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2025032 ドイツ最新ニュース速報(3月25日)~景気先行指標が景気底打ちを示唆
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/4f09162677a540a981f70c51ef644ea5 ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)ドイツ総合PMI(3月)、製造業主導で思った以上に回復。50(成長の分岐点)超定着でドイツ経済の底打ちを示唆。但し足元はトランプ関税前の駆け込み需要に支えれている可能性あり(③に関連データ)。 本日午前11:00より、2月の選挙で新たに選出された630人の議員による連邦議会初会合。まずは議長・副議長などの幹部人事。議長にはCDUのクレックナー氏(女性)が就任へ。ショルツ首相は次期政権が誕生…
2025022 ドイツ最新ニュース速報(2月22日)~選挙前日の状況など
https://dawum.de/Bundestag/ ①【本日の注目点】 政党別支持率(冒頭グラフ):①CDU/CSU(黒、中道右派)約30%、②AfD(青、極右)約20%、③SPD(赤、中道左派約15%、④緑の党(緑、環境重視)約13%、⑤左派党(紫、極左)約7%。BSW(極左ポピュリズム新党)、FDP(黄、経済重視)は5%条項クリアが微妙。AfDとの連立を排除すると、新政権で可能な組み合わせは以下二通り。左側の大連立(SPDを選択)となる可能性が高い。 いずれにせよ、メルツCDU党首が新首相となり、連立交渉をリードすることになる。ショルツ首相は選挙大敗の責任と政治生命(少なくともSPD幹…
20250107 ドイツ最新ニュース速報(1月7日)~企業倒産急増など
https://www.iwh-halle.de/forschung/daten-und-analysen/iwh-insolvenzforschung ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)ハレ研(IWH)「ドイツの企業倒産件数は金融危機当時とほぼ同水準(月1400件ペース)」「コロナ支援後の反動とECB利上げの影響が大きい」。 12月インフレ速報、ドイツ国内基準で前月比+0.4%/前年同月比+2.6%(2024年平均+2.2%)、EU統一基準で同+0.7/+2.9%(+2.5%)とかなり強め。 オーストリアの連立交渉で極右首相を輩出するかは五分五分との評価。ドイツでも「明日は我が身」的な注目集…
20241217 ドイツの景気先行指数、いずれも下向きで厳しい状況継続
①ifo景況指数~現況(灰色線)も期待(青色線)も低水準下向きで、ドイツ企業の景況感が慢性的に悪化している状況継続。 景気サイクル的にもどっぷりリセッション領域(左下第3象限)内で滞留中。 好況業種なし/ほぼ一様に苦しい。 https://www.ifo.de/en/facts/2024-12-17/ifo-business-climate-index-falls-december-2024 ②ZEW景況感指数~期待指数(赤色線)は、前倒し選挙後の新政府が投資支援策を打ち出してくれそうだという期待でやや改善も、足元の景況感(カーキ色の線)は最悪。 https://www.zew.de/pres…
20241123 ドイツ最新ニュース速報(11月23日)~最近の人員削減一覧など
①【本日の注目点】 (冒頭表)自動車関連を中心に大型リストラ(人員削減、賃下げ、工場閉鎖など)の発表相次ぐ。 VWでは経営側が工場閉鎖に固執し、労組案を拒絶したため、労組が12/1からスト断行へ。 ドイツ治安機関が親イスラム・親パレスチナグループによるサイバー(DDoS)攻撃を受けている模様(シュピーゲル)。 ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick ③本日の注目データa) 総合PMI(11月)~引き続きマイナス成長圏で低迷。サービス業の50割れが不…
20241025 ドイツ最新ニュース速報(10月25日)~GDPナウキャストなど
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2024/11/11-konjunktur-bip-nowcast.html ①【本日の注目点】 税収見通し、今年▲90億ユーロ、 来年▲127億ユーロ、2024-28年累計で▲580億ユーロと、春時点での予測から大幅下振れを予想。来年度予算や「成長イニシアチブ」実現に向けて更なる逆風に。 (冒頭図)ドイツ経済省GDPナウキャスト(毎月下旬発表)、Q3前期比▲0.1%、Q4▲0.2%とマイナス成長継続を示唆。 ドイツ連銀10月月報経済分析:Q3GDPは前期…
20241002 ドイツ最新ニュース速報(10月2日)~インフレ、製造業PMIなど
https://tradingeconomics.com/euro-area/inflation-cpi ①【本日の注目点】 (冒頭写真)ユーロ圏9月インフレ率(HICPベース)も前年同月比+1.8%と2%割れ(但し、エネルギー主導の低下でコアは+2.7%)。景気/PMI(③-a)の弱さを勘案すると、ECBは年内2回(10/17と12/12)とも利下げ継続の可能性大。 アブダビ国営石油会社アドノックが独プラスチック製造コベストロを129億ユーロで買収(上場廃止でDAX離脱)へ。2032年まで雇用維持見込み。 AfD職員中国人男性スパイ(4月に逮捕済)との関連で、中国人女性をスパイ容疑で逮捕。 …
20240924 ドイツ駐在員/ドイツ語学習者 支援ツール(9月24日分)
【本日の注目点】 (冒頭写真)PMI(景気先行指標)は製造業、サービス業ともに弱く、景気回復の兆しが全く見えない。今年通年でマイナス成長に陥るリスク高まる。 月49ユーロで全国公共交通機関乗り放題のドイツチケット、来年から58ユーロに+18%値上げへ。 伊大手ウニクレディト銀はコメルツ銀株の21%まで引き上げた保有比率を今後29.9%まで引き上げたい意向。ドイツ政府は「敵対的だ」と不快感。 ドイツ政府は苦境が続くドイツ自動車業界を支援するため、EVへの買い替え補助金の再導入などを検討。但し、この種の補助制度が短期間のものになると、需要の先食いになったりかえって買い控えが起こるので逆効果。 ①ド…
応援よろしくお願いいたします。 お問い合わせ(平日08:00~17:00)大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)谷本 憲彦商品アナリスト・東京商…
20240826ドイツの気になるデータ5選(ifo景況指数詳細など)
①ifo景況指数ヘッドライン(8月)~市場が恐れていたほどには悪化しなかったものの、総合(赤)/期待(青)/現況(黒)とも下向き。水準も低く、Q3マイナス成長継続/Q4の回復見込み薄、を示唆。 https://www.ifo.de/en/facts/2024-08-26/ifo-business-climate-index-deteriorates-august-2024 ②ifo景況指数サイクルクロック~リセッション領域(第3象限)にドップリ漬かっており、早期脱出は見込めそうにない。昨年の▲0.2%に続いて、今年通年でもマイナス成長となるリスクが高まっている(コンセンサスはまだ+0.2~0.…
20240724 ドイツの気になるデータ5選(総合PMI、GfK消費者センチメントなど)
①総合PMI~50割れで四半期GDPナウキャスト換算でQ3は前期比▲0.4%を示唆。サービス業は小じっかりながら、製造業の不振は秋まで続きそうな感触。通年GDPの+0.2~0.3%というコンセンサス到達も難しくなりつつある。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/393e17289afb49f1a30ff530cae08134 ②GfK消費者センチメント(7月)~市場予想以上に大きく改善。製造業の不振を横目に、サービス業は比較的堅調であることを示唆(上記PMIやドイツ連銀7月月報の分析とも整合的)。インフレを大きく上回る賃上…
20240705 ドイツの気になるデータ5選(賃上げ動向など)
①ユーロ圏/ドイツ賃金上昇率予想~今年のドイツ賃上げ率は+5~6%とインフレ率を大きく上回る見込み。但し、ECBはユーロ圏全体での来年以降の賃金沈静化に自信を持っている模様。 労組系シンクタンクWSIのEU各国予測値 https://www.wsi.de/fpdf/HBS-008895/p_wsi_report_97_2024.pdf ②賃金交渉一覧~ドイツ民間銀行(対象13万人)の賃金交渉が妥結。28か月かけて累計10.5%賃上げする概ね穏当な内容。但し、公的銀行(州立銀行など、対象6万人)は交渉難航/継続中。今年のヤマ場は金属・電機(夏)と公務員(冬)。 https://www.wsi.d…
①総合PMI(6/21)~製造業の受注不振により、市場予想以上の大幅反落。水準的にはゼロ成長ペース。ドイツ連銀などのマクロ経済分析で広がりつつあった回復期待に水を差した格好。サービス業が積極的に値上げに動いており、ECB追加利下げの背中を押す材料にもなりにくい。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/b573096f94924b09bda7189c3356c7dd ユーロ圏全体でも(プラス成長水準は維持しつつも)ドイツ同様の失速が観測されている。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Hom…
20240607 ドイツの気になるデータ5選(鉱工業生産、対外収支など)
①鉱工業生産(4月)~建設(赤)を含む総合ベース(青)で前月比▲0.1%と低迷継続。4月の水準はQ1平均比フラット。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/06/PD24_222_421.html https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/-/saisonbereinigte-wirtschaftszahlen-804168?contentId=804136#anchor-804136 ②対外収支(4月)~輸出が前月比+1.6%/前年…
20240605 ドイツの気になるデータ5選(総合PMI、エネルギー価格など)
①総合PMI(5月)~GDP前期比プラスが期待できるレベルにまで回復。欧州他国比遜色ない勢いを保っているサービス業が主導。受注の改善やインフレ圧力低下も朗報。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/9aaba5521d7141e1b5a90595ec323329 ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~やや弱弱しいながらも実質GDP前期比+0.2%程度のモメンタムを維持。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher…
20240603 ドイツの気になるデータ5選(洪水、市場センチメントなど)
①洪水の分布状況~バイエルンが特に酷く(紫/赤)やられている。 https://www.tagesschau.de/inland/hochwasser-karte-100.html ②ライン川水位(@デュッセルドルフ)~今後かなり水位が上がるものの、警戒レベル(7.1m)には達しない見込み。 https://vorhersage.bafg.de/14-Tage-Vorhersage/Duesseldorf_14Tage.pdf ③市場センチメント~強気/弱気度合い(上)でも、買われ過ぎ/売られ過ぎ度合い(下)でも特段の過熱感なし。 ④ドイツ製造業PMI(5月)~市場予想通り巡洋に回復も、生産が…
20240523 ドイツの気になるデータ5選(PMI、輸出など)
①ドイツPMI(5月)~52.2(予想51、前月50.6)と市場予想比強めの回復。極端に低迷していた製造業に復活の兆しがあり(2番目のグラフ)、来週月曜のifoでも同様の改善が期待できそう。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/1fab2fa516fe4854963243546275a39d ②ユーロ圏PMI(5月)~52.3(予想52、前月51.7)と順調な回復継続。但し、回復はサービス(53.3)に偏っており製造業(47.4)はまだ深く縮小圏内(ドイツ単体でも同様のバランス)。GDPベースでQ2は前期比+0.3%、今年…
20240516 ドイツの気になるデータ5選(輸出先行指数、インフルエンザなど)
①輸出先行指標~50を超えて回復傾向継続。グローバル総合PMI(下青線)と整合的な動き。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/ffd9488465f9435bbe16f9dd4c4d676e ②ユーロ円~6月にECBが利下げを開始したとしても当面残る大きな日欧金利差を背景に強含み推移継続。ダブルトップでトレンド反転には1ユーロ164円あたりをしっかり割り込む必要あり(まだクッションが4円ある)。 ユーロ円は基本的にドイツ(ユーロ圏)の金利に連動。 https://tradingeconomics.com/eurjpy:cu…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/84d0a2b4bc544d97aa38735c4ec17996 本日発表されたドイツ建設業PMI(景気先行指標の一種)は4月一段と低下し、建設アウトプット/建設業全体の低迷継続を示唆(左)。 住宅用(右薄青)が29と特に悪く、商業用(茶)43、公需(黒)41とも冴えない。 金利がなかなか下がらないことも逆風。 担当者は「全般的に回復の兆しなし」「回復は、早くても年末か2025年初頭」 と悲観的コメント。 但し下記の株価が示唆する通り、ドイツ建設業の将来の見通しは幾分好転している模様。 …
20240424 ドイツの気になるデータ5選(ifo、週次食品売上など)
①ifo景況指数~市場予想比やや強めの改善。現況指数(黒)、期待指数(青)とも上昇傾向鮮明で、底打ち感が強く出ている。但し、水準が低いので、ECBの6月利下げ開始に疑問を抱かせるにはほど遠い。 総合PMIの回復基調とも整合的。 ②ifoサイクル図~いい方向への動きではあるが、「不況領域(第3象限)」にまだどっぷりとハマっている。 ③ifo業種別景況感~全体に改善方向ながら、総合指数(赤線)がゼロを上回っている(拡大基調にある)のはサービスだけ。 (ifo業種別ヒートマップは更新データ発表次第掲載) 上記①~③のソース: https://www.ifo.de/en/facts/2024-04-2…
20240423 ドイツの気になるデータ5選(ドイツ車の中国シェアなど)
①中国市場におけるドイツ車のシェア~年々減少が続く。中国車の台頭と共に、中国経済低迷に伴う高級車需要の減退が背景。 ちなみに各メーカーの売上に占める中国シェア(2022年)は、VW:40.0%、ベンツ:36.8%、BMW:33.0%、テスラ:33.5%、トヨタ:17.1% ②総合PMI~製造業はまだまだ駄目ダメながらも、サービス業(新規採用にも価格設定にも強気化)を含めた「総合」ではGDPで前期比横ばいくらいまで回復。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/1d090f0c23304ee1acefc402e99a56aa ③…
20240322 ドイツの気になるデータ5選(ifo、PMI、ZEWなど)
①ifo景況指数(3月)~期待(青)と現況(黒)がそろって改善。わずかながらも底打ちを期待させる動き。 <業種別>4業種すべてで上向き。サービス業(右上)では中立レベル回復。 <サイクル図>不況領域(第3象限)からの脱却はそう簡単ではなさそう。 <ヒートマップ>~好調を維持している航空機(30)と旅行関連(79)以外にも、飲料(11)、石油精製(19)、その他製造業(32)で好転(赤色化)。 https://www.ifo.de/en/facts/2024-03-22/ifo-business-climate-index-rises-march-2024 <市場予想対比>~ECBの6月利下げが…
20240223 ドイツの気になるデータ5選(PMI、ifoなど)
①総合PMI(2月)~製造業の状況(右)が再び悪化し、総合アウトプット指数(左)から見てQ1GDPは前期比マイナス不可避の情勢(市場予想は前期比▲0.1%程度)。景気回復の手がかりが全く見えない状態が続いてしまっている。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Release/PressReleases ②ifo景況指数(2月)~ほぼ市場予想通りの低水準横ばい。頼みのサービス業(下右上)もマイナス圏入り。 https://www.ifo.de/fakten/2024-02-23/ifo-geschaeftsklimaindex-gestiegen-februar…
先ほど1月ifo景況指数が発表され、上図の通りモメンタム下向きかつ予想(下表)をやや下回る弱い内容となっていました。ドイツ経済復活の兆しは全く感じられません。 業種別で見ると、サービス業(右上)だけ何とか現況プラス、総合ゼロ近傍ですが、それ以外の製造業(左上)、建設業(右下)、小売・卸売業(左下)3指数ともすべてマイナス圏内に留まっています。 景気サイクル的<縦軸:期待、横軸:現況>に見ても、リセッション領域(第3象限)からの脱出はまだまだ遠い先といった感じです。 業種別ヒートマップを確認すると、好況(赤)業種が再び減少しており、旅行関連(79)、その他運送機器<航空機、鉄道など>(30)の2…
https://www.ifo.de/fakten/2023-12-18/ifo-geschaeftsklimaindex-gefallen-dezember-2023 先ほど12月ifo景況指数が発表され、上図の通りモメンタム下向きかつ予想(下表)をやや下回る弱い内容となっていました。ドイツ経済復活の兆しは全く感じられません。 業種別で見ると、サービス業(右上)だけ何とか現況プラス、総合ゼロを保っていますが、それ以外の製造業(左上)、建設業(右下)、小売・卸売業(左下)3指数ともすべてマイナス圏内に留まっています。 小売の年末商戦は期待外れ、建設不況は底なし沼、という感じです。 景気サイクル…
20231207 ドイツの気になるデータ5選(PMI、製造業受注、鉱工業生産など)
①ドイツ総合PMI(11月)~底打ち感あるものの、まだGDP前期比マイナス圏内。 (上記とは別枠)建設セクターは全く下げ止まっていない。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Release/PressReleases ②グローバル総合PMI(11月)~ドイツGDPの50%強の規模があるドイツの輸出を左右する世界景気は、まだまだ回復感なく、イマイチ。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/876d109fed764a71a32200c3ce5a7118 ③製造業受注(10月)~海外受注(青)…
20231123 ドイツの気になるデータ5選(PMI、インフルエンザなど)
①ドイツ総合PMI(11月)~超低水準からのわずかな反発に留まっており、第4四半期実質GDP前期比▲0.7%(左図)を示唆しているとのことです(市場予想は▲0.2~▲0.3%あたり)。明日発表のifoも同様の感じ(低水準からわずかな上昇)で出てくることになりそうです。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/4b17e45241094fa3b97a9f55e81b7e74 ②PMIドイツ製造業輸出センチメント(11月)~欧州が不振でかなり落ち込んでいます。①と併せ見てもドイツ経済に復活の兆しはまだ見えてきません。 https:…
https://www.bundesbank.de/de/publikationen/berichte/monatsberichte/monatsbericht-oktober-2023-912962 今月(2023年10月)のドイツ連銀(BUBA)月報のエッセンスは以下の通りです。 2023年第3四半期の実質GDPは前期比で若干マイナスとなる可能性が高い(筆者注:先月とほぼ同じ表現/評価、公式統計は10/30発表)。今月)Das reale Bruttoinlandsprodukt (BIP) dürfte im dritten Quartal 2023 etwas geschrumpft …
●9月ifo景況指数(上図)は市場予想(上表左)ほどには落ち込まなかったものの、ドイツ経済反転上昇の兆しが見られない弱い内容となっていました。 景気サイクル図的に見ても、リセッション領域(第3象限)の奥深くに入り込んでいます。さすがにそろそろこの辺が底かも知れない、くらいの期待は持てるかもませんが、改善の具体的手応えは全く見つからない感じです。 業種別で今なお好調(赤色)と言えるのは、WZ 79:旅行関連と S:その他サービス(恐らくIT関連のメンテやエステ類など)の二つだけとなっています。 ●9月PMI速報は予想よりはややマシだったものの、Q3の前期比GDPはマイナス(▲1%程度か)となるこ…
アメリカ・PMI(購買担当者景気指数)とは?ドル円、株への影響は?
アメリカ・PMI(購買担当者景気指数)は、世界経済において重要な位置を占める経済指標の一つです。この指標は、ア
中国の減速は、それが米国経済を超えることは決してないかもしれないことを意味する、と専門家は言う
The Times, 5 September 2023 若者の失業率が過去最高を記録し、不動産市場が低迷する中、中国の成長は伸び悩んでいる GETTY IMAGES 中国経済が米国のそれを超えることはないかもしれない、と専門家が主張している。 ブルームバーグ・エコノミクスは、中...
本日ドイツ第2四半期GDP確報値が発表されましたが、速報から修正はなく(前期比プラスゼロ)で軌道は上図の通り弱含み横ばい継続となっていました。 しかしドイツ経済省のGDPナウキャスト(直近8/14時点)は前期比▲0.4%となっており、足元の軌道は非常に軟調のようです。 https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/09/14-konjunktur-BIP-nowcast.html 総合PMIも、前期比▲0.5%(年率▲2%)あたりを示唆しています。 https://www.pmi.spglo…
20230726 ドイツ経済省のGDPナウキャスト、悲惨な内容
ドイツの潜在成長率は、コロナ後、年+0.8%程度に低下しつつあります。主因は日本と同様に労働投入のマイナス転換で、四半期ベースのGDP成長率も日本と同様に前期比マイナスが出やすくなっています。 実際、昨年第4四半期と今年第1四半期は二期連続でマイナス、直近12四半期中5回のマイナスは日本と同じです。 7月28日朝発表予定のドイツ第2四半期実質GDPは、ドイツ連銀が直近月報で「小さなプラスになった可能性が高い」と言っていることもあり、市場予想も前期比+0.1~0.3%となっています。 ★しかし、昨夕ドイツ経済省から発表されたGDPナウキャストを見ると 第2四半期:前期比▲0.4% 第3四半期:前…
https://tradingeconomics.com/germany/business-confidence 先ほど7月ifo景況指数が発表され、上表・下図の通り、現況指数(下図では黒線~その時点でのGDP/生産活動と強い相関)主導で予想以上の低下となっていました。 昨日のPMIの弱さと併せて考えると、第3四半期(7-9月期)のドイツ実質GDPは前期比マイナスとなるリスクを警戒する必要がありそうです(まもなくドイツ経済省から発表されるGDPナウキャストに注目しています)。 製造業(左上)と小売・卸売業(左下)では引き続き全指数が下向きかつマイナス圏。サービス業(右上)でも年初の回復の勢いが…
20230724 好対照のドイツ景気先行指数2件(PMI、WAI)
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/c23ef113fdfb4d149593c3b3d2840fe9 7月のドイツ総合PMIは48.3と、6月の50.6から低下し、予想の50.3を大きく下回りました。 上図の通り製造業(青)、サービス業(黒)ともに低下しているのですが、特に製造業の悪化継続度合いと水準の低さはかなり悲惨です。製造業主導の景気低迷を、サービス業がカバーしきれなくなりつつあるという構図です。 ドイツの航空旅客(青)が回復しているのに対し、航空貨物(赤)が冴えないという状況も最近定着しています。 第2四半期(4-…
昨日は、一般社団法人茨城県中小企業診断士協会が主催する理論政策更新研修でした。今回は「受講番号1番」でした。一番前の一番左側の席で、斜めの位置でしたので、見えにくいという欠点がありました。研修内容は下記の3つですが、知っている内容が多かったので、復習の
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/072aebeb82e74d10ba03d798f2dbb63c 昨日発表されたドイツ6月PMI改定値は40.6と、前月の43.2からさらに大きく低下し、約3年ぶりの低水準となりました。 5カ月連続の低下で、製造業が持続的な需要減少を受けて、生産水準を引き下げていると解説されています。但し、企業はまだ人員削減には踏み切っていない模様です。 dateno.hatenablog.com 製造業受注残(下図黒線)は、統計発表済の4月時点で月商の7.3か月分とまだかなりの高水準で、これまでは生産…
最近続々と発表されているドイツ景気先行指標類を以下まとめてご紹介します。 ●ドイツで最も重要視される景気先行指標である、ifo景況指数(6月分)は、本日市場予想(91前後)を大きく下回る88.5と出ました。 景気サイクルとしても「リセッション領域」内で一段とバランスが悪化する方向に進んでいます。 業種別では特に製造業(左上)の期待指数(青線)の低下が顕著になっています。サービス業(右上)は比較的しっかり持ち堪えており、PMIと整合的です。 ●先日(6/23)発表されたドイツ総合PMIでは、Q2後半に向けて成長モメンタムが急減速した格好となっており(左)、その主因は製造業景況感の一段の悪化(右)…
茨城県地区の理論研修が7月22日(土)行われ、6月22日(木)~7月14日(金)までに申込むよう案内がありました。忘れないうちすぐに申し込もうとして、受付開始時間の9時にすぐ申し込みました。しばらくして受講票が送られてくると、なんと受講番号1番でした。1番は初めて
20230524 ドイツ経済省GDPナウキャスト大幅マイナス
ドイツの第2四半期(4-6月)GDPの発表は7月末頃なので、まだまだ市場予想は出回っていませんが、今年コンセンサス並みの+0.3%成長を実現するためには、Q2前期比+0.2~0.3%、Q3以降は+0.4%が必要です(上図最下段)。 ところが、昨日発表されたドイツ経済省のGDPナウキャストによると、Q2は前期比▲0.4%と非常に低い予想になっています。 https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/06/13-konjunktur-BIP-nowcast.html 一方、毎週月曜夕刻にアップデ…
昨日に引き続き、今月4回目の研究会は「事業承継・知的資産研究会」で、テーマは「PMI」でした。「PMI(PostMerger Integration)」は、M&Aによって引き継いだ事業の継続・成長に向けた統合やすり合わせ等の取組のことです。 中小企業庁では、PMIへの中小企業診断士の
【ロキ兄経済】2月22日、久しぶりの日経-1%超え!ゆうちょ銀行の大量売却?
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https://www.ifo.de/en/facts/2023-02-22/ifo-business-climate-index-rises-february-2023 【今回のメインメッセージ】 現況指数(黒線)はまだ下向きで、昨年Q4以降のマイナス成長モメンタムが足元もまだ続いていることを示唆。 但し期待指数(上図青線)主導で大きく回復しており、今後のモメンタムプラス転換に強い期待が持てる。 ●景気サイクル図的には「リセッション領域(第3象限)」にどっぷりハマっていますので、まだまだ脆弱な状況であることには変わりありません。足元はまだ小幅マイナス成長モメンタムということを示唆しています(…
【2/21(火)米市場】PMI速報値が予想に反して50越え。利上げ継続と判断して株安。
・米2月PMI速報値 50.2と8か月ぶりの高水準。市場予想の47.5を大きく上回る。これを受けて利上げムードが広がる。 ・中古住宅販売件数 -0.7%で年換算400万戸と減少。予想の410万戸よりも低かった。縮小幅は減少。 平均価格も35.9万ドルと、ここ11年で最も小幅な伸びとなる。 ・ホームデポ決算 既存店売上高が‐0.3%と、市場予想の+0.3%と比べて悪かった。 またパートタイム賃金引上げに10億ドルを使うとして。コスト上昇が見込まれる。 株価は大幅落下。株価市場全体の雰囲気も悪化させる。 ・ウォルマート決算 増収増益も、既存点売上高は市場予想を下回る。
2023年2月21日 米国マークイットPMIの結果と米国株式市場への影響
マークイットPMIが発表されました。市場予想よりサービスPMIがかなり堅調であり、総合PMIも50を超え8か月ぶりの高水準になりました。このような状況の中、債券市場、株式市場はFRB高官、各連銀総裁の発言にも敏感に反応。株価も大きく下落しています。マークイットPMIから今後の相場関係者のセンチメントを読み解いてみます。
SQ後のNYの行方は?─上値は抑えられるが下落とまで行くかどうか
日経平均は粘り腰週明け最初に日の日経平均は小幅高、45.02円高とほぼ横ばいの27944.70円で取引を終えた。日経平均 日足下髭の方が若干長い陰線ではあるが、なかなか粘っている印象。どこからそんな力が出てくるのか正直わからないのだが、これ
一方的な展開になる可能性もあり週末の日経平均のチャートは次の通り。日経平均 日足レンジ内の中央で止まった形で、一応このままで行けば27900円台からスタートしそうだ。。先物の方も見てみる。225先物 日足こちらはレンジの中央付近よりやや下で
【データに表れた景気後退】各国の利上げにより、いよいよ景気後退期に突入
こんばんは、くろいずです。 2022年が始まって、ずっとベアラリーの相場が続いていた株式市場ですが、株式は未来