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20250404 ドイツ最新ニュース速報(4月日)~トランプ相互関税20%の影響試算
①【本日の注目点】 (冒頭グラフ上)トランプ大統領、関税に対して基本的に交渉に前向きな姿勢を示す。米国の貿易赤字が実際に縮小するためのオファーを重視している模様。 経営者団体系シンクタンクIWの試算:トランプ相互関税の4年間(任期中)の経済損失、最悪の場合、ドイツで約2,000億ユーロ、EUで約7,500億ユーロに達する可能性。2028年のドイツのGDPは、関税なしの場合よりも約▲1.5%低くなる(ドイツ連銀のワーストケースシナリオと近い結果)。 実際に適用される関税が今後の交渉などである程度低下する(より現実的な)シナリオでは、ドイツのGDP押し下げ効果は▲0.3(ifo)~0.5▲%(ZE…
<Japanese> 為替市場では円安ユーロ高がまたじわじわと進んでいます。ドイツの雑誌などでは、日本では金利がユーロ圏より遥かに低い上、政府債務が巨大なので今後も金利を簡単に上げられそうになく、金利差がずっと残るので円安ユーロ高になりやすい、と説明されていますが、市場関係者だけでなく多くの一般の人たちからもそのように信じられているのではないかと思います。 在日ドイツ商工会議所(AHK)は、この「どうにも止まらない」円安ユーロ高を受けて在日ドイツ企業宛に臨時アンケート調査を実施(5/16~20、130社が回答)しました。その結果を一言でまとめると、過度の円安により、ドイツ企業は利益率低下を補う…