、金属、ガラス、紙、プラスチックなど)が前期比+4.8%と持ち直しているのが大きい。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/05/PD24_182_421.html ②企業倒産件数~4月の先行指数(赤)が前年同月比+28.5%上昇。但し、水準としてはちょうどコロナ前と同じくらいに戻っただけであり、長期的に見れば低水準(2番目の図)。 https://…
20240509 ドイツ経営者団体シンクタンクは今年ゼロ成長予測
https://www.iwkoeln.de/studien/michael-groemling-stagnation-im-sechsten-jahr.html 昨日ドイツ経営者団体のシンクタンクIW(@ケルン)が発表したドイツ経済分析(上リンク)のエッセンスは以下の通り: 他国は今年しっかり成長しそうなのに、ドイツだけそれができそうもない。 ドイツの対外貿易は2022年秋から減少しており、2019年の水準を下回っている。 世界の貿易量は今年+1%増加(昨年は▲1.7%縮小)し、輸出依存度の高いドイツ経済を助ける見込みだが、現時点でその恩恵はまだ感じられていない。 ドイツの輸出の中核である資…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/84d0a2b4bc544d97aa38735c4ec17996 本日発表されたドイツ建設業PMI(景気先行指標の一種)は4月一段と低下し、建設アウトプット/建設業全体の低迷継続を示唆(左)。 住宅用(右薄青)が29と特に悪く、商業用(茶)43、公需(黒)41とも冴えない。 金利がなかなか下がらないことも逆風。 担当者は「全般的に回復の兆しなし」「回復は、早くても年末か2025年初頭」 と悲観的コメント。 但し下記の株価が示唆する通り、ドイツ建設業の将来の見通しは幾分好転している模様。 …
20240506 ドイツの気になるデータ5選(消費者センチメント詳細など)
①HDE消費者センチメント~比較的しっかりとした回復基調にあり、予想比後ずれしていた個人消費の回復に期待できそうな感じになってきている。 景況感(橙)の回復と共に所得(緑)に対する自信も高まり。。。。 貯蓄性向(橙)が緩む一方で、購買意欲(緑)が高まりつつある。 https://einzelhandel.de/images/HDE_Konsumbarometer_Mai_2024.pdf ②再エネ発電キャパ拡充状況~風力(左)は年間計画比やや遅れ気味(それでも年初来176基もの風車が設置されているのは立派)。太陽光(右)は昨年と同様、計画比順調な進捗が継続。 https://www.zeit.…
5/6/2024トレンド転換?今週の相場見通し 週間予想レンジドル円 152.00-157.00ユーロドル 1.0500-1.1000米10年債 4.25-4.65NYダウ 38000-39000ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%日本のゴールデンウィークも終盤、今年は円安の影響もあって国内旅行が増加して...
20240430 ドイツの気になるデータ5選(GDP、雇用統計など)
①実質GDP(2024Q1速報)~前期比+0.2%と一見強めに見えるが、Q4が▲0.5%と0.2%下方修正されており、ほぼ市場予想通り。この2年くらいはほぼ横ばいが続いている(但し、インフレのため名目ベースでは高成長)。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_173_811.html ②雇用統計(4月)~操短労働者数の20万人突破がやや気がかり。景気低迷長期化の悪影響が、遅行指標としての雇用にも少し出始めている模様。但し、構造的人手不足のため、失業者の大幅増加は予想されていない。 https://st…
<Japanese> 先週は週末にかけて円安が大きく進みました。米国の予想以上に「sticky」なインフレを背景とする米金利上昇(FED利下げ期待の後退)がきっかけではあるのですが、日米金利差の拡大以上にドル高円安が進んでいますし(週末終値:1ドル158.31円)、景気が低迷し/インフレが低下し/利下げが迫っているはずのユーロに対しても円は弱いので(同:1ユーロ169.26円)、「利上げも為替介入も困難な円はとにかく売り」という投機色が強くなっているように感じます。 日本の個人投資家「ミセス・ワタナベ」は、為替市場での円買い介入を期待して、152円台からドル円を逆張りで売り上がっていたと言われ…
https://www.gfk.com/de/presse/konsumklima-zwei-jahres-hoch-auf-niedrigem-niveau ドイツ経済復活のカギを個人消費(実質所得上昇の帰結)が握っているものの、今のところその回復は予想以上に遅れている。今局面では個人消費や所得周りのデータを特に注視しておく価値があるので、今月のGfKデータのエッセンスを以下の通りまとめておく。 ドイツの消費者心理は回復を続けているが、水準はまだかなり低い(冒頭図)。 所得期待(下表2行目)は顕著に改善、経済期待(1行目)と購買性向(3行目)は緩やかに増加。貯蓄性向(下から2行目)は高水準維…
20240425 ドイツの気になるデータ5選(GDPナウキャスト、労働コスト、ECB経済月報など)
①ifoCAST(GDPナウキャストの一種)~Q1実質GDP(4/30速報発表)前期比▲0.43%と弱目の予想。但し、Q2予想が+0.97%まで切り上がっており、イリクリなどで高めに出る可能性あり。ちなみに市場予想はゼロ近傍でプラスマイナス0.3%程度に割れている模様。 ifoCAST Facts ifo Institute <構成要素> https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②時間当たり労働コスト(全産業、2023年、社会保険料などの労働副次コスト等含む)~ドイツは41.30EUR/時でEU平均の31.80EUR比で3割高。うち製造業は46EUR(EU平均32E…
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/2024/04/20240424-fruehjahrsprojektion-2024.html ドイツ政府が昨日発表した春季経済見通しのエッセンスは以下の通り: 概ねコンセンサス通り(上表ご参照)の予測値ながら、今年の成長率0.1%上方修正(0.2⇒0.3%)がニュースのヘッドラインとなっている。 まもなくドイツ経済が好転する兆候が増えてきている。 エネルギー価格が予想よりも早く/大きく下落した結果、エネルギー集約型産業が(まだ低水準ながらも)年初から生産を拡大し始めている。 エネルギー価格…
20240424 ドイツの気になるデータ5選(ifo、週次食品売上など)
①ifo景況指数~市場予想比やや強めの改善。現況指数(黒)、期待指数(青)とも上昇傾向鮮明で、底打ち感が強く出ている。但し、水準が低いので、ECBの6月利下げ開始に疑問を抱かせるにはほど遠い。 総合PMIの回復基調とも整合的。 ②ifoサイクル図~いい方向への動きではあるが、「不況領域(第3象限)」にまだどっぷりとハマっている。 ③ifo業種別景況感~全体に改善方向ながら、総合指数(赤線)がゼロを上回っている(拡大基調にある)のはサービスだけ。 (ifo業種別ヒートマップは更新データ発表次第掲載) 上記①~③のソース: https://www.ifo.de/en/facts/2024-04-2…
4/23/2024各国中銀、それぞれの道24時間予想レンジドル円 154.00-155.00ユーロドル 1.0640-1.0740米10年債 4.40-4.70NYダウ 37900-38400 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%日、米、英、EU圏のファンダメンタルズが徐々に乖離し始めそれぞれの中銀の舵取りも微...
www.ecb.europa.eu 本日ECBから発表されたユーロ圏住宅市場に関する分析レポート「ユーロ圏の住宅投資と住宅使用者コスト」(上記リンク先)のエッセンスは以下の通り: ユーロ圏の住宅投資は、2022年第1四半期から2023年第4四半期にかけて約4%減少。特にドイツとフランスで大幅に減少。 住宅投資減少の背景は、パンデミック中の建設コスト急上昇と、長期金利の大幅上昇/銀行の審査基準厳格化。 住宅使用者コスト:以下6つの要因を勘案したネットコスト(収益は差し引く)の対住宅価格比率と住宅投資の関係を今回分析。①債務返済コスト、②機会損失(住宅以外の資産への投資から得られたはずの金利収入な…
20240422 独Scopeによるドイツ信用格付けコメントのエッセンス
https://scoperatings.com/ratings-and-research/research/EN/176796 ドイツの格付機関スコープ社(@ベルリン)が本日発表したドイツのソブリン格付についてのコメントのエッセンスは以下の通り(経済低迷長期化でも財政が極めて健全なのでAAAは当面安泰という結論): 短期的に経済停滞や財政運営上の問題はあるものの、ドイツの格付け(AAA/安定的)に懸念なし。 コロナ以降の5年間、累積ベースでほぼゼロ成長というドイツ経済の停滞は、歴史上前例がない。 GDP(2019年末=100)の回復力の面で、ドイツ(赤線)は他のヨーロッパ諸国やAAA諸国に比…
20240418 ドイツの気になるデータ5選(受注残、投資計画など)
①製造業受注残(2月)~前月比▲0.2/前年同月比▲5.8%とかなり減少してきたものの、月商の7.0か月分と依然高水準。低調な新規受注のバッファとなっている。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_159_421.html ②ホテル・レストラン売上(2月)~名目ベース(薄青)では前月比+1.2%/前年同月比+1.8%とかなり健闘しているものの、実質ベース(濃青)では前年同月比▲1.1%、コロナ前比▲14%とまだまだ凹んでいる。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pre…
https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-april-2024-928516?article=kurzberichte-928518 本日発表されたドイツ連銀月報(今回からWEB上で見やすくなっている/ドイツ連銀がどの指標をどんなグラフで見ているかがわかる)の経済分析部分(Kurzberichte)のエッセンスを以下紹介する。 ●鉱工業生産、建設生産、輸出が思ったより強かったため、実質国内総生産 (GDP)は第 1 四半期にわずかに増加した…
20240416 IMF世界経済見通しのエッセンス(ドイツ視点)
www.imf.org www.imf.org ●全体感としては、GDP上方修正/インフレ下方修正という概ね良好な内容。リスクも上(AI、利下げなど)/下(地政学、中国など)バランス。 ●グローバル総括表~日本は今年+0.9%、来年+1.0%と潜在ペースを上回る成長継続でインフレ2%強が定着する見込み(暦年ベース)。 ●昨年+0.3%と低迷したグローバル貿易量は、今年+3.0%、来年+3.3%としっかり回復する見込み。 ●前提とする政策金利着地点:米3.5%、英3.0%、ユーロ圏2.5%、日:0.5%。 ●【ユーロ圏に対する総評】ユーロ圏の成長率は回復するものの、過去のショックと金融引き締めが…
20240415 ドイツの気になるデータ5選(ジニ係数、住宅用不動産市況など)
①ジニ係数(数字が大きいほど所得格差大)~所得格差問題はひと頃より大きく改善していたが、最近再び拡大傾向(各種資産効果のため)。ドイツは欧州の中でも格差がかなり大きい方。 https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-april-2024-928516?article=distributional-wealth-accounts-zeitnahe-daten-zur-vermoegensverteilung-der-privaten-haush…
<Japanese> 米国経済の強さとユーロ圏経済の弱さが当初の想定以上であることが判明したため、ECBがFEDより先(今年6月)に利下げを始める可能性が一気に高まってきました。その結果、為替市場でユーロ安が進行し、節目の1ユーロ1.07ドルを大きく割り込んでいます。ドイツの銀行での1年物定期預金金利は、昨年10月のピーク時には3.4%あったのですが、足元2.9%にまで下がってきました(私のメインバンク:コメルツ銀では2.8%ですが、がんばって3.2%くらい出しているところもあります)。ドイツ5大研の春季合同経済予測によると、ドイツのインフレは昨年の5.9%から今年は2.3%、来年は1.8%に…
4/11/2024ECB据置き24時間予想レンジドル円 152.50-153.50ユーロドル 1.0700-1.0800米10年債 4.35-4.65NYダウ 38000-38500 ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%昨日の米CPIからドル円は上昇を続けあっという間に153円台。直近の高値153.30タッチは1990年以来34...
20240411 ドイツの気になるデータ5選(GDPナウキャスト、ECB利下げ織込みなど)
①欧州議会選(6/9)での政党別支持率~連邦議会選と概ね同様の分布。 https://dawum.de/Bundestag/ ②ifoCAST(GDPナウキャスト)~2024年第1四半期(4/30発表予定)前期比▲0.45%、第2四半期同+0.85%。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ③宿泊件数(2月)~2,820万人泊:前年同月比+6.9%と好調継続(国内+7.3%増:2,310万人泊/海外+5.1%増の510万人泊)。 ドイツで観光業は数少ない好況業種。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2…
応援よろしくお願いいたします。 お問い合わせ(平日08:00~17:00)大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)谷本 憲彦商品アナリスト・東京商…
4/8/2024皆既日食、今週の相場見通し週間予想レンジドル円 148.00-153.00ユーロドル 1.0600-1.1100米10年債 4.15-4.55NYダウ 38500-39500ポジション ドル円ショート 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売り米債ETFロング 長期保有 ターゲット3.00%2017年に見られた日食から7年、今日午後3時過ぎにまたNYで皆既日食が見られるよう、若...
https://report.europace.de/alle-news/europace-hauspreisindex-marz-2-2-2-6/ ドイツ最大の住宅ローンポータルサイトEuropaceの住宅価格指数(EPX)は、上図の通り、全てのカテゴリーで上昇に転じており、Europaceは今後も上昇が続く見通し、と評価しています。 下表上から順に 総合: 前月比+0.6%(冒頭グラフ紫色) 分譲マンション:前月比+0.79%(濃緑色) 新築住宅 :前月比+0.28%(水色) 中古住宅 :前月比+0.80%(灰色) その背景としては以下3点の影響が大きいと考えられます: ①手頃な家賃の賃貸…
20240405 ドイツの気になるデータ5選(製造業受注、HICPなど)
①ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~2024年第一四半期実質GDP換算(統計発表は4/30)で前期比+0.2%まで急回復!実際の着地がプラスかマイナスか微妙な情勢。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex ②製造業受注(2月)~前月比+0.2%と、1月の▲11.4%からの反動としてはかなり弱め。除く大口受注ベース(下図薄赤)でも減少トレンド継続。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilu…